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とあるファミレスでのとあるヒトコマ
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今日は久々にファミレスに寄った。
ただ、かなり疲れていたので、どこのファミレスだかはっきりしないまま、車を停めて、フラフラと入った。
カツカレーとハンバーグとナポリタンとドリンクバーを頼み、まずは店員が持ってきたお冷を飲んでいると、隣の席の女子高生たちが楽しそうに話している。
「あ、それでさ、そろそろ、ホワイトデーじゃん。彼、何、くれるかなぁ?キャンディかね?」
ハハハ……なるほど、バレンタインのお返しというやつですか。
すると、別の子がヒソヒソ声で言った。
「……くれる訳ないでしょ……あいつ、浮気ばっかして、私たち2人を捨てたバツとして、ヒ素入りのチョコ、渡したじゃん……」
そして、気にしてか、私のほうをチラと見た。
私は疲れもあったが、うまく素知らぬ振りをしたものの、脳裏に浮かぶものがあった。
(ヒ素入り?……まさか、あの事件?)
まだ犯人は捕まっていないが、確かにバレンタインデー直後に男子高生が毒物か何かが混入されていたチョコレートを食べて死亡した事件があったような気がした……私は一気に疲れが吹き飛んだ。
気分を変えるため、恐る恐る席を離れ、ドリンクバーコーナーに行き、アイスコーヒーを注いでいると、すぐ近くの席の男子高生たちの声が耳に入った。
「なぁ、あいつからチョコ貰ったんだろ?」
「あぁ、すぐ捨てたけどな。あいつ、いじめの中心メンバーだろ。酷いよな。あ、それでさ……」
「おぉ、何?」
またヒソヒソ声になる。
「……あいつ、やっちまうか?」
「プッ……やだよ、美人だけど、性根が腐っているやつなんか……」
「……違うよ。やると言っても、殺すほうだよ……ホワイトデーのお返しのキャンディにヒ素でも入れてさ……」
と、またチラと私を見る男子高生。
私はまた素知らぬ振りをして、アイスコーヒー片手に席に戻る。
気付くと、女子高生らはいなかった。
(おいおい、何だよ。殺害後と殺害前の話を聞いちゃったよ……)
私はテーブルに並べられていた料理を食べようとしたが、次の瞬間、お金を払って出て行こうとしていた彼女らから視線を感じた。
そして、ニヤリと笑われた気がしたのだ。
私は何だ?と思ったが、疲れと空腹から我慢出来ずに急いで食べようとしたが、手が止まり、汗が流れ出た。
(……まさか、何か混ぜてないよな?)
怖くなり、アイスコーヒーをガブガブ飲み干し、それでも汗が止まらないので、お冷も流し込むと、他は何も手を付けずに会計を済ませようと席を離れたが、今度は男子高生らが睨んでいた。
私は万札を置き、釣りは貰わずに、一目散に車に戻り、店を後にしたが、タイヤに何かが刺さっていたのか、道に出た途端、対向車線にはみ出し、トラックとあわや衝突寸前になった。
私は車から飛び降り、走って逃げた。
何とか帰宅したが、数日後のホワイトデーにいじめの首謀者だった女子高生がアメによって死ぬ事件が起こるかどうか、知る由も無く、また、しばらくしても車を残してきたのに何も連絡が無く、あのファミレスがどこにあったかも思い出せない。
きっと悪い夢を見たのだろうと私はシャワーを浴びようとすると、急に体がおかしくなった。
(……そうか、あのアイスコーヒー、いや、違う、あのお冷……私がドリンクバーコーナーに向かった後、女子高生たちが私のお冷に何か入れ……たの……か?……これで女子高生たちの秘密は保たれ、男子高生たちは心置きなく犯れる……では無く、殺れる……)
まぁ、若い子の将来の芽を摘むのは良くないと自分に言い聞かせ、私は倒れ、永遠の眠りに着いた。
ただ、かなり疲れていたので、どこのファミレスだかはっきりしないまま、車を停めて、フラフラと入った。
カツカレーとハンバーグとナポリタンとドリンクバーを頼み、まずは店員が持ってきたお冷を飲んでいると、隣の席の女子高生たちが楽しそうに話している。
「あ、それでさ、そろそろ、ホワイトデーじゃん。彼、何、くれるかなぁ?キャンディかね?」
ハハハ……なるほど、バレンタインのお返しというやつですか。
すると、別の子がヒソヒソ声で言った。
「……くれる訳ないでしょ……あいつ、浮気ばっかして、私たち2人を捨てたバツとして、ヒ素入りのチョコ、渡したじゃん……」
そして、気にしてか、私のほうをチラと見た。
私は疲れもあったが、うまく素知らぬ振りをしたものの、脳裏に浮かぶものがあった。
(ヒ素入り?……まさか、あの事件?)
まだ犯人は捕まっていないが、確かにバレンタインデー直後に男子高生が毒物か何かが混入されていたチョコレートを食べて死亡した事件があったような気がした……私は一気に疲れが吹き飛んだ。
気分を変えるため、恐る恐る席を離れ、ドリンクバーコーナーに行き、アイスコーヒーを注いでいると、すぐ近くの席の男子高生たちの声が耳に入った。
「なぁ、あいつからチョコ貰ったんだろ?」
「あぁ、すぐ捨てたけどな。あいつ、いじめの中心メンバーだろ。酷いよな。あ、それでさ……」
「おぉ、何?」
またヒソヒソ声になる。
「……あいつ、やっちまうか?」
「プッ……やだよ、美人だけど、性根が腐っているやつなんか……」
「……違うよ。やると言っても、殺すほうだよ……ホワイトデーのお返しのキャンディにヒ素でも入れてさ……」
と、またチラと私を見る男子高生。
私はまた素知らぬ振りをして、アイスコーヒー片手に席に戻る。
気付くと、女子高生らはいなかった。
(おいおい、何だよ。殺害後と殺害前の話を聞いちゃったよ……)
私はテーブルに並べられていた料理を食べようとしたが、次の瞬間、お金を払って出て行こうとしていた彼女らから視線を感じた。
そして、ニヤリと笑われた気がしたのだ。
私は何だ?と思ったが、疲れと空腹から我慢出来ずに急いで食べようとしたが、手が止まり、汗が流れ出た。
(……まさか、何か混ぜてないよな?)
怖くなり、アイスコーヒーをガブガブ飲み干し、それでも汗が止まらないので、お冷も流し込むと、他は何も手を付けずに会計を済ませようと席を離れたが、今度は男子高生らが睨んでいた。
私は万札を置き、釣りは貰わずに、一目散に車に戻り、店を後にしたが、タイヤに何かが刺さっていたのか、道に出た途端、対向車線にはみ出し、トラックとあわや衝突寸前になった。
私は車から飛び降り、走って逃げた。
何とか帰宅したが、数日後のホワイトデーにいじめの首謀者だった女子高生がアメによって死ぬ事件が起こるかどうか、知る由も無く、また、しばらくしても車を残してきたのに何も連絡が無く、あのファミレスがどこにあったかも思い出せない。
きっと悪い夢を見たのだろうと私はシャワーを浴びようとすると、急に体がおかしくなった。
(……そうか、あのアイスコーヒー、いや、違う、あのお冷……私がドリンクバーコーナーに向かった後、女子高生たちが私のお冷に何か入れ……たの……か?……これで女子高生たちの秘密は保たれ、男子高生たちは心置きなく犯れる……では無く、殺れる……)
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