推しが尊過ぎてっ!

はるの美羽都

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まさかの事実 !そんなことってある?

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 「あの、それは俺からもよろしくお願いしたいんですけど……」
 「ん?何ですか」
 「やっぱり……覚えてない、ですよね」
 「覚えて、ない……?」
 「あの時って、幼かったから……」
 「えっ、えぇ!?ちょ、ちょちょっと待って!」
 「はい」
 「いや、あの……私たちって、前に会ったことあるの……?」
 「さぁ……どうでしょう」
 「え!?だって、覚えてないって……」
 「すみません、可愛くてつい。会ったこと、ありますよ」
 「えっと、いつ、どこで!?」
 「ん~と、それは内緒です」
 「ええ!?」
 「俺が隣に引っ越すまでに、思い出してみてください」
 「もし、思い出せなかったら……?」
 「その時は、諦めます。俺がその程度の男だったということで」
 「えっ……!?」
それは嫌だ!何がなんでも思い出さないと……!でも、会ったことあるなら覚えてるハズなのに……
あ、でも推し様は会った時、幼いって言ってた。
幼いって、保育園とか幼稚園?それとも小学校に入りたての頃?すぐには思い出せない。
 「じゃあ、おやすみなさい」
 「あれ、一緒に寝るんじゃ……」
 「一緒に寝たいですか?こないだみたいに、抱き締めながらですけど」
 「え、遠慮しておきますぅぅ……」
 「はははは、じゃあまた明日」
 「おやすみなさい」
私はその日、なかなか眠れなかった。

    翌日───
    推し様の居候生活、5日日目。
 「おはよう……」
 「おはようございます。眠れなかったんですか?」
 「誰のせいで!?」
 「ふふ、ごめんなさい。朝食は美華さんの好きな洋食ですよ」
 「本当に!?……って、私はそれに釣られないぞ!」
 「さぁ、早く顔を洗ってください」
 「は~い……」
釣られないぞ、釣られない。私はそんなんで釣られない……
 「わぁ、スクランブルエッグにベーコンだぁああああ!」
 「パンは、クロワッサンですよ。焼き立てです」
 「そのパンって、確かルブォ……」
 「『ルヴォンド・ベ・ラ』のパンです」
 「ですよね、前に食べたので覚えてますよ!」
 「あの……」
 「はい?」
 「俺の方が年下なので、美華さんは普通に話してくださいよ」
 「え……そうかな?でも一応、推し様だしな……」
 「推し様って……俺そんなキャラじゃない……」
 「いーのっ!深山さんは推し様なの!」
 「後、深山さんって距離を感じるというか……他人って感じがして、寂しいです」
 「う……じ、じゃあ深山くん……?」
 「嫌です、却下」
 「じ、じゃあ……相一朗くん?」
 「あの時は“相くん”って、呼んでくれてましたよ?」
 「そ、相くん……?」
 「はい、何ですか?みーちゃん」
 「みっ!?」
みっ……みーちゃん!?そんな、あだ名で呼ばれてたの私!?


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