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揺れる二つの銀尾《ダブルパーソナリティー》
揺れる二つの銀尾《ダブルパーソナリティー》6
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「どう?何か分かった?」
セイナが俺の後ろから操作するPCの画面を覗き込むようにしてそう聞いてきた。
「いやーダメだな……データらしいデータは何一つ残っていない。恐らく奴らが逃げた時に遠隔操作で内部に含まれた全ての情報を消去したんだろう」
俺はため息を混じりにそう返しながら自室の椅子の背もたれに寄りかかった。
昨日買い物と新しい銃を選び終え、すっかり日が暮れた中を二人で自宅に帰った後、俺はセイナが「ぐぬぬ……」と顔を真っ赤にして悔しがりながらも買ってくれたタコ焼きを食いながら夜通し自宅の修理をした。
自宅付近に他の民家は無いので別に夜中に工具を使っても騒音を気にする必要は無いのだが、家に帰ってからそのタコ焼きの件でずっとほっぺを膨らませながらやや不機嫌気味だったセイナがその腹いせにか、0時過ぎの夜中に真っ白なワンピース型のネグリジェを着たまま外で作業する俺の顔面に「うるさくて眠れないッ!」と言いながらドロップキックを炸裂させてから部屋に戻っていった。
まだ怪我が完治していない俺は頭を強打して気絶するという事態に陥ったが、幸い出ていた月と蒼き月の瞳のおかげでなんとか一時間で目覚めることができたが、その仕返しに今朝淹れてやったコーヒーは通常あまり使わない最も浅煎り、部類としてはLightのキューバ産豆を使った苦みがない酸味だけのものを出してやった。
一口飲んで噴き出したセイナが「これ腐ってるんじゃないの!?」というのに笑いを堪えながら昨日の仕返しであることを告げると「アタシはそんなことしてない」とシラを切ったあとに「食べ物を粗末にするなッ!」とごもっともなことを言いながら、万力みたいな力のあるセイナのアイアンクローで頭を押さえつけられた俺の口に、その酸味しかないコーヒーを無理矢理流し込まれたおかげで眠気はすっかり覚めていた。
俺もガキみたいだとは思うけど、自分の行いを棚に上げといて、ちょっとそれは理不尽じゃないか?
そんなこんなですっかり元通りになった家で回収したPCやスマートフォンから情報収集しようとしていたのだが、なかなかいい情報を見つけられずにいた。
「フォルテ、アンタこう…データの復元とかそういうのはできないの?」
「悪いが専門外だ、修復できるデータさえあれば多少はどうにかなるかもしれないが、認めたくないが流石は何万もの人物を率いるベルゼの直属の部下と言うべきか全くデータが残っていない。正直今の俺の腕と設備ではこのPCやスマートフォンは外装以外は購入時のまっさらな状態のものと変わらない代物にしか見えないな」
「こういった時、詮索系の魔術でもあればいいんだけどね……」
セイナはポツリとそう呟いた。
詮索系、それは一つの呼び方に過ぎないが、簡単に言うと科学とは別の方向で痕跡を調べることのできる魔術の総称のようなものだ。
最近では科学が担っていたものを魔術が補うことは別に珍しいことではなくなってきている。
特に軍事関係と医療関係は他と比べて驚異的と言えるまで成長している。その主な理由として「軽量」で「精度」が科学よりも優れている場合があるなど様々挙げることができるが、それでも全てを魔術に置きかえることは技術的にもコスト的にも難しいので、あくまで一つのパーツとして考えられているケースが多い。
地上、地下、空中、どこでも電波が届く魔術式無線やこの前ケンブリッジ大学のあとに世話になった治療系魔術はまさにその例に相応しく、これは魔術の四大元素である「風」から派生させた通常とは異なる魔術的な「雷」、つまりは電気を使ったものや「土」から派生させた魔術の「地」、すなわち大地の生命力を利用したものなど、世の天才たちによって今も進化し続けている。
捜索系魔術も主に「風」から派生させた「雷」を使用したものが多く、通常よりも精度の高いデータ復元ソフトやウソ発見器など様々で、今では魔術で発見した証拠によって裁判が覆ることすらあるくらいだ。
「無い物のこと言っても仕方ない、それに魔術も全て完璧というわけではない。ちょっと環境を変化させれば大きく結果が狂う場合もある」
通常ルートでは絶対に手に入れることのできない超高価な詮索系魔術を買ってなどとせがまれてはたまったもんじゃない。そんなもの、借金10億(額はセイナに隠している)の俺にはとても支払えないのでそれっぽいことを言って適当に誤魔化す。
「確かにそれは間違っては無いけどそれじゃあ手詰まりになっちゃうじゃない。せめて誰か専門的な知識を持つ人物にでも頼まない限り、先に進めないわよ?」
「一応当てがないわけではないんだけどなー」
「えっ?」
セイナが家に来た時からずっと考えていたことで、それを実行に移すために(借金で無くなった代わりの)大量の資金集めをしていた元々の理由でもあるのだが、気の進まないその方法にやる気なさそうに俺がそう呟くと、意外な言葉を前に、考え込むようにして少し俯かせていたセイナは、顔をこちらに向けて瞳をパチパチと瞬かせた。
「えーとその、一応協力してくれるであろう人物に心当たりがないわけじゃないんだけどよ、ただちょっとクセが強いというか、なんというかその……」
「なのよ?他に方法は無いんでしょ?勿体ぶってないでさっさとその方法を教えなさいよ!」
俺のはっきりとしない様子にセイナは少し苛立ちを見せながらその方法について問いただしてきた。
その言葉に俺は少し考えてから画面から顔を離し、セイナの瞳を真っすぐ見ながらこう尋ねた。
「俺とそいつは互いに信用しているが、そいつがセイナに対してどんな行動を取るか予想できないし、協力はおろか、最悪敵に回るケースも無いとは言えない。それでもいいか?」
「いいわよ。どうせ他に方法は無いんだし、それにフォルテが信用できる相手ならアタシも同様にそれを信じるわよ」
真剣にそう言った俺の瞳から、寸分も視線を外さずにセイナはそう返してきた。
その清々しいほどの真っすぐなブルーサファイアの瞳を前に、逆にこっちが瞳を逸らしちまいそうになったぜ。
「よしッ!じゃあまずは……」
PCの画面を閉じながら立ち上がる。
「まずは……?」
そんな俺が何を言い出すのかセイナが見上げてくる。
「三日間旅行できるだけの荷物を今すぐまとめてくれ」
「えっ?旅行ってどこに行く気なの?」
キョトンとするセイナの横で、さっそく俺が自室のクローゼットからスーツケース取り出して準備をしながら答えた。
「俺の祖国アメリカ合衆国だ。そこにいる元S.Tの一人、「ショットガン」のトリガー3に会いに行くぞ」
セイナが俺の後ろから操作するPCの画面を覗き込むようにしてそう聞いてきた。
「いやーダメだな……データらしいデータは何一つ残っていない。恐らく奴らが逃げた時に遠隔操作で内部に含まれた全ての情報を消去したんだろう」
俺はため息を混じりにそう返しながら自室の椅子の背もたれに寄りかかった。
昨日買い物と新しい銃を選び終え、すっかり日が暮れた中を二人で自宅に帰った後、俺はセイナが「ぐぬぬ……」と顔を真っ赤にして悔しがりながらも買ってくれたタコ焼きを食いながら夜通し自宅の修理をした。
自宅付近に他の民家は無いので別に夜中に工具を使っても騒音を気にする必要は無いのだが、家に帰ってからそのタコ焼きの件でずっとほっぺを膨らませながらやや不機嫌気味だったセイナがその腹いせにか、0時過ぎの夜中に真っ白なワンピース型のネグリジェを着たまま外で作業する俺の顔面に「うるさくて眠れないッ!」と言いながらドロップキックを炸裂させてから部屋に戻っていった。
まだ怪我が完治していない俺は頭を強打して気絶するという事態に陥ったが、幸い出ていた月と蒼き月の瞳のおかげでなんとか一時間で目覚めることができたが、その仕返しに今朝淹れてやったコーヒーは通常あまり使わない最も浅煎り、部類としてはLightのキューバ産豆を使った苦みがない酸味だけのものを出してやった。
一口飲んで噴き出したセイナが「これ腐ってるんじゃないの!?」というのに笑いを堪えながら昨日の仕返しであることを告げると「アタシはそんなことしてない」とシラを切ったあとに「食べ物を粗末にするなッ!」とごもっともなことを言いながら、万力みたいな力のあるセイナのアイアンクローで頭を押さえつけられた俺の口に、その酸味しかないコーヒーを無理矢理流し込まれたおかげで眠気はすっかり覚めていた。
俺もガキみたいだとは思うけど、自分の行いを棚に上げといて、ちょっとそれは理不尽じゃないか?
そんなこんなですっかり元通りになった家で回収したPCやスマートフォンから情報収集しようとしていたのだが、なかなかいい情報を見つけられずにいた。
「フォルテ、アンタこう…データの復元とかそういうのはできないの?」
「悪いが専門外だ、修復できるデータさえあれば多少はどうにかなるかもしれないが、認めたくないが流石は何万もの人物を率いるベルゼの直属の部下と言うべきか全くデータが残っていない。正直今の俺の腕と設備ではこのPCやスマートフォンは外装以外は購入時のまっさらな状態のものと変わらない代物にしか見えないな」
「こういった時、詮索系の魔術でもあればいいんだけどね……」
セイナはポツリとそう呟いた。
詮索系、それは一つの呼び方に過ぎないが、簡単に言うと科学とは別の方向で痕跡を調べることのできる魔術の総称のようなものだ。
最近では科学が担っていたものを魔術が補うことは別に珍しいことではなくなってきている。
特に軍事関係と医療関係は他と比べて驚異的と言えるまで成長している。その主な理由として「軽量」で「精度」が科学よりも優れている場合があるなど様々挙げることができるが、それでも全てを魔術に置きかえることは技術的にもコスト的にも難しいので、あくまで一つのパーツとして考えられているケースが多い。
地上、地下、空中、どこでも電波が届く魔術式無線やこの前ケンブリッジ大学のあとに世話になった治療系魔術はまさにその例に相応しく、これは魔術の四大元素である「風」から派生させた通常とは異なる魔術的な「雷」、つまりは電気を使ったものや「土」から派生させた魔術の「地」、すなわち大地の生命力を利用したものなど、世の天才たちによって今も進化し続けている。
捜索系魔術も主に「風」から派生させた「雷」を使用したものが多く、通常よりも精度の高いデータ復元ソフトやウソ発見器など様々で、今では魔術で発見した証拠によって裁判が覆ることすらあるくらいだ。
「無い物のこと言っても仕方ない、それに魔術も全て完璧というわけではない。ちょっと環境を変化させれば大きく結果が狂う場合もある」
通常ルートでは絶対に手に入れることのできない超高価な詮索系魔術を買ってなどとせがまれてはたまったもんじゃない。そんなもの、借金10億(額はセイナに隠している)の俺にはとても支払えないのでそれっぽいことを言って適当に誤魔化す。
「確かにそれは間違っては無いけどそれじゃあ手詰まりになっちゃうじゃない。せめて誰か専門的な知識を持つ人物にでも頼まない限り、先に進めないわよ?」
「一応当てがないわけではないんだけどなー」
「えっ?」
セイナが家に来た時からずっと考えていたことで、それを実行に移すために(借金で無くなった代わりの)大量の資金集めをしていた元々の理由でもあるのだが、気の進まないその方法にやる気なさそうに俺がそう呟くと、意外な言葉を前に、考え込むようにして少し俯かせていたセイナは、顔をこちらに向けて瞳をパチパチと瞬かせた。
「えーとその、一応協力してくれるであろう人物に心当たりがないわけじゃないんだけどよ、ただちょっとクセが強いというか、なんというかその……」
「なのよ?他に方法は無いんでしょ?勿体ぶってないでさっさとその方法を教えなさいよ!」
俺のはっきりとしない様子にセイナは少し苛立ちを見せながらその方法について問いただしてきた。
その言葉に俺は少し考えてから画面から顔を離し、セイナの瞳を真っすぐ見ながらこう尋ねた。
「俺とそいつは互いに信用しているが、そいつがセイナに対してどんな行動を取るか予想できないし、協力はおろか、最悪敵に回るケースも無いとは言えない。それでもいいか?」
「いいわよ。どうせ他に方法は無いんだし、それにフォルテが信用できる相手ならアタシも同様にそれを信じるわよ」
真剣にそう言った俺の瞳から、寸分も視線を外さずにセイナはそう返してきた。
その清々しいほどの真っすぐなブルーサファイアの瞳を前に、逆にこっちが瞳を逸らしちまいそうになったぜ。
「よしッ!じゃあまずは……」
PCの画面を閉じながら立ち上がる。
「まずは……?」
そんな俺が何を言い出すのかセイナが見上げてくる。
「三日間旅行できるだけの荷物を今すぐまとめてくれ」
「えっ?旅行ってどこに行く気なの?」
キョトンとするセイナの横で、さっそく俺が自室のクローゼットからスーツケース取り出して準備をしながら答えた。
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