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魔王降臨!?

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昨日は掃除疲れたな。
部屋のベットで横になっていると
コンコン
「旦那様おはようございます。朝食が出来ました。」
ガチャ
扉を開けるとキュロスさんがお辞儀をしていた
「キュロスさん、おはようございます。みんな起きてますか?」
「はい。皆さん起きてらっしゃいます。」
「そうですか。」
リビングに向かうと以下にも朝食って感じのご飯が並んでいた
「おはよう。」
「おはようございます(全員)」
「にしても凄い朝食だな。エレさんが作ったんですか?」
「はい。僭越ながら私が作りました。」
「いえいえ、いつも俺が作ってて今日は起きるのが遅くて助かりました。」
「いえ、これが私の仕事なので」
「そうですか。ではこれからもお願いします。」
「はい。」
人が多くてテーブル小さいし椅子も少ないな、今日買いに行くか。
「いただきます。(全員)」
ぱくぱく、もぐもぐ
「美味しい。エレさん料理上手ですね?」
「気に入って頂けたのなら幸いです。」
「ユーキさん。負けちゃうんじゃないっすか?」
「なに!?なら夜は俺が作ってやろうじゃないか!」
「ユウキ様挑発にノリすぎです」
「師匠バカ?」
「師匠…。ダサい…」
「みんな酷いよ~。まぁ取り敢えず今日は
買い物に行くからな?」
「ユーさん何を買うんですか?」
「新しいテーブルと椅子かな?」
「あぁ、人増えたっすからね」
「その通り!」
「旦那様?それは私達のことでしょうか?」
「主様?私共はいいですから。」
「大丈夫です。」
「いやいや。これからいろいろやって貰うからさ。」
「でも……。」
少し考え込んで
「ではお願いします。」
「主様お願いします。」
「お願いします。」
みんな素直でよろしい
「うん。分かったよ。だからお前ら準備しろよ。」
「はい。」
「うっす!」
「はい!」
「はい。」
「はーい!」
「うん…。」


屋敷を出て王城の方に向かって歩いていると
「あの?ユウキさん」
「なんだカレン?」
「あの、テオレウスを倒した時のことを覚えていますか?」
「うん。まぁ一様」
「ではあの時ユウキさんに雷のようなものが落ちた時に全身が光って圧倒的な強さを発揮したのは何ですか?」
「あれは…………。」
なんて言ったらいいのか?俺も分からないんだよな。
「あれは分からないんだ。なんかお前らが倒れたのを見た瞬間に全身の感覚が鋭くなった感覚がしたと思ったら物凄い力が込み上げてきたんだ。」
「うーん。そうなのですか?」
「今はよく分からないからそうとしか言えないな。」
「カレンさん。わからないこと聞いても仕方ないっすよ?」
「そうですよ?」
「そうですね。では家具を買いに行きましょう。」
んっ!待てよ?ユキ
【何でしょうマスター】
俺の万物創生と鍛冶で作れないのか?
【マスター。あれは物質しか生み出せません。鍛冶は武器と防具だけです。】
そうか?なら仕方ないな。
するとすっかり忘れていた羅刹が出てきた
「主様!何か禍々しい物がこっちに向かってきています!」
「何だと!?」
ビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコンビコン

何だ!
「千里眼」
何だあれ!?この前より多い数のモンスターの真ん中に?
【マスター!!魔王です!!】
何だとー!!まだ距離があるな
「お前ら王城に行くぞ!」
みんな何かを悟ったのかコクリと頷いてくれた

「何事だ。ユウキ」
「この間より多いモンスターと魔王が来ました!!」
「なに!!どうすれば!」
「取り敢えず俺が時間を稼ぎます。国王は国民全員が避難できる場所の確保を!使用人の皆さん、騎士団の皆さん、お前らは国民の避難の誘導を!」
「はい!」
「任せておけ。そしてユウキ、お前は?」
「聞く必要ありますか?」
「そうだな。お前はそう言う奴だったな。今回は全力でやることを許可する!!」
「承知しました!!」
俺は王城を飛び出して街を出た
だいぶまだ遠いが殺気が感じ取れる。
「万物創生」
作成するスキルのグレードアップ

絶対防御結界
どんな攻撃も魔法も通らない

流星雨
100発近い数の隕石が降ってくる
【移行完了しました】
ありがとうユキ。やりすぎた感もあるけどこの辺りに人は居ないから大丈夫だろ。
もしかすると他の街に被害が出るかもな。
まぁ王都が消えるよりはまだ被害が少ないだろ!
「絶対防御結界」
キュイーーーン      ガキーーーーン
よし出来た。
「自動装備」
剣はいつも装備してたけど防具は初めてかな?でも作った時に一回着たし似合うかは微妙だけど
まだ少しあるな?
門番がまだ居ることに今気づいた
「あの?」
「は、はい。」
なんか元気無いな?まぁいいか?
「あの門を閉めて避難してください。」
「えっとユウキ様は?」
「今から来る奴らを殲滅です。」
「そ、そうですか?」
「では!」
「は、はい。気を付けてください。」
門が閉まる。コレで手加減する必要がホントになくなった。
【マスター私も手伝いましょうか?】
は?どういう事
【私〔世界の記憶〕は魔力も持っているので】
そうなの?
【はい!マスターには及びませんがマスターを抜けば私が世界最大の魔力です。】
そうなの?という事は俺は今世界最強なの?
【はい。その強さで最強じゃないわけないじゃないですか!】
そうなんだ。という事は魔王は?
【マスター。それはいくら私でも分からない事くらいあります】
そりゃそうですね。
そろそろかな?
「千里眼」
あと2キロくらいだな
【マスター。ステータス見てみては?】
そりゃいい。久しぶりにステータス確認するか

ステータス

Lv300

種族              人類!?

