異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

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一般常識を学ぼう

ダメージと分析

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「当たれ!」

結構遠い位置からの射撃
しかも、銃初心者のキョウヤが命中させる事が出来るのか…
そんな不安が一瞬過ったが
少し間を空けて、タンクは何かに弾かれるような衝撃を受け
その勢いに抵抗する事なく、ズーンと大きい音を立てて倒れた

「よっしゃ!倒せた!!」
「やったな!!てかキョウヤ、タンクのダメージ見たか!?」
「ぇ…いや、それは見てねぇけど…」
「510だったよ!前と同じなら360くらいのはずなのに!」
「マジか!!?でも、何で急に上がったんだ?」

相手に与えられるダメージが上がった事は
それは、とても良いことだし嬉しい事だった
キョウヤにとっても、ユウキにとっても
ただ、その理由が分からないのが引っかかる

「ん~…もうちょっと倒してみるか
この一回だけだったら、まぐれかもしれないし」
「逆に言うと、これが続けばまぐれじゃねぇ…
俺の攻撃力が上がったって事だな!」
「いや、まぐれじゃないってのは分かるけど
攻撃力が上がったってわけじゃねぇだろ…」
「けどよ、実際相手のダメージ増えてるだろ」

冷静に言うユウキに、少しムッとした表情で返すキョウヤ
元々キョウヤは最大限出る攻撃力よりも低いのだ
攻撃力はレベル分上がってはいるが
今までは、そのレベルで上がった分も加え、相手の防御力をひいて
残った攻撃力の1/3が普通だったのだ
それが役1/2くらいになっただけであって
攻撃力そのものは変わっていないのだ

(…まぁ、まぐれじゃない…なら、これは多分…)
「とにかく!まぐれじゃねぇのを証明してやる!」

そう言ってキョウヤは走り出し、タンクを探す
一方のユウキは先程キョウヤが倒したタンクの所へ行く
そこには、もちろんドロップ品が落ちている

(あれ?…一体しか倒してないのに、数多くね?)

今までならば、敵一体につき、数種類が1個ずつ…
という感じでドロップされてきた
しかし、目の前には沢山のドロップ品がある
1種類5~8くらいはあるだろうか
全部合わせると20個くらいになりそうだ

(ん~~~~…他の魔獣に比べて大きいからか?)

適当に見当をつけるも、それに答えてくれる人はおらず
とりあえず、保留にしておき目当ての物を探す

「ん~~?これ…か?」

ユウキはそれらしき物を拾い上げる…
というか、それ以外は一目見て違うと分かるため
消去法でいくと、この1種類しか残らないのである

(…丸くて…白い…けど?)

牛乳は間違っても丸くない
まぁ、丸い入れ物にでも入れれば丸いだろうが
チーズ…と言われれば、丸い形で留まっているため
そうかもしれない…と思うだろう

(とりあえず、鑑定だな…)

◇ニーウ◇

タンクが落とす液体
周りの膜を切ると、中身を飲む事が出来る

◇終◇

「なるほど…」

ユウキが知りたかった事は、鑑定が教えてくれた
膜の中に入っているから、丸いのであって
向こうの世界と同じく液体らしい

「て事は、膜を破らない限りは、このまま持ち運べるんだな」

と、一人納得した所で、ニーウを元の場所に戻しキョウヤを探す
すると、少し離れた所で銃を使ってタンクを攻撃している所だった

「へぇ…結果は505…んで、次は…511…ねぇ…
確かに、まぐれ…では無いかな…」

そんな事を呟いていると
見ている事を知ったキョウヤが、ユウキの元へと走ってくる

「これで、まぐれじゃねぇって証明出来ただろ!」
「うん、確かにまぐれじゃないね
でも、攻撃力が上がった…って言うより
何度も魔獣と闘ってきた事で、熟練度が上がった…
結果、今までよりも相手に与えるダメージが増えた…って感じかな」
「……な、なるほど…」

まぐれじゃない…という事を認めて貰って嬉しいが
冷静に解析されたため、とりあえず、キョウヤは喜びきれず
納得する…に留まったのだった
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