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9 ※蓮
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「俺相手に腰振っちゃってさ。番に罪悪感とかないわけ?それともオメガってセックスのことになると、理性がなくなるの?」
「~~~っ、くそ」
嘲笑を含んだ蓮の言葉に、頭がかっとなる。今にも挿入されそうな体勢から、身体を起こして蓮の胸を押した。嫌だ、と懇願する自分の声に、どこか期待した色が交じってしまう。こんなの、彼の無茶苦茶な言葉を肯定しているようなものだ。
「嫌っつってもなぁ~、お前の身体は欲しがってるみたいだけど?」
足を閉じたいのに、間に蓮がいるせいで閉じることができない。力の差は明白で、どれだけ俺が抵抗したところで抑え込まれるだけだった。悔しさに歯噛みしてる間にも、蓮が身体の隙間に入り込んでくる。
「ひ……っ」
足を掴みあげられ、あられもない姿にさせられた。ぬるりとしたものが後ろにあてがわれる。腰を進められれば、呆気なく中へと進入されてしまった。
初めてなのに、やすやすと許してしまったことへの罪悪感もあるが、それ以上に、奥へ奥へと入り込む剛直の熱さに、身体が火照る。見たところかなり大きかったけど、どこまで入ってきてしまうんだろう。音を立てて彼の陰部がぴたりと尻に押しつけられた頃には、へとへとになっていた。
「はい、挿入かんりょー。はぁ……きっつ……。さっきのとろとろになってるのも可愛げがあっていいけど、嫌がってるところを無理矢理すんのも気持ちいーわ」
「あ……ぜんぶ……」
「そう。お前の体、全部俺が汚してやった」
息をするのに精一杯でいると、頭上で電子音が鳴った。見れば、愉悦に笑みを浮かべた蓮がスマホのカメラをこちらに向けていた。
なに勝手に撮ってんだと怒る気力も削がれてぼうっとその光景を見ていれば、動画を撮り終わった蓮がスマホの画面を見せてくる。恍惚の表情をしている俺のアナルに、性器がずっぷりと入っていた。
「この動画、兄貴にも見せてやろうぜ。かわいー顔のお前を見せてやればいいじゃん」
「……」
かわいい……って言った……?蓮が……?あの蓮が?
動画を撮られたことよりもそっちのほうが衝撃で、困惑する。今まで、嫌いだ嫌いだと言ってきた相手が、そんな事を言ってくるとは夢にも思っていなかった。
「うわ、顔とろとろになってるじゃん。まだ挿れただけなのに、エロすぎだろ……」
スマホをどこかに放った蓮が、目元を撫でてくる。意外にも蓮は、俺の息が整うのを待っていてくれたようだった。
ようやく落ち着いてきた頃合いに、どちゅんと奥を突かれる。押し出されるような低い喘ぎが喉から出ていった。
頭が真っ白になって、体の震えが止まらない。がくがくと腹が痙攣している。そんな俺の腰を掴み直した目の前の男は、再び剛直を突き上げる。容赦のないピストンが始まり、絶頂を迎えているような、快楽が弾ける感覚が止まらない。
自分のものと思えない声が遠くで聞こえる。
「なぁ、さっきから凄いよお前。俺のちんこにめっちゃ絡みついてくる……どんどん汁が出てくるし…ぐっちゃぐちゃじゃん。……っ、あ、またイッた?っはは、このまま何回イけるか試してみる?」
蓮の声も余裕が無くて、いつもより低い。強い快楽の狭間で、自分が自分じゃないようだった。
何度目なのかも分からない絶頂が来る。こっちは何度もイってるのに、蓮は最初の兜合わせ以降は一度もイっていない。
達するのが止まらなくなって、恐怖心が芽生えてくる。
「イくのとまんな、あ、ああ、こわ、こわい、ア!おねが、い、とまって、とまってぇ、たすけて、おねが、い」
