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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
暁に染まる巨人《ダイド イン ザ ダウン》2
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そんなこんなで慰めたつもりが、胸をバカにされたと思っているセイナはあれからずっと機嫌が悪いのだ……おかげでこっちは、その無言の威圧感で胃がキリキリと痛い。
それにしても、まさかアイリスが女だったとはな……
お腹の辺りを摩りながら、今でもちょっと信じられないその事実……そして、アイリスに対しての自分の失態を思い出して嘆息を漏らした。
先入観というのは恐ろしいもので、確かに言われてみれば、女の子らしい仕草や行動を取っている場面も何度かあった。その中でも顔の傷をマフラーで隠していたのは、最初は中性的な顔立ちで目立つとか、顔の傷がスナイパーとして屈辱だから隠しているとか色々と勝手に考察していたが……あれは単に女として命とも言える顔の傷を、赤の他人に見せたくないという彼女の思いだったんだろうな……もし本当にそうだとしたら、俺が見てしまったことは非常に申し訳ないと思う反面、セイナにそのことを伝えなかったのは正解だったな……
「来た……」
約半日ぶりに口を開いたセイナの言葉に、俺は意識を目の前のキーソン川へと戻した。
雲の切れ間から差し込んだ月明かりで、水面が疎らに煌めいているキーソン川、そこに二十フィートの黒いコンテナがどんぶらこーどんぶらこーと、予定通り五つ流れてきた。
「ドローンで確認した通りだな……行くぞ」
俺はそう言って密林から飛び出し、無言のセイナが後ろからついて来る。
コンテナが流れてくる周期を探るため、アイリスがジープに積んでいた遠隔操作型の小型ドローンを駆使して、地形に詳しい彼女の土地勘を頼りに迷彩服の男達の包囲網を無事潜り抜け、スナイパーに発見されないよう細心の注意を払いながらキーソン川を張っていると、三時間おきにコンテナが流れてくることが分かった。流していたのは、ここよりさらに上流の中国サイドの軍服集団で、流す個数も毎回五つと決まっているみたいだった。一体何のために……?
疑問を抱きつつも、数メートル先にある川端に向かって、フィンをつけた足で歩いていく。背負った空気ボンベや浮力調整器具が身体に重くのしかかるのを感じながら、シュノーケルを顔に装着、口に空気を供給するレギュレーターを咥えて真っ暗なキーソン川に飛び込んだ。
重力から解放され、冷たい物体が全身を包み込んだ。顔以外はドライスーツに守られているため、水の中にいながらも一切身体は濡れないのだが、いつ経験しても不思議な感覚だ。
シュコーシュコーとゆっくりと呼吸をしながら、幅百メートル前後のキーソン川、その中央付近を目指して無重力空間を突き進んでいく。
敵からの発見を防ぐため、最小限の懐中電灯の光を頼りに泳いでいると、川魚が群れが目の前を通り過ぎていく。他にも岩に隠れた沢蟹や眠ったまま水中を漂うアユなど、光が差す先には命が広がっていた。
あれ……?
つい久々のダイビングということと、様々な色彩で描かれた美しい生命の景色に見惚れて気づくのが遅れたが、セイナがついてきていない。
水中はほぼ無音に近い環境になり、近くの音も全て真上から聞こえてくるようになってしまうため、ちょっと目を離すとダイビングパートナー同士がはぐれてしまうことは間々ある。今回は幸い、セイナは俺のすぐ後方、数メートル後ろで空気調整に手間取っていた。
あぁ……ドライスーツで上手く中性浮力が取れないのか。
ドライスーツは、ウェットスーツと違い、スーツ内に空気を送り込んで保温することができるのだが、通常の浮力調整器具と一緒に空気調節することになるので、水中で浮き沈みしない状態が取りにくくなる。
初めてドライスーツを着たと言っていたセイナは、その空気調節が上手くいかずに手こずっていたらしい……
胸元の給気バルブから空気を送りつつ、百八十度Uターンした俺は、セイナに寄り添うようにして空気調整を手伝う。だが、早くしないとコンテナが通り過ぎてしまうことに焦っているのか、シュノーケル越しのセイナの瞳は忙しなく動き、手足の落ち着きも失っていた。
バタバタと動かした手足が、口から吐き出した気泡を細かく寸断する。まだ時間は少し余裕があったが、このままだと通り過ぎてしまう可能性も十分にあった。
────ちょっと遅れるが仕方ない……
ここで下手に急かしても余計に遅れるだけなので、俺はセイナをシュノーケル越しに見つめ、片手で胸の前でくるくる回し「ゆっくり呼吸して」とジェスチャーをする。反応がちょっと遅れてから頷いたセイナは、瞳を閉じて大きく三回深呼吸してから空気調整に入る。すると、初めて着たとは思えない程に見事な中性浮力を発揮、落ち着きを取り戻した凛々しい表情で「オーケー」と人差し指と親指で丸を作った。
よし、これなら間に合────
と、視線を再びコンテナに向けると、予測していたよりも早く流れてきたのか、数分もしないうちに俺達の目の前を通り過ぎる手前だった。だが、セイナは今ドライスーツの中性浮力に慣れたばかり、下手に急がせるのは危険だ。
俺はセイナの、高級彫刻のように滑らかな腰回りを両腕で包み込み、激しくドルフィンキックで急加速する。いきなりのことに、セイナが俺の方を見てきたが、今はそのことは気にせず、がむしゃらにフィンの力で水を蹴りだしていく。決してセイナがどんな目をしてこっちを睨んでいるのか恐怖で見れない。とかじゃないよ……?
