異世界転入生

結城 朱煉

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魔法学校に転入します

果たせない約束

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(普通なら、床上浸水してそうだけど…この地面がどこまで吸収出来るか、分からないからなぁ…)

シャボン玉が出てくるココの地面
ユウの許容を超えているこの地面なら、この雨の水も全て吸収してしまいそうな気がする

「じゃぁ、ゆっくり寝ることにするよ」

そう言い、ユウは昼食を食べ終え自室に戻る
もちろん、今から寝るわけでは無い…一人でボーッとしたかった
今日は色々な情報が一気に入りすぎて、頭がパンク寸前…もしかしたら、パンクしているかもしれない
ベッドに倒れこみ、何となく癖で携帯を開く

「…やっぱ、圏外だよね…」

電波が入ってない事を確認して、ため息を一つ
特に目的があるわけでは無いが、携帯をいじる
メールだって、ネットに繋ぐことも何も出来ない携帯
自然と、メールの受信ボックスを開き、そこに残るメールを読む

「…ぁ…週末、美紀と遊ぶ約束してたんだった!!!
それに、ココだと連絡取れないから、美紀からメールや電話あったら出られない!!
どうしよう!!!」

ガバッと起き上がり、どうしようかと考える
寝ている間に来たので、連絡なんか出来ていない
事前に教えられてもいなかったので、それっぽい話しもしていない
急に消えた友人となってしまう

「母さん!!父さん!!!」

ユウは、慌てて階段を駆け下りる
2人がいるであろうリビングに、バタバタっと入る

「どうしたの??」

声をかけたのは、ルイ
ディールはユウの慌てように、首を傾げている

「あ…のさ…僕、週末美紀と遊ぶ約束してたんだけど…どうしたら…」

ユウの不安そうな顔を見て、2人は顔を見合わせる
それは、お互い顔色を伺っているようで…視線で話し合っているようだった

「ユウ…その…言いにくいんだけどね…」

いつもと違い、深刻そうな顔で話すルイを見て、ユウの不安は大きくなるばかりだ

「向こうの世界でのユウ…いえ私達の存在は消してきたわ」
「なっ!?」

予想外の言葉に、ユウは言葉を失った
まさか、自分の存在が消されているなんて、思いもしなかった
聞きたいことは一杯ある…言いたいことも一杯ある…けれど、胸がキリキリ痛くて、頭の中もぐちゃぐちゃで…ユウは何も言えず、立ち尽くすしか出来なかった

「「…」」

そんなユウを見て、2人は悲しそうに顔を見合わせていた
でも、キチンと全てを話すべく、ルイは続きを話す
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