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紫電の王《バイオレットブリッツ》
紫電の王《バイオレットブリッツ》6
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「魔術中毒者!?」
セイナはさっきと違って険しい顔つきでそう吐き捨てた。魔術中毒者とは所謂薬物系の魔術の依存症末期の者のなれの果てを指し、人外へとなり果ててしまった人のことを言う。常人的力が手に入る代わりに痛覚や思考能力がマヒしてしまい、理性が無くなる。武装してあるのを見る限り、意図的にここのヤクザたちはこの大男を末期の魔術中毒者にして鉄砲玉か何かに使う気だったのだろう、両手首の辺りに恐らく拘束用に付けられていた太い鉄の輪と、そこに付いていた千切れた鎖を地面にゆらゆらと垂らしていた。
「うううううううう……」
大男はけたたましいチェンソーのエンジン音と一緒に、猛獣が威嚇するときに発するような唸り声を上げる。よく見ると麻袋下の首元から何かが滴っており、薄暗い部屋の中、手榴弾で焼けたソファーの火が反射して、男の首元を不気味に照らしていた。興奮して身体の分泌部がおかしくなっているのか、唾液か汗か、それとも涙なのかよく分からないその透明な液体は、大男の野戦柄のタンクトップに染み出して、地面にぽたぽたと雫を垂らして小さな水たまりを足元に作っていた。
そんな状態の大男はチェンソーを両手で持ったまま、左奥の扉から少しだけ身を屈めてこちらの部屋にゆっくりと入ってきた。
俺は何となくその男の姿が、昔やったバイオテロゲームのボスを連想させた。
タンクトップの大男が部屋に入ってきたことに近くで倒れていたヤクザが気づいて、悲鳴を上げながら四つん這いになって逃げようとしていた。それを見た大男はそのヤクザに向かって凄まじい蹴りを入れた。わき腹を蹴り上げられたスーツ姿のヤクザが宙を舞う。いや宙を舞うような曲線的軌道ではなく、部屋の左端から右端に向かってロケットの如く直線で吹っ飛んでいく。肋骨が折れたのか?肺が破裂したのか?心臓が止まったのか?どれかは分からないが蹴られた男は声も上げずに右側の壁に激しく叩きつけられて、そのまま力なく地面に落下し、そのあとピクリとも動かなかった。
「あああああああああ!!」
大男は咆哮を上げ、チェンソーを振り上げこちらに向かって走ってきた。
銃声のような鋭い音ではなく、聞いた者の戦意を奪うような脳や心に直接響く大砲のような声に、俺たちは一瞬だけ怯んでしまう。
「「ッ!!」」
大男がこちらに向かって走りながら振り上げたチェンソーで天井を切り裂き、真上から振り下ろしてきた攻撃を、俺とセイナは咆哮に怯みながらもギリギリのところで左右にそれぞれ避けて躱す。
「クッ!」
俺は右側に回転しながら薬莢やガラスなどが散らばる地面を転がり、大男に向けて銃を放つ。大男はチェンソーを身体前で構えて致命傷になる銃弾を防いだ。
コイツ……魔術依存症で思考能力が低下しているはずなのに頭は回るし、見かけによらずすばしっこい。
おそらくこうなる前は軍人のような戦闘経験のある人間だったのだろう。左肩に一発だけ命中はしたが、胴体や頭部などの致命傷になる部位の被弾を大男は防いできた。
「フォルテッ!」
セイナの声を聞いて俺は避けた右側の位置よりもさらに右側に跳んだ。射線上に俺が消えた瞬間にセイナが銃を撃つ。だが、再び大男はチェンソーを盾代わりに銃弾を防ぎ、そのままセイナに突進していった。
「なら……」
セイナはチェンソーで守っていない両太腿に向けて銃弾を放つ。エンジン音とは別の二つの轟音が鳴り響き、大男の両太腿に弾がヒットした。しかし……
「なッ!?」
セイナはブルーサファイアの瞳を見開いて驚愕の声を上げた。普通の人間だったらその場に崩れるはずのダメージを受けたはずなのに、魔術中毒によって痛覚がマヒしているのだろう、大男は止まるどころか両太腿から大量の血を流したまま突進してきた。大男は突進の勢いを乗せて、チェンソーをセイナに突き刺すように前に出してきた。
「避けろッ!!セイナッ!!」
俺の声で咄嗟にセイナは避けようとするが、遅い、このままでは避け切れない。
(クソッ!!)
