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案件その四 ジュエリーショップ店員 レナ・コーラル
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「やっと出逢えた。さあ、おいで。」
キラキラとした笑顔で私に向かって手を伸ばすのは、見目麗しい美青年。艶のある金色の長い髪に小麦色の肌、細身ながら鍛えられた体躯、人あたりの良い爽やかな笑顔。他の女性達が見たら絶対惚れることは間違いないだろう。
最初、誰だと思ったが冒頭の彼の台詞を聞いて納得と同時に嫌悪感がわいてきた。
目の前にいる男は私の元お見合い相手だった。
2年前、母方の親戚に無理矢理勧められてお見合いをしたものだが、肝心の本人はお見合い会場に来なかった上にその翌日、「君と結婚するつもりはない。」と言う手紙を送ってきたので、この話はなかったことになった。
にも関わらず、社交界と深い繋がり持つこの男はどういう訳か、自分のオトモダチの令嬢を使って私への誹謗中傷の手紙を送ったり、無いこと無いことを吹聴して回り、彼女達から嫌味や罵詈雑言を浴びせられた。彼女達の嫌がらせが原因で私は前の職場を辞めざるを得なくなった。
学生時代の先輩の旦那さんが勤める商会で働かないかと声をかけられ、彼女が暮らす港町へと引っ越し再就職し、新しい生活にも慣れた頃、私は今の彼と出逢い、交際をはじめた。
つい最近、彼からプロポーズされ幸せの絶頂にいたのに、再びこの男は私の幸せを壊しはじめた。今度は
「自分とレナ・コーラルは婚約者同士だ。」
と言う噂を社交界に流してオトモダチ令嬢を煽って、私に文句を言ったり、中傷の手紙を送りはじめた。
あまりにもエスカレートする彼女達の行動に私は相当ストレスが溜まっていたらしく、持病の喘息が悪化した。
「ああっ、やっとだ、やっと君を見つけた。その瞳が僕を見てくれた。」
某恋愛小説の男主人公のようなセリフを吐きながら、熱を帯びたその瞳はうっすら狂気じみており、じりじりと私に近づいてくる。
「さあ、 僕が来たから安心して。一緒にいこ・・・・グェッ?」
私に手を伸ばし、近づこうとした瞬間、男はネイビーブルーの制服を着た警備兵に首根っこを掴まれて足をじたばたさせる。
「はいは~い、これ以上彼女に近づかないで下さい。」
「ここから先は近づかないでくださ~い」
そう言って私を庇う様に白い髪の男性とオレンジ色の髪の少女が男の前に立ちふさがった。
「だっ、誰だ貴様!?」
「申し遅れました。私、第3者意見司法機関の弁護官レオン・クォーツです。あっちにいるのが事務官のロゼットです。」
「べっ弁護官が何のようだ。邪魔するな」
「そうもいきませんよ。私は彼女の代理人弁護官として、ここにいるんですから。」
「代理人………?」
「貴方、彼女とのお見合いが破談になったにも関わらず、ご自分の懇意になっているご令嬢を使ってレナさんに誹謗中傷の手紙を送り暴言を吐き、嫌がらせを行い、彼女の名誉を傷つけた。」
「ぼっ、僕は彼女を傷つけてなど……」してないというんですか?」
「貴方が流した噂や誹謗中傷のせいでレナさんは精神的なストレスから身体を壊したんですよ。ホラッ、これ診断書。」
そう言ってロゼットさんは懐からピラリと男の目の前に1枚の紙をだしてきた。
「こっ、こんな診断書なんか偽物だ!!そうに決まって「本物ですよ。あと、ちなみにココ、どこかわかっています?」はっ……?」
「ココ………病院ですよ。ちなみにこの診断書はレナさんの主治医が書いたちゃ~んとしたホンモノです。」
ニコニコとロゼットさんはこれ、証拠として裁判所に提出しますからと言ってその診断書を懐に戻した。
彼女の言う通り、数か月前に私の喘息が悪化してしまいここの病院に入院している。
「うるさい!!僕と彼女は婚約者同士だ。貴様らにとやかく言われる筋合いはない!!」
「「………………………………………いや、そもそも婚約者じゃない(だろう/でしょう)。」」
コイツ何言ってるんだと言わんばかりの冷たい目でレオン弁護官とロゼットさんは彼を見た。
