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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
暁に染まる巨人《ダイド イン ザ ダウン》9
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『あああああああッッッ!!!!』
再生された画面から聞こえてきたのは耳を劈く悲鳴だった。大音量の中、聞き覚えのある普段の可愛らしい声とは違う、悲痛なまでの叫び声。牢屋内のコンクリート壁に反射する程の音声に、兵士達がニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる。
履いていたズボンを少し下げた野戦服姿の男────あれは確か……さっき俺達の近くでネズミを撃った男だ、が、画面の中で必死に腰を振る後ろ姿。その陰に隠れた少女は、酸素を求める魚のようにパクパクと口を開いては閉じ、何もない天井の一点を見つめていた。
『助けて……フォルテ……セイがッ……!?』
声を出すことすら許さないように口の中に指を突っ込まれ、虚ろなハニーイエローの瞳からは涙を流す銀髪の少女。
とても痛々しい……見るに堪えないその映像に、隣にいたセイナは声を失っていた。
「どうだ……散々可愛がってやった結果が貴様達の横に居るそいつだ。いやーホント、母国にいた時から忌まわしき元S.T隊員のくせに生意気な奴だとは思っていたが……まさかこのような方法で屈辱を晴らせるとは……」
「……アンタはッ……!アンタだけは……!」
チャップリンは俺達に見せていた画面を自分の方に向け、ワザとよだれの音を響かせるように舌なめずりして見せた。恍惚な表情で悦に浸ったまま、上部の落下防止策に前のめりになりながら、俺達に向かってチャップリンは叫ぶ。
「全く!!昨日から丸一日……私は興奮して眠れなかったよ!!」
バンァァァァンッ!!
「ヒィッ!?」
銃声と共に、ふざけた映像を垂れ流しにしていたスマートフォンの画面に大穴を開ける。
0.13の電光石火で、レッグホルスターから抜いたHK45の銃口が煙を燻らせる姿に、チャップリンは驚いて尻もちをついていた。
「フォルテ……!」
俺が戦況を無視して、ただの感情に任せて銃を撃ったことにセイナが眼を丸くしていた。
流石に無理……我慢の限界だった────逃げ場もなく状況が不利な以上、脳の血管がブチギレそうな程の挑発に耐えつつ、隙を伺ってはいたが……人間、限度ってもんがある。
俺がアルシェにやろうとしていた情報を入手するためや、ベルゼがやった俺をおびき出す為の餌とも違う、ただの汚い私利私欲の為だけに、コイツは俺の仲間を……ロナを傷つけたんだッ!
ドロドロとした感情が……全身を真っ黒に染め上げていく……
小物めいた悲鳴を上げたチャップリンを守るように、兵士達が俺へと銃を向けてきた。
「俺が元S.Tで隊長をやっていたことを知るお前なら、今のが警告だってことくらい分かるよな?」
「ひ、人の言葉も理解できない!け、獣が!!」
「言ってろ……お前と同じ種族と分類されるくらいなら、獣の方が断然マシだ……」
血が、身体を形成する細胞達が沸騰しかけているのが分かる。足のつま先から髪の毛一本一本全て研ぎ澄まされ、瞳が力を「使え」と訴えかけてくる。昔よくやっていた、相手を殺すためのイメージが脳を支配し、全身がそれを実現するための準備……人を「殺す」ための用意が整いつつある中……冴えた聴覚が拾った言葉は……
「……フォルテ……」
普段の俺が滅多に見せない激怒した姿を、セイナはどこか心配そうに呟いたその一言だった。
翳りが支配しきっていた心に……一筋の光が差し込んだ気がした……
たったの一言だったが、そのセイナの言葉が俺の煮えたぎった心を、差し水のように少しだけ沈めてくれた。全く……切れやすい体質はなかなか直せないな……
俺はその時……どれだけセイナやロナが自分自身に影響を及ぼしているかについて気づけていなかったが……おかげで戦闘時に最適な心理状況……心は熱く頭は冷静にの状態で、横目に見たセイナに「やるぞ……」と伝えると、少女はコクリと小さく頷いた。
俺が左、セイナが右手に銃を持ち、半身の背中合わせで銃口を斜め上頭上、チャップリンたちの方に向ける。人数差、火力、遮蔽物、地の利、全てにおいて圧倒的に不利だったが、やるしかない……
「こ、殺せぇ!!殺せぇぇぇぇ!!」
傷もないくせに撃たれたショックで半狂乱気味になっていたチャップリンが、兵士達に大声で指示を出した。兵士達が引き金に指を掛ける────狙いを定め……一斉に俺へと銃弾を放とうとした。
「────待ってください……所長」
その引き金を……一人の男の声が遮った。
「テメェは……」
まだ記憶に新しいその声に気づいた俺は、男に対して激しい嫌悪感を露わにしつつ低い声を向けた。
チャップリンの背後……重い鉄扉を開けながら、数人の兵士を引きつれてきたのは……さっき俺達のすぐ近くでネズミを撃ち、横に居るロナを傷つけた男だった。
「所長……私が見つけた獲物だから待ってくれって、さっき言ったじゃないですか……」
コイツやっぱり……俺とセイナが工場に居たことに気づいてやがったのか……
なんで見逃したのか理由は知らないが、殺気だった空気をものともせず、飲み会を先に始められた後輩ぐらいの軽いノリで入ってきたその男は、視線を被っていた軍用帽子の下に隠しながらも、その表情は笑っていた。チャップリンの兵士達の嗤うとは違う……ロナの片割のロアや、ベルゼに通ずるその自信に満ちた顔は、戦闘狂の類ってことか?
