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ベッドで仲直り
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「ごめんって、祥吾。んな怒んなよ。もうしねえから、な? まじごめん。ほんとごめん」
「うっ、せ……、ひっ、く……。ついて、ぅ、っく……、んなよっ」
「祥吾ぉ~。まじごめんってぇ~」
祥吾がついて来るのに構わず、俺はずんずん歩いた。
怒ってたわけじゃない。
まじ泣きしてしまったことが気恥ずかしかったのだ。
寝室まで行ってベッドの真ん中に陣取り、圭介に顔を見られないように、すかさず全身シーツに包まった。
まだひっくひっくとしゃくりあげるのを止められない。
こんな盛大に泣いたのなんて何年ぶりだろう。
「ほんとごめんな、祥吾。まさかそんな泣くとは思わなくて……」
ベッドがぎしりと軋んだと思ったら、シーツごと圭介に抱き締められた。
俺が無言でいると、圭介は何を思ったのかシーツの上から俺の顔のあたりに狙いをつけてちゅっちゅとキスを落としながら「祥吾、ごめん。なあ、祥吾ぉ~。なんか言えよぉ~」と甘えた声を出してくる。
いや俺、お前の恋人じゃねえし。
んなことされても恥ずいだけだし。
むずがゆくなった俺はどうやったら圭介を追いやれるか考えた。そうだ!
「水っ!」
「へ?」
「水持って来い。したら赦してやる」
「りょ、了解!」
圭介は俺様のくせになぜか俺には甘いのだ。他のやつの頼みごとには耳も傾けないのに、俺のわがままは結構な頻度で聞いてくれる。
案の定、圭介は飛ぶように水を取りに行った。
やれやれとシーツの中でため息を吐く。涙はいつの間にか止まっていた。
「祥吾ぉ~、水~」
「さんきゅ」
バタバタと走って戻ってきた圭介にシーツから顔だけ出してそう言うと、途端にちゅっと唇にキスされた。
「は?」
「ん?」
「なんで?」
「だって祥吾可愛いんだもん」
意味わかんねえ。
「ほら祥吾、水。飲まねえの?」
「いや、飲むけど……」
満面の笑みで俺のことをぎゅっと抱きしめている圭介を呆れて見返す。
「そやってくっつかれっと飲めねえんだけど?」
「だって祥吾お前、すげー可愛いんだもん」
まじ意味わかんねえし。
俺はとりあえず圭介を肘で追いやってペットボトルの水を一気にあおった。
「ああ、なんかエロっ。水飲んでるだけなのに。祥吾お前なんでそんなエロいの?」
「知るかっ」
「やっぱまだ怒ってんの?」
「怒ってねえって」
「怒ってんじゃん」
「だからそれやめろって」
圭介が俺の頬をつんつんと突くのが鬱陶しくて睨みつけると、圭介は目に見えてしゅんとなった。
犬だったら耳がしゅんと垂れてそう。
なんか可愛い。
「さっきはほんとごめん。だってほらお前、前立腺マッサージに興味あるとか言ってたしさ。これでも俺いろいろ調べたんだよ、前立腺のこととか。したらやっぱ初めはあんま気持ちよくなんねえし、時間かかるとか書いてあってさ。けどお前びくびくしてすげー気持ちよさそうだし、俺なんかすげー嬉しくて。それに……、ほらよく言うじゃん。嫌よ嫌よも好きのうちってさ」
圭介は話しながら俺のことを上目遣いに窺がっている。
男が上目遣いとかどうよ? って普通なら思うよな?
でも圭介がやると可愛い。なんでだ?