「ちっ、ちが…「レナさんや貴方の両親、お見合いの仲人にも話を聞いたのですが、皆さん揃って、貴方とレナさんの婚約の事実はないと言ってますよ。というより、自分で盛大にやらかしておいてよくそんな態度とれますね。」
「そんな事はない!!僕と彼女は言わなくてもわかって「いい加減にして!!」………えっ?」
もう我慢の限界だった。私はギリッと元お見合い相手を睨みつけた。
「何が言わなくても分かるなの?私と貴方、今日が初対面なのよ。お見合いのときまともに顔を合わせていないのによくそんな台詞が言えるわね。あの日、来なかったうえに結婚したくないって一方的な手紙を送って。まだそれくらいなら良かった。なのに、アンタが自分の取り巻き令嬢をけしかけて私に暴言吐いたり誹謗中傷の手紙を送ったり、しまいには職場まで押しかけたせいで私は前の仕事を辞めなきゃいけなくなった。恋人にプロポーズされて幸せを送れて幸せだったのに、それも怖そうとして……いい加減にしてよ!私が何したっていうのよ、アンタが何がしたいのかわからないけど迷惑なのよ!!」
男に言いたいことを全部吐き出した瞬間、激しく咳き込むと、この状況をただ黙って私のすぐそばでついていてくれた賢女ーー病院で患者の看護をしてくれる人ーーさんが優しく背中を擦ってくれた。
「迷惑…………?」
「レナさんの言うとおりですよ。貴方のやっていることは第3者でもある我々の目から見ても、迷惑極まりないうえに悪質です。近い内に裁判所から通達がきますが、我々はあなたを名誉棄損で訴えるつもりです。あっ、モチロン貴方のオトモダチの令嬢達も訴えますよ。あと、ご両親にもこのお話をしましたところ大変ご立腹でしたよ。だからご実家に頼ろうとは思わないで下さいね。」
数か月後、第3者意見司法機関のオフィス内でレオン・クォーツは長ソファに座って手紙を読んでいた。
「ラブレターですか、レオン弁護官。」
ニヤニヤとロゼットが手紙を読むレオンをからかう様に近づいてきた。
「違うよ。アイツから、レナさんの体調が良くなったから近々退院できるって報告。」
「ああっ、レナさんの主治医の・・・確かレオン弁護官の予備校時代の同級生なんですよね。」
もともと今回の案件は主治医であり、レオンの友人でもある彼からの相談がきっかけだ。
裁判の結果、元お見合い相手はレナとの接触禁止令と多額の慰謝料を払ったうえ、今回の件を知った上の人達によって「流刑地」と呼ばれる遠い地に左遷させられた。
また、オトモダチの家も娘を一回り年上の貴族の家に強引に嫁がせたり戒律の厳しい修道院に収容された者がいるそうだ。
「それにしてもあのヒト、自分が原因で破談になったて言うのに、婚約が成立してるって思っていたのにはびっくりしましたよ。」
裁判中に判明したのが、元お見合い相手は自分とレナが婚約しているものだとおもいこんでいたのが判明した。
「そうだよなぁ。ご両親もビックリして、裁判中にもかかわらず父親が息子を殴ったのには俺もビックリしたよ。」
「それを言うなら、レナさんの恋人はあのヒトが自分は婚約者だって言った時点で首絞めそうになったっていってましたよ。」
レナの恋人は町の巡回警備兵をしており、あの日元お見合い相手の首根っこを掴んでいた人物だった。
「見合いする気なかったらハッキリ断ればいいのに、当日になってトンズラしてお見合い相手のレナさんに一方的な文句を言ったクセに、破談になった途端にちょっかいかけて……まったく迷惑極まりない男だよなあ。」
「同感です。」
その後、レオンとロゼットの元にレナから巡回警備兵の恋人と結婚したとの連絡が来るのは、案件から半年後のことである。
ーーーーーーーーーーーーーーー
作中で出てきた予備校は、日本でいうところの高校になります。
レオン達の国では、6歳から12歳までを義務教育の初等科(日本でいう小学校)
13歳から14歳までを同じく義務教育の尋常科(中学校)
15歳になると、3年課程の予備校に通う者や女学校。職業訓練養成学校に通う者や、高等認定試験を受験し、大学や専門学校に進学したり、就職する人がいて、裏設定として、ロゼットは高等課程認定試験を一発合格して第3者意見司法機関に入局しています。
