181 / 361
月下の鬼人(ワールドエネミー)上
首輪を繋がれた悪鬼《パストメモリーズ》7
しおりを挟む
扉を開けて部屋に入った俺は、部屋の隅で尻もちをつくギャングに尋問していた、背中を覆うほど大きな刀身を持つ大剣────分類で言うなら「クレイモア」を背にしたアキラに声をかけた。
「なんだよ……隊長か、誰か見ているのは分かってたが、撃たなくて正解だったな」
手にしていたサブマシンガン、H&K社のMP7二丁を手に振り返ったアキラに、俺は眼光を鋭くした。
着用していた黒い戦闘服から顔の頬にかけて、真っ赤な返り血がべっとりと付着していた。
血の臭いの正体はやはりアキラか……
アキラ。おそらく日本人。身長162㎝、体重58Kg。年齢や出生については全てが不明……というよりも、何故か閲覧不可とされている人物。多分15、6歳くらいだとは思うのだが……見た目以上のことは何も分からない。
「殺しは厳禁だと、日本語で伝えたはずだが?」
自分の命が掛かっているだけに俺の口調も強くなる。
だが、そんな安っぽい脅しに屈することも無く、アキラは嘲るように血の付いた頬を吊り上げた。
「ふん、平和ボケした日本人みたいなセリフだな。俺達は大統領直轄の殺しのエキスパート、そしてここは戦場だ。弱肉強食の世界で手を抜くことは逆に愚かだと俺は思うんだが……?」
ジャキッ────
アキラが鋭い眼光で、銃口を尋問していたギャングへと向けた。
────マズイ……コイツ、本気だ。
本気でこのギャングをを殺そうとしている……
それはつまり、俺自身に銃口を向けられていることと同等に値する。
だが、いま完全に殺しのスイッチが入ってしまっているアキラを止めれば、その矛先が俺へと向く可能性は十分ある。
負けはしないが、加減できずにアキラを殺してしまう可能性は高い。
それはつまり、俺自身に刃を向けることと同等に値する。
仲間と言っても出会ってまだ数時間しか過ごしていないのだ……俺からしたら、ここにいるギャングへの敵愾心も、アキラ達への信頼もはっきり言って大差ない。
クソッ……ホントふざけた首輪だぜ……アトンメントリング……
誰も殺すなという命令のせいで、俺にとってこの建物内の命は敵味方問わず、全てが俺とリンクしていることになる。
アキラが引き金に掛けた指に力を入れるのと同時に、黒いチョーカーが俺の首を締め上げている。感じがした。
だがどうする……この場を穏便に済ませる方法は────
「────分かってねーなーお前は……」
「……あぁ?」
片手でやれやれと頭を振った俺に、ギリギリのところでアキラが銃口を引っ込めた。
咄嗟に出た苦し紛れの言葉だったが、よ、よし……なんとか銃口を外させることはできたぞ……
だが、俺はそれ以上のことを考えてなかったので、振り返ったアキラにどや顔を見せるというただの煽りになってしまっていた。
「俺が何を分かってねーと言いたいんだ?フォルテ……」
遊んでいた玩具を取り上げられた子供のように、アキラは俺にガン垂れる。
分かってねーのは俺なんだけどな……
「つ、強さって言うのは、何も人を殺すことだけがそうとは限らないんだぜ……?」
とりあえず殺しを止めさせるためにそうは言ってみたものの、まるで圧迫面接にあった時のちぐはぐ回答のような物言いに、アキラは納得いってない様子だ。
「殺すのは簡単だ……けど、殺さないで生かしといてやる、つまり……手の上で転がしてやった方がほら……手玉に取っているって言うか、その方が強いだろ?」
師匠からの受け売りを上手くつなぎ合わせながら、なんかそれっぽいことを言ったつもりだがどうだ……?
片目でチラッとアキラを確認すると、なんだか哲学的なことを考える学者のような難しい顔をしていた。
あともう一押しで何とかなりそうだが……これ以上は言えることは……
「それとも、お前はそんなこともできないのか?」
「なに……?」
アキラの表情がキッ……!と急変した。
よしよし……思った通り乗ってきたな……
「まぁできないなら仕方ないなぁ……所詮お前はその程度の力しかないと言うことだな……いやーごめんごめん、無理な期待しすぎた俺が悪いんだよなぁ……」
「おいちょっと待て、誰ができないつったよ?」
額に青筋を浮かべるアキラが、我慢できずに俺につっかかる。
余程力がないと言われたことに腹を立てたらしい……
「いいよッ!てめぇの言う通りにやりゃあいいんだろ!?」
いや、殺りはするなよ?