「い、いやーつい……気持ちが乗ってしまってな……」
平静を装うように、半笑いでそう返すチャップリンの背後からぞろぞろと、追加の兵士達が銃を俺達に構えた。その数合わせてなんと二十六人。顔ぶれにどこか既視感があると思ったら、さっき神器の研究所にいた作業員達だ。
「クッ……」
流石のセイナも圧倒的不利な状況を前に表情を硬くした。どれだけ強くても多勢に無勢、数撃ちゃ当たるなどの言葉がある通り、何かしらの優位が無い限り大勢には勝てない。
なら……もう我慢する必要ないんじゃないか?
閉じた左眼がそう問いかけてきた気がした……
確かにこのまま何もせずにハチの巣にされるくらいなら……ここにいる敵全員を蹂躙した後に死んでやる……と、普段では考えられないくらい簡単に決断することができた。
怒りとは本当に恐ろしいなと、まるで他人事のように思う俺がセイナを出来る限り巻き込まないためにも、後方へ下がらせようと考えていると、
「お前達、その二人は私の獲物だ。下がっている……」
ネズミを撃ったその男の声に兵士達は少し驚いた様子を見せたが、銃を下げつつバラバラと左右に分かれていく。
「……マジかよ……バオさんがやるのかよ……」
「……まさかこんなところで伝説の人の実戦が見れるとはな……」
片目の無い俺の、他の人よりも優れた聴覚がそんな囁き声を拾う。
剽軽な態度とは裏腹に、やはり実力はあるらしい……
「こいつらはあくまで見物客だ……そうでなければ二人相手に、地下研究所の職員全員を連れて来たりしないさ……」
不敵に笑うその男が上部から俺達を見下ろした。
俺と同じくらい長身で筋肉質な体型で、肌は浅黒く短い髪。いかにも軍人らしい見た目の中年男性だった。
「そいつは……確かロアだったか?悪いな、壊しちまって……」
「……はぁ?」
腸が煮えくり返っていた俺は完全に冷静さというものを失ってはいたが、そんな状態でもへんな引っかかりを覚えた。ロアだと……?さっき見せらえたクソみたいな映像では明らかにロナだった。慣れない英語で聞き間違えた、それとも言い間違えたのか……どっちでもいいが余計にイライラが募った。
男は上部の位置、約四メートルの高さから俺達の前に飛び降りて、スタンッ……と右足から着地した。
「いやー拷問とは分かっていたが、そいつの反応がいいからついつい楽しんじまってよ~可愛いピンクの髪飾りを引き千切っちまうほどにな……」
笑みを浮かべながらそう告げてきた男に、今度は隣にいたセイナが顔を顰めた。
ピンクだと?俺とはぐれている時に変えた……ってわけではなさそうだな、セイナの反応を見る限り……
普段一緒に生活している俺達にしか気づかない微妙な違いにモヤモヤしていると、男は振り返りながら────
「ほら!もっと全員、決闘が見える位置まで詰めろッ!勝負は一瞬だぞ!」
ボクサーの煽りのように叫ぶ姿に、兵士達は我先にと落下防止柵に寄って来る。
よほどコイツが凄い人物なのか、全員が釘付けになっているせいで、チャップリンは割り込む隙間が無く、後ろに弾き飛ばされていた。
「余裕だな、そんなに戦闘に自身があるのか?」
一体何が目的なのか……?正直なところコイツの意図が全く読めていなかった俺は、何でもいいから探りを入れてみようと話しかけてみた。
「アンタよりは上手い自信あるよ?」
────俺の全身に、落雷にでも撃たれたかのような衝撃が走る。
「……ま、まさかッ……お前は……!?」
ニィ……笑いながら発した男のその言葉に、俺は脳がそのことを正確に判断するよりも先に、反射的に銃を構えていた。
再生された画面から聞こえてきたのは耳を劈く悲鳴だった。大音量の中、聞き覚えのある普段の可愛らしい声とは違う、悲痛なまでの叫び声。牢屋内のコンクリート壁に反射する程の音声に、兵士達がニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる。
履いていたズボンを少し下げた野戦服姿の男────あれは確か……さっき俺達の近くでネズミを撃った男だ、が、画面の中で必死に腰を振る後ろ姿。その陰に隠れた少女は、酸素を求める魚のようにパクパクと口を開いては閉じ、何もない天井の一点を見つめていた。
『助けて……フォルテ……セイがッ……!?』
声を出すことすら許さないように口の中に指を突っ込まれ、虚ろなハニーイエローの瞳からは涙を流す銀髪の少女。
とても痛々しい……見るに堪えないその映像に、隣にいたセイナは声を失っていた。
「どうだ……散々可愛がってやった結果が貴様達の横に居るそいつだ。いやーホント、母国にいた時から忌まわしき元S.T隊員のくせに生意気な奴だとは思っていたが……まさかこのような方法で屈辱を晴らせるとは……」
「……アンタはッ……!アンタだけは……!」
チャップリンは俺達に見せていた画面を自分の方に向け、ワザとよだれの音を響かせるように舌なめずりして見せた。恍惚な表情で悦に浸ったまま、上部の落下防止策に前のめりになりながら、俺達に向かってチャップリンは叫ぶ。
「全く!!昨日から丸一日……私は興奮して眠れなかったよ!!」
バンァァァァンッ!!
「ヒィッ!?」
銃声と共に、ふざけた映像を垂れ流しにしていたスマートフォンの画面に大穴を開ける。
0.13の電光石火で、レッグホルスターから抜いたHK45の銃口が煙を燻らせる姿に、チャップリンは驚いて尻もちをついていた。
「フォルテ……!」
俺が戦況を無視して、ただの感情に任せて銃を撃ったことにセイナが眼を丸くしていた。
流石に無理……我慢の限界だった────逃げ場もなく状況が不利な以上、脳の血管がブチギレそうな程の挑発に耐えつつ、隙を伺ってはいたが……人間、限度ってもんがある。
俺がアルシェにやろうとしていた情報を入手するためや、ベルゼがやった俺をおびき出す為の餌とも違う、ただの汚い私利私欲の為だけに、コイツは俺の仲間を……ロナを傷つけたんだッ!
ドロドロとした感情が……全身を真っ黒に染め上げていく……
小物めいた悲鳴を上げたチャップリンを守るように、兵士達が俺へと銃を向けてきた。
「俺が元S.Tで隊長をやっていたことを知るお前なら、今のが警告だってことくらい分かるよな?」
「ひ、人の言葉も理解できない!け、獣が!!」
「言ってろ……お前と同じ種族と分類されるくらいなら、獣の方が断然マシだ……」
血が、身体を形成する細胞達が沸騰しかけているのが分かる。足のつま先から髪の毛一本一本全て研ぎ澄まされ、瞳が力を「使え」と訴えかけてくる。昔よくやっていた、相手を殺すためのイメージが脳を支配し、全身がそれを実現するための準備……人を「殺す」ための用意が整いつつある中……冴えた聴覚が拾った言葉は……
「……フォルテ……」
普段の俺が滅多に見せない激怒した姿を、セイナはどこか心配そうに呟いたその一言だった。
翳りが支配しきっていた心に……一筋の光が差し込んだ気がした……
たったの一言だったが、そのセイナの言葉が俺の煮えたぎった心を、差し水のように少しだけ沈めてくれた。全く……切れやすい体質はなかなか直せないな……
俺はその時……どれだけセイナやロナが自分自身に影響を及ぼしているかについて気づけていなかったが……おかげで戦闘時に最適な心理状況……心は熱く頭は冷静にの状態で、横目に見たセイナに「やるぞ……」と伝えると、少女はコクリと小さく頷いた。
俺が左、セイナが右手に銃を持ち、半身の背中合わせで銃口を斜め上頭上、チャップリンたちの方に向ける。人数差、火力、遮蔽物、地の利、全てにおいて圧倒的に不利だったが、やるしかない……
「こ、殺せぇ!!殺せぇぇぇぇ!!」
傷もないくせに撃たれたショックで半狂乱気味になっていたチャップリンが、兵士達に大声で指示を出した。兵士達が引き金に指を掛ける────狙いを定め……一斉に俺へと銃弾を放とうとした。
「────待ってください……所長」
その引き金を……一人の男の声が遮った。
「テメェは……」
まだ記憶に新しいその声に気づいた俺は、男に対して激しい嫌悪感を露わにしつつ低い声を向けた。
チャップリンの背後……重い鉄扉を開けながら、数人の兵士を引きつれてきたのは……さっき俺達のすぐ近くでネズミを撃ち、横に居るロナを傷つけた男だった。
「所長……私が見つけた獲物だから待ってくれって、さっき言ったじゃないですか……」
コイツやっぱり……俺とセイナが工場に居たことに気づいてやがったのか……
なんで見逃したのか理由は知らないが、殺気だった空気をものともせず、飲み会を先に始められた後輩ぐらいの軽いノリで入ってきたその男は、視線を被っていた軍用帽子の下に隠しながらも、その表情は笑っていた。チャップリンの兵士達の嗤うとは違う……ロナの片割のロアや、ベルゼに通ずるその自信に満ちた顔は、戦闘狂の類ってことか?
「い、いやーつい……気持ちが乗ってしまってな……」
平静を装うように、半笑いでそう返すチャップリンの背後からぞろぞろと、追加の兵士達が銃を俺達に構えた。その数合わせてなんと二十六人。顔ぶれにどこか既視感があると思ったら、さっき神器の研究所にいた作業員達だ。
「クッ……」
流石のセイナも圧倒的不利な状況を前に表情を硬くした。どれだけ強くても多勢に無勢、数撃ちゃ当たるなどの言葉がある通り、何かしらの優位が無い限り大勢には勝てない。
なら……もう我慢する必要ないんじゃないか?
閉じた左眼がそう問いかけてきた気がした……
確かにこのまま何もせずにハチの巣にされるくらいなら……ここにいる敵全員を蹂躙した後に死んでやる……と、普段では考えられないくらい簡単に決断することができた。
怒りとは本当に恐ろしいなと、まるで他人事のように思う俺がセイナを出来る限り巻き込まないためにも、後方へ下がらせようと考えていると、
「お前達、その二人は私の獲物だ。下がっている……」
ネズミを撃ったその男の声に兵士達は少し驚いた様子を見せたが、銃を下げつつバラバラと左右に分かれていく。
「……マジかよ……バオさんがやるのかよ……」
「……まさかこんなところで伝説の人の実戦が見れるとはな……」
片目の無い俺の、他の人よりも優れた聴覚がそんな囁き声を拾う。
剽軽な態度とは裏腹に、やはり実力はあるらしい……
「こいつらはあくまで見物客だ……そうでなければ二人相手に、地下研究所の職員全員を連れて来たりしないさ……」
不敵に笑うその男が上部から俺達を見下ろした。
俺と同じくらい長身で筋肉質な体型で、肌は浅黒く短い髪。いかにも軍人らしい見た目の中年男性だった。
「そいつは……確かロアだったか?悪いな、壊しちまって……」
「……はぁ?」
腸が煮えくり返っていた俺は完全に冷静さというものを失ってはいたが、そんな状態でもへんな引っかかりを覚えた。ロアだと……?さっき見せらえたクソみたいな映像では明らかにロナだった。慣れない英語で聞き間違えた、それとも言い間違えたのか……どっちでもいいが余計にイライラが募った。
男は上部の位置、約四メートルの高さから俺達の前に飛び降りて、スタンッ……と右足から着地した。
「いやー拷問とは分かっていたが、そいつの反応がいいからついつい楽しんじまってよ~可愛いピンクの髪飾りを引き千切っちまうほどにな……」
笑みを浮かべながらそう告げてきた男に、今度は隣にいたセイナが顔を顰めた。
ピンクだと?俺とはぐれている時に変えた……ってわけではなさそうだな、セイナの反応を見る限り……
普段一緒に生活している俺達にしか気づかない微妙な違いにモヤモヤしていると、男は振り返りながら────
「ほら!もっと全員、決闘が見える位置まで詰めろッ!勝負は一瞬だぞ!」
ボクサーの煽りのように叫ぶ姿に、兵士達は我先にと落下防止柵に寄って来る。
よほどコイツが凄い人物なのか、全員が釘付けになっているせいで、チャップリンは割り込む隙間が無く、後ろに弾き飛ばされていた。
「余裕だな、そんなに戦闘に自身があるのか?」
一体何が目的なのか……?正直なところコイツの意図が全く読めていなかった俺は、何でもいいから探りを入れてみようと話しかけてみた。
「アンタよりは上手い自信あるよ?」
────俺の全身に、落雷にでも撃たれたかのような衝撃が走る。
「……ま、まさかッ……お前は……!?」
ニィ……笑いながら発した男のその言葉に、俺は脳がそのことを正確に判断するよりも先に、反射的に銃を構えていた。
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