この狂乱のひとときに支配されるのが、何もかも分からなくなって自分が自分でなくなりそうな快楽が恐ろしい。その元凶に助けを乞うくらいには、追い詰められていた。
蓮の背中にしがみついて鳴いていれば、流石の蓮も哀れに思ったのか、緩やかな動きに落ち着いてくる。襞の一つ一つをゆっくり擦られ、もどかしさがじわじわ溜まっていく。
「あー、もう、落ち着けって。痛くはしてねえだろうが。ほら、ちゃんと息吸え」
「う……と、とまって。もうやめてよ」
「は?やめねえけど」
「もお、なんでぇ……っ、あ、ああ、また、くる」
「最初に言っただろうが、俺が満足するまでって。……あー、やっぱお前むかつくな。っはぁ……」
「っああ、あああぁぁっ」
泡が弾けるような軽い絶頂がくる。腰を深く叩きつけられ、蓮が息を吐いた。奥に熱い迸りを感じる。小刻みに震えて感じ入って、身体はもうへとへとになっていた。それでもなお、俺の中を征服する欲望の形に意識がいってしまい、何度も何度も快楽の泡が弾けていく。
疲労の中での暴力的な快楽は、ぬかるみに沈んでいくような心地だった。果てのない焦燥と官能。自分がこんなにもいやらしい人間だったなんて、知らなかった。
相手の剛直を受け入れながら、唇を重ねる。最初にしたものよりは浅いキスで、ちゅうと音を立てて離れていく。
「おい、ちゃんと息しろ」
「う……はーっ、はーっ、はぁ」
「息継ぎが下手なんだよ。兄貴とヤってる時と同じようにすればいいんだって」
「な?」と、まるで子供を言い聞かせるかのように諭される。先程よりも口調が柔らかいのは、二度目の射精で疲れが出ているのだろうか。優しく首筋を撫でられると、まるでこちらの身を案じているんだと錯覚してしまいそうだった。
息継ぎが必要なキスとか知るわけがない。
「わか、わかんない、そんな、
だってこんな、こういうことするの、初めて、で」
「………ん??」
俺はとうとう、蓮への秘密を白状してしまった。
「~~~っ、くそ」
嘲笑を含んだ蓮の言葉に、頭がかっとなる。今にも挿入されそうな体勢から、身体を起こして蓮の胸を押した。嫌だ、と懇願する自分の声に、どこか期待した色が交じってしまう。こんなの、彼の無茶苦茶な言葉を肯定しているようなものだ。
「嫌っつってもなぁ~、お前の身体は欲しがってるみたいだけど?」
足を閉じたいのに、間に蓮がいるせいで閉じることができない。力の差は明白で、どれだけ俺が抵抗したところで抑え込まれるだけだった。悔しさに歯噛みしてる間にも、蓮が身体の隙間に入り込んでくる。
「ひ……っ」
足を掴みあげられ、あられもない姿にさせられた。ぬるりとしたものが後ろにあてがわれる。腰を進められれば、呆気なく中へと進入されてしまった。
初めてなのに、やすやすと許してしまったことへの罪悪感もあるが、それ以上に、奥へ奥へと入り込む剛直の熱さに、身体が火照る。見たところかなり大きかったけど、どこまで入ってきてしまうんだろう。音を立てて彼の陰部がぴたりと尻に押しつけられた頃には、へとへとになっていた。
「はい、挿入かんりょー。はぁ……きっつ……。さっきのとろとろになってるのも可愛げがあっていいけど、嫌がってるところを無理矢理すんのも気持ちいーわ」
「あ……ぜんぶ……」
「そう。お前の体、全部俺が汚してやった」
息をするのに精一杯でいると、頭上で電子音が鳴った。見れば、愉悦に笑みを浮かべた蓮がスマホのカメラをこちらに向けていた。
なに勝手に撮ってんだと怒る気力も削がれてぼうっとその光景を見ていれば、動画を撮り終わった蓮がスマホの画面を見せてくる。恍惚の表情をしている俺のアナルに、性器がずっぷりと入っていた。
「この動画、兄貴にも見せてやろうぜ。かわいー顔のお前を見せてやればいいじゃん」
「……」
かわいい……って言った……?蓮が……?あの蓮が?
