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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
暁に染まる巨人《ダイド イン ザ ダウン》15
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「で、でもっ……!」
部屋の出口に向かおうとしていた俺の背後でセイナが躊躇うように立ち止まる。そのブルーサファイアの瞳はグリーズの両肩に釘付けにされていた。
ずっと探していたものが手の届く位置にあるこの状況下で、引けと言うことがどれだけ彼女にとって酷かは重々承知している。だとしても、ここで無理をしても犬死にしかならないことは変わりない。
「奴はここからすぐには逃げることはできないッ!今は引いて、また態勢を立て直して取りに戻ればいい……!!」
「クッ……!一旦……引くわよ……」
長い前髪に視線を隠したセイナが歯を食いしばり、断腸の思いでそう告げた。
部屋の出口に向かうセイナの瞳からこぼれ落ちた雫が、研究所の乾いたコンクリートの床を小さく濡らす。
『逃がすと思うか!!』
グリーズに内蔵でもしてあるマイクで音声を拾ったのか、チャップリンの声が猛獣の咆哮のように研究所内に響き渡る。
土下座姿勢からクラウチングスタートを取ったグリーズが、猛進しようと脚を踏み出そうとした。
「させないよ!!」
負傷で走れないロナが抱えられた状態のまま、俺の頭に両腕を巻き付けるように交差させる。
無意識に押し付けられるその柔らかい感触に何故かデジャブを感じる俺の背後で、頑丈な隕石の糸が円を描くように張り巡らされていく。
『ぬおッ!?』
グリーズの両足の動きを阻害するよう糸が巻き付いた。
バランスを崩した鋼鉄の巨人が全身の装甲を軋ませながらその場に倒れ、凄まじい衝撃の波で揺れる研究所内で、身体が冗談のように跳ね上がった。
「ナイス!」
「えっへへ!」
俺に褒められたのが嬉しかったように、両頬をだらしなく緩ませたロナが照れくさそうに笑みを浮かべた。
致命傷とはならないものの、時間を稼ぐことに成功した俺達はそのまま出口に向かって走る。あと七、八メートル。
『この虫ケラ共がぁぁぁ!!』
引っ張る動きにはかなりの強度を誇る隕石の糸を何重にも巻かれ、瞬時に断ち切ることができなかったチャップリンがヒステリーを起こしながらも、グリーズを匍匐前進のように這わせてきた。
「マ、マジかよ……!?」
半身に振り返った背後から、ものすごい勢いで距離を縮めてきた巨人に俺は悪態をつく。
大蛇のように這うグリーズの胸部の辺りで、巻き込まれた研究用の機材が悲鳴を上げていた。
「ろ、ロードローラーだ!!」
背後をずっと見ているロナから鬼気迫る声で叫ばれるが……さっきからずっと押し付けられっぱなしの胸で呼吸が出来ない……く、ぐるじい……!
「フォルテ!!早く!!」
文字通り怪獣が暴れまわる大騒音の中……セイナの声がハッキリと耳に届いた。
目の前でぶんぶん揺れる銀のツインテールに視界を遮られながらも、先に部屋の出口に着いていたセイナが、重厚なスライド式の扉の前で俺に手招きしていた。
「うおおおおお!!!!」
声を頼りに俺は思いっきり跳躍した。邪魔な研究所のケーブル類を飛び越え、顔面に感じる凶悪な柔らかい感触と、背後から迫ってきていたグリーズの指が背中を撫でる感触に冷や汗を垂らしながらも────
「イッ!!……テェッ……!」
ロナを庇うように背中から着地、そのまま勢いで滑り込みながら研究所の外、狭い通路へと脱出することに成功した。
「キャッ!!」
俺達が逃げたのを確認してから扉を閉めたセイナ。その扉が衝突音と一緒に大きく凸型に突き出していた。幸い、セイナは可愛らしい悲鳴を上げて尻もちをついていた程度で怪我は見当たらなかったが……