「別にほんと怒ってねえから。確かにすげー気持ちよかったし。けど……なんつーの? 気持ちよすぎてなんか……やばかったんだって……」
「もう、したくなくなった?」
「いや? んなことねえよ?」
だってあんなに気持ちよかったんだから、最後まで試してみたいし。
さっきはたぶん初めてだったから体が吃驚したんだと思うんだよね。
いやまじ前立腺があんなに気持ちよくなるとこだったなんて吃驚だ。うん。嬉しいサプライズ。
それに俺様な圭介が事前にいろいろ調べてたってことにもちょっと吃驚だ。
そのおかげで初めてでもあんなに気持ちよくなったのかと思うと、なんか感慨深くもある。
「まじ? まじで? ほんとに?」
犬だったらぶんぶん振ってる尻尾が見えるんだろうなってくらい、圭介は嬉しそうだ。
「まじだっつーの」
「じゃあさ、続き、する?」
「いいけど」
「ヤッター」
圭介はそう叫ぶなり、早速俺のシーツを剥がしにかかった。
「あ、」
膝立ちになったせいで圭介の股間は図らずも、いやもしかして図ってるのかもしれないけど、とにかく俺の目の前で。これでもかってくらい上を向いていきり勃っている圭介の凶暴ちんぽを見てしみじみ思う。
「圭介お前、全然萎えてねえのな」
「萎えるとか無理。興奮マックスだもん俺」
「いや俺だって、さっきまではなんか知んねえけどすげー興奮してたけどさ」
「だろ? 俺もなんかいつもよりすげー興奮してんだよ」
「けど俺ら今は普通にしゃべってただけじゃん。なんで萎えてねえの?」
「お前のはすっかり萎えちゃったな。ふにゃちんも可愛いけど」
「可愛い言うなっ」
「だからサイズ的な意味じゃねえって」
「うっせーよ」
「心配すんなって。俺がすぐ祥吾のちんぽでっかくしてやっから」
「いや、そういう話じゃなくてさ」
なんか会話がうまく噛み合わなってないなと思いつつも、まいっかと思う。
圭介すげー嬉しそうだし。馬鹿な犬みたいで可愛い。
ん? ちょっと待て俺。
いくら圭介が犬みたいだからって、さっきから可愛い可愛いって……
男を見て可愛いとかやっぱ普通じゃなくね?
俺ってばもしかして圭介に絆されちゃったりしてる?!
あれ? もうちょっと待て俺。
さっきから圭介も俺のこと可愛い可愛い言ってっけど……
もしかして圭介も俺に絆されちゃったりしてるわけ?!
「うっ、せ……、ひっ、く……。ついて、ぅ、っく……、んなよっ」
「祥吾ぉ~。まじごめんってぇ~」
祥吾がついて来るのに構わず、俺はずんずん歩いた。
怒ってたわけじゃない。
まじ泣きしてしまったことが気恥ずかしかったのだ。
寝室まで行ってベッドの真ん中に陣取り、圭介に顔を見られないように、すかさず全身シーツに包まった。
まだひっくひっくとしゃくりあげるのを止められない。
こんな盛大に泣いたのなんて何年ぶりだろう。
「ほんとごめんな、祥吾。まさかそんな泣くとは思わなくて……」
ベッドがぎしりと軋んだと思ったら、シーツごと圭介に抱き締められた。
俺が無言でいると、圭介は何を思ったのかシーツの上から俺の顔のあたりに狙いをつけてちゅっちゅとキスを落としながら「祥吾、ごめん。なあ、祥吾ぉ~。なんか言えよぉ~」と甘えた声を出してくる。
いや俺、お前の恋人じゃねえし。
んなことされても恥ずいだけだし。
むずがゆくなった俺はどうやったら圭介を追いやれるか考えた。そうだ!