仮にいま大男の頭を撃ちぬいたとしても、その突進の勢いは止まらずにセイナのことをぐちゃぐちゃに切り裂くだろう。そう思った俺は心の中で悪態をつきながらセイナに向かって駆けようとする。通常の身体能力で走っていては間に合わないので悪魔の紅い瞳で身体能力を3倍まで引き上げ、両足に力を入れて地面を思いっきり蹴る。低く、地面を這うように飛ぶ鷹のようにセイナと大男に向かって俺は飛翔した。
「はぁッ!!」
俺はセイナと大男の間にギリギリ入りながら、くの字に左腕を曲げた状態で大男の持つチェンソーに押し当てて軌道を逸らした。セイナの右腕横をチェンソーが通り過ぎて後ろの壁に突き刺さる。俺は悪魔の紅い瞳を3倍の状態を保ったまま背中で大男の突進を抑える。
「グッ!!」
重い衝撃を両足で踏ん張りながら耐えて、セイナへの衝撃をゼロにした。しかし、チェンソーはまだ動いており、高速で回転しながら押し当てたままの俺の左腕から火花を散らし、刃が少しずつ食い込み始めた。
やばい、このままだと左腕ごと真っ二つにされる……
俺は何とかチェンソーを逸らそうと思ってセイナの方を見た。タイミングを合わせて二人でチェンソーを避けて反撃すれば……そう考えていると、壁に背をつけていたセイナが身体を前に出して俺の方に顔を近づけた。その一瞬、多分現実だとホントに一瞬の時間なのだろう、だが俺にはその一瞬の時間が普段よりもゆっくりと時が流れているような気がした。セイナの顔が近づいてほんの数センチのところで止まる。近づいたことでほのかな水仙の香水の香りが俺の鼻腔を擽った。紅い眼でセイナの表情を見ると、普段の少女のものではなく、何か覚悟を決めたという無表情……その美しいブルーサファイアの瞳からはハイライトが消えていたように感じた。
この顔は、知っている。今までの人生で何度も見たことのある顔だ。
その長く感じていた一瞬の間にセイナが何をしようとしているか悟った俺は。
「ま……」
待てッセイナッ!!
口で言うよりも速く、セイナは俺に近づけていた顔をクルッと回転させた。
左腕から火花が散る中、俺の視界が黄金一色で染め上げられる。
俺の鼻腔を擽っていた水仙の香りがより一層強くなった。
だが俺はその香りから、花のほのかな甘い香りではなく、ヒガンバナ科特有の毒の香りを感じさせた。
「はぁああああ!!」
俺の横でセイナは回転しながら背中で二本に分けていた双頭槍のグングニルを一本に組んだ。
そして、横に一回転した勢いを乗せた一閃を、大男の心臓付近を目掛けて下から上へ突き上げた。
「ギュアアア!!」
部屋中に大男の悲鳴を響き渡る。大男はもがき苦しみながらチェンソーから手を放して槍を両手で掴むがもう遅い。心臓の辺りから大量の血が流れだし、俺の服やセイナの顔の一部を濡らしていく。首元に滴っていた透明の液体も、喉から血があふれ出したのか、気づいたら赤い色に変化していた。徐々に大男の悲鳴が小さくなって身体が前のめりに倒れていくのをセイナは確認してからグングニルを引き抜いた。大男が力なく俺に持たれかかってきたのを左側にゆっくりと倒して、壁に突き刺さったままその場で動きを止めたチェンソーから左腕を切り離した。幸い傷ついたのは外装だけで、駆動系までは傷ついておらず、一応問題なく操作はできるようだった。
俺はセイナの方を見た。白かったブラウスは、胸元で結ばれた赤いリボンよりもドス黒い真っ赤に染まり、「はぁ……」と息を吐きながらグングニルに付いた血を地面に払い、地面に半円状の赤い跡を作った。
表情はいつもの少女のものに戻っていた。さっきまでの人が人を殺す時にする無表情ではなく、その美しいブルーサファイアの瞳にもハイライトが戻っていた。
「……」
俺は、そんなセイナにどう声を掛けていいか分からず、その場に少し立ち尽くしてしまった。
さっきの表情や手際といい、これがセイナの本来の姿なのだろう。だが、俺は心のどこかでそれを見誤っていたらしい。
銃声や手榴弾、チェンソーの音が消え、さっきまでの騒がしかったのが嘘のように静かになった薄暗い部屋の隅で、手榴弾で焼けていたソファーの火が一瞬だけ大きく揺らいだような気がした。
セイナはさっきと違って険しい顔つきでそう吐き捨てた。魔術中毒者とは所謂薬物系の魔術の依存症末期の者のなれの果てを指し、人外へとなり果ててしまった人のことを言う。常人的力が手に入る代わりに痛覚や思考能力がマヒしてしまい、理性が無くなる。武装してあるのを見る限り、意図的にここのヤクザたちはこの大男を末期の魔術中毒者にして鉄砲玉か何かに使う気だったのだろう、両手首の辺りに恐らく拘束用に付けられていた太い鉄の輪と、そこに付いていた千切れた鎖を地面にゆらゆらと垂らしていた。
「うううううううう……」
大男はけたたましいチェンソーのエンジン音と一緒に、猛獣が威嚇するときに発するような唸り声を上げる。よく見ると麻袋下の首元から何かが滴っており、薄暗い部屋の中、手榴弾で焼けたソファーの火が反射して、男の首元を不気味に照らしていた。興奮して身体の分泌部がおかしくなっているのか、唾液か汗か、それとも涙なのかよく分からないその透明な液体は、大男の野戦柄のタンクトップに染み出して、地面にぽたぽたと雫を垂らして小さな水たまりを足元に作っていた。
そんな状態の大男はチェンソーを両手で持ったまま、左奥の扉から少しだけ身を屈めてこちらの部屋にゆっくりと入ってきた。
俺は何となくその男の姿が、昔やったバイオテロゲームのボスを連想させた。
タンクトップの大男が部屋に入ってきたことに近くで倒れていたヤクザが気づいて、悲鳴を上げながら四つん這いになって逃げようとしていた。それを見た大男はそのヤクザに向かって凄まじい蹴りを入れた。わき腹を蹴り上げられたスーツ姿のヤクザが宙を舞う。いや宙を舞うような曲線的軌道ではなく、部屋の左端から右端に向かってロケットの如く直線で吹っ飛んでいく。肋骨が折れたのか?肺が破裂したのか?心臓が止まったのか?どれかは分からないが蹴られた男は声も上げずに右側の壁に激しく叩きつけられて、そのまま力なく地面に落下し、そのあとピクリとも動かなかった。
「あああああああああ!!」
大男は咆哮を上げ、チェンソーを振り上げこちらに向かって走ってきた。
銃声のような鋭い音ではなく、聞いた者の戦意を奪うような脳や心に直接響く大砲のような声に、俺たちは一瞬だけ怯んでしまう。
「「ッ!!」」
大男がこちらに向かって走りながら振り上げたチェンソーで天井を切り裂き、真上から振り下ろしてきた攻撃を、俺とセイナは咆哮に怯みながらもギリギリのところで左右にそれぞれ避けて躱す。
「クッ!」
俺は右側に回転しながら薬莢やガラスなどが散らばる地面を転がり、大男に向けて銃を放つ。大男はチェンソーを身体前で構えて致命傷になる銃弾を防いだ。
コイツ……魔術依存症で思考能力が低下しているはずなのに頭は回るし、見かけによらずすばしっこい。
おそらくこうなる前は軍人のような戦闘経験のある人間だったのだろう。左肩に一発だけ命中はしたが、胴体や頭部などの致命傷になる部位の被弾を大男は防いできた。
「フォルテッ!」
セイナの声を聞いて俺は避けた右側の位置よりもさらに右側に跳んだ。射線上に俺が消えた瞬間にセイナが銃を撃つ。だが、再び大男はチェンソーを盾代わりに銃弾を防ぎ、そのままセイナに突進していった。
「なら……」
セイナはチェンソーで守っていない両太腿に向けて銃弾を放つ。エンジン音とは別の二つの轟音が鳴り響き、大男の両太腿に弾がヒットした。しかし……
「なッ!?」
セイナはブルーサファイアの瞳を見開いて驚愕の声を上げた。普通の人間だったらその場に崩れるはずのダメージを受けたはずなのに、魔術中毒によって痛覚がマヒしているのだろう、大男は止まるどころか両太腿から大量の血を流したまま突進してきた。大男は突進の勢いを乗せて、チェンソーをセイナに突き刺すように前に出してきた。
「避けろッ!!セイナッ!!」
俺の声で咄嗟にセイナは避けようとするが、遅い、このままでは避け切れない。
(クソッ!!)
