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客人
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私はあの後、ヴェンタレスを家に招いてしまっていた。
というのも、先程のいざこざを見ていた両親が、二人きりにはさせないと言ったため危害を加えない証として私の家で話をすることになったのだ。
「随分と趣きのある家ですね、お邪魔しますよ」
ヴェンタレスは父よりも頭ひとつ大きく、父の背格好で設計された家の扉を暖簾を潜るように入室するのであった。
交戦の意志がないことを示すためにヴェンタレスは鎧を外しており、ラフなパンツと、ワイシャツ姿であるが、村にいる男性とは違う男性の色香が醸し出されており私は目の置き場に困る。
「それでお話というのは?」
家族で食事を行う、テーブルに案内し、ヴェンタレスが着席するのを確認した父がそう切り出す。
「同席は承認しましたが、貴方と喋るとは・・」
「いいからご用件だけ仰っていただけませんか?」
珍しく苛立ちを露わにした父を見て私は唖然とする。
こういっては何だが私の家は母が家主と言ってもいいほど、父の威厳はあまりないのだが、というか完全に尻に敷かれている状態であり、今は見違えるほどの威圧感が伺えたのである。
「もしかして私って歓迎されていませんか?」
「私の親友の娘に刃を向けたんだ、アンタらが歓迎されていないのは当たり前だろ・・。」
飄々とした態度のヴェンタレスに静かな怒りを示す父に私は言葉を失う。
今の父は大黒柱のソレであり、格好良く見えるほどである。
「オホホホ、騎士様もご冗談を言われるんですね。私たちはベーラに何の用かだけを聞きたいんですけど?」
先に着いた客人をもてなすのは母の仕事であるが、嫌味を言いながらコップを置く母の圧迫感は面接官よりも恐ろしかった。
(まあ面接なんて受けたことないけど・・。」
やはり母も不躾な態度の王国騎士たちに少なからず苛立ちを覚えていたのだろう。
「うーん、まあこの際言っとくべきなんでしょうね」
ヴェンタレスは勿体ぶったようにそう言うと、懐から王国の紋章が刻まれた懐中時計のような造形のペンダントを取り出す。
「こ、これは・・?」
「魔晶盤といいまして、探したいモノの特徴や名前を記憶しその方角を示してくれる魔道具です」
「はあ・・それでこれがどうしたんですか?」
父の質問にヴェンタレスはそのペンダントを開き中身を見せる。
「今回は魔女の捜索していまして、この村に行き着いたのです」
その言葉に私は冷や汗をかく。
この魔道具は先日ミリアンヌが言っていたスキルボードに似ている探索アイテムのようだ。
そんな私の表情を見てヴェンタレスは微笑を向ける。
口元は笑っているが、光のない淀んだ瞳が私を捉えていた。
「と、言っても何のことかわからないでしょうから私たちミドザリア王国と魔女の関係性についてお話しましょう」
ヴェンタレスの不気味な笑顔に私は冷や汗をかくのであった。
そして、ヴェンタレスはそのまま昔話を語り始めるのであった。
というのも、先程のいざこざを見ていた両親が、二人きりにはさせないと言ったため危害を加えない証として私の家で話をすることになったのだ。
「随分と趣きのある家ですね、お邪魔しますよ」
ヴェンタレスは父よりも頭ひとつ大きく、父の背格好で設計された家の扉を暖簾を潜るように入室するのであった。
交戦の意志がないことを示すためにヴェンタレスは鎧を外しており、ラフなパンツと、ワイシャツ姿であるが、村にいる男性とは違う男性の色香が醸し出されており私は目の置き場に困る。
「それでお話というのは?」
家族で食事を行う、テーブルに案内し、ヴェンタレスが着席するのを確認した父がそう切り出す。
「同席は承認しましたが、貴方と喋るとは・・」
「いいからご用件だけ仰っていただけませんか?」
珍しく苛立ちを露わにした父を見て私は唖然とする。
こういっては何だが私の家は母が家主と言ってもいいほど、父の威厳はあまりないのだが、というか完全に尻に敷かれている状態であり、今は見違えるほどの威圧感が伺えたのである。
「もしかして私って歓迎されていませんか?」
「私の親友の娘に刃を向けたんだ、アンタらが歓迎されていないのは当たり前だろ・・。」
飄々とした態度のヴェンタレスに静かな怒りを示す父に私は言葉を失う。
今の父は大黒柱のソレであり、格好良く見えるほどである。
「オホホホ、騎士様もご冗談を言われるんですね。私たちはベーラに何の用かだけを聞きたいんですけど?」
先に着いた客人をもてなすのは母の仕事であるが、嫌味を言いながらコップを置く母の圧迫感は面接官よりも恐ろしかった。
(まあ面接なんて受けたことないけど・・。」
やはり母も不躾な態度の王国騎士たちに少なからず苛立ちを覚えていたのだろう。
「うーん、まあこの際言っとくべきなんでしょうね」
ヴェンタレスは勿体ぶったようにそう言うと、懐から王国の紋章が刻まれた懐中時計のような造形のペンダントを取り出す。
「こ、これは・・?」
「魔晶盤といいまして、探したいモノの特徴や名前を記憶しその方角を示してくれる魔道具です」
「はあ・・それでこれがどうしたんですか?」
父の質問にヴェンタレスはそのペンダントを開き中身を見せる。
「今回は魔女の捜索していまして、この村に行き着いたのです」
その言葉に私は冷や汗をかく。
この魔道具は先日ミリアンヌが言っていたスキルボードに似ている探索アイテムのようだ。
そんな私の表情を見てヴェンタレスは微笑を向ける。
口元は笑っているが、光のない淀んだ瞳が私を捉えていた。
「と、言っても何のことかわからないでしょうから私たちミドザリア王国と魔女の関係性についてお話しましょう」
ヴェンタレスの不気味な笑顔に私は冷や汗をかくのであった。
そして、ヴェンタレスはそのまま昔話を語り始めるのであった。
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