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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
赤き羽毛の復讐者7
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「……ア、アイリス……?」
セイナが後方で銃を構え、佇んでいたその人物の方を見た。
甘栗色のショートボブの少年、俺達をこの山の麓まで送り届けてくれた「アイリス・N・ハスコック」が、変わった形のライフルを俺達の方に向けていた。
あれは────リボルバーライフル!?
迷彩柄に塗装されたライフル……というよりも、リボルバーの周りにできる限りのアタッチメントを取り付けたかのようなゴテゴテしたその銃は、アメリカのKACが1990年代に開発したリボルバー式のスナイパーライフルだ。M4自動小銃用アタッチメント世界大手であるKACならではのこのライフルは、.44口径のルガースーパーレッグホークというリボルバーをベースに、着脱可能なストックやサプレッサーを取り付けたもので、.30口径という特殊弾を使う。遠くを狙うというというよりも、100m以内の敵を軽量かつ、完全消音で薬莢を落とさないという暗殺者向きに作られ、その高いカスタム性も買われて人気となるはずが、.30口径特殊弾が手に入りにくいという観点で表舞台からひっそりと消えた銃の一つだ。
だが、アイリスの持つそれは、通常の物よりもよりカスタムされ、俺が昔見たリボルバーライフルよりも一回り大きい印象だった。その証拠に、本来は消音式の銃身が装備されているはずだが、口径を大きくして威力向上するためにそれは外され、通常のスナイパーライフルと同タイプの銃身がカスタマイズされていた。どうりでさっき俺を守ってくれた時は、大きな銃声がハッキリと聞こえてきたわけか。
「どいて……あれ……ボクの獲物……」
焦点の合わない、どこか据わった瞳。こっちに話しかけているようだったが、俺達のことなどまるで見ていないその様子に、セイナは何も言えずにいたが、俺は何故かその前に立ち止まってしまう。
「……どいて……」
もともと口数は少なかったが、戦闘時などで集中するともっと少なくなるらしく、マフラーに隠された口元から発せられたのはその短い一言だけだった。だが、それだけにその一言に込められた思いは、数千数万の文字でも表現しきることのできないくらいの重みを感じた。
威厳や貫禄とは違う────怨念や執念、そういった思いが詰まった、たったの一言……普通の人ならそのたった一言で怖気づいてしまいそうなほどの言葉に、俺はそれを何とか耐えるように、尻もちをつきそうな身体を片足で地面へと踏ん張らせ、態勢を保った。
「ここはいったん引けアイリス。あのスナイパー……ただもんじゃないぞ……」
「……知ってる……」
身長差の関係で、こっちの顔を見ずにそう答えたアイリスは虚ろな瞳のまま、俺の胸の位置をただじっと見ていた。
会話こそ成り立ってはいるが、とてもこっちの話しを理解しているとは思えない。
と、その時、突然アイリスが携えていたリボルバーライフルをこっちに構えた。
長年、訓練などで刷り込まれてきた防衛本能が、思考が判断するよりもさきに銃を構えていた。もはやそれは脊髄反射と言っても過言ではない。だがアイリスは、銃を向けられたことには一切動じづ、そのまま俺……ではなく、そのすぐ背後に向けて引き金を引いた。
────ガンッ!ゴンッ!キーン!!
もう、中国山地に潜むスナイパーの射線から外れているはずなのに、今度は跳弾を二回も絡ませ、通常では予測不可能な角度から俺達のことを狙った銃弾を、さっきと同じように空中で撃ち落として見せたアイリス。俺のハンドガンとは違い、取り回しの悪い大きなライフル、さらにスコープすら覗かずに銃弾を弾いたところから、ここにいる誰よりもスナイパーライフルの扱いに長けているのことが読み取れた。
今まで本職のスナイパーを何人も見てはきたが、コイツはその中でも上位に組み込むレベルに値している。
末恐ろしいその姿に、度肝抜かれた俺の思考が再び音連れた突風によって遮断された。
周りを押しのける────というよりは巻き込むような小さな竜巻……さっきから発生しているこの風の正体は一体……
「どいて……さもないと……」
思考を巡らせる俺に、その銃口を今度こそ俺の腹部に向けてアイリスは呟いた。
感情こそ籠っていないが、口調からは苛立ちのようなものが募っていること、そして、数時間前の車内で見せたナイフのような生ぬるい殺気とは全く違う、明確な殺意が込めた銃口をこっちに向けてきていた。
流石に防弾性の装備を身に付けているとはいえ、この距離ではそれもほとんど効果をなさないだろう……しかも、相手は得体の知れない銃を使ってくる。流石に俺も道を譲るしか選択肢はなかった。
「……」
俺が半身で道を譲ると、アイリスは何も言わず、表情も変えずに山の頂上付近を目指し、ゆっくりとした歩調で俺達がさっきと下ってきた山道を登っていく。
まるで、壊れたAI人形のように感情を捨て、命令されたことをただ実行するだけのマシーンのようにも見えた。だが、俺とセイナが何も言えずに見送る小さな背中は、どこか哀愁のような、ものが無しさを感じていた。
「……行こう、ロナをこっちに」
「……うん」
俺が声をかけると、短い期間とはいえ一応面識のある人物……恐らく安否が気になるのであろうセイナが、懸念を混ぜたような声を上げる。
あのスナイパーは危険だからと、アイリスを無理矢理抱えて下山させることもできなくはない。だが、今はロナが負傷している。敵ではないのと思うが、かと言ってアイリスは味方……というわけではない。敵に寝返る可能性は十二分にある。もし、そうなってしまったとしたら負傷者を抱えたまま戦わなければならず、完全にこっちが不利になる。
今は他人の心配よりも、負傷した味方の安全を重視しなければ────
セイナからロナを受取ろうとした刹那……東側の川とは真逆、西側方面の山中百メートル付近に、何やら不吉な音が混じっているのを俺の耳は捉えた。
枝葉をかき分け、落ち葉や泥を踏む音……どうやらもう番犬たちが、獲物を駆り立てるためにやってきたらしい────数は6……いや7人か……?
「フォルテ……?」
まだそれにセイナは気づいてない、だが、長い付き合いから俺の異変だけを感じ取ったらしく、小首を傾げた。
今すぐ下山すれば、多分逃げ切ること難しくないだろう……だが、アイリスは……アイツはどうするのか……?
ここまで送ってくれた、ただの運転手と言ってしまえばそれまで……今はセイナや負傷しているロナが最優先にするのが得策であることは間違いない、百人に聞けば百人がそう答えるだろう。だが俺は────過去にアイツと同じような眼をした奴を見たことがある。そして、そいつが最終的に何を考えているのかも……
「フォルテ……!」
決断を迷っていることに気づいたセイナの声に、俺はハッと我に返った。
そうだ、今は迷っている場合じゃない。
この右眼をくれた師匠も言ってたじゃないか……「迷った時は、多くを救える選択肢を選べ」と。それに今の俺は数か月前とは違う。頼れる仲間が目の前にいるじゃないか。
俺は、ロナを受取ろうとしていた両腕を引っ込め、代わりにセイナの肩に優しく手を置いた。
「セイナ……ごめん、西側から敵が7人ほど迫ってきてる。ロナを連れて、ここから逃げれるか……?」
「できるけど……フォルテはどうするの?」
「俺がこっちで注意を引きつつ、頂上に向かったアイリスを連れて逃げる」
ロナは脚を負傷している関係で、誰かが背負っていかなければならない分、逃走スピードが落ちてしまう。どちらにしろ囮は必要だ。それに、このままだとアイリスは山の頂上で挟み撃ちに合い。逃げ場を失ってしまうだろう。
さっき言った通り、ただの運転手と言えばそれまでだが、目的互いにが違うとはいえ、俺達が呼び寄せた敵のせいで殺されてしまっては寝覚めも悪い。
「分かった、くれぐれも無理はしないで……!」
そこまで俺の考えを理解したのか、セイナは反論も見せることなくそう答えた。
数か月前だったら、もっと反論されたり、言うことを聞いてくれなかったかもしれない。
だが、幾らかの修羅場を共に超えてきたおかげで、セイナからの信頼を、俺はある程度は勝ち取ることができていたらしい。
俺はそれが素直に嬉しくて、軽く微笑みながら「あぁ……!」と短く言葉を返し、武器を抜いて踵を返した。
セイナが後方で銃を構え、佇んでいたその人物の方を見た。
甘栗色のショートボブの少年、俺達をこの山の麓まで送り届けてくれた「アイリス・N・ハスコック」が、変わった形のライフルを俺達の方に向けていた。
あれは────リボルバーライフル!?
