137 / 361
赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
バンゾック・フォールズ13
しおりを挟む
────あの少女はやめた方がいい。
────いつか必ず後悔するぞ。
「……っ!」
突然脳内に、数日前の夢で聞いた二つの言葉が再生される。
その言葉の意味も、誰が言ったのかすらも理解できていなかったが、後悔という部分に、自身の身体が強く反応した。
「……きゃっ!?」
蜜柑の果汁で濡れた、あで艶のある唇。それに触れる寸前、まるで条件反射のように、セイナの身体を俺は両手で引きはがしていた。
刃物を使った鍔迫り合いでは、ほとんどの相手をねじ伏せる程に力の強いセイナが、小さく悲鳴を上げながら、後ろによろめく。その小っちゃい両肩に手を置いたまま、顔を背けた俺は脳内で叫んでいた。
今、俺は一体何をしようとしていた!?
一瞬だけ冷静になった脳が、数瞬前の自分の行動を鮮明にフラッシュバックさせる。勢いに任せての愚かな行為に対する罪悪感、一線を越えかけた動揺で目は泳ぎまくり、恥ずかしさで鏡を見なくても分かるくらい、火照り切った赤い顔。雪崩のように、怒涛の勢いで押し寄せてきた感情が、俺を表現するための器から溢れて洪水を起こし、脳の機能が完全にマヒしていた。
「……あ……その……」
早く何か言わないと────こんなことして、セイナが絶対黙っているはずがない。
過去に何度かこういったケース……セイナの入浴中に裸を見てしまったり、戦闘時に胸に触れてしまったことは何回もあった。その時は必ず、俺のことを確実に殺りに来る。それが仮に不可抗力であったとしてもセイナには関係ない。寧ろ今日まで俺は、セイナにそういった行為を故意で及んだことは一度も無かった。
だからこそ、今の俺は弁明するどころか恐怖のあまり、セイナの顔を直視することすらできずにいた。一体、いま彼女がどういった顔をしているのか、これから何をされるのか、人が想像できる範疇を越えている!
それらの積み重なりと、故意でやった自覚から、いつもと違って素直に謝ることもさえもできず、黙りこくったまま何秒も過ぎていく。その結果、さらに焦りの感情も混じって、もう俺の脳が捌ける情報量を遥かに超えてしまっていた。
結局、答えを見出せないまま、弁明するタイミングを完全に逃してしまう。
未だ双肩を掴んだままの両腕に、小刻みな震えが走り始める。それがもう俺の(恐怖の)震えなのかセイナの(怒りの)震えなのかも判別することができない。おそらく両方だろうけど。
でも、もしかしたらこれで良かったのかもしれないな……
俺のしたことは、未遂だとしても決して許されるものではない。それを適当な言葉で誤魔化そうとする根性が、そもそも間違っている。下される罰、例えそれが死に至るレベルだったとしても、俺にはそれを素直に受ける義務がある。
だから……逃げないっ!
ジープの黒いフロアマットを映していた右眼を固く閉じ、下される制裁に身を捧げる。
銃殺、刺殺、電殺、殴殺、絞殺、扼殺、轢殺、爆殺、抉殺……思いつく限りのあらゆる殺し方が、レストランのメニューでも眺めるくらいの軽さで、パラパラと脳内を駆け巡る。
だが、最後までみっともない姿を見せられないと、逃げたい気持ちを何とか奮い立たせ、何とかその場から逃げず、セイナの反応をただじっと待つ────
本気で死を覚悟した途端、数瞬前まで頭を埋め尽くしていた余計な邪心が全て、タンポポの綿が飛ぶようにふぁあっ……と解き放たれ、世界が真っ白な無へと誘われる。
冗談抜きで俺は、たった今この瞬間────セイナから齎されるであろう「死」を受け入れたのだ。簡単に言うと「この人になら殺されてもいい」って状態に近い。
そこまですんなりと覚悟できた自分に少しだけ驚いたが、決して悪い気分ではなかった。
自分の頬が、心なしか緩んだ気がした────
「……」
あれ……?数分は待ったはずだが、何もされないぞ……?