愚直に泳ぎ続けた結果、何とか五個目のコンテナが通り過ぎる前に追いつくことに成功。水面からコンテナが露出している部分に上がった俺達は、上部に設置されていた人用の扉を開けて内部に入り込む。不安定な地面からザクッと氷をかじったかのような音が響き、持っていた懐中電灯で足元照らすと、コンテナ下半分を埋め尽くしていた鈍色の物質に光が乱反射して、眩い光を発していた。これは────
「鉄……かしら?」
シュノーケルと頭にかぶっていたドライスーツのニット部分を脱ぎ、黄金のロングポニーテールをばさりと垂れ下げるセイナ。
密林と違って明かりで照らされたセイナの姿は、無地のドライスーツによって身体の細いラインがくっきりと浮き彫りになっており、どこか、女スパイを髣髴とさせる風体を成していた。普段よりもくっきりと浮き出た胸やヒップの形が、いつもよりも煽情的に感じてしまい、さらにその芸術品のような肢体を、さっき自分が触っていたと思うと────
「……どうしたの?」
黙りこくったままの俺に、セイナが怪訝そうな顔を見せた。
「い、いや……何でもない……」
俺はぎこちなく顔を逸らし、動揺が気取られないようにシュノーケルなどの機材を取り外していく。
折角向こうから話しかけてくれたのに、邪な考えをしていた俺のせいで、コンテナな内に微妙な空気が流れ出す。うぅ……この閉所空間が図らずも個室のようになっているせいで、密林の時よりもどこか気まずいぞ……
セイナの方も、無視していたことを思い出したかのように、無言のままドライスーツを脱ぎ捨てていく。
あまりにも素っ気なさすぎるセイナの態度に、背中から嫌な汗がダラダラと流れるのを感じた。
こ、このままだと、マジで会話がないチームワーク最悪な状態で作戦に挑まないといけなくなっちまうぞ……
流石にそれはマズイと、ゴンドラのようにキーソン川に揺られるコンテナの中で、セイナの機嫌を直すべく俺は、意を決して口を開いたが、言葉が出てこない!?なにか、なんでもいいから何か話題を────
「────セイナ、お前……」
それにしても、まさかアイリスが女だったとはな……
お腹の辺りを摩りながら、今でもちょっと信じられないその事実……そして、アイリスに対しての自分の失態を思い出して嘆息を漏らした。
先入観というのは恐ろしいもので、確かに言われてみれば、女の子らしい仕草や行動を取っている場面も何度かあった。その中でも顔の傷をマフラーで隠していたのは、最初は中性的な顔立ちで目立つとか、顔の傷がスナイパーとして屈辱だから隠しているとか色々と勝手に考察していたが……あれは単に女として命とも言える顔の傷を、赤の他人に見せたくないという彼女の思いだったんだろうな……もし本当にそうだとしたら、俺が見てしまったことは非常に申し訳ないと思う反面、セイナにそのことを伝えなかったのは正解だったな……
「来た……」
約半日ぶりに口を開いたセイナの言葉に、俺は意識を目の前のキーソン川へと戻した。
雲の切れ間から差し込んだ月明かりで、水面が疎らに煌めいているキーソン川、そこに二十フィートの黒いコンテナがどんぶらこーどんぶらこーと、予定通り五つ流れてきた。
「ドローンで確認した通りだな……行くぞ」
俺はそう言って密林から飛び出し、無言のセイナが後ろからついて来る。
コンテナが流れてくる周期を探るため、アイリスがジープに積んでいた遠隔操作型の小型ドローンを駆使して、地形に詳しい彼女の土地勘を頼りに迷彩服の男達の包囲網を無事潜り抜け、スナイパーに発見されないよう細心の注意を払いながらキーソン川を張っていると、三時間おきにコンテナが流れてくることが分かった。流していたのは、ここよりさらに上流の中国サイドの軍服集団で、流す個数も毎回五つと決まっているみたいだった。一体何のために……?
