アナニー大好きな俺が電車の中でとろとろにされる話

キルキ

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10 電車

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「うぁ、あ、やぁっ、ああっ、むりぃっ」
「ふ……っ、すげー、どろどろになってる…」

 陰茎を嬲るその手を止めたくて腕を掴んだが、叩きつけられるような快楽によって力が入らなくなる。気づけばその腕に縋り付いていた。 

 やばい、これ、本当に───

「無理じゃねえだろ、こんなに感じてるのに」
「むりっ、もうっ、でないってばぁっ、うぁ、んああっっ」

 ふるふる体を震わせる。敏感な体は常に達しているのではないかと思うくらいにびくびくしてるから、今のがイッた感覚なのかもよくわからなかった。

「……く、」

 びくんと男の剛直が震えた。そこからびゅっと先端から白濁した精液が流れ出て、俺のピンクのソレと下腹を汚す。皮膚を伝う感触に感じ入った。

 どろ…と重力に従って下に流れる。このままだと座席を汚してしまいそうだ。

 拭くものをくれるわけがないので、どうしようかと悩む。

「……ん」

 お腹の液体を床や座席に零さないように、膝立ちになる。重力でねっとりした精液がお腹から性器にかけてゆっくり伝り、下着に落ちる。手を使ってお腹のどろそろを下に流した。ほとんどの液体がパンツに染み込んだのを見て、ようやく肩の力を抜く。

 太ももに大きな手が這う。愛でるような手付きで内側を撫でられた。反対の手が背中に回されて男に抱きつくような体制になる。

「そこに俺のを貯めててくれるのか?はは、そんなに気に入った?」
「う……ち、ちが…あっ」

 後蕾に二本の指が入ってきて、くぱくぱ穴を広げられた。否定の言葉は自らの喘ぎによって遮られる。

「あー…、ココすげえ気持ちよさそー」
「だめ」

 後ろから胸の辺りを抱かれて、ピアスの男と引き剥がされる。後ろから伸びてきた手がべしっと音を立ててピアスの男の頭を叩く。

「あだッ、てめーだって我慢できてなかったじゃねーか」
「うるさいなぁ……」

 ぎゅーっと背後から両腕で抱きしめられる。後ろから聞こえた拗ねたような声がちょっと弱々しくて、それがなぜか胸にキュンときた。

「協力してやったんだから、俺にもこいつをくれ」
「……惚れた?」
「どうだろうなー」

 協力って何なんだ……?

 聞きたいことはあったけれど、息が整わないから何も言えずにいる。二人の様子を伺っていると、ピアスの男が俺にニヤリと笑いかけた。

「お前、そいつには十分注意しろよ?言っとくけどそいつ、お前のストーカーだから。学校の帰り道とか部下に命じてずっと尾行させてたし」
「はっ……?」
「誰かに襲われないか心配だから護衛させてただけだよ」
「知らねーやつに護衛されても気味悪いだろうが」

 いろいろな情報が頭を駆け巡る。知らないところで起きていたことに困惑を隠せなかった。

 ストーカー?帰り道?尾行?

 俺がちょっと引いた顔をすると、ピアスの男がしてやったりの表情で俺の後ろを見た。途端に後方から、冷やっとした空気が漂って来て思わず背筋を伸ばす。


「アイツの言うことなんて気にしなくていいから。ほら、もうすぐ駅に着くから立って」
「う、うん……」

 言うとおりにゆるゆる立ち上がると、ぬるぬるぐちゃぐちゃの下着を履かされる。生暖かい精液がぺったりと下部に染み込んでいった。おもらししたみたいで気持ち悪いのに、甘くて切ない痺れが躰ににじんでいく。口から感じ入った吐息が漏れて、ふる、と身震いした。

 もっと欲しい。きっと、そんな顔をしていたと思う。




 電車が駅に止まると、ばさっと季節外れのロングコートを着せられた。すっかり濡れてしまった制服を隠すためだ。そしてようやく俺は周りの様子を確認できた。

 乗客の数人が、こっちを見ている。流石にあんなに喘いでいたら気づかれるのも当然か。おそらく俺たちの異常な興奮状態に飲まれて仲裁に入ることなどできなかったのだろう。いや、そもそも異様な雰囲気の男の集団と係わりたく無かったのもあるだろう。

 顔を赤くして股間を膨らませた男の乗客と目があった。

 先程の過激な行為を全部見られていたのか。俺が、淫らに感じている所も、びくびく達していたところも?

「どうしたの、早く行くよ?」

 穏やかな声が真っ白になった思考を呼び覚ます。俺のストーカーであるらしい男が、機嫌が悪い時の目でこっちを見ている。その隣でピアスの男も黙って俺を見ている。今更逃げんなよ、と言われた気がした。

 ……今更だけど、結構やばい状態なのでは。

 足を踏み出すのを躊躇っていると、後ろから誰かの腕に抱きあげられた。きらきら輝く金色の髪が目に入って、目を見開く。先程ドアの前で退屈そうに佇んでいた奴だった。

「そうそう、君の護衛についてて貰ってたの、彼だから」

 これからも仲良くしてやって、と言われて、この人達との付き合いが短くないことを悟った。

 ……もう、手遅れみたいなものだしな。

 腹を括って強張った体の力を抜く。金髪の男の胸に顔を埋めると、後ろから文句を言う声が聞こえたが、聞こえないふりをした。


 

───お腹の中が、疼いた。

 今朝よりもずっと、熱くてとろとろになったソコがビクビクしている。

 体が作り変えられている。名前も知らない人に、弄られて、嬲られて───

 心臓がドキドキしている。この短時間で変わってしまった己の体に、どうしようもなく陶酔してしまった。





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