23 / 361
紫電の王《バイオレットブリッツ》
紫電の王《バイオレットブリッツ》7
しおりを挟む
「アニキ、起きてくださいアニキ」
廃材で寝ていた俺は、部下の一人である黒人のチビに揺すられて目を覚ました。さっきの昼間の時間と違ってすでに日は落ちており、街灯などあるはずのない街外れにある工場周辺は暗くなっていたが、チビが工場の電力を復帰したらしく、天井にある照明が数カ所だけついており、俺たちのいる部分だけをまるでスポットライトのように照らしていた。寝ている間にかけていたティアドロップサングラスを紫の髪の上に押し上げると、その明るさに俺は思わず目を細めた。俺を起こしてきたチビの方を見ると、逆行を背に浴びながらあとの二人の部下、デブとのっぽも一緒に立っていた。
「おう、見つかったか?」
「はい、これを見てください」
俺は廃材から身体を起こして、欠伸と伸びをしながらチビにそう聞くと、チビは持っていたノートパソコンの画面に映った画像を見せてきた。眠い目を擦りながらそれ見ると、そこには一人の白人の少女が映った画像が表示されていた。小柄な体型、髪は金髪ロングを一つに結んだポニーテール、目の色は青く、小さく膨らみを感じる胸、白い服と胸元に小さな赤いリボン、黒のミニスカートと長いソックスを履いた少女だ。手には大きめのアタッシュケースを持っており、見た目は幼い少女だが、どこか気の強そうな女だなと、故郷で死ぬほど同じような女性を見てきたドイツ人である俺は何となくそう思った。
俺はその画像をまじまじと見た後に、ズボンのポケットから徐にWestのメンソール煙草を咥えた。チビと一緒に近くにいたデブがジッポライターで火を付け、俺はそれを大きく吸ってからパソコンから顔を少しだけ外に逸らして息を吐いた。廃工場内の埃と一緒にタバコの煙が混じりあいながら小さく舞う。寝ていた間に不足したニコチンが身体全体に染み渡っていくのを感じながら、眠っていた脳が回り始めて俺は覚醒する。紫目を見開いて、改めて画像を見ながら……
「誰だっけこれ?」
俺が廃材にガニ股で座って片手煙草で部下3人にそう聞くと、部下3人は拍子抜けたように一斉にこけた。
あれ、そんなに重要な人物だっけ?コイツ?
「アニキ……」
「元々俺達……」
「コイツを目的でここに来たんですよ?」
俺が部下の反応にキョトンとしていると、デブ、のっぽ、チビの順番で呆れたようにそう言ってきた。
「何言ってんだ?俺の目的は……」
「いやアニキの本当の目的は俺達も知っていますけど……一応、別の目的があるとはいえ「ヨルムンガンド」に入ったんですから、多少は組織の為に行動しているように見せないと……」
目的を話そうとしたところをチビが食い気味にそう言ってきたので俺は押し黙ってその話を聞いた後に、煙草の灰になっていた部分を片手で落としてから口に咥えて、もう一度大きく吸ってから
「で?この少女は結局なんなんだ?」
と聞く。するとチビではなく、デブが一歩前に出てきて。
「アニキ、この少女は例の「ヨルムンガンド」って組織が探していた少女ですよ」
ヨルムンガンド?ヨルムンガンドってなんだっけ?
それを聞いても未だに俺が訝しむ表情でいると、こんどはのっぽが前に出て
「アニキ、ニュースで見たあの少女ですよ。アイツが礼拝堂で背中に背負っていた奴です」
「あー!思い出した思い出した、どうりでどっかで見たことあると思ったぜ、で、その画像が何だってんだ?」
俺は煙草を咥えたまま、左手の平の上に右手の拳をポンッと置いてからそう言うと、そんな俺にチビはため息をつきながら説明を始めた。
「この少女、名前を「セイナ・A・アシュライズ」といい、コイツと最近行動しているのがアニキがずっと探していたあの男です。ニュースで二人を見た俺たちは、少しでも情報を集めようと色々嗅ぎ回っていたところで、あの「ヨルムンガンド」とかいう例の組織と出会い「セイナ・A・アシュライズ」を探す代わりにあの男の情報も分けてもらおうという魂胆で組織に入ったのを忘れたんですか?」
「忘れてねぇよ。ただ、そいつには興味ねえから覚えてなかっただけだ」
「アニキ、それを忘れてるって言うんですよ……」
デブが呆れ顔をしながらツッコミを入れてきたが俺はそれを無視して続ける。
「こまけぇことはいいんだよ、それよりもその女の画像はどうしたんだ?」
火のついたままの煙草前に突き出してそう言うと、チビは「灰がPCにかかるから火のついた煙草をこっちに向けないで下さいとッ!」と言いながらPCを一瞬だけ逸らしてから
「こいつは今から2時間前の18時頃に港町の駅の監視カメラに映った映像です。そしてここからが重要、これを見てください」
そう言うとチビはPCの映像をコマ送りで進めていく、画面に映った人たちが五倍速で忙しなく動いていく。それから五分後の18時5分の映像のタイミングでさっき言ってたセイナとかいう女のところに一人の青年が近づいてきた。
「これは間違いねぇ……奴だ……」
煙草を持っていない左手で顎を触りながら映像を見ていた俺は、目的の人物を見て呟いた。黒髪の東洋人で左目に入った縦の傷、映像に多少荒い部分は見受けられたが、アイツを長く追っかけていた俺様が見間違うはずもねぇと確信する。
「はい、ですがこの後二人は電車に乗ってどこかに行ってしまい、未だに足取りは掴めていません。他の地域の監視カメラはハックしていなかったのでどこに向かったかまでは細かく分かりませんが、東京方面に向かったということだけは分かっています」
「まさかッ!?もう俺たちに気づいてどこかに高飛びする気か?」
PCを閉じていたチビに向かってのっぽが言う。
「いや、この二人の荷物を見る限りその線は低いだろ、セイナちゃんの荷物はともかく、こいつはほぼ手ぶらだし、もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物になるはずだろ」
デブがそう言うとのっぽは「確かに」と言いながら腕を組んでウンウンと頷いた。
ん?
俺も頷こうとしたところで何か会話に違和感があることに俺は気が付いた。
「おいデブ、もっかい今の言葉言って」
「え?もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物に……」
「そこじゃねえッ!もっと前の方だよッ!」
「えっと……この二人の荷物を見る限りその線は低いだろ、セイナちゃんの荷物はともかく、こいつはほぼ手ぶらだし、もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物になるはずだろ……なにかおかしいところでも……」
「大ありだよッ!なんだよそのセイナちゃんっていうのは?」
俺が指摘するとデブは真面目な顔つきのまま首を傾げた。他の二人も同様に首を傾けている。
「いやぁ……」
「だって……」
「まぁ……」
三人が互いの顔を見合わせる。
「「「めっちゃ可愛いし」」」
三人が俺の方に向き直って声を合わせてそう言ってきた。
「はあッ!?」
三人のアホみたい答えに俺は口をあんぐりと開けて顔を引きつらせた。
セイナちゃん?可愛い?こいつらはッ……
アホな回答をする部下に頭痛がした俺は、自分の額の辺りに手を置いてため息をする。そんな俺などお構いなしに三人の部下は、可愛いを皮切りに、堰を切ったように語りだした。
「こんな幼くて可憐な少女がDesert Eagleなんて頭のおかしい反動の銃をぶっ放してるですよッ!?しかもッ!背中に背負ったあの槍!どのような使い方をするかぜひ見てみたいね……」
「そうだな……こんな可愛らしい子は見たことが無い……俺の元カノのタチアナよりも美しい髪と瞳を持っているね…今は確かに少し貧相な身体付きだが、これは数年後絶対に化けるぞ……」
「全く二人は…でもまあ確かに可愛いことは否定しないね。多分この子の等身大画像が僕の部屋のアニメキャラポスターと一緒に飾ってあったとしても、悔しいが多分そのどれよりも目立ってしまうだろうね…」
デブ、のっぽ、チビの三人は口々にそのセイナ・A・何とかとかいう少女についての感想を述べていく。その姿はまるでキモイおっさん同士が自分の推しのアイドルについて熱く語るようなそんな感じだった。別に誰が何を好きになろうと構いはしない、それを仲間内で熱く語り合う分には全然ありだと思う、だがそれを他人に強要するのは間違っていると思う。俺だって酒や煙草は好きだが、決してそれが嫌いな相手に強要はしないしな、だから是非そのことに全く興味のない俺の見えないところでやって欲しいものだ……
全く、こいつら実力はトップクラスで優秀なんだけど、中身の方の残念さも世界でトップクラスのものを持っている。額に手を当てて顔を伏せて嘆いていた俺は顔を上げて三人の方を見ると、大の大人がみっともない笑みを浮かべてニヤニヤしながら話しをしていた。流石の俺も、そんな締まりのない三人の部下の様子を見て、一言注意してやろうと思った瞬間、チビが非常に興味深いことを口にした。
廃材で寝ていた俺は、部下の一人である黒人のチビに揺すられて目を覚ました。さっきの昼間の時間と違ってすでに日は落ちており、街灯などあるはずのない街外れにある工場周辺は暗くなっていたが、チビが工場の電力を復帰したらしく、天井にある照明が数カ所だけついており、俺たちのいる部分だけをまるでスポットライトのように照らしていた。寝ている間にかけていたティアドロップサングラスを紫の髪の上に押し上げると、その明るさに俺は思わず目を細めた。俺を起こしてきたチビの方を見ると、逆行を背に浴びながらあとの二人の部下、デブとのっぽも一緒に立っていた。
「おう、見つかったか?」
「はい、これを見てください」
俺は廃材から身体を起こして、欠伸と伸びをしながらチビにそう聞くと、チビは持っていたノートパソコンの画面に映った画像を見せてきた。眠い目を擦りながらそれ見ると、そこには一人の白人の少女が映った画像が表示されていた。小柄な体型、髪は金髪ロングを一つに結んだポニーテール、目の色は青く、小さく膨らみを感じる胸、白い服と胸元に小さな赤いリボン、黒のミニスカートと長いソックスを履いた少女だ。手には大きめのアタッシュケースを持っており、見た目は幼い少女だが、どこか気の強そうな女だなと、故郷で死ぬほど同じような女性を見てきたドイツ人である俺は何となくそう思った。
俺はその画像をまじまじと見た後に、ズボンのポケットから徐にWestのメンソール煙草を咥えた。チビと一緒に近くにいたデブがジッポライターで火を付け、俺はそれを大きく吸ってからパソコンから顔を少しだけ外に逸らして息を吐いた。廃工場内の埃と一緒にタバコの煙が混じりあいながら小さく舞う。寝ていた間に不足したニコチンが身体全体に染み渡っていくのを感じながら、眠っていた脳が回り始めて俺は覚醒する。紫目を見開いて、改めて画像を見ながら……
「誰だっけこれ?」
俺が廃材にガニ股で座って片手煙草で部下3人にそう聞くと、部下3人は拍子抜けたように一斉にこけた。
あれ、そんなに重要な人物だっけ?コイツ?
「アニキ……」
「元々俺達……」
「コイツを目的でここに来たんですよ?」
俺が部下の反応にキョトンとしていると、デブ、のっぽ、チビの順番で呆れたようにそう言ってきた。
「何言ってんだ?俺の目的は……」
「いやアニキの本当の目的は俺達も知っていますけど……一応、別の目的があるとはいえ「ヨルムンガンド」に入ったんですから、多少は組織の為に行動しているように見せないと……」
目的を話そうとしたところをチビが食い気味にそう言ってきたので俺は押し黙ってその話を聞いた後に、煙草の灰になっていた部分を片手で落としてから口に咥えて、もう一度大きく吸ってから
「で?この少女は結局なんなんだ?」
と聞く。するとチビではなく、デブが一歩前に出てきて。
「アニキ、この少女は例の「ヨルムンガンド」って組織が探していた少女ですよ」
ヨルムンガンド?ヨルムンガンドってなんだっけ?
