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幼少期 盗賊団時代
魔術
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初めての仕事が終わってからだいたい半年がたった。あれから何人かの先輩が復帰できない怪我か致命傷を負って団から抜けていった。そしてそれと同じだけ後輩も入ってきた。
「おい!二人とも今日も大活躍だったじゃねーか!」
仕事の大成功を祝う宴でごつい先輩にバンバンと肩を叩かれているのはわたしとアルト。あれから何度も二人で模擬戦をして、悪いところを注意しあって成長してきた。何度も変えてきた戦法も定着しだし、仕事にも慣れてきた。
「アルトは両手剣で敵の武器を粉々にしちまうんだろ?かわいそうだなぁそいつは!」
「いやいや、ラヴィの敵の方が悲惨だぜ?なんせ超正確なナイフ投げで腱をスパって斬られちまうんだもん。ありゃあ治せる金がなきゃ復帰は厳しいぜ」
アルトは前に奪った荷物の中にあった両手剣を報酬の代わりに貰い、それを使いこなす、超前衛タイプだ。
わたしは身体の各所にある短剣から長剣までの様々な剣を使って接近戦を主軸にしつつもナイフ投げでミッドレンジでも戦える。
「そろそろお前らも魔術か魔法に挑戦してみてもいいんじゃねーの?」
魔術。それは空気中の魔素を使って力を産み出すもの。練習すれば全ての人間が使える(しなくても使える人はいる)。魔術は詠唱もなくサクッと使えるので前衛がよく使う。使いすぎて辺りの魔素がなくなると使えなくなる。
魔法は体内の魔力を使って力を産み出すもの。大天災と呼ばれる、純エルフや純ドワーフに伝わるそれまでのとても栄えていた時代を一瞬で終わらせた災害以前では、魔法は全ての人間が詠唱無しで使えていたらしいが、今では稀に現れる魔力が開花した人しか使えない。詠唱はするものとしないものがある。魔法使いはピンからキリまでだが、キリの方でも一騎当千とも言われる。魔力が開花した人は人口の1%程しかいない。
アルトもラヴィもそんなことは全然知らないのだが。
「魔法は無理でしょ。全然使えるようになってる感じしないし」
「俺もだよ」
魔法は使えるようになるとそれまで使えなかったのが嘘みたいに自然に使える……らしい。それくらいは二人も知っていた。
「でも魔術の練習くらい始めてみろよ。どーせあと2ヶ月くらい、畑の野菜が実るまで畑仕事もないし。」
確かにそのとおりかも?実際、このところ暇してたし。アルトも乗り気そうだし。
「じゃあ俺やってみるよ!火の魔術で攻撃とかかっこいいし!」
アルトに先を越されたが、わたしもやると伝えた。
「よし、決まりだな。ま、とりあえずは宴を楽しもうぜぇアルト!?」
「そうだな!」
アルトと先輩は肩を組んでどこかへいってしまった。
わたしは別の先輩に連れ去られていき、魔術の話など頭の片隅にやってしまった。
この後、魔術の練習を始めたことを後悔するくらい辛い作業が待っているとも知らずに。
「おい!二人とも今日も大活躍だったじゃねーか!」
仕事の大成功を祝う宴でごつい先輩にバンバンと肩を叩かれているのはわたしとアルト。あれから何度も二人で模擬戦をして、悪いところを注意しあって成長してきた。何度も変えてきた戦法も定着しだし、仕事にも慣れてきた。
「アルトは両手剣で敵の武器を粉々にしちまうんだろ?かわいそうだなぁそいつは!」
「いやいや、ラヴィの敵の方が悲惨だぜ?なんせ超正確なナイフ投げで腱をスパって斬られちまうんだもん。ありゃあ治せる金がなきゃ復帰は厳しいぜ」
アルトは前に奪った荷物の中にあった両手剣を報酬の代わりに貰い、それを使いこなす、超前衛タイプだ。
わたしは身体の各所にある短剣から長剣までの様々な剣を使って接近戦を主軸にしつつもナイフ投げでミッドレンジでも戦える。
「そろそろお前らも魔術か魔法に挑戦してみてもいいんじゃねーの?」
魔術。それは空気中の魔素を使って力を産み出すもの。練習すれば全ての人間が使える(しなくても使える人はいる)。魔術は詠唱もなくサクッと使えるので前衛がよく使う。使いすぎて辺りの魔素がなくなると使えなくなる。
魔法は体内の魔力を使って力を産み出すもの。大天災と呼ばれる、純エルフや純ドワーフに伝わるそれまでのとても栄えていた時代を一瞬で終わらせた災害以前では、魔法は全ての人間が詠唱無しで使えていたらしいが、今では稀に現れる魔力が開花した人しか使えない。詠唱はするものとしないものがある。魔法使いはピンからキリまでだが、キリの方でも一騎当千とも言われる。魔力が開花した人は人口の1%程しかいない。
アルトもラヴィもそんなことは全然知らないのだが。
「魔法は無理でしょ。全然使えるようになってる感じしないし」
「俺もだよ」
魔法は使えるようになるとそれまで使えなかったのが嘘みたいに自然に使える……らしい。それくらいは二人も知っていた。
「でも魔術の練習くらい始めてみろよ。どーせあと2ヶ月くらい、畑の野菜が実るまで畑仕事もないし。」
確かにそのとおりかも?実際、このところ暇してたし。アルトも乗り気そうだし。
「じゃあ俺やってみるよ!火の魔術で攻撃とかかっこいいし!」
アルトに先を越されたが、わたしもやると伝えた。
「よし、決まりだな。ま、とりあえずは宴を楽しもうぜぇアルト!?」
「そうだな!」
アルトと先輩は肩を組んでどこかへいってしまった。
わたしは別の先輩に連れ去られていき、魔術の話など頭の片隅にやってしまった。
この後、魔術の練習を始めたことを後悔するくらい辛い作業が待っているとも知らずに。
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