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Story1 -slavely- 人間をやめる、ということ
Ⅱ
しおりを挟むがちゃりと、重い扉が開く。
いつもの革靴の音、鞭が空を切りしなる音。
イトウがやって来た。
ヨダカはゆっくりと身体を起こした。
「ヨダカ、おはよう」
「…………………おはよう、ございます」
イトウは鷹揚に声を掛け、ヨダカの前にしゃがんだ。
「何の用だ」
ヨダカは、イトウのぴかぴかに磨かれた革靴を見つめた。そして、床に額を擦り付け、声を振り絞る。
「…………………さ、てください」
「ん?何か陳情でもあるのか」
「セックス、させてください」
イトウは一瞬間をおいて、ヨダカの言葉を思い切り笑い飛ばした。おかしそうに腹を抱えている。
「馬鹿を言え。奴隷とセックスしたい奴など、いるわけがないだろう」
「…えっ、…」
イトウは、固まるヨダカの顎を掴んで上向けた。
「そもそも、奴隷の分際で、セックスしたい、など厚かましいにも程があると思わないか?そんなくだらない用件で俺を呼んだのか?」
ヨダカは必死に首を横に振り、床に這いつくばった。
「も、申し訳ありません。どうかお尻を、肛門を使わせてください!」
イトウは、土下座するヨダカの尻を靴で踏みつけた。そして、アナルプラグの突起部分を蹴り上げる。
「、いっ…!」
「どうしても使って欲しいなら、奴隷らしく乞え。出来が良ければ使ってやる」
ヨダカは尻穴を靴先で突かれ、ペニスケージを蹴られ、涙声で吠えた。丸出しの尻に靴跡が幾つも重なる。
痛みと屈辱で回らない頭を振り絞り、卑猥な言葉、煽るような表現を考える。
セックスという直接的な単語以外で、ペニスを尻穴に挿れて貰うための言い回しはないか。
ここでイトウが呆れて部屋を出てしまったら、ヨダカの腹も肛門も、そして心が、もう保たない。
「ヨダカは奴隷でございます! 私の口とお尻の穴でご奉仕させてください! おちんちんを舐め舐め致します! 肛門でおちんちんを擦ります! ただウンコが出るだけの穴など、奴隷には必要ありません!皆様にオナホとして、ご利用頂きた、…,う、っく!!」
イトウは感心したように頷いた。
ヨダカが必死でたたみかける中、ヨダカの髪を掴み、四つん這いに引き起こすと、開いた口に世話役のペニスが押し込まれた。
「お前の望みを聞いてやろう」
ヨダカは喋ることも出来ず、頭を前後に揺らされ、ガポガポと出入りするそれにえづきながら、懸命に舌を這わせ、頬肉で擦った。
「排泄させてほしい」
その最後の一言を言い切れず、ヨダカは口まで塞がれた。
必死にフェラをするヨダカの耳に、貞操帯の鍵がカチャカチャと外される音がする。
そして、肉壁を擦りながらアナル栓が引き抜かれ、代わりに冷たい液体を流し込まれた。
ヨダカが、やっと脱糞できる、と安堵したのも束の間、思いもよらぬ展開に、ヨダカは目を見開き、野太い声を上げた。
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