もしかして、もうすでに俺は死んでいるのか……?と思ったが、右眼を開けるとそこは、さっきまで見ていたジープの黒いフロアマットが映る。決して地面に頭が転がっているわけでもなく、しっかり首もくっついている。
両肩を掴んだままだから分かるが、セイナも俺のすぐ目の前にいるはず……
沈黙に耐え切れなくなった俺が、恐怖を押し殺しながら、ゆっくりと顔を上げた。
「……あっ……」
視線の先……セイナ……というよりも、十六歳の少女は、吃驚の中に、憂慮を数滴たらしたような表情で固まっていた。
焦点が俺に合っていないセイナは、放心状態のまま、口元をわなわなと動かしているだけで、逃げることも襲い掛かることもしなかった。
「……セ、セイナ?」
ある意味想定外の反応に、心配になった俺が声をかけると、パチリパチリと瞼が数回動いた後に、ようやく俺にピントが合っていき────
「ひゃっ!?」
ここの密林でも聞いたことのない、珍獣のような悲鳴を上げた後、ポップコーンのように座席から数十センチ跳ね上がるセイナ。いつの間に頬は、茹でだこに負けないくらいの赤色に染め上がっていた。
「フォ、フォフォフォフォ………フォルテ!?アンタ、今!……キ、キキキキ……キ……ス、しようと────」
ブルーサファイアの瞳を丸くして慌てるセイナは、顔だけでなく、露出した手や首元、プリーツスカートと黒いニーソックスの間に見える絶対領域までも真っ赤に染め上げた状態で、誰が見ても分かるくらい動揺していた。それは、普段はあまり見せたことのないセイナの素顔。何処にでもいるような、一人の少女に過ぎなかった。
「ご、ごめん!!」
特別なことはなにも考えてなかった俺が、自分でもびっくりするくらい、すんなりとその言葉が出た。
セイナの双肩から、ようやく離した両手を膝の上に置き、頭を下げる俺……数か月前の新宿の時にはできなかったことに「えっ」と漏らすセイナ。本人は意識してないのかもしれないが、曲げた細腕がファイティングポーズに近い、乙女のポーズを取っていた。
ロナ辺りがやるとぶりっ子ポーズだが、セイナがやると、いつもの凛々しい姿のギャップで可愛さマシマシ、有名ファッション雑誌の表紙を飾れるくらいには破壊力抜群だった。
「今のは、その……ごめん、忘れてくれ……!ちょっとした気の迷いだったんだ……!」
「……えっ……」
俺のその一言に、セイナの表情がガクンッと「明」から「暗」へと切り替わった。な、何で!?
しかも、最近俺に対して何故か機嫌が悪かった時とは違う、そして、これもまた今までで見たことのない、花が萎れたかのようなどんよりした顔。セイナというよりも、しつこ過ぎて俺が拒絶した時にロナが見せるものとかなり似ていた。
「……さっきのは……本気じゃなかったってこと……?」
顔を伏せ、胸元でギュッと両手を握ったセイナが、悲しみが溶け込んだ瞳を前髪に隠し、少し上擦ったような声を漏らし、鼻を小さく啜った。なんかよく分からないけど、良くない方向にコトが進んでいるのは流石に理解できた俺は、あろうことか────
「お、お前じゃなかったらあんなことしねーよ!」
車内に流れていた風がピタッと音を立てて止まる。
俺の言葉を聞いたセイナは、眦を決してまた固まっていた。
さっきの負のオーラはだいぶ消えてたけど、俺、そんなに変なこと言ったのか?と思うくらいには固まっている……って、あれ────さっきなんて言ったんだ……いま……おまえじゃ……なかったら……あんなこと……はっ!?
ようやくそこで自分が、とんでもないことを呟いていたことに、コンマ数秒で気づき、セイナと同時に俺は顔を背ける。
突然風が止んで無風になった車内で、心臓の音が痛い程に聞こえてる。デカすぎて、誰かに聞こえてしまうんじゃないかと思うくらいだ。酒に酔いつぶれた時のように全身が紅潮して暑い……こういう時に限って、怪鳥などの動物も一切鳴かないから、いつもよりも沈黙が長く感じて、辛いと思うのも久しぶりだった。
大体、なんで俺はこんなに恥ずかしい思いをしているんだ……!