動画を撮られたことよりもそっちのほうが衝撃で、困惑する。今まで、嫌いだ嫌いだと言ってきた相手が、そんな事を言ってくるとは夢にも思っていなかった。
「うわ、顔とろとろになってるじゃん。まだ挿れただけなのに、エロすぎだろ……」
スマホをどこかに放った蓮が、目元を撫でてくる。意外にも蓮は、俺の息が整うのを待っていてくれたようだった。
ようやく落ち着いてきた頃合いに、どちゅんと奥を突かれる。押し出されるような低い喘ぎが喉から出ていった。
頭が真っ白になって、体の震えが止まらない。がくがくと腹が痙攣している。そんな俺の腰を掴み直した目の前の男は、再び剛直を突き上げる。容赦のないピストンが始まり、絶頂を迎えているような、快楽が弾ける感覚が止まらない。
自分のものと思えない声が遠くで聞こえる。
「なぁ、さっきから凄いよお前。俺のちんこにめっちゃ絡みついてくる……どんどん汁が出てくるし…ぐっちゃぐちゃじゃん。……っ、あ、またイッた?っはは、このまま何回イけるか試してみる?」
蓮の声も余裕が無くて、いつもより低い。強い快楽の狭間で、自分が自分じゃないようだった。
何度目なのかも分からない絶頂が来る。こっちは何度もイってるのに、蓮は最初の兜合わせ以降は一度もイっていない。
達するのが止まらなくなって、恐怖心が芽生えてくる。
「イくのとまんな、あ、ああ、こわ、こわい、ア!おねが、い、とまって、とまってぇ、たすけて、おねが、い」
この狂乱のひとときに支配されるのが、何もかも分からなくなって自分が自分でなくなりそうな快楽が恐ろしい。その元凶に助けを乞うくらいには、追い詰められていた。
蓮の背中にしがみついて鳴いていれば、流石の蓮も哀れに思ったのか、緩やかな動きに落ち着いてくる。襞の一つ一つをゆっくり擦られ、もどかしさがじわじわ溜まっていく。
「あー、もう、落ち着けって。痛くはしてねえだろうが。ほら、ちゃんと息吸え」
「う……と、とまって。もうやめてよ」
「は?やめねえけど」
「もお、なんでぇ……っ、あ、ああ、また、くる」
「最初に言っただろうが、俺が満足するまでって。……あー、やっぱお前むかつくな。っはぁ……」
「っああ、あああぁぁっ」
泡が弾けるような軽い絶頂がくる。腰を深く叩きつけられ、蓮が息を吐いた。奥に熱い迸りを感じる。小刻みに震えて感じ入って、身体はもうへとへとになっていた。それでもなお、俺の中を征服する欲望の形に意識がいってしまい、何度も何度も快楽の泡が弾けていく。
疲労の中での暴力的な快楽は、ぬかるみに沈んでいくような心地だった。果てのない焦燥と官能。自分がこんなにもいやらしい人間だったなんて、知らなかった。
相手の剛直を受け入れながら、唇を重ねる。最初にしたものよりは浅いキスで、ちゅうと音を立てて離れていく。
「おい、ちゃんと息しろ」
「う……はーっ、はーっ、はぁ」
「息継ぎが下手なんだよ。兄貴とヤってる時と同じようにすればいいんだって」
「な?」と、まるで子供を言い聞かせるかのように諭される。先程よりも口調が柔らかいのは、二度目の射精で疲れが出ているのだろうか。優しく首筋を撫でられると、まるでこちらの身を案じているんだと錯覚してしまいそうだった。
息継ぎが必要なキスとか知るわけがない。
「わか、わかんない、そんな、
だってこんな、こういうことするの、初めて、で」
「………ん??」
俺はとうとう、蓮への秘密を白状してしまった。
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