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第二章 アメリカ本土爆撃
第二十七話 アクタン島奪還、そして
しおりを挟む「敗走状態だと?あそこは、アンカレジ攻撃の最重要拠点の一つだぞ!」
さかのぼる事、数時間前
「なんか、上陸簡単だったな」
「まぁ、大和型戦艦の艦砲射撃をあれだけくらえばな」
上陸部隊は油断していた。連隊長そして、牛島満将軍以外は
「連隊長、なんだか、物事がうまくいきすぎやしませんか?いくら大和型の艦砲射撃とはいえ、数万いた部隊が壊滅するのはないはずです」
「ですよね。なにか裏があるのかもしれません。わたしの予測で・・・」
言い切る前に、地が答えを言った。
ダン!ダン!
慌てて外を見ると、そこには、アメリカ、イギリスの機甲師団が待ち受けていた。
「油断した!連隊長、第三聯隊、第五機甲師団は?」
「えっと、第三聯隊、第五機甲師団どちらも損害なしです!」
「わかった。第五機甲」
ヒューン
「機影?あれは...ドントレス⁉艦載機だと...」
ダーン!ドカン!ドカン!
油断した!
「第五機甲師団が敵戦車部隊と航空隊によって、敗走状態に陥りました!」
「くそ!このままだと、やられるのは時間の問題だな。牛島将軍決断を‼」
「撤退する...今の戦力では、敵に勝てない」
「分かりました。全軍撤退命令を出します」
「ただし、統率は取れるようにしておけ。反撃は必ずする」
しかし、この作戦も絶望に終わる。
「すみません!近くに、敵艦隊が、旗艦は戦艦『ニューホレン』かと」
「『ニューホレン』だと?あれは、戦艦『アラスカ』の同型艦だぞ!『大和型戦艦』に匹敵する攻撃力と防御力を兼ね備えている!そんな艦が、近くにいるなんて。勝ち目なしか」
そんなときだった。
「艦影1!改大和型です!」
「伊賀だと?聯合艦隊に行ったはずじゃ」
戦艦 伊賀艦橋
「間に合いましたね。西村中将」
「あぁ。なんとか我が艦だけでもこれた」
そう。戦艦伊賀艦長『西村祥治』の独断である。
「全砲門開け!目標敵戦艦『ニューホレン』!撃ち~方はじめ!」
ダーン!!!
「命中!敵艦隊引きさがります!」
「よし!上陸部隊を一度収容しろ!艦砲射撃を行う!」
「くそ!何で、敵の新型艦がいるんだ⁉空母は二隻沈んだと聞くし」
「前方艦影!1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、数が多すぎる!もしかして...提督!敵の主力艦隊です!」
「なんだと⁉」
これは実にあっていた。聯合艦隊から、戦艦伊賀そして、金剛、比叡、榛名、霧島の金剛型四隻と、陸奥の戦艦5隻を主力とする第4艦隊がアリューシャン列島にむかっていた。
「本艦は伊賀を援護する発射用意!てぇー!」
ダーン!
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