異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

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「じゃ、次はコレよ!」

皆がノートを出せた事を確認すると、リーナは次に筆箱を見せる

「これは筆箱と言ってね、これから出す細々とした物を入れる物よ
まぁ、鉛筆とかが入れられれば、どんな形でもいいわ
だけど、最低でもこれぐらいの大きさの入れ物にするのよ」

リーナは黒板にだいたいの大きさを書く
それを見て皆思い思いの入れ物を出す
筆箱は基本自由だったため、皆難なく出すことが出来た

「それじゃ、次は鉛筆と消しゴム、下敷きを出すよ」

小さいので、手に持って見せると見えないため、リーナはこの3点を宙に浮かべる
皆はそれをよく見て、イメージをしている
頑張っている皆を、見ながら定規などの小物を出して筆箱に入れるユウ
鉛筆を出しても書けなかったり…消しゴムを出しても消せなかったり…苦戦している
形だけでなく、どういう物か理解していないと、出すことは難しい
1時間目が終わりまでに、何とか皆必要なものを揃えることが出来た

「それじゃ、ココまでね!次の授業は1時間後!」

そう言うと、リーナは教室を出て行った
慣れない魔法を何度も使ったからか、皆少し疲れているようだった
ライナも横で机に突っ伏している

「ライナ、大丈夫?」
「う~…だ、大丈夫ぅ~~
はぁ~…イメージって、頭使うからさぁ…難しいのは苦手なんだよねぇ…」
(あ~…やっぱり)

ユウは思わず口に出しそうになったが、何とか飲み込む
何も知らないユウに色々教えてくれて、一見博学かとも思ったが…ただユウが何も知らないだけで、ココでは常識的な事を言っていただけなのだ
第二印象としては、頭を使うのが苦手な…実践が大好きな子
実際、ホウキの授業や開錠の授業は嬉しそうにやっていたのだから

「ライナちゃん、大丈夫ですか?」

少し席の離れているユリンがやって来た
彼女も少し疲れている感じがする

「ライナは見ての通りだよ」
「ライナちゃん、考えるの苦手ですもんね…自己紹介の時に公言していましたですもんね」
「…そんな事、公言しなくても良いのに」

まぁ、すぐ分かる事だろうが…
ライナは返事をする気力も無いのか、黙って突っ伏している
そんなライナを見て、2人は顔を見合わせる

「そ、そうです!校内をお散歩しませんか?!」

完全にテンションが地の底まで下がっているライナのため、ユリンが提案をする
それを聞き、ライナは勢い良く身を起こす
ユウはその様子を見て、呆れるが…ユリンの提案には賛成だった
ココで何もせずにいるよりは、気分転換になるだろう

「よーし!お散歩にしゅっぱーつ!」

先ほどのテンションはドコに行ったのか…ハイテンションに戻ったライナが先頭に立っていた
その後ろに、ユリンとユウが並んでいる
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