銃口を引っ込め、ズカズカと部屋の外へと歩いていくアキラにそう念じた俺は、そこでようやくため息を漏らす。
にしても、初めて会った時からプライドが高そうだなと思ってはいたが、ここまで簡単に釣れるとはな……
血走りやすく、殺しに走る傾向有り……現メンバーの中では一番注意すべき弱点だな……
「さて……」
ダァァァァン!!
アキラが居なくなったことに安堵していたギャングに向けて、俺はコルト・ガバメントを発砲した。
「いやー流石は隊長!世間で「月下の鬼人」と呼ばれるだけあって、鬼のような活躍ぶりだったな!」
運転席でそう告げたレクスが笑いながら肩をパンパン叩いてくる。
知ってたのか……俺の正体を。
どうりで初めて会った時から、見た目は年下の俺に随分寛容だなと思っていたが、そう言うことなら辻褄が合う。
自分で言うのもあれだが……「月下の鬼人」という異名は、裏の世界ではかなり畏怖されている存在であるからな……本当はただ、生活費を稼ぐためにマフィア狩りをしていただけなんだけどな……
実際に見たこともない人の噂と連なって、名前だけが独り歩きしている部分もあるんだろうな。
その証拠に、俺の異名を聞いた他の三人の反応も様々で────
「ゲッカノキジン……って、なんにゃ?」
「へぇーあれって本当に存在したんだ。アタシはてっきり、単なる都市伝説みたいなもんだと思っていたわ」
「月下の鬼人とは……アンタも随分物騒な二つ名を持ってるんだな……」
と、一番年下のはずのリズだけが知っていて、他の二人は存在すら全く知らないといった感じだった。
もしかしたら、レクスとリズは軍人ということもあってそれらの要注意人物には詳しいのかもな……
「バッカお前ら、「月下の鬼人」ってのはな────」
レクスが自分のことでもないのに、嬉々として逸話を語りだしたのに対し、俺はそれを恥ずかしさ半分、自分の不始末に耳が痛いの半分でふて寝することにした。
たった一日でがらりと変わってしまった俺の生活第一日目。
これをあと二年続けなければならないと思うと、ほんと先が思いやられるな。
防弾ビーグルのエンジン音を子守唄代わりに眠りにつく俺は、その時はまだ知らなかった。
これが────ほんの序章に過ぎなかったということに────
「なんだよ……隊長か、誰か見ているのは分かってたが、撃たなくて正解だったな」
手にしていたサブマシンガン、H&K社のMP7二丁を手に振り返ったアキラに、俺は眼光を鋭くした。
着用していた黒い戦闘服から顔の頬にかけて、真っ赤な返り血がべっとりと付着していた。
血の臭いの正体はやはりアキラか……
アキラ。おそらく日本人。身長162㎝、体重58Kg。年齢や出生については全てが不明……というよりも、何故か閲覧不可とされている人物。多分15、6歳くらいだとは思うのだが……見た目以上のことは何も分からない。
「殺しは厳禁だと、日本語で伝えたはずだが?」
自分の命が掛かっているだけに俺の口調も強くなる。
だが、そんな安っぽい脅しに屈することも無く、アキラは嘲るように血の付いた頬を吊り上げた。
「ふん、平和ボケした日本人みたいなセリフだな。俺達は大統領直轄の殺しのエキスパート、そしてここは戦場だ。弱肉強食の世界で手を抜くことは逆に愚かだと俺は思うんだが……?」
ジャキッ────
アキラが鋭い眼光で、銃口を尋問していたギャングへと向けた。
────マズイ……コイツ、本気だ。
本気でこのギャングをを殺そうとしている……
それはつまり、俺自身に銃口を向けられていることと同等に値する。
だが、いま完全に殺しのスイッチが入ってしまっているアキラを止めれば、その矛先が俺へと向く可能性は十分ある。
負けはしないが、加減できずにアキラを殺してしまう可能性は高い。
それはつまり、俺自身に刃を向けることと同等に値する。
仲間と言っても出会ってまだ数時間しか過ごしていないのだ……俺からしたら、ここにいるギャングへの敵愾心も、アキラ達への信頼もはっきり言って大差ない。
クソッ……ホントふざけた首輪だぜ……アトンメントリング……
誰も殺すなという命令のせいで、俺にとってこの建物内の命は敵味方問わず、全てが俺とリンクしていることになる。
アキラが引き金に掛けた指に力を入れるのと同時に、黒いチョーカーが俺の首を締め上げている。感じがした。
だがどうする……この場を穏便に済ませる方法は────
「────分かってねーなーお前は……」
「……あぁ?」
片手でやれやれと頭を振った俺に、ギリギリのところでアキラが銃口を引っ込めた。
咄嗟に出た苦し紛れの言葉だったが、よ、よし……なんとか銃口を外させることはできたぞ……
だが、俺はそれ以上のことを考えてなかったので、振り返ったアキラにどや顔を見せるというただの煽りになってしまっていた。
「俺が何を分かってねーと言いたいんだ?フォルテ……」
遊んでいた玩具を取り上げられた子供のように、アキラは俺にガン垂れる。
分かってねーのは俺なんだけどな……
「つ、強さって言うのは、何も人を殺すことだけがそうとは限らないんだぜ……?」
とりあえず殺しを止めさせるためにそうは言ってみたものの、まるで圧迫面接にあった時のちぐはぐ回答のような物言いに、アキラは納得いってない様子だ。
「殺すのは簡単だ……けど、殺さないで生かしといてやる、つまり……手の上で転がしてやった方がほら……手玉に取っているって言うか、その方が強いだろ?」
師匠からの受け売りを上手くつなぎ合わせながら、なんかそれっぽいことを言ったつもりだがどうだ……?
