358 / 361
神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
仲間と共に《Bet my soul》18
しおりを挟む
足元で砕けた破片を置き去りにして、俺は瞬きよりも速い加速で地面スレスレを飛翔する。
攻撃が防がれるとか、その原理が分からないとかはどうでもいい。
衝撃波を伴う速度を維持したまま、溜め込んだエネルギーは右手へと一点集中。
「ミチェルゥゥゥゥッッッッ!!!!!」
言いたいことは山ほどあったが、今はそんなことよりもコイツをぶん殴らないと気が済まなかった。
咄嗟に身構えたオスカーのガード越しに、俺は亜音速すら超える右ストレートを叩き込む。
「────グゥッ?!ガハッ!!」
獣腕の骨を砕きながら左頬へと振り抜かれた一撃は、嘲笑を上げていた愚かな表情を一閃。
何故か命中したこの機逃すまいと、更に力を加速させるべく踏み込んだ全体重を右こぶしに乗せる。
そのあまりにも重い一撃を前にミチェルの身体は宙へと浮き、そのまま後方に聳える魔科学弾頭まで吹っ飛んでしまう。
最終的に魔科学弾頭に背中をぶつける形でようやく勢いは死んだが、無骨な鉄板の外装には深々とした凹みができており衝撃の重さを物語っていた。
───バッカ、そんな無理矢理力を使ったらお前が壊れちまうぞ?!
「うるせぇ、黙って俺に力を寄こせ。『ベルフェゴール』」
小煩い悪魔を一言で黙らせ追撃のために再び跳躍する。
「グッ……が、ぐ……っ」
血反吐交じりの呻き声が木霊する。
ミチェルは強靭な獣腕を犠牲にしたおかげか何とか意識を保っていた。
「フォルテ・S・エルフィー……貴様だけはいつもいつも……っ」
一年前のあの時と全く同じ憎悪に満ちた眼が俺を見る。
初老の男性の物とは思えない狂気と厭忌を綯い交ぜにした二つの塊。
こんなものでしか世界を観ることが出来ないコイツを裁くには法も秩序も銃も剣も必要ない。
男の拳で十分だ。
「これで終わりだミチェルゥッ!!」
爪が割れるほど握り締めた左拳をミチェルに叩き込む。
だが、返ってきた感触は腕の骨を砕くものでも顎を粉砕する手ごたえでも無かった。
拳の先にあったものは鉄などよりも硬く、重く、そして分厚い銀燭を煌めきを纏った鋼の刀身だった。
「ッ……!?」
咄嗟に俺は拳を引っ込める。
この場にいる誰でもない何者かが俺とミチェルの間に割って入ってきた……いや、正確に表現するならばいきなりそこに現れたという方が正しい。
「…………」
八咫烏にも似た黒コートに眼深くフードを被ったその人物は、無言のまま俺の拳を受け止めた太刀をゆっくり最上段に構える。
「後ろだ!!」
師匠の激が飛ぶまで俺は気づいていなかった。
今の今まで眼の前の居たはずの黒コートが、まるで幽霊のように瞬き一つで消えていたことに。
そしてそれと全く同時に背後から空気を切り裂く逆袈裟の気配が迫ってきていた。
「クッ……」
最上段からの振り下ろしを警戒していた俺は咄嗟に振り返りつつ両手の得物を構える。
「いない───?」
───上よ!!