グリーズが壁にぶつかった衝撃だけで、数十センチはある扉があそこまで変形するとか……もし巻き込まれたと思うとゾッとするぜ……
「……行こうセイナ、アイツが来ないうちに」
研究所の外はダクトに入る前に通ってきたので出口は分かる。
プリーツスカート越しに小さなお尻を抑えていたセイナに、俺はそっと片手を差し伸べた。
「……あ、ありがとう……」
軽く頬を赤らませて手を取るセイナが立ち上がる……こんな時にあれだが……セイナから手を握ってくれたのってこれが初めてかもしれないな……
「お二人さん……惚気るのは後にしてくれないかな……」
ロナの言葉に両者共、静電気を感じた時のように勢いで手を引っ込めた。
「と、とにかく早く行こう……個々の通路じゃ奴もそう簡単に追って来ることはできないはずだしな……!」
「そ、そうね……!い、行きましょう!」
別に惚気ていたわけでもないのに、ロナの指摘で変に気恥ずかしくなってしまった俺達は、ぎこちない様子でそう言い合いながら神器の研究をあとにした。
「あっちだよ!」
背負っていたロナが指さす方向に従い、俺達は正面玄関から工場の外に出る。
日のまだ出てない明け方の工場を、肌に纏わりつくような湿気と暗がりが支配していた。侵入前と変わらない様子だが……さっきまで工場を警備していた兵士達の姿は無くなっていた。
どうやら地下でグリーズが暴れた余波が地上にも伝わっていたらしく、状況を知らない地上のスタッフはパニックを起こしていたのだが……そっちの連中と一緒に逃げてしまったらしいな。連合軍なだけあって、こういうところは忠誠心薄いな……
おかげで特に妨害されることも無くスムーズに脱出することができたから、結果としては良かったんだがな。
「……はぁ、はぁ……とりあえず、ここまで逃げれば安全だろう……」
荒れた呼吸を整えるように両膝に手を突いた俺が、背中のロナを上下させながら地面に向かってそう吐き捨てた。研究所からここまで、ロナを担いだ状態のままノーストップで駆け上がってきたのは流石にこたえるぜ……
「でも、ここから何処に逃げるの?」
暗闇でも光り輝く金のポニーテールを翻しながら、セイナが辺りを警戒したまま訊ねてくる。
工場の裏側はキーソン川沿いにあり、その数百メートルの川の上には万里の長城のような橋が敷かれていた。本来は、その対岸まで続く橋で流れ着いたコンテナを回収する仕組みだったらしいが、今は工場内の兵士達が脱出用の救命ボートを降ろす、逃走用として占拠されていた。
そこで俺達は、兵士達とは反対の工場正面に広がる、学校のグラウンド程の広さの更地にいたのだが……
「……あれを使おう」
刑務所のような囲いに覆われた更地の中で俺が指さした先────止めてあった数台の軍用トレーラーの方をセイナが見る。
あれを使えば、南側に広がる密林の丘陵を超えることができなくとも、川沿いの砂利道なら通ることが出来そうだ。
ヒュッ!!ヴォォォォォォン!!!!
再び走り出していた俺達の後方から頭上にかけ、光の一閃が通り過ぎていった。そして、それに触れた瞬間……並んでいた軍用トレーラーが爆炎を上げて宙を舞う。
「な……!?」
何かがガソリンタンクに引火したのか、キャンプファイヤーのように燃え盛るトレーラーを唖然とした表情で見守る三人。な、なんなんだ……今の光は……!?
銃弾や砲撃ではない、もっと魔術的で……かと言ってセイナが放つ雷とも違う光の一閃……現実では一度も見たことのないが、例えるなら……
「レーザービーム……!?」
やはり同じものを連想させたのか、あんぐりと開いたセイナの口から的確な答えが漏れだしていた。
その突然の出来事に固まってしまった俺達の背後から……ズシリッ!!ズシリッ!!砲弾の着弾のような重低音を響かせ、工場の正面玄関から飛び出してきたのは────
ズシャァァァァァァァン!!!!
「マジィ……!?あの地下から這い出てきたの!?」
ロナが顔を歪めた先……工場を半壊させながらグリーズが勢いよく飛び出してきた。
『逃げられると思ったかあぁぁぁぁ!?フォルテぇぇぇぇ!!』
トレーラーの爆炎に照らされた巨人が黄色い一つ目をバチバチと光らせながら、暗闇の空へと雄叫びを上げた。
部屋の出口に向かおうとしていた俺の背後でセイナが躊躇うように立ち止まる。そのブルーサファイアの瞳はグリーズの両肩に釘付けにされていた。
ずっと探していたものが手の届く位置にあるこの状況下で、引けと言うことがどれだけ彼女にとって酷かは重々承知している。だとしても、ここで無理をしても犬死にしかならないことは変わりない。
「奴はここからすぐには逃げることはできないッ!今は引いて、また態勢を立て直して取りに戻ればいい……!!」
「クッ……!一旦……引くわよ……」
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部屋の出口に向かうセイナの瞳からこぼれ落ちた雫が、研究所の乾いたコンクリートの床を小さく濡らす。
『逃がすと思うか!!』
グリーズに内蔵でもしてあるマイクで音声を拾ったのか、チャップリンの声が猛獣の咆哮のように研究所内に響き渡る。
土下座姿勢からクラウチングスタートを取ったグリーズが、猛進しようと脚を踏み出そうとした。
「させないよ!!」
負傷で走れないロナが抱えられた状態のまま、俺の頭に両腕を巻き付けるように交差させる。
無意識に押し付けられるその柔らかい感触に何故かデジャブを感じる俺の背後で、頑丈な隕石の糸が円を描くように張り巡らされていく。
『ぬおッ!?』
グリーズの両足の動きを阻害するよう糸が巻き付いた。
バランスを崩した鋼鉄の巨人が全身の装甲を軋ませながらその場に倒れ、凄まじい衝撃の波で揺れる研究所内で、身体が冗談のように跳ね上がった。
「ナイス!」
「えっへへ!」
俺に褒められたのが嬉しかったように、両頬をだらしなく緩ませたロナが照れくさそうに笑みを浮かべた。
致命傷とはならないものの、時間を稼ぐことに成功した俺達はそのまま出口に向かって走る。あと七、八メートル。
『この虫ケラ共がぁぁぁ!!』
引っ張る動きにはかなりの強度を誇る隕石の糸を何重にも巻かれ、瞬時に断ち切ることができなかったチャップリンがヒステリーを起こしながらも、グリーズを匍匐前進のように這わせてきた。
「マ、マジかよ……!?」
半身に振り返った背後から、ものすごい勢いで距離を縮めてきた巨人に俺は悪態をつく。
大蛇のように這うグリーズの胸部の辺りで、巻き込まれた研究用の機材が悲鳴を上げていた。
「ろ、ロードローラーだ!!」
背後をずっと見ているロナから鬼気迫る声で叫ばれるが……さっきからずっと押し付けられっぱなしの胸で呼吸が出来ない……く、ぐるじい……!
「フォルテ!!早く!!」
文字通り怪獣が暴れまわる大騒音の中……セイナの声がハッキリと耳に届いた。
目の前でぶんぶん揺れる銀のツインテールに視界を遮られながらも、先に部屋の出口に着いていたセイナが、重厚なスライド式の扉の前で俺に手招きしていた。
「うおおおおお!!!!」
声を頼りに俺は思いっきり跳躍した。邪魔な研究所のケーブル類を飛び越え、顔面に感じる凶悪な柔らかい感触と、背後から迫ってきていたグリーズの指が背中を撫でる感触に冷や汗を垂らしながらも────
「イッ!!……テェッ……!」
ロナを庇うように背中から着地、そのまま勢いで滑り込みながら研究所の外、狭い通路へと脱出することに成功した。
「キャッ!!」
俺達が逃げたのを確認してから扉を閉めたセイナ。その扉が衝突音と一緒に大きく凸型に突き出していた。幸い、セイナは可愛らしい悲鳴を上げて尻もちをついていた程度で怪我は見当たらなかったが……
グリーズが壁にぶつかった衝撃だけで、数十センチはある扉があそこまで変形するとか……もし巻き込まれたと思うとゾッとするぜ……
「……行こうセイナ、アイツが来ないうちに」
研究所の外はダクトに入る前に通ってきたので出口は分かる。
プリーツスカート越しに小さなお尻を抑えていたセイナに、俺はそっと片手を差し伸べた。
「……あ、ありがとう……」
軽く頬を赤らませて手を取るセイナが立ち上がる……こんな時にあれだが……セイナから手を握ってくれたのってこれが初めてかもしれないな……
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ロナの言葉に両者共、静電気を感じた時のように勢いで手を引っ込めた。
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荒れた呼吸を整えるように両膝に手を突いた俺が、背中のロナを上下させながら地面に向かってそう吐き捨てた。研究所からここまで、ロナを担いだ状態のままノーストップで駆け上がってきたのは流石にこたえるぜ……
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ヒュッ!!ヴォォォォォォン!!!!
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その突然の出来事に固まってしまった俺達の背後から……ズシリッ!!ズシリッ!!砲弾の着弾のような重低音を響かせ、工場の正面玄関から飛び出してきたのは────
ズシャァァァァァァァン!!!!
「マジィ……!?あの地下から這い出てきたの!?」
ロナが顔を歪めた先……工場を半壊させながらグリーズが勢いよく飛び出してきた。
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