迷彩柄に塗装されたライフル……というよりも、リボルバーの周りにできる限りのアタッチメントを取り付けたかのようなゴテゴテしたその銃は、アメリカのKACが1990年代に開発したリボルバー式のスナイパーライフルだ。M4自動小銃用アタッチメント世界大手であるKACならではのこのライフルは、.44口径のルガースーパーレッグホークというリボルバーをベースに、着脱可能なストックやサプレッサーを取り付けたもので、.30口径という特殊弾を使う。遠くを狙うというというよりも、100m以内の敵を軽量かつ、完全消音で薬莢を落とさないという暗殺者向きに作られ、その高いカスタム性も買われて人気となるはずが、.30口径特殊弾が手に入りにくいという観点で表舞台からひっそりと消えた銃の一つだ。
だが、アイリスの持つそれは、通常の物よりもよりカスタムされ、俺が昔見たリボルバーライフルよりも一回り大きい印象だった。その証拠に、本来は消音式の銃身が装備されているはずだが、口径を大きくして威力向上するためにそれは外され、通常のスナイパーライフルと同タイプの銃身がカスタマイズされていた。どうりでさっき俺を守ってくれた時は、大きな銃声がハッキリと聞こえてきたわけか。
「どいて……あれ……ボクの獲物……」
焦点の合わない、どこか据わった瞳。こっちに話しかけているようだったが、俺達のことなどまるで見ていないその様子に、セイナは何も言えずにいたが、俺は何故かその前に立ち止まってしまう。
「……どいて……」
もともと口数は少なかったが、戦闘時などで集中するともっと少なくなるらしく、マフラーに隠された口元から発せられたのはその短い一言だけだった。だが、それだけにその一言に込められた思いは、数千数万の文字でも表現しきることのできないくらいの重みを感じた。
威厳や貫禄とは違う────怨念や執念、そういった思いが詰まった、たったの一言……普通の人ならそのたった一言で怖気づいてしまいそうなほどの言葉に、俺はそれを何とか耐えるように、尻もちをつきそうな身体を片足で地面へと踏ん張らせ、態勢を保った。
「ここはいったん引けアイリス。あのスナイパー……ただもんじゃないぞ……」
「……知ってる……」
身長差の関係で、こっちの顔を見ずにそう答えたアイリスは虚ろな瞳のまま、俺の胸の位置をただじっと見ていた。
会話こそ成り立ってはいるが、とてもこっちの話しを理解しているとは思えない。
と、その時、突然アイリスが携えていたリボルバーライフルをこっちに構えた。
長年、訓練などで刷り込まれてきた防衛本能が、思考が判断するよりもさきに銃を構えていた。もはやそれは脊髄反射と言っても過言ではない。だがアイリスは、銃を向けられたことには一切動じづ、そのまま俺……ではなく、そのすぐ背後に向けて引き金を引いた。
────ガンッ!ゴンッ!キーン!!
もう、中国山地に潜むスナイパーの射線から外れているはずなのに、今度は跳弾を二回も絡ませ、通常では予測不可能な角度から俺達のことを狙った銃弾を、さっきと同じように空中で撃ち落として見せたアイリス。俺のハンドガンとは違い、取り回しの悪い大きなライフル、さらにスコープすら覗かずに銃弾を弾いたところから、ここにいる誰よりもスナイパーライフルの扱いに長けているのことが読み取れた。
今まで本職のスナイパーを何人も見てはきたが、コイツはその中でも上位に組み込むレベルに値している。
末恐ろしいその姿に、度肝抜かれた俺の思考が再び音連れた突風によって遮断された。
周りを押しのける────というよりは巻き込むような小さな竜巻……さっきから発生しているこの風の正体は一体……
「どいて……さもないと……」
思考を巡らせる俺に、その銃口を今度こそ俺の腹部に向けてアイリスは呟いた。
感情こそ籠っていないが、口調からは苛立ちのようなものが募っていること、そして、数時間前の車内で見せたナイフのような生ぬるい殺気とは全く違う、明確な殺意が込めた銃口をこっちに向けてきていた。
流石に防弾性の装備を身に付けているとはいえ、この距離ではそれもほとんど効果をなさないだろう……しかも、相手は得体の知れない銃を使ってくる。流石に俺も道を譲るしか選択肢はなかった。
「……」
俺が半身で道を譲ると、アイリスは何も言わず、表情も変えずに山の頂上付近を目指し、ゆっくりとした歩調で俺達がさっきと下ってきた山道を登っていく。
まるで、壊れたAI人形のように感情を捨て、命令されたことをただ実行するだけのマシーンのようにも見えた。だが、俺とセイナが何も言えずに見送る小さな背中は、どこか哀愁のような、ものが無しさを感じていた。
「……行こう、ロナをこっちに」
「……うん」
俺が声をかけると、短い期間とはいえ一応面識のある人物……恐らく安否が気になるのであろうセイナが、懸念を混ぜたような声を上げる。
あのスナイパーは危険だからと、アイリスを無理矢理抱えて下山させることもできなくはない。だが、今はロナが負傷している。敵ではないのと思うが、かと言ってアイリスは味方……というわけではない。敵に寝返る可能性は十二分にある。もし、そうなってしまったとしたら負傷者を抱えたまま戦わなければならず、完全にこっちが不利になる。
今は他人の心配よりも、負傷した味方の安全を重視しなければ────
セイナからロナを受取ろうとした刹那……東側の川とは真逆、西側方面の山中百メートル付近に、何やら不吉な音が混じっているのを俺の耳は捉えた。
枝葉をかき分け、落ち葉や泥を踏む音……どうやらもう番犬たちが、獲物を駆り立てるためにやってきたらしい────数は6……いや7人か……?
「フォルテ……?」
まだそれにセイナは気づいてない、だが、長い付き合いから俺の異変だけを感じ取ったらしく、小首を傾げた。
今すぐ下山すれば、多分逃げ切ること難しくないだろう……だが、アイリスは……アイツはどうするのか……?
ここまで送ってくれた、ただの運転手と言ってしまえばそれまで……今はセイナや負傷しているロナが最優先にするのが得策であることは間違いない、百人に聞けば百人がそう答えるだろう。だが俺は────過去にアイツと同じような眼をした奴を見たことがある。そして、そいつが最終的に何を考えているのかも……
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俺は、ロナを受取ろうとしていた両腕を引っ込め、代わりにセイナの肩に優しく手を置いた。
「セイナ……ごめん、西側から敵が7人ほど迫ってきてる。ロナを連れて、ここから逃げれるか……?」
「できるけど……フォルテはどうするの?」
「俺がこっちで注意を引きつつ、頂上に向かったアイリスを連れて逃げる」
ロナは脚を負傷している関係で、誰かが背負っていかなければならない分、逃走スピードが落ちてしまう。どちらにしろ囮は必要だ。それに、このままだとアイリスは山の頂上で挟み撃ちに合い。逃げ場を失ってしまうだろう。
さっき言った通り、ただの運転手と言えばそれまでだが、目的互いにが違うとはいえ、俺達が呼び寄せた敵のせいで殺されてしまっては寝覚めも悪い。
「分かった、くれぐれも無理はしないで……!」
そこまで俺の考えを理解したのか、セイナは反論も見せることなくそう答えた。
数か月前だったら、もっと反論されたり、言うことを聞いてくれなかったかもしれない。
だが、幾らかの修羅場を共に超えてきたおかげで、セイナからの信頼を、俺はある程度は勝ち取ることができていたらしい。
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