左眼の指摘を受けて頭上を見上げた頃には、黒コートが凶刃を振り下ろしていた。
クソッ……受けられねぇ……ッ
「はぁあああッ!!!!」
視界の端から金色の流れ星が飛来する。
雷神トールの力で身体能力を上げたセイナが振るう双頭槍で、太刀ごと黒コートを弾き飛ばす。
横、いや……
「そこだ!!」
黒コートが吹っ飛んでいった右側ではなく、今の俺にとって一番隙が大きい背後に向けて上段蹴りを放つ。
「……ッ」
案の定いつの間にか背後へと移動していた黒コートは、俺の起点に驚きつつも冷静に上体を逸らす。
後ろ回しで放った左足に手ごたえは無く、唯一掠めたフードがほんの僅かに跳ね上がるくらいだった。
「な!?お前は……」
追撃を加えようとしていた俺の手が一瞬止まる。
僅かに一瞬だけ暁の元に晒されたその顔は、忘れるはずもないあれは───
眦を見開くほど驚いていた俺の眼前を、一射の銃弾が空を切る。
『何ぼさっとしてるんだい』
援護射撃を加えたアイリスの声がインカム越しに響く。
だが今の俺は、眼の前で見たフードの中を受け入れることができず、激しい混乱に襲われて正常な判断が出来なくなっていた。
きっと、先導者の正体が実の父であったことを知った時のセイナもこんな気持ちだったのだろう……
「しっかりしなさいフォルテ!」
何度も聞いた相棒の声に俺はハッと我に返る。
隣にいたセイナは俺の異変にいち早く気付いて背後を護る様に身構えていた。
いつどこから仕掛けてくるか分からない黒コートの攻撃に備えて。
俺よりも断然小さい筈のその背中は、俺よりも遥かに大きく感じた。
「大丈夫?」
「悪い、ちょっとだけ動揺した……もう平気だ」
俺は改めてセイナと共に敵の方を見る。
部屋の端、暁の差さない翳りが濃い場所に黒コート佇んでいた。
まるで亡霊が闇の世界に還っていくような光景だ。
その両手にはいつの間にか回収した太刀と、ボロボロのミチェルが担がれていた。
「悪いが我々はここらで失礼させてもらうよ。フォルテ・S・エルフィー」
「この俺がそう簡単に逃がすと思っているのか?」
再び銃を構えた俺にミチェルはお道化る様に肩を竦める。
「いいや?だが君はもう私の新しい右腕の力を理解したのだろう。だったら判っているはずだ。捕まえることは不可能だと」
「てめぇ、やっぱりその男は……っ」
「まぁそうかっかせずとも、近い将来また会うことになるだろう。だから今日は精々その場所から我らWBI創立記念の花火を見届けるがいいさ」
宣言とともに跡形も無く姿が消える。
残されたのは俺達とこの高層ビルの如く聳える魔科学弾頭のみだった。
攻撃が防がれるとか、その原理が分からないとかはどうでもいい。
衝撃波を伴う速度を維持したまま、溜め込んだエネルギーは右手へと一点集中。
「ミチェルゥゥゥゥッッッッ!!!!!」
言いたいことは山ほどあったが、今はそんなことよりもコイツをぶん殴らないと気が済まなかった。
咄嗟に身構えたオスカーのガード越しに、俺は亜音速すら超える右ストレートを叩き込む。
「────グゥッ?!ガハッ!!」
獣腕の骨を砕きながら左頬へと振り抜かれた一撃は、嘲笑を上げていた愚かな表情を一閃。
何故か命中したこの機逃すまいと、更に力を加速させるべく踏み込んだ全体重を右こぶしに乗せる。
そのあまりにも重い一撃を前にミチェルの身体は宙へと浮き、そのまま後方に聳える魔科学弾頭まで吹っ飛んでしまう。
最終的に魔科学弾頭に背中をぶつける形でようやく勢いは死んだが、無骨な鉄板の外装には深々とした凹みができており衝撃の重さを物語っていた。
───バッカ、そんな無理矢理力を使ったらお前が壊れちまうぞ?!
