アナニー大好きな俺が電車の中でとろとろにされる話

キルキ

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 優しくしてくれると言っていたものの行為自体は激しくて俺の躰ははすぐに限界を迎え、向かい合っている男にイキ顔を晒してしまった。

 全身をビクビクさせて絶調の余韻に浸っていると、ぐるりと体をうつ伏せにされる。息を整える間もなく、再び剛直が中に押し入ってきて先程よりも激しく腰を打ち付けられた。律動に合わせて揺らしてしまう腰を止めることができない。

 どれだけ攻め立てられても貪欲に快楽を欲する中が、もっととねだるように男のそれを締め付けた。血管が浮き出た男根の形を腹の中で感じる。どくりどくりという音まで聞こえそうなくらいに脈打っていて、収縮した中を押し広げるようにエラでごりごりされる。

「は、はぁっ、あ、おく、おくぅっ、んんっ」
「もっと奥がいいのかよ」
「ち、ちがうぅっ、ふか、深すぎて、こわいっ、あっあんっ、んっ、やめぇっ」
「こんなに嬉しそうにちんぽしゃぶってるくせに、嘘つくなよ。……っ、気持ちいいって言えよ、ほら」

 焦らすようにギリギリまで抜かれてから、ずんっと一気に奥を貫かれる。ずんっずんっと擦られた奥が熱くて蕩けそうになって、ひくりと喉が引きつった。

「~~あ、~~っ、ん、ああっ」
「……あ?早く言えって。気持ち良くねーなら、もっと奥を擦ってやるけど?」
「きもちいいっ、いいからぁ、あんっ、おくでずりずりされんのっ、きもちいっ、よぉっ」

 わけもわからずそう叫ぶと、「素直に言えていい子だな」と背中を優しく撫でられた。
 
 男に好き勝手にされている体制も、ベッドに括りつけられてぶつけられる快感も、余裕の無い息遣いも、全てが俺との行為に夢中になってくれている証のようで、それがとてつもない威力となって俺を昂ぶらせる。

 もはや役目を果たせていない口元の手を掴まれて、男の片手で両手首をひとまとめにして白いシーツに押し付けられる。何も抵抗ができなくなった俺に覆いかぶさった男は容赦なく中を貫いてきて、されるがままの俺は大きく喘ぐことしかできない。

「あ、ああっあっ、うそ、つきぃっ、うっ、は、はげしぃっ、てばぁ、ふああっ」
「あー……イイ…もっと声聞かせろよ」

 中をずぽずぽされながら、覆うものがなくなった口から耐えない嬌声が溢れ出す。部屋に淫らな声が響いて、急激に羞恥心が煽られた。

 聞きたくないのに、と頑張って声を我慢していると、手首を掴んでいる方とは反対の手で唇をこじ開けられてしまう。男の指が俺の舌を撫でながら奥へ奥へと侵入してくるので、歯を立てないように口を大きく開くことになる。

───この人、朝からずっと口ばっかり弄ってくる……っ。俺は、自分の声なんて聞きたくないのに!

 部屋に響く甘い声は自分のものとは到底思えなくてなんだか怖い。それが耳障りなのに、男は俺に口を閉じることを許してくれない。

 頭の中がぐちゃぐちゃで、どうして、と泣き言が出そうになったとき、低音の掠れた声が耳をくすぐった。

「お前の声、すげー好き……」

 囁くように、感じ入ったようにそれを囁かれて目を見開く。体の真ん中からぞくぞくしたものが昇り上がってきて、全身をうねらせた。

「~~~~っ、ぅあああっ」

 びくんと躰が弓なりにしなってぱちぱちと目の前に電流が走って、絶頂感が全身を駆け巡る。

 ……うそ、まさか、達してしまったのか…?

