パステルデータ

RinRan

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パステルな秘密

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翌朝、学校へ来ると久米沢君は居なかった。
「先生!久米沢君、休みですかー?」
「………久米沢君?高城さん体調悪いのかしら…。保健室行く?」
え、どうして。。。
「だ、大丈夫です…。」
「そう。勉強のし過ぎは良くないわよー。」
《え!じゃあ俺勉強しませーんっ! アハハハ………》
クラスの人の声なんて、聞こえなかった。私が久米沢君を思い出したのは、屋上前の階段。
1学期がもうすぐ終わるのに、隣の席の人を覚えていなかった………。

「なーんか、おかしいよねーっ。」
聞き覚えのある声があり、振り向くと教室の一番後ろの席の私に微笑む男の子が居た。
パステルカラーのパーカー……。間違いなく彼だ、久米沢君だった。
久米沢君が手招きをするので、私は彼の元へ駆け寄った。
「高城さん?一人だけうろちょろしてると目立ちますよ?」
一人だけ………。見えていないんだ。
「先生!保健室行って来ます…!」
そして久米沢君が向かったのは屋上前の階段。
久米沢君は先に座り、私がいつも座るスペースに手を置いて微笑んだ。
私が座ると、彼は話を始めた…。


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