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~レン 食堂~
「おい、たくさんあるぜ!」
とカイトがはしゃぐように言った。
「少しは静かにしろ!」
注意をしながら自分の食べるものを何にしようか悩みながらメニュー表を見ていた。
「早く決めろよ!」
とカイトが急かしてきた。やっと決まったレンは
「決まったから頼みに行こう。」
販売機に行ってレンはハヤシライスを選び、カイトはカツ丼を選んだ。数分するとハヤシライスとカツ丼が来た。
「いただきます!」
と向かい合わせに座った二人は手を合わせて言い、食べ始めた。
「スッゲーうまいぜ!お前のも少しくれよ!」
とカイトがレンの皿に手を出そうとするとレンが
《ボソボソッ》
と何かを言うとピキピキッと音がして二人の間に氷の壁が出来た。
「おい、少しぐらいくれたっていいだろ?」
と言い詠唱をした。
《炎よ我が手を包め》
と唱えると炎が手袋のようにカイトの手を包んだ。そして、氷の壁に触れると一瞬で溶けた。
《氷よ絶対零度で我が望むものを包み…我を守る壁も作りたまえ》
レンの前にさっきより厚い壁ができ、カイトのカツ丼がカチカチに凍っていた。
「お前何してくれんだ!冷たくなっちまっただろ!」
《炎よかの物を温めよ》
カツ丼が炎に包まれたが一向に溶けなかった。「何なんだ!」
「ああ、それはマグマぐらいじゃないと溶けないよ!」
と冷たく言い放った。
「お前!」
カイトがレンを殴ろうとすると、
『ごつっん』
とものすっごい音がするとカイトが頭に手を当てて「イッテー」と転がっていた。
「おい、たくさんあるぜ!」
とカイトがはしゃぐように言った。
「少しは静かにしろ!」
注意をしながら自分の食べるものを何にしようか悩みながらメニュー表を見ていた。
「早く決めろよ!」
とカイトが急かしてきた。やっと決まったレンは
「決まったから頼みに行こう。」
販売機に行ってレンはハヤシライスを選び、カイトはカツ丼を選んだ。数分するとハヤシライスとカツ丼が来た。
「いただきます!」
と向かい合わせに座った二人は手を合わせて言い、食べ始めた。
「スッゲーうまいぜ!お前のも少しくれよ!」
とカイトがレンの皿に手を出そうとするとレンが
《ボソボソッ》
と何かを言うとピキピキッと音がして二人の間に氷の壁が出来た。
「おい、少しぐらいくれたっていいだろ?」
と言い詠唱をした。
《炎よ我が手を包め》
と唱えると炎が手袋のようにカイトの手を包んだ。そして、氷の壁に触れると一瞬で溶けた。
《氷よ絶対零度で我が望むものを包み…我を守る壁も作りたまえ》
レンの前にさっきより厚い壁ができ、カイトのカツ丼がカチカチに凍っていた。
「お前何してくれんだ!冷たくなっちまっただろ!」
《炎よかの物を温めよ》
カツ丼が炎に包まれたが一向に溶けなかった。「何なんだ!」
「ああ、それはマグマぐらいじゃないと溶けないよ!」
と冷たく言い放った。
「お前!」
カイトがレンを殴ろうとすると、
『ごつっん』
とものすっごい音がするとカイトが頭に手を当てて「イッテー」と転がっていた。
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