 さっきから自分の躰の変化に脳が追いつかなくて、呆然と目の前の白いシーツを見つめた。

「……俺の声でイっちゃったのかよ…くそ、かわいいな」
「はっ、な、なに、っ、ふああっ」

 中のモノが更に大きくなってその強烈な圧迫感に恐怖を感じた。これ以上激しく揺さぶられたら死んでしまいそうで必死に腰を逃がそうとするも、大きな手で難なく捕らえられてしまう。

「ふっ……こら、逃げんなよ…お前が煽ったんだからな」
「あ、っ、んぁああっ」

 ローションを足されて、じゅぽっじゅぽっと卑猥な音を立てて抜き差しされる。あまりの快感に手で何かに縋り付きたくなったが、動かそうとすれば両手の拘束が強くなるだけだった。

 ずちゅ、と剛直を埋め込まれた腸内が、媚びるように男に絡みついている。自分でするときよりも遥かに深いところまで入り込んで、犯されまくっている。

「なあ、次イクときは、俺の名前呼べよ……」
「んぁっ、ああっ、あ、あ、なまえ、しらにゃいっ」
「……そういや教えてなかったな」

 男のとぼけた言動に、強烈に攻め立てられて余裕が無い俺は若干苛ついてしまった。俺の苛立ちを汲み取ったのか、男は悪いと軽く謝って宥めるように項を撫でてきた。

「蓮見…はすみって言って」
「はすみ、?…ふ、あっ、は、はすみぃっ、いぃっ、はすみっ」
「……いいこだな」

 はすみ……

 ぐっちゃぐちゃになった頭でがむしゃらにその単語を喘ぎの合間に出すと、嬉しそうに笑った気配がした。ぬるぬるの液体に滴る後孔が男根を締め付ける。

「はすみぃっ、あ、ああっ、は、すみっ」
「めっちゃかわいー……えっろい顔しながら俺の名前呼んでんの、すげークる」
「あ……っ!イク、イっちゃう、──は、すみぃッ」
「は……ッ」

 びくんと躰が痙攣して、ふわふわした意識の中で果てた。それと同時にどぷりと中が熱いものでいっぱいになる。

 ずるりと引き抜かれた後も身動ぐたびに精液がどろどろと中を蹂躙していて、それがすごく気持ちいい……。

 ぼうっとする意識の中、俺はゆっくり意識を手放した。


──────
───

 次に目が覚めたときは、カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。

 体は既に清められている。そういえば、昨日目覚めた時もこんな状態だった。誰が洗ってくれているのだろう。

 昨日よりも重たい上半身を起こすと、先に起きていたピアスの男に「おはよー」と言われた。男は窓際に椅子を持ってきて、優雅にコーヒーを飲んでいる。

「……おはよう」

 覇気の無い声で挨拶を返すと、近づいてきていた男に抱きしめられた。

 そのまま覆いかぶさられて再びベッドに沈められる。ぼすんと二人ぶんの体重がベッドにのしかかって、向かい合わせに寝転んだ。固い胸に顔を埋める体制で両腕が背中に回されて、そのままぽつりと文句をこぼした。

「……うそつきー」
「何がだ?」
「優しくするって言ったじゃん……」
「だから、優しく抱いてやっただろ」
「うそだぁ、すっごく激しかったって」
「嘘じゃねぇって。すげー丁寧に扱ってやっただろうが」
「え…アレで?」

 本人は優しくしたつもりだったのか、と信じられない気持ちで顔を見上げた。不思議そうな顔を返されて、本気で思っていることがありありと伝わってくる。というか、あれで手加減してるのなら通常ならどれだけ激しいんだ……?

 黙りこんでいると満足そうに頬を寄せられた。また眠りそうになったので急いで口を開いた。

「ねぇ…『蓮見』って、本当の名前?」
「なんで、そう思ったんだ?」
「うーん……なんとなく」
「へぇ?ま、本名とか偽名とかどうでもよくね」

 ……なんだそれ。

 雑にあしらわれてむっとしていると頭上に男の手が伸びてきたので、苛立ちのままにべしっとはたいた。が、俺の攻撃など屁でもないらしく、軽い笑い声が聞こえた。

「……じゃあ!下の名前は何なの!蓮見っていうのは苗字だよね!?」
「んー……そこらへんは、今のところ黙秘っつーことで」
「なにそれ…」

 なんだかもやもやして仕方が無い。腹が立って相手の胸を叩くがびくともせず、なんだかんだで男に宥められて、結局複雑な気持ちを誤魔化すように蓮見に腕を回してくっつくことになった。
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