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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
赤き羽毛の復讐者8
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荒れる呼吸────走る身体が欠乏する酸素を求めて空気を吸うが、ここは高温多湿の密林、蒸し風呂やサウナのような環境では上手く呼吸をすることさえ難しい。そんな中で見上げた視線の先、この緩やかな山の頂上付近では、銃声の音が立て続けに鳴り響いていた。恐らく、アイリスがさっきのスナイパーと撃ち合いしている最中なのだろう。
セイナ、ロナと別れ、山道を駆け上がる俺は、泥の斜面を勢いよく駆け上がっていく。途中に生えた邪魔な雑草を村正改で切り捨て、落ち葉に足を取られそうになりながらも、態勢を崩さずにバランスを取る。睡眠不足で気だるい身体に鞭打って何とか山を登りきると、さっき俺が弾いた銃弾が突き刺さった樹木、その先に広がる、大きな木々のない開けた場所に出た。この緩やかな山の頂上は高低差の関係で降雨量が違うのか、小さな剥げ山のようになっていた。草木は低い雑草程度しか生えていない泥や砂の地面に、あとは岩が転がっているだけの殺風景、周りの密林と比べるとまるで別世界だ。その場所の中央、風で揺れる甘栗色のマフラーに赤い羽根を付けた少年は、頂上から緩やかな斜面の先に見える、幅50メートル以上はある大きな川……話に聞いていたキーソン川と。その先にそびえ立つ、広大な中国山地にそのリボルバーライフルを構えたまま、朝日の下に佇んでいた。
「アイリス!」
「……」
俺が禿げ山とジャングルの境目となっていた大木の裏から声を掛けるが、少年は全く反応を示さない。ここから数メートルしか離れていないので、聞き取れないことは無いはずだが、集中しているのか?それとも無視をしているのか?全くこっちに反応を示さない。
それどころか、遮蔽物らしいものが無いというスナイパーにとって絶望的状況……にも関わらず、アイリスはそのまま禿げ山を駆けていく。
動きながら銃をスコープ越しに構え、正面に広がる中国山地に向けて発砲。そのたびに、火薬の音とは別に、周りの大気が振動する……まるで空気砲のような音が、銃の回転式弾倉から響いていた。
後ろから改めて狙撃の瞬間を見るとよく分かるが、さっきの銃弾の後に吹き抜けていった突風、あれが一体何なのか未だによく分からないが、どうやらあのリボルバーライフルが発していたものらしい……
その風を纏った銃弾は────途中まで真っすぐ飛んでいくが、山と山の間に流れるキーソン川の真上付近で軌道が微妙に逸れ、さっきの狙撃手が隠れている茂みをことごとく外していた。アイリスが狙撃を失敗しているわけではない。相手のスナイパーに狙いを外されている。もしくはその逆をアイリス自身がやっているんだ。その証拠に、茂みに隠れたまま姿を現さない中国側のスナイパーに銃弾が当たらないように、アイリスの周りにも逸れたライフル弾が何発も着弾していた。
「……」
アイリスの持っていた、六発しか入らないリボルバーライフルの回転式弾倉がすぐに弾切れを起こした。パーカーのフロントポケットから素早くスピードローダーを取り出しリロードする隙に────相手のスナイパーが撃ち返してくる。
アイリスはそれに一切動じることなく、やる気や生気を感じないボケーとした性格とは裏腹に、手を使わないバク宙、側宙といったアクロバティックな機敏な動きで銃弾を躱しつつ、近くの岩を使って空中に舞い、飛んで、跳ねてと様々な角度から銃弾を叩き込んでいた。
凄い────今まで自分が見たこともないその狙撃手同士の銃撃戦を前に、長距離武装のない俺はただ息を呑んで見守るくらいしかできず、再び声をかけることすら忘れてしまうくらいその戦いに見入ってしまっていた。
通常のスナイパー戦というのは他の銃器と違って勝負は一瞬、相手に居場所が見つかった瞬間、余程の運が良くない限りその時点で撃たれ、この世からおさらばする。だが、いま俺の目の前で繰り広げられているこの戦いはそれを全く覆す内容だった。
両者ともに居場所がバレたうえで、2キロ離れた位置同士で凄まじい銃撃戦をやってのけている。
相手の弾丸の軌道、弾数を予測し、弾くか躱すか選択しつつ、その合間を狙って相手に叩き込む銃弾を紛れさせる。いわば普通のハンドガンやサブマシンガンと同じような戦いをしていることになる。さらに言うと、スナイパーライフルの銃弾速度は約1000m/S、1秒間に1000m進む計算だから、一発の銃弾が相手に到達するまで約2秒が掛かる。その空中にある銃弾の軌道や、どこに飛んできているのかも考えつつ、この二人は互いの動きの先の先を読み合う銃撃戦を続けていた。
力は互角か?いや……相手の方が一枚上手か?
