上 下
24 / 39

召使いを雇う事にしました。

しおりを挟む
前回の話を変えましたので前の話から見直して下さい。すみません。

___________________________________________


王城を出て歩いていると
「おい、あんた!」
俺は聞き慣れない声に振り返るとヒゲを生やした厳つい冒険者?が5人位で立っていた
「あんたFXランクの冒険者だよな?」
誤魔化せるわけが無い
「はい。そうですけど?」
俺の返答を聞いてニヤニヤしている
「ならPvPしようぜ!」
「えー。嫌ですけど。」
「何だよ。負けるのが怖いとか?FXランクってのはそんなに弱っちぃのか?」
イラッとして威圧を発動してしまった
「ビクッ!な、なんだよ!威嚇のつもりか!?つ、つ、通用しねぇぞ!」
いやいやいや。そんなにビクビクしながら言われても説得力0だから
「はぁー。分かりました。受けますよ。」
「そ、そうか!なら明日ギルドに来い!」
「あー。はいはい。」
そう言うと走ってどこかに行ってしまった。
すると影から羅刹が出てきた。
「主様?あいつらと決闘でもするの?」
「決闘とは少し違うかな?殺してはいけないってのがルールなんだよ。」
「そうなの?めんどくさいね!」
ニコニコしながら言うなよ。
「主様!俺が殺っても?」
「いやダメだ。羅刹の場合殺っちゃうだろ?」
「確かに!加減ミスって殺っちゃうかも!」
「なら俺がやるから羅刹は見てろ。」
「はーい!」
ちっこい状態だからめっちゃ可愛い。女子にも引けを取らない。獣人には負けるかな?
「それじゃあ帰るけど影に戻るか?」
「いや、歩きたいです。」
「そうか!」
と羅刹と並んで歩き宿に戻った
「ユーキさんおかえりっす。」
「おかえりなさいユウキさん。」
「ユーさんおかえりなさい。」
「ユウキ様おかえりなさいませ。」
「師匠おかえり!」
「おかえり……師匠。」
「ただいま。武器試したか?」
全員頷きながら
「ユウキさん、コレはやり過ぎですよ。」
カレンがいつも以上に元気のない声を出した。
「ユーキさん俺らのステータスバグってるんですよ!」
「じゃあ確認してもいいか?」
「ぜひ!」
「鑑定」

カレン

Lv130
体力                35000
攻撃力            25900
防御力            30000
魔力                45000
魔防御            10000
攻防御            16000

スキル
魔力増加

魔法
エクスプロージョン
ウィンドウブレイク

称号
覇者の仲間、魔法サポーター

ランク        A

サン

Lv160
体力                45000
攻撃力            40000
防御力            30000
魔力                50000
魔防御            12000
攻防御            20000

スキル
魔力増加、攻撃力増加

魔法
フレイアナックル
アタックアップ
スピードアップ

称号
覇者の仲間、武道家

ランク        SS

フラシア

Lv120
体力                30000
攻撃力            20000
防御力            19000
魔力                50000
魔防御            13000
攻防御            10000

スキル
魔力増加、回復増加

魔法
スーパーヒール
レザレクション

称号
覇者の仲間、フルヒーラー

ランク        A

ウィル

Lv150
体力                50000
攻撃力            26000
防御力            25000
魔力                60000
魔防御            25800
攻防御            20000

スキル
魔力増加、回復超アップ、神の祝福

魔法
スーパーヒール
レザレクション
ウルトラヒール


称号
覇者の仲間、回復神

ランク        S

レイス

Lv130
体力                35000
攻撃力            25900
防御力            30000
魔力                45000
魔防御            10000
攻防御            16000

スキル
魔力増加

魔法
スパイラルアロー
マジックアロー
アローレイン

称号
覇者の仲間、覇者の直属者


アイス

Lv130
体力                35000
攻撃力            25900
防御力            30000
魔力                45000
魔防御            10000
攻防御            16000

スキル
魔力増加

魔法
スパイラルアロー
マジックアロー
アローレイン

称号
覇者の仲間、覇者の直属者

何だこれ!?びっくりした顔をしていると
「ユウキさんやり過ぎですよ。ほんとに」
「ごめんなさい。」
土下座して謝りました
「もういいっすから飯食べましょう。」
「あぁ少し待って!」
みんな俺の方を見て首を傾げている
「あのさぁ。国王から屋敷貰ったんだよ。だからさ、急遽何だけどその屋敷に住むことになったんだよ。それでさ今から行かない?」
「コレで屋敷2つ目じゃないですか?」
「そうなんだよね。という訳で引っ越しするから準備して。」
と言うとみんな部屋に戻って準備を始めた

