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なぜPvPやることに?

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ふぅ、毛並みが凄くいい。
癒されるなぁ~。

「ユウキさん、手紙が届いてますよ。」
「んっ、誰から?」
「それが、名前が無いんですよ。」
「何それ!気持ち悪いな。」
まぁ、届いたんだし見ないのは、可哀想だしな。


我は、誇り高き勇者なり。
貴様のような遊びで戦っているような
クズなど我が排除してやろう。
明日、草原の中央で待っている。
まさか、来ないなんてことはないよな。
偽りの、英雄よ。

なんだこれ?中二病かな?
「ユウキさん、なんて書いてるん
ですか?」
「はい。自分で読んで。あっ、俺もうここでサンと寝るから。おやすみ~。」
「はい、わかりました。おやすみ
なさい。」
さて、読んでみますか。


「何ですとーーーー!!!」
「うわっ!なんだよ、大声出すなよ。」
「カレンさんうるさいっす。」
「カレンさん、静かに!」
「いやいやいや、待ってください。
ユウキさん、これは、PvPの申し込みですよ!」
「対人戦かぁ~。やったことないけど大丈夫でしょ。じゃあ、改めておやすみ。」
「まぁいいです。それでは、おやすみなさいユウキさん!」



「朝が来たかぁ。」
そういえば、PvPだったな。
めんどいなぁ~。
「サン起きろ!」
「あっ、おはようっす。ユーキさん」
「はい。おはよう。みんな起こして来て」
「うっす!」
さて、またチャーハンでいいだろ。

「ユウキさん、おはようございます。」
「ユーさんおはようございます!」
「ユウキ様、おはようございます。」
「おはよう。もう少しだから座ってて」

「はい!召し上がれ!」
「チャーハンですか。」
「これ美味しいですよね。」
「ユーキさん、なんだこれ!?」
「ユウキ様これは?」
「ご飯を、炒めたやつ。
まぁ、美味いから食ってみ!」
「いただきます。」
「いっただきまーす!」
「いただきます!」
「いただきます。」
パクパク、もぐもぐ

「ウッマーー!ユーキさん料理上手
いっすよやっぱり!」
「美味しいです!」
「良かった!そういえば、まだ名前聞いてなかった。」
「あっ、そうですね。
私の名前は、ウィルです。」
「ウィルか。よろしくな!それで、
早速なんだけどご飯食べたらPvP
だからよろしく!」
「わかりました。」


「さて、行くぞ。」
「はい!」
「わかりました。」
「うっす!」
「はい。」
[草原の中央で待っている]だったな。



「なんだ、この人だかりは?」
「よく、逃げずに来たな。偽りの英雄よ」
そういったのは、金髪で長身さらには、
イケメンだった。
「あのさぁ…。それやめて。英雄って言うやつ」
「そうか。なら、クズとでも呼ぼうか。」
「それも辞めろ。俺には、ユウキっていう名前がある。次言ったら死ぬと
思ってね♪」
「貴様のような奴は、名前で呼ばなくてもよい。さて、始めようかクズ英雄よ」
「おい。さっき忠告したよな。
次言ったらなんて言った俺?」
「そんなもの知る訳なかろう。下民が!」
「そうか。それが、お前の答えか。」
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そう叫びながら、剣をかまえ走ってくる
金髪野郎。
そして、俺は剣を一本かまえ金髪野郎の剣を吹き飛ばした。
「なに!狙ったのか!」
「そうだよ。言ったじゃん。死ぬと思ってねってさ。」
「ま、ま、待て!分かった!謝るから、許してくれ。」
「仕方ないな。」
ニヤッ
「甘いな。下民が!」
「甘いのは、お前だよ。俺が、言うこと聞く訳ないだろ!アホか!
つーわけで、死ね。」
スパッスパッスパッスパッスパーン!
「ハッハッハッハッハ!マジウケる。
やっぱり、ハゲにして正解だわ!」
「貴様、やはり殺してやる。」
そう言うと、さっき吹き飛ばした剣をかまえ斬りかかってくる。
「はぁ。せっかく、怪我させないで終わろうと思ったのに。」
金髪野郎の渾身の一撃をかわし、3発ほど顔面を殴った。正直に言うと、何発殴ったか正確には、わかりません。
そして、気絶した金髪野郎を冒険者ギルドに、置いて帰った。


俺らは、アイツが、偉い奴ということを、知るよしもなかった。
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