片目でチラッとアキラを確認すると、なんだか哲学的なことを考える学者のような難しい顔をしていた。
あともう一押しで何とかなりそうだが……これ以上は言えることは……
「それとも、お前はそんなこともできないのか?」
「なに……?」
アキラの表情がキッ……!と急変した。
よしよし……思った通り乗ってきたな……
「まぁできないなら仕方ないなぁ……所詮お前はその程度の力しかないと言うことだな……いやーごめんごめん、無理な期待しすぎた俺が悪いんだよなぁ……」
「おいちょっと待て、誰ができないつったよ?」
額に青筋を浮かべるアキラが、我慢できずに俺につっかかる。
余程力がないと言われたことに腹を立てたらしい……
「いいよッ!てめぇの言う通りにやりゃあいいんだろ!?」
いや、殺りはするなよ?
銃口を引っ込め、ズカズカと部屋の外へと歩いていくアキラにそう念じた俺は、そこでようやくため息を漏らす。
にしても、初めて会った時からプライドが高そうだなと思ってはいたが、ここまで簡単に釣れるとはな……
血走りやすく、殺しに走る傾向有り……現メンバーの中では一番注意すべき弱点だな……
「さて……」
ダァァァァン!!
アキラが居なくなったことに安堵していたギャングに向けて、俺はコルト・ガバメントを発砲した。
「いやー流石は隊長!世間で「月下の鬼人」と呼ばれるだけあって、鬼のような活躍ぶりだったな!」
運転席でそう告げたレクスが笑いながら肩をパンパン叩いてくる。
知ってたのか……俺の正体を。
どうりで初めて会った時から、見た目は年下の俺に随分寛容だなと思っていたが、そう言うことなら辻褄が合う。
自分で言うのもあれだが……「月下の鬼人」という異名は、裏の世界ではかなり畏怖されている存在であるからな……本当はただ、生活費を稼ぐためにマフィア狩りをしていただけなんだけどな……
実際に見たこともない人の噂と連なって、名前だけが独り歩きしている部分もあるんだろうな。
その証拠に、俺の異名を聞いた他の三人の反応も様々で────
「ゲッカノキジン……って、なんにゃ?」
「へぇーあれって本当に存在したんだ。アタシはてっきり、単なる都市伝説みたいなもんだと思っていたわ」
「月下の鬼人とは……アンタも随分物騒な二つ名を持ってるんだな……」
と、一番年下のはずのリズだけが知っていて、他の二人は存在すら全く知らないといった感じだった。
もしかしたら、レクスとリズは軍人ということもあってそれらの要注意人物には詳しいのかもな……
「バッカお前ら、「月下の鬼人」ってのはな────」
レクスが自分のことでもないのに、嬉々として逸話を語りだしたのに対し、俺はそれを恥ずかしさ半分、自分の不始末に耳が痛いの半分でふて寝することにした。
たった一日でがらりと変わってしまった俺の生活第一日目。
これをあと二年続けなければならないと思うと、ほんと先が思いやられるな。
防弾ビーグルのエンジン音を子守唄代わりに眠りにつく俺は、その時はまだ知らなかった。
これが────ほんの序章に過ぎなかったということに────
0
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる