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1章 魔術探偵誕生
2話
しおりを挟む「すみません。勝手にベラベラとしゃべってしまって。」
いえいえと、俺は右手を降り苦笑をした。
彼女が、おかしなことを言っているのかそれとも、俺がこの事を理解できないのがおかしいのか分からなくなっていた。
一瞬最近の依頼はこんなオカルト染みたなのが来るのかと思ったが、そんなはずはないと我に帰った。
そして、なぜ警察が捜査しないのか、彼女が最初信じてもらえるかわからないと言っていた意味がようやくわかった。
確かにこんなこと信じるはずもない。
しかし、彼女が言っていることがとても嘘だとは思えにくい。
そこで俺は、他に手がかりがないか真冬に聞いた。
それを聞いて今回の依頼をどう会うるか決めよう。
「犯人を見たりしませんでしたか?」
「見ていません。弟一人でした。」
さらに謎が増えてしまった。
誘拐なら家で堂々誘拐しておるはずなのにそう姿を見ていない。
そんなことがあるのだろうか?
「では、家での可能性は?」
「私の目の前で、ですか?」
そうだった。それもそれでおかしいか。
「では、最近おかしなことはありましたか?」
「え~と、最近よくケガをしていました。」
「ケガ、といいますと?」
「ええ。急に片目に眼帯をはめていたり。右手に包帯を巻いたりしていました。ですが、『何があったの?』と聞いても答えてくれなくて。」
なにそれ。厨ニ病?眼帯だとか包帯だとか。
俺は頭を抱え込んでしまった。もう何がなんだかわからなくなってしまった。
ここまでいろいろ話がぶっ飛んでいるのは正直耐えられない。
というかどうしたらよいのかがわからない。
久しぶりの依頼なのだが申し訳ない。
この依頼を断ろう。
「申し訳ないが・・・」
「やっぱりダメですか?」
俺が最後まで言う前に真冬が答えた。
「ここに来る前、いろんな探偵事務所に行きました。
やはり何度も断れました。
もうどうしたらいいか・・・」
真冬の目は涙目になり、俺を見つめた。
正直こう言うときどうしたらいいのか、わからない。
生半にこの依頼を受けていいのだろうか?
しょうがない。
「わかった。依頼を引き受けるよ」
こう言うのは弱いんだ。
早々依頼なんて来ないんだ。こう言った依頼を受けないと正直やって来てないのだろうし
「ほ、本当ですか?ありがとうございます。」
こうして、俺は、このいかに胡散臭い依頼を受けた。
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