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料理人で冒険者もやってるお話~冒険編~
料理人の武器のスキルは『オールドロップ確定』らしいです。
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チュンチュン。
おや、鳥の囀りが聞こえる。さらに太陽の光が木々の隙間から差し込んでいる。なんて幻想的な光景だろうか。
もし、こんな絶景で目覚めたらなんと心地よく...
「ある訳あるかっ!!」
と、手元にあった小石を思いっきり床に叩きつけた。
「ん、ふあぁ。どうしたの、クロキ。」
「どうもこうもあるか!なんでお前らは寝れるんだよ!てか、この結界は防音機能とか、景色遮断機能とかないのかよ!いちいち音でビビるし、結界越しでスライムが俺の方をじっと見てくるし!」
アリスはいきなり怒られて困っているようだ。しかし、俺の目元にある隈を見た瞬間に、
「あっ。」
と、何かを悟ったそうだ。
「あ、あはは~。いやぁ、悪気は無かったんだよ。うっかりベテランの冒険者しかいないパーティーがするような野宿の仕方をしてしまってゴメンね?
ほ、ほら。朝ごはんには干し肉をなんと、二枚もあげちゃう!」
そう言って、誤魔化しながら二枚、干し肉を渡される。
いやいやいや、こんな不味い肉いらんから。くれるなら調理前の肉にしてくれよ。あ、そうだ。アリスが起きたら聞こうと思ったんだ。
「ったく、次はちゃんとしてくれよ?俺だって快眠したいし。
あとさ、アリス。寝れなかった時に本のスキルのページ見てたんだけどさ、なにやら『オールドロップ確定』っていうスキルがあるらしいじゃん?どんなのか説明してくれないか?」
もちろん、オールドロップ確定なら毎回、肉が手に入ると思ったからだ。
俺の質問を聞くなり、アリスはなぜかバツが悪そうに首を掻きながら、
「あー、悪いことは言わないからさ、それを取るのはやめておいた方が良いよ?」
「え?なんで?詳しく。」
アリスが説明してくれたのはザッとこんな感じだ。
その1、このスキルは武器に付けれるスキルの一つであり、しかも武器貴重度がノナ(9)までいかないといけないらしい。ちなみに貴重度の分け方については聞き逃した。まあ、これについては俺の包丁は足りているらしいから大丈夫だ。最後にアリスが、「確か、アマダンタイトで作られた武器が最高貴重度だった気が...」と言っていたが、おもいっきり無視した。
その2、武器にスキルをつけるには、持ち手についている金属メダル(コアと言われるらしい)に特別な触媒を使ってスキルを刻む必要がある。
その3、『オールドロップ確定』はスキル貴重度は最高のデカ(10)であり、その中には時間停止などの有名なスキルとか、自動迎撃などのぶっ壊れスキルなどがある。もちろん、『オールドロップ確定』は、デカ(10)スキルのハズレである。
あと余談だが、エンチャントはスキルとは別で、稀にエンチャントとスキルが複合して、より上位のスキルになる場合があるとか無いとか。
もちろん、俺の包丁にも、その金属メダルはついてある。そして、一番重要な触媒だが、やっぱりと言うか、
「ドラゴンの脊椎ですか...」
「ええ。ワンランク下がればワイバーンの脊椎と、かなり集めるのが簡単になるんだけどね。」
ちきしょう。全部ムンドにあげちまったよ!あ、ムンドここにいるじゃん。あげたの俺だし、少しだけ譲ってくれないかなー。
「あ、あのムンドさん。一つだけお願いが...」
「ああ、良いよ。スキルの付与なら少量のドラゴンの脊椎で足りるし。あと、料理人の料理が毎日食べれる様になるってのも魅力的だしな。」
どうやらムンドも、俺の目論見を理解していたそうだ。
よし!と、俺はガッツポーズをし、包丁をムンドに渡す。
「よし、じゃあちゃっちゃとやっちゃうわ。」
ムンドがそう言うと、カバンの中から謎の白い粉を包丁の金属メダルに振りかける。
そして、ムンドが金属メダルに右手をかざし、
「スキル付与を実行!」
そう叫ぶと、金属メダルは眩ゆい光を発し、光が治ると、金属メダルが謎の悪魔の形にに変わっていた。
「お、終わったみたいだな。どれどれ。...おい!ちょっとこれを見ろよ、アリス!」
ムンドは金属メダルの形を見るなり、焦ったようにアリスを呼んだ。
「んー?どうしたの。...えっ!コレはもしかして。」
「そのまさかだよ。」
二人はなぜか押し黙ってしまった。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
後書き
はい、主人公またチート能力手に入れるっぽいっすね。まあ、俺TUEEE系には進ませたく無いんですけどね。
あと、今回の話は今までの話を1階全部読み返してもらわないと理解できないかも箇所があるかもしれないです。
(実際、私も読み返しました。(-.-;)y-~~~)
追記:7月18日に一部変更しました。ちなみにレアリティの名前はギリシャ数字の読み方を使用しました。()の中はなんという数字か書いてあります。変更しても、不明な点があれば、教えていただけると幸いです。
おや、鳥の囀りが聞こえる。さらに太陽の光が木々の隙間から差し込んでいる。なんて幻想的な光景だろうか。
もし、こんな絶景で目覚めたらなんと心地よく...
「ある訳あるかっ!!」
と、手元にあった小石を思いっきり床に叩きつけた。
「ん、ふあぁ。どうしたの、クロキ。」
「どうもこうもあるか!なんでお前らは寝れるんだよ!てか、この結界は防音機能とか、景色遮断機能とかないのかよ!いちいち音でビビるし、結界越しでスライムが俺の方をじっと見てくるし!」
アリスはいきなり怒られて困っているようだ。しかし、俺の目元にある隈を見た瞬間に、
「あっ。」
と、何かを悟ったそうだ。
「あ、あはは~。いやぁ、悪気は無かったんだよ。うっかりベテランの冒険者しかいないパーティーがするような野宿の仕方をしてしまってゴメンね?
ほ、ほら。朝ごはんには干し肉をなんと、二枚もあげちゃう!」
そう言って、誤魔化しながら二枚、干し肉を渡される。
いやいやいや、こんな不味い肉いらんから。くれるなら調理前の肉にしてくれよ。あ、そうだ。アリスが起きたら聞こうと思ったんだ。
「ったく、次はちゃんとしてくれよ?俺だって快眠したいし。
あとさ、アリス。寝れなかった時に本のスキルのページ見てたんだけどさ、なにやら『オールドロップ確定』っていうスキルがあるらしいじゃん?どんなのか説明してくれないか?」
もちろん、オールドロップ確定なら毎回、肉が手に入ると思ったからだ。
俺の質問を聞くなり、アリスはなぜかバツが悪そうに首を掻きながら、
「あー、悪いことは言わないからさ、それを取るのはやめておいた方が良いよ?」
「え?なんで?詳しく。」
アリスが説明してくれたのはザッとこんな感じだ。
その1、このスキルは武器に付けれるスキルの一つであり、しかも武器貴重度がノナ(9)までいかないといけないらしい。ちなみに貴重度の分け方については聞き逃した。まあ、これについては俺の包丁は足りているらしいから大丈夫だ。最後にアリスが、「確か、アマダンタイトで作られた武器が最高貴重度だった気が...」と言っていたが、おもいっきり無視した。
その2、武器にスキルをつけるには、持ち手についている金属メダル(コアと言われるらしい)に特別な触媒を使ってスキルを刻む必要がある。
その3、『オールドロップ確定』はスキル貴重度は最高のデカ(10)であり、その中には時間停止などの有名なスキルとか、自動迎撃などのぶっ壊れスキルなどがある。もちろん、『オールドロップ確定』は、デカ(10)スキルのハズレである。
あと余談だが、エンチャントはスキルとは別で、稀にエンチャントとスキルが複合して、より上位のスキルになる場合があるとか無いとか。
もちろん、俺の包丁にも、その金属メダルはついてある。そして、一番重要な触媒だが、やっぱりと言うか、
「ドラゴンの脊椎ですか...」
「ええ。ワンランク下がればワイバーンの脊椎と、かなり集めるのが簡単になるんだけどね。」
ちきしょう。全部ムンドにあげちまったよ!あ、ムンドここにいるじゃん。あげたの俺だし、少しだけ譲ってくれないかなー。
「あ、あのムンドさん。一つだけお願いが...」
「ああ、良いよ。スキルの付与なら少量のドラゴンの脊椎で足りるし。あと、料理人の料理が毎日食べれる様になるってのも魅力的だしな。」
どうやらムンドも、俺の目論見を理解していたそうだ。
よし!と、俺はガッツポーズをし、包丁をムンドに渡す。
「よし、じゃあちゃっちゃとやっちゃうわ。」
ムンドがそう言うと、カバンの中から謎の白い粉を包丁の金属メダルに振りかける。
そして、ムンドが金属メダルに右手をかざし、
「スキル付与を実行!」
そう叫ぶと、金属メダルは眩ゆい光を発し、光が治ると、金属メダルが謎の悪魔の形にに変わっていた。
「お、終わったみたいだな。どれどれ。...おい!ちょっとこれを見ろよ、アリス!」
ムンドは金属メダルの形を見るなり、焦ったようにアリスを呼んだ。
「んー?どうしたの。...えっ!コレはもしかして。」
「そのまさかだよ。」
二人はなぜか押し黙ってしまった。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
後書き
はい、主人公またチート能力手に入れるっぽいっすね。まあ、俺TUEEE系には進ませたく無いんですけどね。
あと、今回の話は今までの話を1階全部読み返してもらわないと理解できないかも箇所があるかもしれないです。
(実際、私も読み返しました。(-.-;)y-~~~)
追記:7月18日に一部変更しました。ちなみにレアリティの名前はギリシャ数字の読み方を使用しました。()の中はなんという数字か書いてあります。変更しても、不明な点があれば、教えていただけると幸いです。
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