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文化祭 当日
しおりを挟むそして迎えた文化祭、当日。
あれから、生徒会で顔を合わせることはあっても、本当に必要最低限しか話さない。
けれど、送り迎えはきっちりしてくれる。
私が……子ども過ぎるのかしら。
でも、学校生活はどの年も1度きりなのよ!だからこそ、全力を尽くして楽しむ必要があるわ。
お衣装だって、その時でしか着られないわけですし……
少しぐらい、大目に見て欲しいですわ!
「キャーッ!綺羅様、激カワですわ!」
「はぁ……!生写真やブロマイドなどのグッズとして売れば……」
「サイン入りで欲しいですわ!」
「あの……お写真、一緒に写っていただけますか……?」
「ええ、勿論───」
「悪いが、最初に桜と撮るのは俺だ」
「えっ!怜さん!?」
「キャーッ!篠目様の王子様姿!」
「あっ、大丈夫ですか!?」
まさかの、王子様コスプレをした許婚様が登場。
あまりの格好良さに、次々と気絶する女子生徒たち。
「あの、それは……」
「俺のところは、コスプレ撮影会だから……その、無理やり着させられた」
「それにしても……」
採寸も狂いナシ、デザインや色合いもバッチリですわ!
どれを取っても完璧で、素晴らしい……!
その子は、本気で勝ちに来ているのでしょう。
「これは、良い勝負になりそうですわね」
「俺は別に、勝負なんて……」
「ふふふ。自分のクラスの為に、宣伝も兼ねて見回りいたしましょう!ね、怜さん」
「あっ、あぁ……そう、だな」
ちゃっかり、私との写真撮影の一番を取った許婚様は何だか嬉しそうで、私の見回り時間を確認して去って行かれました。
王子様姿に生徒会の腕章……素敵ですわ。何だか、惚れ惚れしてしまいました。
あんなに機嫌が悪かった私の機嫌は、気付けば直っておりました。許嫁様マジック、恐るべし!
さて、私も負けじと気合いを入れなくては!
「さぁ、頑張りましょう!」
「綺羅ちゃん」
「あっ、井栗くん!」
井栗くんも、とってもカッコカワイイですわ!井栗くんも女子に人気がありますし、男子にも可愛がられていらっしゃるので、私と井栗くんで点数を稼がねば……!
「綺羅ちゃん……すっごくカワイイ。似合ってる」
「まぁ、ありがとう!井栗くんも似合ってて、カッコカワイイですわよ!」
「そう?ありがとう」
「ファンタジーランドの為に、一緒に頑張りましょうね!」
「うん!」
私は生徒会の見回りがあるので、少し早めの休憩をいただき厨房の片隅で今から腹ごしらえです。
オムライスとハンバーグのセットをいただきます!
「う~ん!美味しいですわぁ!」
オムライスは卵が半熟か、固めかを選べますの!私は半熟を頼みました。ふわとろ食感で、また一口が欲しくなる美味しさです!
オープンと同時に忙しくて注文を間違えそうになりましたが、何とか無事に乗り切ることが出来て、ほっと一安心ですわ。
許婚様のコスプレ撮影会……
許婚様のコスプレであのクオリティーなので他の衣装も、きっと完成度が高いはずですわ!
とっっても気になります!
ちょこっとだけ、覗いてこようかしら。
もうすぐで食べ終わりますし、休憩もまだ少しありますから偵察しに行きましょう!
何だか探偵ごっこみたいで、楽しくなってきましたわ。
さて食べ終わったことですし、いざ出陣!ですわ。
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