甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~

モモ

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初めてのデビュタントと隣国の王女様

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「ねぇ、ルーチェ様、アイリッシュ様がなんて答えたから知りたい?」

「えぇ、もちろんです」

本当は知りたくはない。

「けどその前にルーチェ様から婚約破棄をして下さらない?
わたくしとルーチェ様だったらどちらが王妃に相応しいかわかると思うのよね?
そうすればアイリッシュ様のお手を煩わせることもないと思うのよ。

後ろ楯があるかないかでは国を治める時の力が違うでしょ?
しかもこの国の王妃様はわたくしの叔母ですから」

ラージグア様の言葉ととても的を得ている答えでした。

国を動かす時には後ろ楯はとても大切です。

それに2代続けて隣国から嫁いでくればその国とは強固な関係性が出来てきます。

「ですが、私は…」

「ルーチェ様お気持ちはわかりますよ。
婚約破棄はご令嬢にとってキズがつきますものね。
しかも王太子の婚約者でしたら余計に…」

自分がキズ物になるとよりアイリッシュ様の側を離れるのがとてもツライ。

これからも一緒にいたい。

そのとき私達の間に風が吹きました。

私の首の、ネックレスが胸元で揺れます。

私はそのネックレスを見て、

「ラージグア様わたくしはアイリッシュ様と婚約破棄はいたしません」
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