キラキラとした笑顔で私に向かって手を伸ばすのは、見目麗しい美青年。艶のある金色の長い髪に小麦色の肌、細身ながら鍛えられた体躯、人あたりの良い爽やかな笑顔。他の女性達が見たら絶対惚れることは間違いないだろう。
最初、誰だと思ったが冒頭の彼の台詞を聞いて納得と同時に嫌悪感がわいてきた。
目の前にいる男は私の元お見合い相手だった。
2年前、母方の親戚に無理矢理勧められてお見合いをしたものだが、肝心の本人はお見合い会場に来なかった上にその翌日、「君と結婚するつもりはない。」と言う手紙を送ってきたので、この話はなかったことになった。
にも関わらず、社交界と深い繋がり持つこの男はどういう訳か、自分のオトモダチの令嬢を使って私への誹謗中傷の手紙を送ったり、無いこと無いことを吹聴して回り、彼女達から嫌味や罵詈雑言を浴びせられた。彼女達の嫌がらせが原因で私は前の職場を辞めざるを得なくなった。
学生時代の先輩の旦那さんが勤める商会で働かないかと声をかけられ、彼女が暮らす港町へと引っ越し再就職し、新しい生活にも慣れた頃、私は今の彼と出逢い、交際をはじめた。
つい最近、彼からプロポーズされ幸せの絶頂にいたのに、再びこの男は私の幸せを壊しはじめた。今度は
「自分とレナ・コーラルは婚約者同士だ。」
と言う噂を社交界に流してオトモダチ令嬢を煽って、私に文句を言ったり、中傷の手紙を送りはじめた。
あまりにもエスカレートする彼女達の行動に私は相当ストレスが溜まっていたらしく、持病の喘息が悪化した。
「ああっ、やっとだ、やっと君を見つけた。その瞳が僕を見てくれた。」
某恋愛小説の男主人公のようなセリフを吐きながら、熱を帯びたその瞳はうっすら狂気じみており、じりじりと私に近づいてくる。
「さあ、 僕が来たから安心して。一緒にいこ・・・・グェッ?」
私に手を伸ばし、近づこうとした瞬間、男はネイビーブルーの制服を着た警備兵に首根っこを掴まれて足をじたばたさせる。
「はいは~い、これ以上彼女に近づかないで下さい。」
「ここから先は近づかないでくださ~い」
そう言って私を庇う様に白い髪の男性とオレンジ色の髪の少女が男の前に立ちふさがった。
「だっ、誰だ貴様!?」
「申し遅れました。私、第3者意見司法機関の弁護官レオン・クォーツです。あっちにいるのが事務官のロゼットです。」
「べっ弁護官が何のようだ。邪魔するな」
「そうもいきませんよ。私は彼女の代理人弁護官として、ここにいるんですから。」
「代理人………?」
「貴方、彼女とのお見合いが破談になったにも関わらず、ご自分の懇意になっているご令嬢を使ってレナさんに誹謗中傷の手紙を送り暴言を吐き、嫌がらせを行い、彼女の名誉を傷つけた。」
「ぼっ、僕は彼女を傷つけてなど……」してないというんですか?」
「貴方が流した噂や誹謗中傷のせいでレナさんは精神的なストレスから身体を壊したんですよ。ホラッ、これ診断書。」
そう言ってロゼットさんは懐からピラリと男の目の前に1枚の紙をだしてきた。
「こっ、こんな診断書なんか偽物だ!!そうに決まって「本物ですよ。あと、ちなみにココ、どこかわかっています?」はっ……?」
「ココ………病院ですよ。ちなみにこの診断書はレナさんの主治医が書いたちゃ~んとしたホンモノです。」
ニコニコとロゼットさんはこれ、証拠として裁判所に提出しますからと言ってその診断書を懐に戻した。
彼女の言う通り、数か月前に私の喘息が悪化してしまいここの病院に入院している。
「うるさい!!僕と彼女は婚約者同士だ。貴様らにとやかく言われる筋合いはない!!」
「「………………………………………いや、そもそも婚約者じゃない(だろう/でしょう)。」」
コイツ何言ってるんだと言わんばかりの冷たい目でレオン弁護官とロゼットさんは彼を見た。
「ちっ、ちが…「レナさんや貴方の両親、お見合いの仲人にも話を聞いたのですが、皆さん揃って、貴方とレナさんの婚約の事実はないと言ってますよ。というより、自分で盛大にやらかしておいてよくそんな態度とれますね。」
「そんな事はない!!僕と彼女は言わなくてもわかって「いい加減にして!!」………えっ?」
もう我慢の限界だった。私はギリッと元お見合い相手を睨みつけた。
「何が言わなくても分かるなの?私と貴方、今日が初対面なのよ。お見合いのときまともに顔を合わせていないのによくそんな台詞が言えるわね。あの日、来なかったうえに結婚したくないって一方的な手紙を送って。まだそれくらいなら良かった。なのに、アンタが自分の取り巻き令嬢をけしかけて私に暴言吐いたり誹謗中傷の手紙を送ったり、しまいには職場まで押しかけたせいで私は前の仕事を辞めなきゃいけなくなった。恋人にプロポーズされて幸せを送れて幸せだったのに、それも怖そうとして……いい加減にしてよ!私が何したっていうのよ、アンタが何がしたいのかわからないけど迷惑なのよ!!」
男に言いたいことを全部吐き出した瞬間、激しく咳き込むと、この状況をただ黙って私のすぐそばでついていてくれた賢女ーー病院で患者の看護をしてくれる人ーーさんが優しく背中を擦ってくれた。
「迷惑…………?」
「レナさんの言うとおりですよ。貴方のやっていることは第3者でもある我々の目から見ても、迷惑極まりないうえに悪質です。近い内に裁判所から通達がきますが、我々はあなたを名誉棄損で訴えるつもりです。あっ、モチロン貴方のオトモダチの令嬢達も訴えますよ。あと、ご両親にもこのお話をしましたところ大変ご立腹でしたよ。だからご実家に頼ろうとは思わないで下さいね。」
数か月後、第3者意見司法機関のオフィス内でレオン・クォーツは長ソファに座って手紙を読んでいた。
「ラブレターですか、レオン弁護官。」
ニヤニヤとロゼットが手紙を読むレオンをからかう様に近づいてきた。
「違うよ。アイツから、レナさんの体調が良くなったから近々退院できるって報告。」
「ああっ、レナさんの主治医の・・・確かレオン弁護官の予備校時代の同級生なんですよね。」
もともと今回の案件は主治医であり、レオンの友人でもある彼からの相談がきっかけだ。
裁判の結果、元お見合い相手はレナとの接触禁止令と多額の慰謝料を払ったうえ、今回の件を知った上の人達によって「流刑地」と呼ばれる遠い地に左遷させられた。
また、オトモダチの家も娘を一回り年上の貴族の家に強引に嫁がせたり戒律の厳しい修道院に収容された者がいるそうだ。
「それにしてもあのヒト、自分が原因で破談になったて言うのに、婚約が成立してるって思っていたのにはびっくりしましたよ。」
裁判中に判明したのが、元お見合い相手は自分とレナが婚約しているものだとおもいこんでいたのが判明した。
「そうだよなぁ。ご両親もビックリして、裁判中にもかかわらず父親が息子を殴ったのには俺もビックリしたよ。」
「それを言うなら、レナさんの恋人はあのヒトが自分は婚約者だって言った時点で首絞めそうになったっていってましたよ。」
レナの恋人は町の巡回警備兵をしており、あの日元お見合い相手の首根っこを掴んでいた人物だった。
「見合いする気なかったらハッキリ断ればいいのに、当日になってトンズラしてお見合い相手のレナさんに一方的な文句を言ったクセに、破談になった途端にちょっかいかけて……まったく迷惑極まりない男だよなあ。」
「同感です。」
その後、レオンとロゼットの元にレナから巡回警備兵の恋人と結婚したとの連絡が来るのは、案件から半年後のことである。
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作中で出てきた予備校は、日本でいうところの高校になります。
レオン達の国では、6歳から12歳までを義務教育の初等科(日本でいう小学校)
13歳から14歳までを同じく義務教育の尋常科(中学校)
15歳になると、3年課程の予備校に通う者や女学校。職業訓練養成学校に通う者や、高等認定試験を受験し、大学や専門学校に進学したり、就職する人がいて、裏設定として、ロゼットは高等課程認定試験を一発合格して第3者意見司法機関に入局しています。
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