君がそこにいるのなら

.つくシ

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感情と交錯

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「ただいま」
「あら、おかえり。ん?何かあったの?」
家に帰るなりお母さんはわたしを心配してくれた。「ううん、なんにもないよー」そう言うと私は自分の部屋に戻った。
圭くんに続き華憐までもが告白してきた。もう頭の中ぐちゃぐちゃだよ。私は華憐の好き?いや、嫌いじゃないけどさ、私たち女の子同士だし。しかもずっと前からって言ってた。それに記憶がない事も。もしかして華憐に私は会っていたのかな、、でもだとしたら、私には、その記憶が、ない。好きって事はそれだけ楽しい思い出も二人の間にはあったって事だよね。私にとって幼い記憶が曖昧なのはなんともない。そう軽く考えてた。でも華憐にとっては。
「あーもう!!好きってなんなのさ」
明日私どんな顔で華憐と話したらいいの。いや、そんな話す資格なんてあるのかな。考えてもしょーがない。今日は寝よう。
 次の日私は起きてご飯を食べると気を許すとすぐに家に向かいそうな足を抑えながらも学校に向かった。
「おっはよぉ!みーく!」
その声は夏南だった。
「あぁ、おはよう夏南」
「んん?どうしたのぉ?なんか元気ない」
やっぱわかるか。でもなんて相談するの。夏南も関わっていないわけでもないんだから。
私は圭くんの言葉がずっとどこかで引っかかっていた。
「あーそーいえば、わたしけいくんと別れちゃった」
「え?うそ!」
いや、なんとなくそんな気がしていた。私は少しも疑わなかった。
「うん、なんかねぇ振られちゃった」
そういうと夏南は涼しい顔をしていた。
「もー、私には未来しかいないよぉ慰めてぇー!」
私に飛びついてきた夏南はいつもの子供のような愛らしい笑顔に変わっていた。
 そしてその日の放課後私は桃子先生に呼び出された。何かと思って職員室に向かうと桃子先生は優しい笑顔で迎えてくれた。
「今日はね、ちょっとお手伝いしてもらおうと思ってね。全然難しいことじゃないのよ」
それは先生たちの会議準備のお手伝いだった。いつもお世話になってるしここは桃子先生に恩を売っておこう。
「はい、分かりました」
それから会議室に向かいプリントとお茶の準備を始めた。なんとなくひと段落してきた頃先生は私に話しかけてきた。
「倉田さん、何か悩みでもあるんですか?最近様子がおかしいもの。私は先生ですよ?なんでも気兼ねなく話しても良いんですよ」
「とうこせんせ、、い」 
私は少しホッとした理由はわからないけど何か温かいものに包まれてるようなそんな気がした。
 それと同時に話を聞くためにこんな場まで作ってくれたのに私は恩を売っておこうだなんてなんて白状のやつだろうか。自分が情けない。
「桃子先生は、好きな人、いますか?」

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