「うるせぇ、黙って俺に力を寄こせ。『ベルフェゴール』」
小煩い悪魔を一言で黙らせ追撃のために再び跳躍する。
「グッ……が、ぐ……っ」
血反吐交じりの呻き声が木霊する。
ミチェルは強靭な獣腕を犠牲にしたおかげか何とか意識を保っていた。
「フォルテ・S・エルフィー……貴様だけはいつもいつも……っ」
一年前のあの時と全く同じ憎悪に満ちた眼が俺を見る。
初老の男性の物とは思えない狂気と厭忌を綯い交ぜにした二つの塊。
こんなものでしか世界を観ることが出来ないコイツを裁くには法も秩序も銃も剣も必要ない。
男の拳で十分だ。
「これで終わりだミチェルゥッ!!」
爪が割れるほど握り締めた左拳をミチェルに叩き込む。
だが、返ってきた感触は腕の骨を砕くものでも顎を粉砕する手ごたえでも無かった。
拳の先にあったものは鉄などよりも硬く、重く、そして分厚い銀燭を煌めきを纏った鋼の刀身だった。
「ッ……!?」
咄嗟に俺は拳を引っ込める。
この場にいる誰でもない何者かが俺とミチェルの間に割って入ってきた……いや、正確に表現するならばいきなりそこに現れたという方が正しい。
「…………」
八咫烏にも似た黒コートに眼深くフードを被ったその人物は、無言のまま俺の拳を受け止めた太刀をゆっくり最上段に構える。
「後ろだ!!」
師匠の激が飛ぶまで俺は気づいていなかった。
今の今まで眼の前の居たはずの黒コートが、まるで幽霊のように瞬き一つで消えていたことに。
そしてそれと全く同時に背後から空気を切り裂く逆袈裟の気配が迫ってきていた。
「クッ……」
最上段からの振り下ろしを警戒していた俺は咄嗟に振り返りつつ両手の得物を構える。
「いない───?」
───上よ!!
左眼の指摘を受けて頭上を見上げた頃には、黒コートが凶刃を振り下ろしていた。
クソッ……受けられねぇ……ッ
「はぁあああッ!!!!」
視界の端から金色の流れ星が飛来する。
雷神トールの力で身体能力を上げたセイナが振るう双頭槍で、太刀ごと黒コートを弾き飛ばす。
横、いや……
「そこだ!!」
黒コートが吹っ飛んでいった右側ではなく、今の俺にとって一番隙が大きい背後に向けて上段蹴りを放つ。
「……ッ」
案の定いつの間にか背後へと移動していた黒コートは、俺の起点に驚きつつも冷静に上体を逸らす。
後ろ回しで放った左足に手ごたえは無く、唯一掠めたフードがほんの僅かに跳ね上がるくらいだった。
「な!?お前は……」
追撃を加えようとしていた俺の手が一瞬止まる。
僅かに一瞬だけ暁の元に晒されたその顔は、忘れるはずもないあれは───
眦を見開くほど驚いていた俺の眼前を、一射の銃弾が空を切る。
『何ぼさっとしてるんだい』
援護射撃を加えたアイリスの声がインカム越しに響く。
だが今の俺は、眼の前で見たフードの中を受け入れることができず、激しい混乱に襲われて正常な判断が出来なくなっていた。
きっと、先導者の正体が実の父であったことを知った時のセイナもこんな気持ちだったのだろう……
「しっかりしなさいフォルテ!」
何度も聞いた相棒の声に俺はハッと我に返る。
隣にいたセイナは俺の異変にいち早く気付いて背後を護る様に身構えていた。
いつどこから仕掛けてくるか分からない黒コートの攻撃に備えて。
俺よりも断然小さい筈のその背中は、俺よりも遥かに大きく感じた。
「大丈夫?」
「悪い、ちょっとだけ動揺した……もう平気だ」
俺は改めてセイナと共に敵の方を見る。
部屋の端、暁の差さない翳りが濃い場所に黒コート佇んでいた。
まるで亡霊が闇の世界に還っていくような光景だ。
その両手にはいつの間にか回収した太刀と、ボロボロのミチェルが担がれていた。
「悪いが我々はここらで失礼させてもらうよ。フォルテ・S・エルフィー」
「この俺がそう簡単に逃がすと思っているのか?」
再び銃を構えた俺にミチェルはお道化る様に肩を竦める。
「いいや?だが君はもう私の新しい右腕の力を理解したのだろう。だったら判っているはずだ。捕まえることは不可能だと」
「てめぇ、やっぱりその男は……っ」
「まぁそうかっかせずとも、近い将来また会うことになるだろう。だから今日は精々その場所から我らWBI創立記念の花火を見届けるがいいさ」
宣言とともに跡形も無く姿が消える。
残されたのは俺達とこの高層ビルの如く聳える魔科学弾頭のみだった。
0
あなたにおすすめの小説
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる