許婚様は私がお好きらしい。

はるの美羽都

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衣装合わせ

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    カフェから何を売るのかを話し合ったり、テイクアウト出来るメニューを決めたりして、クラスの皆さんと楽しい時間を過ごしている今日この頃。
「あのっ、綺羅きら様!」
「あら、何かしら?」
「カフェ店員さんの制服、ちょっと着てみてもらえますか……?」
「ええ、勿論よ!」
「あの、どうでしょうか……サイズ的に合ってますか?」
「ええ、サイズは丁度いいわ!でも、その……少し」
「わぁ!とってもお似合いですよ!綺羅様!」
「スカート丈が短いような気が……」
「そんなことないですよ!とっても、お似合いです!」
「まぁ、そうかしら。それなら、とっても嬉しいわ!」
「せっかくの文化祭ですし、篠目しのめ様でも見惚れるのでは!?」
「そ、そうかしら……?そうだと良いのですけれど……」
「きっと、そうですよ!じゃあ、この感じで完成させますね!」
「ええ、ありがとう!完成が楽しみですわ」
その時、私はある良いことを思いつきました!



コンコンコン…
「どうぞ」
ガチャ───
りょうさん、どうかしら?素敵だと思いませんこと?」
「なッ……!?」
「これで、カフェ店員の制服は進めてもらうことにしました」
「み、みっ、短い!スカート丈が、短いではないか!?」
「そんな普段の学校の制服じゃないんですから、多少スカートの丈が短くても大目に見てくださいな」
「断じて、許せん問題だな」
「はい?」
「桜以外のクラスなど、どうでもよいが……桜のクラスだけは許せん問題だ」
「どういうことですの!?私のクラスだけ……そんなの不公平ですわ!差別ーーーッ!」
「なッ!そりゃあ、差別的な態度にもなるだろう!馬鹿か」
「ばっ、馬鹿って……今……」
「(ハッ!)あっ、いやその……それには」
「もう、怜さんなんて大嫌い……!」
「は……!?」
「当分の間、送り迎えなど結構です!では、ごきげんよう!」
「あっ、おい!桜!」

一体、何なのでしょうか。そんなに、問題になるほどでしょうか?
カフェの制服のスカート丈、少し太ももがあらわになっただけなのに、問題があるから駄目だなんて。
馬鹿だなんて……
そんな酷いことを言う人ではなかったのに、どうしてなのでしょうか……?
ハッ!もしかして、許婚様は誰か他に好いている方がいらっしゃるとか……?
だから、私に対してああだこうだと言えるのかしら。
それにしても酷いですわ!もう少し、優しく出来ないのでしょうか。
ええい!もう今日は家に帰って、お菓子を食べまくりますわよ!
スイーツは甘いので食べたら太りますけれど、今はそんなのどうでもよいのです!
美味しいものを食べて、ストレス発散ですわ!
はぁ……文化祭まで後、3週間ほど。
あんなことがあったので、何だか許婚様と顔を合わせるのが気まずいです……
さて、どうしたものかしら。




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