それを聞いても未だに俺が訝しむ表情でいると、こんどはのっぽが前に出て
「アニキ、ニュースで見たあの少女ですよ。アイツが礼拝堂で背中に背負っていた奴です」
「あー!思い出した思い出した、どうりでどっかで見たことあると思ったぜ、で、その画像が何だってんだ?」
俺は煙草を咥えたまま、左手の平の上に右手の拳をポンッと置いてからそう言うと、そんな俺にチビはため息をつきながら説明を始めた。
「この少女、名前を「セイナ・A・アシュライズ」といい、コイツと最近行動しているのがアニキがずっと探していたあの男です。ニュースで二人を見た俺たちは、少しでも情報を集めようと色々嗅ぎ回っていたところで、あの「ヨルムンガンド」とかいう例の組織と出会い「セイナ・A・アシュライズ」を探す代わりにあの男の情報も分けてもらおうという魂胆で組織に入ったのを忘れたんですか?」
「忘れてねぇよ。ただ、そいつには興味ねえから覚えてなかっただけだ」
「アニキ、それを忘れてるって言うんですよ……」
デブが呆れ顔をしながらツッコミを入れてきたが俺はそれを無視して続ける。
「こまけぇことはいいんだよ、それよりもその女の画像はどうしたんだ?」
火のついたままの煙草前に突き出してそう言うと、チビは「灰がPCにかかるから火のついた煙草をこっちに向けないで下さいとッ!」と言いながらPCを一瞬だけ逸らしてから
「こいつは今から2時間前の18時頃に港町の駅の監視カメラに映った映像です。そしてここからが重要、これを見てください」
そう言うとチビはPCの映像をコマ送りで進めていく、画面に映った人たちが五倍速で忙しなく動いていく。それから五分後の18時5分の映像のタイミングでさっき言ってたセイナとかいう女のところに一人の青年が近づいてきた。
「これは間違いねぇ……奴だ……」
煙草を持っていない左手で顎を触りながら映像を見ていた俺は、目的の人物を見て呟いた。黒髪の東洋人で左目に入った縦の傷、映像に多少荒い部分は見受けられたが、アイツを長く追っかけていた俺様が見間違うはずもねぇと確信する。
「はい、ですがこの後二人は電車に乗ってどこかに行ってしまい、未だに足取りは掴めていません。他の地域の監視カメラはハックしていなかったのでどこに向かったかまでは細かく分かりませんが、東京方面に向かったということだけは分かっています」
「まさかッ!?もう俺たちに気づいてどこかに高飛びする気か?」
PCを閉じていたチビに向かってのっぽが言う。
「いや、この二人の荷物を見る限りその線は低いだろ、セイナちゃんの荷物はともかく、こいつはほぼ手ぶらだし、もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物になるはずだろ」
デブがそう言うとのっぽは「確かに」と言いながら腕を組んでウンウンと頷いた。
ん?
俺も頷こうとしたところで何か会話に違和感があることに俺は気が付いた。
「おいデブ、もっかい今の言葉言って」
「え?もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物に……」
「そこじゃねえッ!もっと前の方だよッ!」
「えっと……この二人の荷物を見る限りその線は低いだろ、セイナちゃんの荷物はともかく、こいつはほぼ手ぶらだし、もし本気で高飛びする気ならもっと大荷物になるはずだろ……なにかおかしいところでも……」
「大ありだよッ!なんだよそのセイナちゃんっていうのは?」
俺が指摘するとデブは真面目な顔つきのまま首を傾げた。他の二人も同様に首を傾けている。
「いやぁ……」
「だって……」
「まぁ……」
三人が互いの顔を見合わせる。
「「「めっちゃ可愛いし」」」
三人が俺の方に向き直って声を合わせてそう言ってきた。
「はあッ!?」
三人のアホみたい答えに俺は口をあんぐりと開けて顔を引きつらせた。
セイナちゃん?可愛い?こいつらはッ……
アホな回答をする部下に頭痛がした俺は、自分の額の辺りに手を置いてため息をする。そんな俺などお構いなしに三人の部下は、可愛いを皮切りに、堰を切ったように語りだした。
「こんな幼くて可憐な少女がDesert Eagleなんて頭のおかしい反動の銃をぶっ放してるですよッ!?しかもッ!背中に背負ったあの槍!どのような使い方をするかぜひ見てみたいね……」
「そうだな……こんな可愛らしい子は見たことが無い……俺の元カノのタチアナよりも美しい髪と瞳を持っているね…今は確かに少し貧相な身体付きだが、これは数年後絶対に化けるぞ……」
「全く二人は…でもまあ確かに可愛いことは否定しないね。多分この子の等身大画像が僕の部屋のアニメキャラポスターと一緒に飾ってあったとしても、悔しいが多分そのどれよりも目立ってしまうだろうね…」
デブ、のっぽ、チビの三人は口々にそのセイナ・A・何とかとかいう少女についての感想を述べていく。その姿はまるでキモイおっさん同士が自分の推しのアイドルについて熱く語るようなそんな感じだった。別に誰が何を好きになろうと構いはしない、それを仲間内で熱く語り合う分には全然ありだと思う、だがそれを他人に強要するのは間違っていると思う。俺だって酒や煙草は好きだが、決してそれが嫌いな相手に強要はしないしな、だから是非そのことに全く興味のない俺の見えないところでやって欲しいものだ……
全く、こいつら実力はトップクラスで優秀なんだけど、中身の方の残念さも世界でトップクラスのものを持っている。額に手を当てて顔を伏せて嘆いていた俺は顔を上げて三人の方を見ると、大の大人がみっともない笑みを浮かべてニヤニヤしながら話しをしていた。流石の俺も、そんな締まりのない三人の部下の様子を見て、一言注意してやろうと思った瞬間、チビが非常に興味深いことを口にした。
0
あなたにおすすめの小説
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます!
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる