異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

集中力

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「はぁ~、美味しかったぁ~!」
「良かったね~」
「この世界は料理も美味しいと評判ですからねぇ~」
「そうなんだ~」

昼食を終え、3人はまた店を見て回る
杖専門店や、ローブ専門店、素材屋などなどココならではの店もあり
見て回るのはとても楽しかった
ちなみに、ココならではの店や、他の世界での物は
ユウには全く分からない物も多くあり
そのたびに、ライナやユリン…店員に説明をしてもらい
少しずつ覚えていく

「それじゃ、そろそろ帰ろうか~」

時計が40時を指す頃には、ほとんどの店を見終えていた
ライナの提案に、ユウもユリンも頷き、ココで解散となった

「んじゃ、また明日ね~」
「気を付けて帰ってくださいね」
「うん、そうするよ」

ユリンの一言にユウは激しくうなずいた
一度、ホウキから落ちた事があるのだから
それはもう、とっても気を付けるつもりである

「楽しかったなぁ~
 さて、帰ったら、まずマンガ読んで~
 それから、ゲームもしたいなぁ~」

家に帰ってからの予定に、ウキウキしているユウだった
それもそうである、家に帰ってから、しなければいけない宿題が無いのだ
つまり、この後はユウの自由である
ユウは気持ち早く飛び、家を目指した

「たっだいまー!」

急いで家に帰ると、バタバタと自室に戻る
そして、今日買ってきたマンガを読みだす
ココに来たので、続きは読めないと思っていた…
けれども、買って読む事が出来る
それは、とても嬉しい出来事
ユウは読み始めると他の音をシャットアウトして
物語に集中した

「ふぅ~♪」

ユウはご満悦で本を本棚にしまい、ゲーム機を取り出す
前の世界では時間が無くて、なかなかゲームを進められなかった
そのため、途中のゲームソフトがいくつかあるが
ココではその心配はない、むしろ溜まっている物を終わらせようと思う

「さぁ~て…やりますか!」

パッケージを開け、気合を入れて始める
こちらも、集中すると、周りの音はシャットアウトだ…
そのため…

「ユウ~…ユウ~?」

夕ご飯の時間、ルイが階段下からユウを呼ぶが、反応はない
ルイは思い当たる節があり、階段を上がっていく
ユウの部屋の前につき、声をかけノックをするが反応はない
ルイはため息をつき、ドアを開ける
そこには、ルイの想像通りのユウがいた

(やーっぱりゲームねぇ~
 集中すると、周りの声聞こえなくなるのは、誰に似たのかしら…
 あ、両方ね…)

そう、ルイもディールも集中すると周りの声が聞こえなくなる
つまり、ユウがこうなってしまうのは、遺伝なのだ
どうしようもない事なのだ
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