疑問を抱きつつも、数メートル先にある川端に向かって、フィンをつけた足で歩いていく。背負った空気ボンベや浮力調整器具が身体に重くのしかかるのを感じながら、シュノーケルを顔に装着、口に空気を供給するレギュレーターを咥えて真っ暗なキーソン川に飛び込んだ。
重力から解放され、冷たい物体が全身を包み込んだ。顔以外はドライスーツに守られているため、水の中にいながらも一切身体は濡れないのだが、いつ経験しても不思議な感覚だ。
シュコーシュコーとゆっくりと呼吸をしながら、幅百メートル前後のキーソン川、その中央付近を目指して無重力空間を突き進んでいく。
敵からの発見を防ぐため、最小限の懐中電灯の光を頼りに泳いでいると、川魚が群れが目の前を通り過ぎていく。他にも岩に隠れた沢蟹や眠ったまま水中を漂うアユなど、光が差す先には命が広がっていた。
あれ……?
つい久々のダイビングということと、様々な色彩で描かれた美しい生命の景色に見惚れて気づくのが遅れたが、セイナがついてきていない。
水中はほぼ無音に近い環境になり、近くの音も全て真上から聞こえてくるようになってしまうため、ちょっと目を離すとダイビングパートナー同士がはぐれてしまうことは間々ある。今回は幸い、セイナは俺のすぐ後方、数メートル後ろで空気調整に手間取っていた。
あぁ……ドライスーツで上手く中性浮力が取れないのか。
ドライスーツは、ウェットスーツと違い、スーツ内に空気を送り込んで保温することができるのだが、通常の浮力調整器具と一緒に空気調節することになるので、水中で浮き沈みしない状態が取りにくくなる。
初めてドライスーツを着たと言っていたセイナは、その空気調節が上手くいかずに手こずっていたらしい……
胸元の給気バルブから空気を送りつつ、百八十度Uターンした俺は、セイナに寄り添うようにして空気調整を手伝う。だが、早くしないとコンテナが通り過ぎてしまうことに焦っているのか、シュノーケル越しのセイナの瞳は忙しなく動き、手足の落ち着きも失っていた。
バタバタと動かした手足が、口から吐き出した気泡を細かく寸断する。まだ時間は少し余裕があったが、このままだと通り過ぎてしまう可能性も十分にあった。
────ちょっと遅れるが仕方ない……
ここで下手に急かしても余計に遅れるだけなので、俺はセイナをシュノーケル越しに見つめ、片手で胸の前でくるくる回し「ゆっくり呼吸して」とジェスチャーをする。反応がちょっと遅れてから頷いたセイナは、瞳を閉じて大きく三回深呼吸してから空気調整に入る。すると、初めて着たとは思えない程に見事な中性浮力を発揮、落ち着きを取り戻した凛々しい表情で「オーケー」と人差し指と親指で丸を作った。
よし、これなら間に合────
と、視線を再びコンテナに向けると、予測していたよりも早く流れてきたのか、数分もしないうちに俺達の目の前を通り過ぎる手前だった。だが、セイナは今ドライスーツの中性浮力に慣れたばかり、下手に急がせるのは危険だ。
俺はセイナの、高級彫刻のように滑らかな腰回りを両腕で包み込み、激しくドルフィンキックで急加速する。いきなりのことに、セイナが俺の方を見てきたが、今はそのことは気にせず、がむしゃらにフィンの力で水を蹴りだしていく。決してセイナがどんな目をしてこっちを睨んでいるのか恐怖で見れない。とかじゃないよ……?
愚直に泳ぎ続けた結果、何とか五個目のコンテナが通り過ぎる前に追いつくことに成功。水面からコンテナが露出している部分に上がった俺達は、上部に設置されていた人用の扉を開けて内部に入り込む。不安定な地面からザクッと氷をかじったかのような音が響き、持っていた懐中電灯で足元照らすと、コンテナ下半分を埋め尽くしていた鈍色の物質に光が乱反射して、眩い光を発していた。これは────
「鉄……かしら?」
シュノーケルと頭にかぶっていたドライスーツのニット部分を脱ぎ、黄金のロングポニーテールをばさりと垂れ下げるセイナ。
密林と違って明かりで照らされたセイナの姿は、無地のドライスーツによって身体の細いラインがくっきりと浮き彫りになっており、どこか、女スパイを髣髴とさせる風体を成していた。普段よりもくっきりと浮き出た胸やヒップの形が、いつもよりも煽情的に感じてしまい、さらにその芸術品のような肢体を、さっき自分が触っていたと思うと────
「……どうしたの?」
黙りこくったままの俺に、セイナが怪訝そうな顔を見せた。
「い、いや……何でもない……」
俺はぎこちなく顔を逸らし、動揺が気取られないようにシュノーケルなどの機材を取り外していく。
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セイナの方も、無視していたことを思い出したかのように、無言のままドライスーツを脱ぎ捨てていく。
あまりにも素っ気なさすぎるセイナの態度に、背中から嫌な汗がダラダラと流れるのを感じた。
こ、このままだと、マジで会話がないチームワーク最悪な状態で作戦に挑まないといけなくなっちまうぞ……
流石にそれはマズイと、ゴンドラのようにキーソン川に揺られるコンテナの中で、セイナの機嫌を直すべく俺は、意を決して口を開いたが、言葉が出てこない!?なにか、なんでもいいから何か話題を────
「────セイナ、お前……」
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