アイリスは飛んできた銃弾を躱すために、銃弾で軌道を逸らす以外にも、身体を移動させて避けている。
だが、相手のスナイパーは、最初にロナを撃った時から、中国山地の頂上付近にある茂みに隠れたまま、一歩もそこから動かず、銃弾の軌道を逸らすだけで全ての攻撃を回避していた。しかも、茂みから見えるのはパチパチと球切れしかけた白熱電球のようなマズルフラッシュだけだ。相手の性別、人種、使っている武器ですら判別できていない状況だ。それでもアイリスは見えない相手と善戦を繰り広げていた。まるで、相手のことを知っているかのように……
「……クッ……」
宙を舞うよう片足宙返りを決めながら着地したアイリスが、初めてそこで動きを止めて片膝をついた。
被弾したわけでも、体力が切れたわけでもなく、何故か頭を片手で掻き上げるように抑え込んでいた。
「……魔力の……消費が……」
ブツブツと何か呟く姿はどこか苦し気で、さっきまであんな体操選手のように動き回っていたのが嘘のようだった。それでも、敵にとってそんなことは関係ない。相手のスナイパーが二発の銃弾を発射したのか、身を顰めている茂みに二つの光が走る────
「……このッ……」
アイリスはをリボルバーライフルを構えて一発放ち、相手の一射目の銃弾、その軌道を左に変えつつ、二射目銃弾は右側に側方回避することで回避していた。だが────
キーソン川の真上で逸らした一射目────それはアイリスの銃弾に当たって左側に軌道を曲げていたが、あとから飛んできた二射目が一射目に当たり、そこで真逆の右側────アイリスが回避した方向へと進路を変えた。
「……な……!?」
読み合い合戦に置いてアイリスが見せた隙、その瞬間を相手は見逃さなかった。
アイリスはその銃弾に意表を突かれ、弾こうにも間に合わない。それだけではない、一射目を逸らしたとき、アイリスが放ったのは六発目、回転式弾倉に残っていた最後の銃弾だ。
だからアイリスは避けるしか選択肢が無かった。だが、その避ける方向も読まれてしまったため、これ以上打つ手はなかった。そうアイリスには────
「……ッ!!」
アイリスに銃弾が当たらないよう俺がHK45を素早く抜いて撃つ。身構えていたアイリスの前で銃弾同士が弾け合い、心地の言い金属音を奏でた。
そうとは知らずに恐々と目を開くアイリスは、自分の身に何もないことに気づいてさらに驚いたようで、顔を触ってから両掌を覗き込んでいた。
むすっとして可愛げのないガキンチョと少し思っていたが、そういった奴が感情を表に出した瞬間はそれはそれで興味深く、我ながら面白かった。
「ッ……!?」
反応を観察しつつ後ろから素早く忍び寄った俺が、アイリスの女みたいに細い腰に手を回し、米俵のように懐で担いだ。
セイナ、ロナと別れ、山道を駆け上がる俺は、泥の斜面を勢いよく駆け上がっていく。途中に生えた邪魔な雑草を村正改で切り捨て、落ち葉に足を取られそうになりながらも、態勢を崩さずにバランスを取る。睡眠不足で気だるい身体に鞭打って何とか山を登りきると、さっき俺が弾いた銃弾が突き刺さった樹木、その先に広がる、大きな木々のない開けた場所に出た。この緩やかな山の頂上は高低差の関係で降雨量が違うのか、小さな剥げ山のようになっていた。草木は低い雑草程度しか生えていない泥や砂の地面に、あとは岩が転がっているだけの殺風景、周りの密林と比べるとまるで別世界だ。その場所の中央、風で揺れる甘栗色のマフラーに赤い羽根を付けた少年は、頂上から緩やかな斜面の先に見える、幅50メートル以上はある大きな川……話に聞いていたキーソン川と。その先にそびえ立つ、広大な中国山地にそのリボルバーライフルを構えたまま、朝日の下に佇んでいた。
「アイリス!」
「……」
俺が禿げ山とジャングルの境目となっていた大木の裏から声を掛けるが、少年は全く反応を示さない。ここから数メートルしか離れていないので、聞き取れないことは無いはずだが、集中しているのか?それとも無視をしているのか?全くこっちに反応を示さない。
それどころか、遮蔽物らしいものが無いというスナイパーにとって絶望的状況……にも関わらず、アイリスはそのまま禿げ山を駆けていく。
動きながら銃をスコープ越しに構え、正面に広がる中国山地に向けて発砲。そのたびに、火薬の音とは別に、周りの大気が振動する……まるで空気砲のような音が、銃の回転式弾倉から響いていた。
後ろから改めて狙撃の瞬間を見るとよく分かるが、さっきの銃弾の後に吹き抜けていった突風、あれが一体何なのか未だによく分からないが、どうやらあのリボルバーライフルが発していたものらしい……
その風を纏った銃弾は────途中まで真っすぐ飛んでいくが、山と山の間に流れるキーソン川の真上付近で軌道が微妙に逸れ、さっきの狙撃手が隠れている茂みをことごとく外していた。アイリスが狙撃を失敗しているわけではない。相手のスナイパーに狙いを外されている。もしくはその逆をアイリス自身がやっているんだ。その証拠に、茂みに隠れたまま姿を現さない中国側のスナイパーに銃弾が当たらないように、アイリスの周りにも逸れたライフル弾が何発も着弾していた。
「……」
アイリスの持っていた、六発しか入らないリボルバーライフルの回転式弾倉がすぐに弾切れを起こした。パーカーのフロントポケットから素早くスピードローダーを取り出しリロードする隙に────相手のスナイパーが撃ち返してくる。
アイリスはそれに一切動じることなく、やる気や生気を感じないボケーとした性格とは裏腹に、手を使わないバク宙、側宙といったアクロバティックな機敏な動きで銃弾を躱しつつ、近くの岩を使って空中に舞い、飛んで、跳ねてと様々な角度から銃弾を叩き込んでいた。
凄い────今まで自分が見たこともないその狙撃手同士の銃撃戦を前に、長距離武装のない俺はただ息を呑んで見守るくらいしかできず、再び声をかけることすら忘れてしまうくらいその戦いに見入ってしまっていた。
通常のスナイパー戦というのは他の銃器と違って勝負は一瞬、相手に居場所が見つかった瞬間、余程の運が良くない限りその時点で撃たれ、この世からおさらばする。だが、いま俺の目の前で繰り広げられているこの戦いはそれを全く覆す内容だった。
両者ともに居場所がバレたうえで、2キロ離れた位置同士で凄まじい銃撃戦をやってのけている。
相手の弾丸の軌道、弾数を予測し、弾くか躱すか選択しつつ、その合間を狙って相手に叩き込む銃弾を紛れさせる。いわば普通のハンドガンやサブマシンガンと同じような戦いをしていることになる。さらに言うと、スナイパーライフルの銃弾速度は約1000m/S、1秒間に1000m進む計算だから、一発の銃弾が相手に到達するまで約2秒が掛かる。その空中にある銃弾の軌道や、どこに飛んできているのかも考えつつ、この二人は互いの動きの先の先を読み合う銃撃戦を続けていた。
力は互角か?いや……相手の方が一枚上手か?
アイリスは飛んできた銃弾を躱すために、銃弾で軌道を逸らす以外にも、身体を移動させて避けている。
だが、相手のスナイパーは、最初にロナを撃った時から、中国山地の頂上付近にある茂みに隠れたまま、一歩もそこから動かず、銃弾の軌道を逸らすだけで全ての攻撃を回避していた。しかも、茂みから見えるのはパチパチと球切れしかけた白熱電球のようなマズルフラッシュだけだ。相手の性別、人種、使っている武器ですら判別できていない状況だ。それでもアイリスは見えない相手と善戦を繰り広げていた。まるで、相手のことを知っているかのように……
「……クッ……」
宙を舞うよう片足宙返りを決めながら着地したアイリスが、初めてそこで動きを止めて片膝をついた。
被弾したわけでも、体力が切れたわけでもなく、何故か頭を片手で掻き上げるように抑え込んでいた。
「……魔力の……消費が……」
ブツブツと何か呟く姿はどこか苦し気で、さっきまであんな体操選手のように動き回っていたのが嘘のようだった。それでも、敵にとってそんなことは関係ない。相手のスナイパーが二発の銃弾を発射したのか、身を顰めている茂みに二つの光が走る────
「……このッ……」
アイリスはをリボルバーライフルを構えて一発放ち、相手の一射目の銃弾、その軌道を左に変えつつ、二射目銃弾は右側に側方回避することで回避していた。だが────
キーソン川の真上で逸らした一射目────それはアイリスの銃弾に当たって左側に軌道を曲げていたが、あとから飛んできた二射目が一射目に当たり、そこで真逆の右側────アイリスが回避した方向へと進路を変えた。
「……な……!?」
読み合い合戦に置いてアイリスが見せた隙、その瞬間を相手は見逃さなかった。
アイリスはその銃弾に意表を突かれ、弾こうにも間に合わない。それだけではない、一射目を逸らしたとき、アイリスが放ったのは六発目、回転式弾倉に残っていた最後の銃弾だ。
だからアイリスは避けるしか選択肢が無かった。だが、その避ける方向も読まれてしまったため、これ以上打つ手はなかった。そうアイリスには────
「……ッ!!」
アイリスに銃弾が当たらないよう俺がHK45を素早く抜いて撃つ。身構えていたアイリスの前で銃弾同士が弾け合い、心地の言い金属音を奏でた。
そうとは知らずに恐々と目を開くアイリスは、自分の身に何もないことに気づいてさらに驚いたようで、顔を触ってから両掌を覗き込んでいた。
むすっとして可愛げのないガキンチョと少し思っていたが、そういった奴が感情を表に出した瞬間はそれはそれで興味深く、我ながら面白かった。
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