仮にいま大男の頭を撃ちぬいたとしても、その突進の勢いは止まらずにセイナのことをぐちゃぐちゃに切り裂くだろう。そう思った俺は心の中で悪態をつきながらセイナに向かって駆けようとする。通常の身体能力で走っていては間に合わないので悪魔の紅い瞳で身体能力を3倍まで引き上げ、両足に力を入れて地面を思いっきり蹴る。低く、地面を這うように飛ぶ鷹のようにセイナと大男に向かって俺は飛翔した。
「はぁッ!!」
俺はセイナと大男の間にギリギリ入りながら、くの字に左腕を曲げた状態で大男の持つチェンソーに押し当てて軌道を逸らした。セイナの右腕横をチェンソーが通り過ぎて後ろの壁に突き刺さる。俺は悪魔の紅い瞳を3倍の状態を保ったまま背中で大男の突進を抑える。
「グッ!!」
重い衝撃を両足で踏ん張りながら耐えて、セイナへの衝撃をゼロにした。しかし、チェンソーはまだ動いており、高速で回転しながら押し当てたままの俺の左腕から火花を散らし、刃が少しずつ食い込み始めた。
やばい、このままだと左腕ごと真っ二つにされる……
俺は何とかチェンソーを逸らそうと思ってセイナの方を見た。タイミングを合わせて二人でチェンソーを避けて反撃すれば……そう考えていると、壁に背をつけていたセイナが身体を前に出して俺の方に顔を近づけた。その一瞬、多分現実だとホントに一瞬の時間なのだろう、だが俺にはその一瞬の時間が普段よりもゆっくりと時が流れているような気がした。セイナの顔が近づいてほんの数センチのところで止まる。近づいたことでほのかな水仙の香水の香りが俺の鼻腔を擽った。紅い眼でセイナの表情を見ると、普段の少女のものではなく、何か覚悟を決めたという無表情……その美しいブルーサファイアの瞳からはハイライトが消えていたように感じた。
この顔は、知っている。今までの人生で何度も見たことのある顔だ。
その長く感じていた一瞬の間にセイナが何をしようとしているか悟った俺は。
「ま……」
待てッセイナッ!!
口で言うよりも速く、セイナは俺に近づけていた顔をクルッと回転させた。
左腕から火花が散る中、俺の視界が黄金一色で染め上げられる。
俺の鼻腔を擽っていた水仙の香りがより一層強くなった。
だが俺はその香りから、花のほのかな甘い香りではなく、ヒガンバナ科特有の毒の香りを感じさせた。
「はぁああああ!!」
俺の横でセイナは回転しながら背中で二本に分けていた双頭槍のグングニルを一本に組んだ。
そして、横に一回転した勢いを乗せた一閃を、大男の心臓付近を目掛けて下から上へ突き上げた。
「ギュアアア!!」
部屋中に大男の悲鳴を響き渡る。大男はもがき苦しみながらチェンソーから手を放して槍を両手で掴むがもう遅い。心臓の辺りから大量の血が流れだし、俺の服やセイナの顔の一部を濡らしていく。首元に滴っていた透明の液体も、喉から血があふれ出したのか、気づいたら赤い色に変化していた。徐々に大男の悲鳴が小さくなって身体が前のめりに倒れていくのをセイナは確認してからグングニルを引き抜いた。大男が力なく俺に持たれかかってきたのを左側にゆっくりと倒して、壁に突き刺さったままその場で動きを止めたチェンソーから左腕を切り離した。幸い傷ついたのは外装だけで、駆動系までは傷ついておらず、一応問題なく操作はできるようだった。
俺はセイナの方を見た。白かったブラウスは、胸元で結ばれた赤いリボンよりもドス黒い真っ赤に染まり、「はぁ……」と息を吐きながらグングニルに付いた血を地面に払い、地面に半円状の赤い跡を作った。
表情はいつもの少女のものに戻っていた。さっきまでの人が人を殺す時にする無表情ではなく、その美しいブルーサファイアの瞳にもハイライトが戻っていた。
「……」
俺は、そんなセイナにどう声を掛けていいか分からず、その場に少し立ち尽くしてしまった。
さっきの表情や手際といい、これがセイナの本来の姿なのだろう。だが、俺は心のどこかでそれを見誤っていたらしい。
銃声や手榴弾、チェンソーの音が消え、さっきまでの騒がしかったのが嘘のように静かになった薄暗い部屋の隅で、手榴弾で焼けていたソファーの火が一瞬だけ大きく揺らいだような気がした。
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