別にそんなおかしなことを言ったつもりは無かった……いや、待てよ?おかしなことを言ったつもりが無いということは、それはつまり────
「そそそそそそ……それって……つつつつつ……つまり……?」
映し鏡と間違うかのように赤くなったセイナが、逸らした顔のままボソボソと漏らす。
どうやら俺の言おうとしていたことに気づいているようだった。
俺も生唾をぐっと飲み込み、その言葉の続きを……セイナが言わんとしている俺自身の本心を、意を決して続ける。
「それは、つまり……お前のことが────」
────いつか必ず後悔するぞ。
「……っ!」
突然脳内に、数日前の夢で聞いた二つの言葉が再生される。
その言葉の意味も、誰が言ったのかすらも理解できていなかったが、後悔という部分に、自身の身体が強く反応した。
「……きゃっ!?」
蜜柑の果汁で濡れた、あで艶のある唇。それに触れる寸前、まるで条件反射のように、セイナの身体を俺は両手で引きはがしていた。
刃物を使った鍔迫り合いでは、ほとんどの相手をねじ伏せる程に力の強いセイナが、小さく悲鳴を上げながら、後ろによろめく。その小っちゃい両肩に手を置いたまま、顔を背けた俺は脳内で叫んでいた。
今、俺は一体何をしようとしていた!?
一瞬だけ冷静になった脳が、数瞬前の自分の行動を鮮明にフラッシュバックさせる。勢いに任せての愚かな行為に対する罪悪感、一線を越えかけた動揺で目は泳ぎまくり、恥ずかしさで鏡を見なくても分かるくらい、火照り切った赤い顔。雪崩のように、怒涛の勢いで押し寄せてきた感情が、俺を表現するための器から溢れて洪水を起こし、脳の機能が完全にマヒしていた。
「……あ……その……」
早く何か言わないと────こんなことして、セイナが絶対黙っているはずがない。
過去に何度かこういったケース……セイナの入浴中に裸を見てしまったり、戦闘時に胸に触れてしまったことは何回もあった。その時は必ず、俺のことを確実に殺りに来る。それが仮に不可抗力であったとしてもセイナには関係ない。寧ろ今日まで俺は、セイナにそういった行為を故意で及んだことは一度も無かった。
だからこそ、今の俺は弁明するどころか恐怖のあまり、セイナの顔を直視することすらできずにいた。一体、いま彼女がどういった顔をしているのか、これから何をされるのか、人が想像できる範疇を越えている!
それらの積み重なりと、故意でやった自覚から、いつもと違って素直に謝ることもさえもできず、黙りこくったまま何秒も過ぎていく。その結果、さらに焦りの感情も混じって、もう俺の脳が捌ける情報量を遥かに超えてしまっていた。
結局、答えを見出せないまま、弁明するタイミングを完全に逃してしまう。
未だ双肩を掴んだままの両腕に、小刻みな震えが走り始める。それがもう俺の(恐怖の)震えなのかセイナの(怒りの)震えなのかも判別することができない。おそらく両方だろうけど。
でも、もしかしたらこれで良かったのかもしれないな……
俺のしたことは、未遂だとしても決して許されるものではない。それを適当な言葉で誤魔化そうとする根性が、そもそも間違っている。下される罰、例えそれが死に至るレベルだったとしても、俺にはそれを素直に受ける義務がある。
だから……逃げないっ!
ジープの黒いフロアマットを映していた右眼を固く閉じ、下される制裁に身を捧げる。
銃殺、刺殺、電殺、殴殺、絞殺、扼殺、轢殺、爆殺、抉殺……思いつく限りのあらゆる殺し方が、レストランのメニューでも眺めるくらいの軽さで、パラパラと脳内を駆け巡る。
だが、最後までみっともない姿を見せられないと、逃げたい気持ちを何とか奮い立たせ、何とかその場から逃げず、セイナの反応をただじっと待つ────
本気で死を覚悟した途端、数瞬前まで頭を埋め尽くしていた余計な邪心が全て、タンポポの綿が飛ぶようにふぁあっ……と解き放たれ、世界が真っ白な無へと誘われる。
冗談抜きで俺は、たった今この瞬間────セイナから齎されるであろう「死」を受け入れたのだ。簡単に言うと「この人になら殺されてもいい」って状態に近い。
そこまですんなりと覚悟できた自分に少しだけ驚いたが、決して悪い気分ではなかった。
自分の頬が、心なしか緩んだ気がした────
「……」
あれ……?数分は待ったはずだが、何もされないぞ……?
もしかして、もうすでに俺は死んでいるのか……?と思ったが、右眼を開けるとそこは、さっきまで見ていたジープの黒いフロアマットが映る。決して地面に頭が転がっているわけでもなく、しっかり首もくっついている。
両肩を掴んだままだから分かるが、セイナも俺のすぐ目の前にいるはず……
沈黙に耐え切れなくなった俺が、恐怖を押し殺しながら、ゆっくりと顔を上げた。
「……あっ……」
視線の先……セイナ……というよりも、十六歳の少女は、吃驚の中に、憂慮を数滴たらしたような表情で固まっていた。
焦点が俺に合っていないセイナは、放心状態のまま、口元をわなわなと動かしているだけで、逃げることも襲い掛かることもしなかった。
「……セ、セイナ?」
ある意味想定外の反応に、心配になった俺が声をかけると、パチリパチリと瞼が数回動いた後に、ようやく俺にピントが合っていき────
「ひゃっ!?」
ここの密林でも聞いたことのない、珍獣のような悲鳴を上げた後、ポップコーンのように座席から数十センチ跳ね上がるセイナ。いつの間に頬は、茹でだこに負けないくらいの赤色に染め上がっていた。
「フォ、フォフォフォフォ………フォルテ!?アンタ、今!……キ、キキキキ……キ……ス、しようと────」
ブルーサファイアの瞳を丸くして慌てるセイナは、顔だけでなく、露出した手や首元、プリーツスカートと黒いニーソックスの間に見える絶対領域までも真っ赤に染め上げた状態で、誰が見ても分かるくらい動揺していた。それは、普段はあまり見せたことのないセイナの素顔。何処にでもいるような、一人の少女に過ぎなかった。
「ご、ごめん!!」
特別なことはなにも考えてなかった俺が、自分でもびっくりするくらい、すんなりとその言葉が出た。
セイナの双肩から、ようやく離した両手を膝の上に置き、頭を下げる俺……数か月前の新宿の時にはできなかったことに「えっ」と漏らすセイナ。本人は意識してないのかもしれないが、曲げた細腕がファイティングポーズに近い、乙女のポーズを取っていた。
ロナ辺りがやるとぶりっ子ポーズだが、セイナがやると、いつもの凛々しい姿のギャップで可愛さマシマシ、有名ファッション雑誌の表紙を飾れるくらいには破壊力抜群だった。
「今のは、その……ごめん、忘れてくれ……!ちょっとした気の迷いだったんだ……!」
「……えっ……」
俺のその一言に、セイナの表情がガクンッと「明」から「暗」へと切り替わった。な、何で!?
しかも、最近俺に対して何故か機嫌が悪かった時とは違う、そして、これもまた今までで見たことのない、花が萎れたかのようなどんよりした顔。セイナというよりも、しつこ過ぎて俺が拒絶した時にロナが見せるものとかなり似ていた。
「……さっきのは……本気じゃなかったってこと……?」
顔を伏せ、胸元でギュッと両手を握ったセイナが、悲しみが溶け込んだ瞳を前髪に隠し、少し上擦ったような声を漏らし、鼻を小さく啜った。なんかよく分からないけど、良くない方向にコトが進んでいるのは流石に理解できた俺は、あろうことか────
「お、お前じゃなかったらあんなことしねーよ!」
車内に流れていた風がピタッと音を立てて止まる。
俺の言葉を聞いたセイナは、眦を決してまた固まっていた。
さっきの負のオーラはだいぶ消えてたけど、俺、そんなに変なこと言ったのか?と思うくらいには固まっている……って、あれ────さっきなんて言ったんだ……いま……おまえじゃ……なかったら……あんなこと……はっ!?
ようやくそこで自分が、とんでもないことを呟いていたことに、コンマ数秒で気づき、セイナと同時に俺は顔を背ける。
突然風が止んで無風になった車内で、心臓の音が痛い程に聞こえてる。デカすぎて、誰かに聞こえてしまうんじゃないかと思うくらいだ。酒に酔いつぶれた時のように全身が紅潮して暑い……こういう時に限って、怪鳥などの動物も一切鳴かないから、いつもよりも沈黙が長く感じて、辛いと思うのも久しぶりだった。
大体、なんで俺はこんなに恥ずかしい思いをしているんだ……!
別にそんなおかしなことを言ったつもりは無かった……いや、待てよ?おかしなことを言ったつもりが無いということは、それはつまり────
「そそそそそそ……それって……つつつつつ……つまり……?」
映し鏡と間違うかのように赤くなったセイナが、逸らした顔のままボソボソと漏らす。
どうやら俺の言おうとしていたことに気づいているようだった。
俺も生唾をぐっと飲み込み、その言葉の続きを……セイナが言わんとしている俺自身の本心を、意を決して続ける。
「それは、つまり……お前のことが────」
0
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる