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第二幕【全てを背負った勇者の末路】
2-2【異世界事情】
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紙袋を持ったしがない大学生と、瓶ラムネを持った本物のファンタジー美少女。
俺達はアットライフを後にした後、すぐ傍にある神社の鳥居前にいた。
フィーちゃんの杖は傍の電柱に立てかけてあり、俺達はその電柱近くのガードレールに座っている。
時刻は夕方。
夕日は寿山の向こうにあり、この辺りはすっかり日陰に包まれやや薄暗い。
住宅の窓からも、早めに付けた照明の灯りがカーテンの隙間から洩れている。
「ガラスの玉を蓋に使うなんて、不思議な飲み物ですねぇ」
ラムネを飲み終えたフィーちゃん。
彼女が興味深そうな様子で瓶を軽く振ると、中のビー玉がガラス瓶に当たり乾いた音を立てる。
ふと、フィーちゃんの足元を見る。
瓶を開けてあげた時に噴き出したラムネの染みがアスファルトに残っており、そこに数匹のアリが近付いていく。
そういえば今時ガラス瓶のラムネって珍しいな。今じゃ樹脂製のばっかりなのに。
「そういえば店長が来て話が色々曖昧になったけど」
「ああ、そうでした。あの時は少し驚いてしまいましたね」
両手で挟んだ瓶を転がしながら、フィーちゃんが困った顔で笑う。
何やら深刻な事情を解決するため、勇者という肩書を与えられた人がいたという話だったか。
「私たちの世界では、魔神という存在が世界を創り上げたという伝承が伝わっています」
「魔神か。創世神話みたいな感じ?」
「そうですね。概ねそう呼ばれるものと考えていただいて結構です」
勇者の話に神々が絡むのは、案外よくある展開だ。
それが実際に起きたフィーちゃんの世界は、それこそゲームや漫画のようなファンタジー世界なんだろうな。
そんな世界の住人とこうして普通に話しているんだなぁ。
「大まかに言えば、天の魔力を司る魔神は命を創り、相反する地の魔力を司る魔神が大地を創ったという伝承です」
瓶を転がすのをやめ、そのままの状態で両手の指を軽く絡めるフィーちゃん。
その視線は、この世界における神域の境界である鳥居を見つめていた。
鳥居の向こうには両側を林に囲まれた石段があり、これを上った先に社がある。
「そして魂に天の魔力、肉体には地の魔力を宿したあらゆる生命が誕生しました」
「なるほど、どちらも大事って訳なんだ」
「はい。どちらも必要な物であり、そして均衡を保つことが必要だったのです」
そこまで口にしたところで、フィーちゃんは眉をひそめ顔を伏せる。
「しかしその均衡は崩れ、地の魔力は瘴気へと変わり世界にあふれ出し始めました」
瘴気。
その言葉をつぶやいたフィーちゃんの口調は、とても重苦しいものに感じられた。
深刻な表情も相まって、世界にとって相当の禍根を残すものだということは想像に容易い。
「瘴気は理を外れた異形を生み出し、生態系や人の営みは脅かされ……」
「色々、悲惨なことがあったんだ」
何も言わず、フィーちゃんは静かにうなずく。
存在すら知らなかった遠い世界で起きた悲劇。
俺はその光景を想像することしか出来ないが、フィーちゃんの悲痛な顔を見ていると疑う気にはなれない。
我ながらお人よしだなと思う。
でも、今の俺は彼女の語る異世界の悲劇に、真剣に耳を向けていた。
「人々は地の魔神が悪しき者に成り代わってしまったと信じ、世界の狭間との境界に存在するとされる魔神を討滅することを目指しました」
地の魔神由来の魔力が影響しているとなれば、異世界の人達がそう考えるのは当然の帰結だ。
そしてここからフィーちゃんの言う勇者って人が出てくるということは想像できた。
でも、フィーちゃんは「しかし」と言葉を区切り、その悲し気な表情で俺の顔を見据えてきた。
「違うんです……違っていたんです。天にも地にも、魔神なんて存在していなかったんです」
「えっ?」
「天の魔力も地の魔力もそこに存在するだけの自然現象。私達が地の魔神と信じていたものは、むしろ地の魔力を抑える働きをする要の存在だった……」
それは、神の思し召しを信じる聖職者の発言とは思えないものだった。
神の存在の否定。そして自分達の考えが誤りであったこと。
そして魔力の均衡が失われかけた状況で、それを制御できるのであろう存在を討滅しようとした人々。
その先にある嫌な予感が頭を過り、俺は思わず息を呑んだ。
