異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

充電

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「ユウ、ご飯よ」

肩にポンッと手を置くと、ユウの体はビクッと反応した

「び、ビックリしたぁ…
 え?もしかして、声かけてた…?」
「そうよ、もうご飯の時間よ」
「アハハ…気付かなかったよ…」
「まぁ、仕方ないわ…私たちの子だからね」
「…それは、遺伝レベルでどうしようもない…って事?」
「そういう事よ
 とりあえず、ゲームは小休止してご飯にしましょ」
「は~い」

ユウはデータをセーブして、画面を閉じる
そして、ルイに続いて部屋を出る
テーブルには、焼き魚とご飯が並んでいる

「おぉ!焼き魚だぁ!
 ねぇねぇ、次は刺身食べたい!」
「ふふふ…ユウはホントに魚好きよねぇ~」
「うん、大好きだよ♪」

嬉しそうにご飯を食べるユウだった

「そういえば、父さんは?」
「あぁ、今日は帰れないんだって」
「そうなんだ…てか、父さんって何の仕事なの?」
「そういえば、言ってなかったわね
 お父さんは魔法研究所の研究員よ」
「へぇ~…魔法研究員…って事は、魔法って、まだまだ発展するの?」
「もちろんよ♪
 色々な魔法がどんどん増えていくわよ」
「へぇ~…そうなんだ」

ユウは、魚を食べながら話を聞く
好物な事もあり、すぐになくなる

「どうせ、ゲームするんでしょ?
 先にお風呂入っちゃいなさい」
「は~い」

ルイの言う通り、今からまたゲームをするつもりだ
絶対途中でお風呂には入れないだろう
なので、言われた通り、先にお風呂に入ろうと準備をして
お風呂に入ったのだった

「さ~て。続き続き~♪」

意気揚々と自室に戻り、ゲーム機を起動する
ふと、残りの充電を確認すると…

「やっば…あと少ししか充電無いじゃん…
充電しなきゃ…」

ユウはコンセントに繋げるアダプターをゲーム機に差し込み
コンセントを探す

「えーっと、コンセントコンセント…」

新しい自室の事を、まだ把握しきれていないユウはコンセントがある場所を探す
探す…が、コンセントは一向に見つからない

「え、ちょっと待って…充電切れたらゲーム出来ないんだけど!?」

残りの電気が少ないと、ゲーム機は赤い点滅をして知らせる
しかし、ユウには充電する手段が無い

(もしかしたら、他の部屋になら…)

そう思い、急いで階段を駆け下りた

「ねぇ、ココにコンセント無い?」
「あら、あるわけないでしょ~」
「えぇ!!?じゃあ、ゲーム機の充電どうしたら良いの!!?」
「あぁ、成程ね~
ちょっと貸してみなさい」

ユウは何も出来ないので、とりあえずルイにゲーム機を渡す
ルイは、アダプターを持つと

「放電♪」

ピシッという音がして、ルイの指先から青白い光がアダプターへと飛んで行った

「はい、コレで充電出来たわよ~」
「…ま、マジで?」

電気系の魔法を使う事は何となく想像出来ていたので驚かなかったが
余りにも短い充電時間にユウはポカンとしていた

「そのうち、電気系の魔法も教えて貰うと思うから
それまでは、充電してあげるわよ~
まぁ、イメージが全てなんだから…ユウなら出来るんじゃないかしら~
(今、実際に魔法も見たしね~)」
「どうかな…加減が出来るかが心配だけど…」
「(あら、出来ないとは言わないのね~♪流石~)
それじゃあ、このゲーム機に電気耐性をつけておくわね~
そうすれば、ちょっとやそっとの電気魔法じゃ壊れないから」
「マジで!?やったね♪
(これで、練習しても壊れないじゃん)」

ルイは、電気耐性の魔法を付与したゲーム機をユウへ返す
ユウが試しに電源を入れると、フル充電されている事が確認された
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