体力               無理
攻撃力           無理
防御力           無理
魔力               無理
魔防御           無理
攻防御           無理

スキル
武術、剣術、弓術、獲得経験値二倍
気配察知、魔力増加、千里眼、鍛冶屋
無詠唱魔法、狙撃手、威圧、万物創生
自動回復、鑑定、自動装備、並列思考処理、経験値パーティー共通

魔法
ライトニングスラッシュ
ウォーターバイト
キルブレード(10連撃)
流星雨
魔弾銃
絶対防御結界
フルレザレクション
フライ

称号
神の加護、剣豪を超えし者、最強の武道家
龍殺し、神殺し、死神、殺戮者、最強鍛冶師、錬金術師、爆撃王、鬼神、真の魔王、
処刑人、神人、化け物、超越者、覇者

ランク              FX

「・・・・」
何だこりゃーーーー!!
声にならない叫びを上げている
【マスター?】
おい、ユキさんよ。称号おかしくない?もう表すのめんどくなって化け物ですか。
そして種族!!なに人類!?って。これ何!!
【それは私に聞かないでください】
コレでも勝てなかったら魔王ヤバすぎるだろ
【マスターそろそろです。魔力をマスターに移します】
おう。
もうモンスターの大群は500メートル位の地点にいた。
「ふぅ~。行くか。流星雨!!」
ヒューーーーヒューーーーヒューーーー
ヒューーーーヒューーーーヒューーーー
ヒューーーーヒューーーーヒューーーー
ヒューーーーヒューーーーヒューーーー
ヒューーーーヒューーーーヒューーーー
取り敢えず耳を塞いだ目も閉じた。
物凄い近いから多少の爆発音は聞こえる
閃光だけはエグいけど。国民避難したかな?まぁ大丈夫だろ。

終わったかな?辺り一面火の海に!?じゃなくてモンスターの海だった。
こりゃ酷い。
【称号〔冷酷〕〔冷徹〕を獲得しました】
いりません。
でもほんとに居なくなったな。でもやっぱり1体だけ突っ立ってるな。
クレーター出来ちゃったけど許して貰えるはず
俺は結界から出て魔王の元に向かった
向かいながら鑑定して見たが訳分からん文字で書かれていて読めませんでした。
「お前は勇者か?」
低い声だな。威圧感ある
「一応?」
書かれてないけど?多分そのはず
「そうか。貴様が勇者か?」
その瞬間目の前に魔王。腹に思いっきりパンチを食らった。
バーーーーーーーン
王都の門まで吹き飛ばされた。
「嘘だろ。俺とあいつの距離10メートルは合ったぞ。そしてあそこからここまで100メートルはあるぞ。」
起き上がり魔王を見た
今度は俺の番だな
「魔弾銃」
キュイーン    バンバンバンバンバンバン
あんまり効いてないようだ。
「剣で効くかな?キルブレード」
全力で走ってみると異常な程に早く魔王が驚いたような顔をした。
ズババババババーーーーーーン!!
まぁまぁ効いたようだ。
「主様!俺もいいですか?」
「居たなら出て来いよ。」
中々に良いタイミングで出て来てくれた
「魔王、良くも俺を魔神王から落としてくたな」
小さくて可愛い姿から呼び出した時の人型になる
「羅消斬」
ズバーーーーーン!
物凄くこの前よりもキレてらっしゃる
「主様!同時に行きます。」
「おう!」
なぜ俺が命令されてるの?
「羅消斬」
「ライジングスラッシュ」
ズバーーーーーン!
スパーーーーーン!
「グォォォ!!」
効いたな
「中々やるではないか」
「魔王よ人類舐めんなよ」
「フッハッハッハッハッハ。下等生物が何をほざくかと思えばそんな事か」
流石の俺も我慢の限界だった
「威圧」
バーーーン
「ほう。中々凄いではないか」
「舐めんなよ」
「最大威圧」
ズドドドドド
「むっ!」
効いてる
【新魔法〔絶・殲滅斬〕獲得しました】
使ってやる!
「絶・殲滅斬」
ズバババババ  ズドドドドド  ズババババーーン
「グォォォォォォォ!!」
「まさかここまでやるとは、我も本気でやらねばな」
「絶望剣よ来い」
すると魔王の手に黒い剣が握られている
「くらえ絶望斬」
ズババババババババババーーーーーーーーン
「なっ!!かはっ!」
バタ
「何だその強さは?」
「貴様が我にダメージを与えたからだそれが俺のスキルだ」
「何だと、羅刹無事か?」
「主様すみません。」
「羅刹ーーー!!」
するとユウキに雷のようなものが落ちた
「フルレザレクション」
全身が光に包まれ羅刹の傷が回復していく
「主様?」
「そこで待ってろ」
「な、なんだこの力は!!」
「お前は俺の禁忌に触れた。」
「何だそれは!!」
「俺の仲間を殺した事だ。お前を生かしておくほど俺は生優しくない死ね。ホーリースラッシュ」
スパッァァァァーーーーーン!
その瞬間魔王が真っ二つになった。
「なっ、お前は強すぎるだが俺は本体ではなく分身だ。もっと強くなったらまたやろう。」
すると魔王は消えた
それと同時にユウキは意識が飛んだ
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