どうしてこんなにも真剣に聞いていたのか、自分でも不思議なものだ。
「そして私を含めた全ての人々が送り出した勇者……ターシャ様とお仲間の方々は成し遂げてしまわれたのです。いもしない魔神の討伐を」
ここで初めて、フィーちゃんがターシャという勇者の名前を口にした。
名前だけでは性別を判断はできないが、勇者の肩書を背負った勇敢な人物だったのだろう。
だがその人は人々の誤りに気付く暇を与えられず、倒してはならない存在を倒してしまった。
ここまで聞かされれば、後は何が起きるのか俺でも想像が出来る。
「魔力の均衡が完全に保たれなくなったんだな」
「その通りです。真実を知らずに要の存在を倒してしまい、いよいよ地の魔力は莫大な瘴気へと変貌しようとしていました」
変貌【しようとしていた】というその言葉。
きっとそこにフィーちゃんが世界を超える理由も含まれていると、俺は直感的に感じ取った。
「ですが……急を要する事態に気付いたターシャ様は、瘴気を押し留めるために地の魔力の根源を取り込んだんです」
俺達の間を沈黙が包む。
風に揺れる木の葉の擦れる音や、遠くを走る大型トラックの走行音。
住宅街に響くあらゆる環境音が、今はとてもうるさく聞こえた。
「そして人間としての姿を失い、新たな要となったターシャ様は自ら世界の狭間に落ちたのです」
フィーちゃんはそっと目を閉じ、まるで勇者の末路に思いを馳せるかのようにうつむく。
輝かしい英雄譚になるはずだった勇者の旅路は、誤解によって悲劇の結末を迎えた。
あまりにも遠いその異世界の出来事は、聞いている俺からしたらゲームのストーリーのように感じられてしまう。
だが、語り部となった異世界の人間が目の前にいて、そして勇者の物語はまだ幕を閉じていないと気付かされる。
目の前にいるフィーちゃんがその証拠だ。
「じゃあ、フィーちゃんが旅をするようになったのはその勇者を助けるためってこと?」
目を閉じていたフィーちゃんが顔を上げ目を開く。
目線は山の頂上に向けられているが、彼女の眼はそれよりはるか遠くを見つめているようにも見えた。
「私の住む町にターシャ様達がいらして、常日頃町を襲っていたモンスターの討伐をお手伝いさせて頂いただけなんですけどね」
こちらを向くことなく、自嘲気味に笑うフィーちゃん。
「ほんの一時だけターシャ様達のお仲間として迎え入れられた。なのにあの方の末路を聞かされて、居ても立ってもいられなくなって…………」
「故郷を飛び出す形で世界の狭間に向かった、と」
ようやくこちらを振り向いたフィーちゃんがゆっくりとうなずく。
瓶を持つ手はわずかに震え、先程よりも強く握られていた。
フィーちゃんが言うほんの一時でも、そこで彼女が経験したことはあまりにも大きなものだったのだろう。
それこそ、仲間を引き連れる勇者を特別意識するほどには。
具体的なことは分からずとも、別の世界に旅立つほどの理由がそこにあったはずなのだ。
そして同時に気付いてしまった。
(なんかもう、完全にフィーちゃんの言うこと鵜呑みにしちゃってるなぁ)
信じるのと同時に、そうやって冷静に考えてしまう自分がいる。
見たこともない世界の出来事を信じ切るなんて、早々出来るものではない。
そのことがほんの少しだけ嫌に思えてしまった。当り前のことだというのに。
防災無線から日暮れを知らせる音楽が鳴り響く。
その音に耳を傾けながら、俺は静かにフィーちゃんの言葉を待った。
「……康介様。この階段の先には何があるのですか?」
そう言って、鳥居の向こうを見つめるフィーちゃん。
「あの先は神社だよ。神様を祭る場所」
「なるほど。つまり神殿があるというわけですね」
神殿というか社というか。まあフィーちゃんが分かりやすければどっちでもいいか。
そんなことを考えていると、フィーちゃんがガードレールから飛び降りるようにして立ち上がった。
そして電柱に立てかけてあった杖を手にすると、微笑みを浮かべた顔で俺の方を見た。
「私、この世界の神殿を見てみたいです」
その言葉に促されるように、俺は石段の先をじっと見つめる。
日は落ちかけ、石段の先は暗くてよく見えない。
上り切った先は外灯があって、それなりに明るかったはずだ。
そんな場所に今日知り合ったばかりの女の子を連れて行って、世間様にはどう見られるか。
いや、当然神前でいかがわしいことなんてしないぞ。当り前だ。
それに興味を示してくれているんだ。少しくらい案内したところで罰は当たらないだろ。
「分かった。じゃあ行こうか」
俺も紙袋を持って立ち上がり、先導するため一足先に鳥居の方へ歩いていく。
そして背後にフィーちゃんの気配を感じながら、思ったよりも暗い石段の道を見て小さく息を呑んだ。
俺達はアットライフを後にした後、すぐ傍にある神社の鳥居前にいた。
フィーちゃんの杖は傍の電柱に立てかけてあり、俺達はその電柱近くのガードレールに座っている。
時刻は夕方。
夕日は寿山の向こうにあり、この辺りはすっかり日陰に包まれやや薄暗い。
住宅の窓からも、早めに付けた照明の灯りがカーテンの隙間から洩れている。
「ガラスの玉を蓋に使うなんて、不思議な飲み物ですねぇ」
ラムネを飲み終えたフィーちゃん。
彼女が興味深そうな様子で瓶を軽く振ると、中のビー玉がガラス瓶に当たり乾いた音を立てる。
ふと、フィーちゃんの足元を見る。
瓶を開けてあげた時に噴き出したラムネの染みがアスファルトに残っており、そこに数匹のアリが近付いていく。
そういえば今時ガラス瓶のラムネって珍しいな。今じゃ樹脂製のばっかりなのに。
「そういえば店長が来て話が色々曖昧になったけど」
「ああ、そうでした。あの時は少し驚いてしまいましたね」
両手で挟んだ瓶を転がしながら、フィーちゃんが困った顔で笑う。
何やら深刻な事情を解決するため、勇者という肩書を与えられた人がいたという話だったか。
「私たちの世界では、魔神という存在が世界を創り上げたという伝承が伝わっています」
「魔神か。創世神話みたいな感じ?」
「そうですね。概ねそう呼ばれるものと考えていただいて結構です」
勇者の話に神々が絡むのは、案外よくある展開だ。
それが実際に起きたフィーちゃんの世界は、それこそゲームや漫画のようなファンタジー世界なんだろうな。
そんな世界の住人とこうして普通に話しているんだなぁ。
「大まかに言えば、天の魔力を司る魔神は命を創り、相反する地の魔力を司る魔神が大地を創ったという伝承です」
瓶を転がすのをやめ、そのままの状態で両手の指を軽く絡めるフィーちゃん。
その視線は、この世界における神域の境界である鳥居を見つめていた。
鳥居の向こうには両側を林に囲まれた石段があり、これを上った先に社がある。
「そして魂に天の魔力、肉体には地の魔力を宿したあらゆる生命が誕生しました」
「なるほど、どちらも大事って訳なんだ」
「はい。どちらも必要な物であり、そして均衡を保つことが必要だったのです」
そこまで口にしたところで、フィーちゃんは眉をひそめ顔を伏せる。
「しかしその均衡は崩れ、地の魔力は瘴気へと変わり世界にあふれ出し始めました」
瘴気。
その言葉をつぶやいたフィーちゃんの口調は、とても重苦しいものに感じられた。
深刻な表情も相まって、世界にとって相当の禍根を残すものだということは想像に容易い。
「瘴気は理を外れた異形を生み出し、生態系や人の営みは脅かされ……」
「色々、悲惨なことがあったんだ」
何も言わず、フィーちゃんは静かにうなずく。
存在すら知らなかった遠い世界で起きた悲劇。
俺はその光景を想像することしか出来ないが、フィーちゃんの悲痛な顔を見ていると疑う気にはなれない。
我ながらお人よしだなと思う。
でも、今の俺は彼女の語る異世界の悲劇に、真剣に耳を向けていた。
「人々は地の魔神が悪しき者に成り代わってしまったと信じ、世界の狭間との境界に存在するとされる魔神を討滅することを目指しました」
地の魔神由来の魔力が影響しているとなれば、異世界の人達がそう考えるのは当然の帰結だ。
そしてここからフィーちゃんの言う勇者って人が出てくるということは想像できた。
でも、フィーちゃんは「しかし」と言葉を区切り、その悲し気な表情で俺の顔を見据えてきた。
「違うんです……違っていたんです。天にも地にも、魔神なんて存在していなかったんです」
「えっ?」
「天の魔力も地の魔力もそこに存在するだけの自然現象。私達が地の魔神と信じていたものは、むしろ地の魔力を抑える働きをする要の存在だった……」
それは、神の思し召しを信じる聖職者の発言とは思えないものだった。
神の存在の否定。そして自分達の考えが誤りであったこと。
そして魔力の均衡が失われかけた状況で、それを制御できるのであろう存在を討滅しようとした人々。
その先にある嫌な予感が頭を過り、俺は思わず息を呑んだ。
どうしてこんなにも真剣に聞いていたのか、自分でも不思議なものだ。
「そして私を含めた全ての人々が送り出した勇者……ターシャ様とお仲間の方々は成し遂げてしまわれたのです。いもしない魔神の討伐を」
ここで初めて、フィーちゃんがターシャという勇者の名前を口にした。
名前だけでは性別を判断はできないが、勇者の肩書を背負った勇敢な人物だったのだろう。
だがその人は人々の誤りに気付く暇を与えられず、倒してはならない存在を倒してしまった。
ここまで聞かされれば、後は何が起きるのか俺でも想像が出来る。
「魔力の均衡が完全に保たれなくなったんだな」
「その通りです。真実を知らずに要の存在を倒してしまい、いよいよ地の魔力は莫大な瘴気へと変貌しようとしていました」
変貌【しようとしていた】というその言葉。
きっとそこにフィーちゃんが世界を超える理由も含まれていると、俺は直感的に感じ取った。
「ですが……急を要する事態に気付いたターシャ様は、瘴気を押し留めるために地の魔力の根源を取り込んだんです」
俺達の間を沈黙が包む。
風に揺れる木の葉の擦れる音や、遠くを走る大型トラックの走行音。
住宅街に響くあらゆる環境音が、今はとてもうるさく聞こえた。
「そして人間としての姿を失い、新たな要となったターシャ様は自ら世界の狭間に落ちたのです」
フィーちゃんはそっと目を閉じ、まるで勇者の末路に思いを馳せるかのようにうつむく。
輝かしい英雄譚になるはずだった勇者の旅路は、誤解によって悲劇の結末を迎えた。
あまりにも遠いその異世界の出来事は、聞いている俺からしたらゲームのストーリーのように感じられてしまう。
だが、語り部となった異世界の人間が目の前にいて、そして勇者の物語はまだ幕を閉じていないと気付かされる。
目の前にいるフィーちゃんがその証拠だ。
「じゃあ、フィーちゃんが旅をするようになったのはその勇者を助けるためってこと?」
目を閉じていたフィーちゃんが顔を上げ目を開く。
目線は山の頂上に向けられているが、彼女の眼はそれよりはるか遠くを見つめているようにも見えた。
「私の住む町にターシャ様達がいらして、常日頃町を襲っていたモンスターの討伐をお手伝いさせて頂いただけなんですけどね」
こちらを向くことなく、自嘲気味に笑うフィーちゃん。
「ほんの一時だけターシャ様達のお仲間として迎え入れられた。なのにあの方の末路を聞かされて、居ても立ってもいられなくなって…………」
「故郷を飛び出す形で世界の狭間に向かった、と」
ようやくこちらを振り向いたフィーちゃんがゆっくりとうなずく。
瓶を持つ手はわずかに震え、先程よりも強く握られていた。
フィーちゃんが言うほんの一時でも、そこで彼女が経験したことはあまりにも大きなものだったのだろう。
それこそ、仲間を引き連れる勇者を特別意識するほどには。
具体的なことは分からずとも、別の世界に旅立つほどの理由がそこにあったはずなのだ。
そして同時に気付いてしまった。
(なんかもう、完全にフィーちゃんの言うこと鵜呑みにしちゃってるなぁ)
信じるのと同時に、そうやって冷静に考えてしまう自分がいる。
見たこともない世界の出来事を信じ切るなんて、早々出来るものではない。
そのことがほんの少しだけ嫌に思えてしまった。当り前のことだというのに。
防災無線から日暮れを知らせる音楽が鳴り響く。
その音に耳を傾けながら、俺は静かにフィーちゃんの言葉を待った。
「……康介様。この階段の先には何があるのですか?」
そう言って、鳥居の向こうを見つめるフィーちゃん。
「あの先は神社だよ。神様を祭る場所」
「なるほど。つまり神殿があるというわけですね」
神殿というか社というか。まあフィーちゃんが分かりやすければどっちでもいいか。
そんなことを考えていると、フィーちゃんがガードレールから飛び降りるようにして立ち上がった。
そして電柱に立てかけてあった杖を手にすると、微笑みを浮かべた顔で俺の方を見た。
「私、この世界の神殿を見てみたいです」
その言葉に促されるように、俺は石段の先をじっと見つめる。
日は落ちかけ、石段の先は暗くてよく見えない。
上り切った先は外灯があって、それなりに明るかったはずだ。
そんな場所に今日知り合ったばかりの女の子を連れて行って、世間様にはどう見られるか。
いや、当然神前でいかがわしいことなんてしないぞ。当り前だ。
それに興味を示してくれているんだ。少しくらい案内したところで罰は当たらないだろ。
「分かった。じゃあ行こうか」
俺も紙袋を持って立ち上がり、先導するため一足先に鳥居の方へ歩いていく。
そして背後にフィーちゃんの気配を感じながら、思ったよりも暗い石段の道を見て小さく息を呑んだ。
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