さてと俺も準備しようかな?
準備をしながら
「万物創生」
作成する魔法

フライ
知ってる場所ならどこにでも飛べる

【移行完了】
みんな準備終わったかな?
部屋を出てロビーに向かった

まだ誰も居なかった。
なら今ちょっと飛んで荷物とってこよう
「フライ」

前の街の屋敷についた
食料はまだ残ってるな、家具も持っていこうかな?
「無限ボックス」
荷物を全て入れた
コレでいいだろ
「フライ」
帰ってくるとみんな居た
「ユウキさん?今のは何ですか?」
「ちょっと飛行魔法を使って前の街で荷物を持ってきた。」
「飛行魔法ってエルフにしか使えない魔法ですよ!?」
「そうなの?まぁいいじゃん。」
みんな呆れたような顔になったが気にしないで続けた
「それじゃあ忘れ物ないな?行くぞ。」
宿を出て屋敷向かった

結構歩いたけどとりあえず着いた
庭は前の屋敷より遥かに広い
屋敷も前の屋敷の倍はある
庭に入る前にみんな固まっていた
「みんな行くぞ?」
歩き始めたものの屋敷の外見に圧倒され中々進まない
外見は中世の王城風?庭は縦よりも横に長くて手入れが大変そうだ
やっとの思いで到着して中に入るともう言わなくてもわかるけど物凄いことになっています。〔めっちゃ綺麗です。後は皆さんの想像に任せます。〕
部屋は沢山ありすぎて把握出来ない。
みんなそれぞれ回って部屋を決めたようだ。俺は玄関入ってすぐの所にある部屋にした。

ユウキ、アイス、レイス、サン          1階
フラシア、カレン、ウィル                   2階

そんなこんなで夜になってしまった。
「ご飯は久し振りに俺が作るからな?」
「やったー!ユーキさんの飯だ。」
みんな喜んでいるようだ。
具材はあるからカレーでも作るか。ルーとかは売ってないけどスパイスは充実している。
野菜を形が残るくらいに切って肉は一口大にコトコト煮込みながらスパイスで味を付ける。
「ウッマーー!」
味見をして思わず叫んでしまった。
凄い美味いな!
皿によそってみんなに出してみた。
みんなうずうずしている。匂いに負けたようだ
「召し上がれ!」
「「「「「いっただきまーす」」」」」
普段こんな喋り方しないはずのウィルがはしゃいでいる
バクバク、もぐもぐ、ガツガツ
「「「「「ウッマーー!」」」」」
お気に召したようで何よりだ
俺もよそって食べていると続々とおかわりしていく
みんな2杯は食べた。サンに至っては3杯食べていた。
「お前ら俺明日PvPやる事になったから行くんだけどさ」
「またっすか?ユーキさん大変ッスね。」
「そーだな。お前らどうする?」
「見に行きますよ。」
みんな頷いて居る。
「そうか?なら飯食ったら寝ろ!」
「ハァーーイ(全員)」



俺は目覚めてリビングに向かった
扉を開けると既にみんな揃っていた
「お前らおはよう。はやいな?」
「「「「おはようございます。」」」」
ご飯を作りみんなが食べ終えたので向かう事にした。
「みんな俺に捕まって。」
みんな俺の服やら手やらを掴んだ
「フライ」
「やっぱり凄いですね。ユーさん」
「この魔法はエルフを超えてるんじゃ?」
「エルフって居るんだな?」
「ユウキ様何を言っているのですか?」
「えっ?」
「私はエルフですよ?」
「はぁーーーーーー!!」
「うそっ!みんな知ってるの?」
コクッ
「まぁ、ユウキ様が気づかないのも分かりますよ?耳ですよね?」
「そうだよ。だってエルフって耳尖ってるし。」
「実は尖ってるエルフは極一部で飛行魔法を使えるのもそうなんです。」
「そうなの?でもウィルは今まで通りでいいからな?」
「それはもちろんです。」
そしてギルドに着くと物凄い人だかりが出来ていた。
「FXランカーだ」
「覇者様だぜ」
「覇者だ」
など色々聞こえたが無視をした
人だかりからあいつらが出てきた
「よう。FXランク様」
「で何処でやるの?」
「ギルドの地下の闘技場だよ。」
「そんなのあるのか?」
「まぁ着いてこいよ!」
そいつらの後ろをついて行くと下へと続く階段があった。
「ここだ。」
階段を降りていくと凄い広い闘技場があった。ローマのコロッセオみたいになっていた。
闘技場に降りて待っていると人がぞろぞろやってきた。
一瞬にして席は埋まった。
「それじゃあ始めようぜ。俺らSランカー5人とな!」
「そうなの?弱そうだね!」
挑発をするとすぐに乗ってきた。
「何だと!名ばかりのカスが!」
するとドラムの音と一緒に
「デュエル開始!!」
「こっちから行かせてもらうぜ。」
片手剣使い二人が突っ込んできて残りの3人は後ろで魔法の詠唱を始めた。
二人の剣をかわして二人ともぶん殴った。(もちろん加減して気絶するくらいにね?)
詠唱が終わったらしく
「「「スピルショット」」」
針みたいのが沢山飛んできた
「自動装備」
防具と武器を構えた
「キルブレード」
スパパパパパパァーーーーン
あれ?なんか増えてね?
【マスター、キルブレードは(20連撃)になりました。】
なんだそりゃ!
「なに!全部切られたのか!?」
「武器チェンジ木刀」
ドゴッバゴッバゴーーーン
「やり過ぎたかな?」
みんな唖然としてる中
「カレンみんな連れてギルドから出ろ!」
「はい!」
めんどくさくなりそうなので逃げる事にした。
ギルドを出て誰もまだ追ってこないので王城に逃げ込んだ。
「ユウキ?どうしたのだそんなに慌てて」
「ハァハァハァハァ、実は決闘申し込まれて受けてやったら少しやり過ぎちゃって」
「お前は自分の力をしっかりと把握しないとな。」
「はい。」
「でもちょうど良かった。お前屋敷が広すぎて掃除できないだろ?」
「そりゃそうですよ!あんな広い屋敷やら庭やら」
「そこでだ。メイドと執事を与えようと思ってな?」
「それは助かります。」
「ではリストを持ってくるから待っておれ」
「はい。」
国王は行ってしまった
「お前らだいじょぶか?」
「なんとか」
「どうにかっす」
「はい!」
「はい。」
「うん!」
「うん…。」
すると国王が来てリストを渡してくれた

執事候補

サンテル                 50歳             元騎士
フシカ                     65歳             元冒険者
キュロス                 56歳                  ?

「国王。?って何ですか?」
国王は俺の耳元で
「キュロスは元殺し屋なのだ」
「そうなんすか。なら執事はキュロスで」
「良いのか!?」
「はい。」

メイド候補

ユリ                        25歳             元料理人
サテラ                    19歳                    ?
ハン                        26歳             元冒険者
エレ                        21歳                     ?
ヴァン                    27歳             元冒険者

「国王。この二人は?」
またもや耳元で
「サテラはエルフの女王、エレは殺し屋」
「またか!じゃあサテラとエレで」
「良いのか?」
「良くなきゃ選ばないです。」
「それもそうか!シルフ!キュロスとサテラとエレを呼んでこい。」
「はい!」
シルフさんかっこいいな。

「国王連れて参りました。」
「うむ。キュロス、サテラ、エレ貴様らを召使いとしてユウキが雇うそうだ。」
凄い視線でこっちを見て警戒してるな。
「どうも。ユウキと言います。皆さんが何者か知っているので警戒しなくても大丈夫ですよ?」
皆さんゆっくりと警戒を解いていった。
「私はキュロスと言います。旦那様の執事を謹んでお受けさせて頂きます。」
「私はサテラと言います。主様の身の回りのお世話をさせて頂きます。」
「私はエレです。料理を担当させて頂きます。」
「うん!よろしくねキュロス、サテラ、エレ。」
3人ともコクリと頷いた。
「それではコレで私からの報酬は全てだ。それでも時々顔を出してくれ。」
「国王それ前にも言いましたよ?」
「そうか!ハッハッハッハッ!」
「では外に出るとまだ危ないかもしれないので飛ぶことにします。」
そう言うと、カレン、サン、フラシア、ウィル、アイス、レイスは捕まっているものの3人はキョトンとしている。
「3人とも俺に捕まって?」
不思議そうに思いながらも俺に捕まった。
「よし行くぞ。フライ」

屋敷の玄関前に着いた。
「旦那様!?コレは何ですか!?」
「えっ?飛行魔法だよ?」
「主様ってエルフ?」
「違うよサテラ。俺は人間だよ?」
だよな?違ってたら怖いな。
「でも飛行魔法はエルフにしか」
「この際だみんな聞いてくれ。俺の不思議な魔法やスキルはちょっとばかし凄いスキルを持っているからだ。」
「ユウキ様?もしかしてそのスキルって〔万物創生〕だったりする?」
「なんで分かった?ウィル」
「ユ、ユ、ユウキさんそのスキルは元勇者が持っていたと伝えられているスキルですよ?」
「この際だから言っておくが、俺は復活したと言われている魔王を討伐にやってきた。これを聞いて俺のパーティーから抜けたくなったやつは抜けてもいいよ?」
するとみんな顔を見合わせてコクリと頷いて
「「「「ついて行〔くっすよ〕きますよ」」」」
「そうか?ならいいな。これからはもっとレベルを上げて魔王を討伐する。」
「「「「おーーーー!!」」」」
「それはいいのですが?旦那様。私達に命令を下さい。」
「おう。取り敢えずみんなで屋敷と庭の大掃除だぁーー!」
「はい。」
「うっす!」
「はい!」
「もちろん。」
「やるー!」
「やる……。」
「旦那様承知した。」
「主様、了解。」
「分かった。」

この後昼から始めたのに日が暮れるまでかかって終わったことは言うまでもない。
しおりを挟む

処理中です...