「水っ!」
「へ?」
「水持って来い。したら赦してやる」
「りょ、了解!」
圭介は俺様のくせになぜか俺には甘いのだ。他のやつの頼みごとには耳も傾けないのに、俺のわがままは結構な頻度で聞いてくれる。
案の定、圭介は飛ぶように水を取りに行った。
やれやれとシーツの中でため息を吐く。涙はいつの間にか止まっていた。
「祥吾ぉ~、水~」
「さんきゅ」
バタバタと走って戻ってきた圭介にシーツから顔だけ出してそう言うと、途端にちゅっと唇にキスされた。
「は?」
「ん?」
「なんで?」
「だって祥吾可愛いんだもん」
意味わかんねえ。
「ほら祥吾、水。飲まねえの?」
「いや、飲むけど……」
満面の笑みで俺のことをぎゅっと抱きしめている圭介を呆れて見返す。
「そやってくっつかれっと飲めねえんだけど?」
「だって祥吾お前、すげー可愛いんだもん」
まじ意味わかんねえし。
俺はとりあえず圭介を肘で追いやってペットボトルの水を一気にあおった。
「ああ、なんかエロっ。水飲んでるだけなのに。祥吾お前なんでそんなエロいの?」
「知るかっ」
「やっぱまだ怒ってんの?」
「怒ってねえって」
「怒ってんじゃん」
「だからそれやめろって」
圭介が俺の頬をつんつんと突くのが鬱陶しくて睨みつけると、圭介は目に見えてしゅんとなった。
犬だったら耳がしゅんと垂れてそう。
なんか可愛い。
「さっきはほんとごめん。だってほらお前、前立腺マッサージに興味あるとか言ってたしさ。これでも俺いろいろ調べたんだよ、前立腺のこととか。したらやっぱ初めはあんま気持ちよくなんねえし、時間かかるとか書いてあってさ。けどお前びくびくしてすげー気持ちよさそうだし、俺なんかすげー嬉しくて。それに……、ほらよく言うじゃん。嫌よ嫌よも好きのうちってさ」
圭介は話しながら俺のことを上目遣いに窺がっている。
男が上目遣いとかどうよ? って普通なら思うよな?
でも圭介がやると可愛い。なんでだ?
「別にほんと怒ってねえから。確かにすげー気持ちよかったし。けど……なんつーの? 気持ちよすぎてなんか……やばかったんだって……」
「もう、したくなくなった?」
「いや? んなことねえよ?」
だってあんなに気持ちよかったんだから、最後まで試してみたいし。
さっきはたぶん初めてだったから体が吃驚したんだと思うんだよね。
いやまじ前立腺があんなに気持ちよくなるとこだったなんて吃驚だ。うん。嬉しいサプライズ。
それに俺様な圭介が事前にいろいろ調べてたってことにもちょっと吃驚だ。
そのおかげで初めてでもあんなに気持ちよくなったのかと思うと、なんか感慨深くもある。
「まじ? まじで? ほんとに?」
犬だったらぶんぶん振ってる尻尾が見えるんだろうなってくらい、圭介は嬉しそうだ。
「まじだっつーの」
「じゃあさ、続き、する?」
「いいけど」
「ヤッター」
圭介はそう叫ぶなり、早速俺のシーツを剥がしにかかった。
「あ、」
膝立ちになったせいで圭介の股間は図らずも、いやもしかして図ってるのかもしれないけど、とにかく俺の目の前で。これでもかってくらい上を向いていきり勃っている圭介の凶暴ちんぽを見てしみじみ思う。
「圭介お前、全然萎えてねえのな」
「萎えるとか無理。興奮マックスだもん俺」
「いや俺だって、さっきまではなんか知んねえけどすげー興奮してたけどさ」
「だろ? 俺もなんかいつもよりすげー興奮してんだよ」
「けど俺ら今は普通にしゃべってただけじゃん。なんで萎えてねえの?」
「お前のはすっかり萎えちゃったな。ふにゃちんも可愛いけど」
「可愛い言うなっ」
「だからサイズ的な意味じゃねえって」
「うっせーよ」
「心配すんなって。俺がすぐ祥吾のちんぽでっかくしてやっから」
「いや、そういう話じゃなくてさ」
なんか会話がうまく噛み合わなってないなと思いつつも、まいっかと思う。
圭介すげー嬉しそうだし。馬鹿な犬みたいで可愛い。
ん? ちょっと待て俺。
いくら圭介が犬みたいだからって、さっきから可愛い可愛いって……
男を見て可愛いとかやっぱ普通じゃなくね?
俺ってばもしかして圭介に絆されちゃったりしてる?!
あれ? もうちょっと待て俺。
さっきから圭介も俺のこと可愛い可愛い言ってっけど……
もしかして圭介も俺に絆されちゃったりしてるわけ?!
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