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38-2 共に生きて行く…
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「ディ、ディーク?」
ニヤッと笑ったディークは、ズプズプとまたしても進入してくるのだった。
「ああん、ディ、ディーク、ちょっ、も、もう無理……」
ズプンと最奥まですんなりと入ってしまったディークのモノはゆるゆると動く。
「朝からあんな色っぽい声を聴かせられたらね……」
ハハ、と笑ったディークはセルヴィの耳元に唇を寄せた。
「ほら、セルヴィのここも俺を欲しがってる。すっかり俺の形になったここがすんなり俺を受け入れてるだろ? 離したくないって俺のを締め付けてる」
ぎゅうっと締め付けられる自身のモノをゆっくり前後に動かすディークは熱い吐息と共に囁いた。
そして、背後から抱き締めつつ、片手を胸の突起に、片手はセルヴィのモノをしごき出す。
「はっ、あん、も、もう、無理だってば……」
ゆるゆるとした動きなのに、一気に自身のモノまでそそり立つのが分かったセルヴィは目の前がチカチカとし出す。
「な、なにこれ、こ、怖い……」
疲れ切った身体なのに、あまりの気持ち良さに再び反応してしまうことに怖くなる。そして、ディークがゆるゆると動かしていると、ある一点にゴリッと当たり、セルヴィの身体はビクンと跳ねた。
「はぁぁあん!!」
ビクンビクンと身体が痙攣し、しかし、自身の欲はもう吐き出せるほども残っていないのに、それでも痙攣が止まらない。セルヴィは訳が分からず涙目になった。
「俺ももう一度出させて」
「む、無理無理……無理だからぁ!! あぁぁん!!」
そう言いディークは背後からぎゅうっとセルヴィを抱き締め、そのまま腰を振った。そしてバチン! と、大きく打ち付けもう何度目かも分からない欲を吐き出した。
「ディ、ディークの馬鹿……無理って言ったのに……」
「プッ、ごめん、愛してる」
ムッとしてしまったセルヴィをあちこちチュッチュッと口付けしつつ宥め、ディークはプルプルと震えたままのセルヴィを抱き上げ、風呂で丁寧に洗い、甲斐甲斐しく世話をした。
そして二人は今後のことを話し合い、二人が出した結論は……。
「ディークさん、明日はセルヴィ様が王城へ登城される日です」
「あー、そっか、そうだったな。分かった、ありがとう、トルフさん」
トルフにそう声を掛けられ、ディークはセルヴィの予定を思い出し手を振った。ディークはそのまま書庫へと向かう。
書庫には下へと続く階段が現れている。その階段を降りると、そこには椅子に腰かけ眠るセルヴィの姿。人形のように綺麗な顔のセルヴィは、長い睫毛が光に煌めき、綺麗な銀髪はさらりと額から滑り落ちる。
ディークはそんなセルヴィの姿に微笑み、そっと手を伸ばし、すりっと撫でる。そして顔を近付けたかと思うと、チュッと唇を合わせた。そのままぺろりと唇を舐める。
「んん」
セルヴィがそれに反応するように、薄っすら目を開ける。
「セルヴィ、もう夕方になるぞ。こんなところで寝ていると風邪をひく」
そう言って再びチュッと唇を合わせると、セルヴィはフフッと微笑み、自分からもディークの唇に唇を合わせた。
「ディーク」
チュッチュッと口付けを交わしていると、お互い次第に熱い吐息となっていき、舌を突き出す。
「おーい!! ディーク!!」
これから、というときに塔の外からディークを呼ぶ声が聞こえた。イアンの声だ。そういえばイアンからも呼ばれていたのだ、ということを思い出す。
「はぁぁ」
「フフッ。一緒に行こう」
盛大に溜め息を吐くディークにおかしくなり、セルヴィは微笑みながらディークの手を取った。そしてその手を引きながら、皆のいる塔の外へと二人で向かったのだった。
ディークとセルヴィは話し合った結果、ミルフェン城へと戻った。今後、フェリオを支えていくということで、ミルフェン城にいるのが一番行動しやすいだろう、ということに落ち着き、二人でミルフェン城に戻ったのだ。
使用人たちは喜び、そして、二人がこれからは恋人として人生を共にする、ということを聞き、驚きつつも祝福をした。メイドたちの興奮は言うまでもない。
二人は照れながらも、皆が喜んでくれたことに幸せを感じ、そして、ミルフェン城の皆に見守られながら一生の愛を誓い合ったのだった……。
完
***************
これにて「呪われ王子は生意気な騎士に仮面を外される」完結です!
最後までお付き合いいただいた皆様ありがとうございました!
お気に入り登録や動画を見てエールや、いいねもたくさんありがとうございました!
今回、初めて三人称に挑戦してみたのですが……難しかったです(^^;)
なので、かなり拙い部分もあったかと思いますが、最後までお付き合いくださった皆様には感謝しかありません。
今回のお話はちょっと暗かったですかね(^^;)
ディークの人となりを意識的にしっかり描写したかったので、テンポが悪かったかなぁ、とか、
あまりコメディ要素のない感じになってしまい、いまいちだったかなーとか不安になりつつも、とにかく完結までは!と頑張りました!
作者的には一応やり切った感で満足です(笑)
今後は新作も考えておりますので、次回はコメディっぽいものになるかな、と思っております。
どうなるやらですが(^^;)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
また新作のときにはよろしくお願いします!
ニヤッと笑ったディークは、ズプズプとまたしても進入してくるのだった。
「ああん、ディ、ディーク、ちょっ、も、もう無理……」
ズプンと最奥まですんなりと入ってしまったディークのモノはゆるゆると動く。
「朝からあんな色っぽい声を聴かせられたらね……」
ハハ、と笑ったディークはセルヴィの耳元に唇を寄せた。
「ほら、セルヴィのここも俺を欲しがってる。すっかり俺の形になったここがすんなり俺を受け入れてるだろ? 離したくないって俺のを締め付けてる」
ぎゅうっと締め付けられる自身のモノをゆっくり前後に動かすディークは熱い吐息と共に囁いた。
そして、背後から抱き締めつつ、片手を胸の突起に、片手はセルヴィのモノをしごき出す。
「はっ、あん、も、もう、無理だってば……」
ゆるゆるとした動きなのに、一気に自身のモノまでそそり立つのが分かったセルヴィは目の前がチカチカとし出す。
「な、なにこれ、こ、怖い……」
疲れ切った身体なのに、あまりの気持ち良さに再び反応してしまうことに怖くなる。そして、ディークがゆるゆると動かしていると、ある一点にゴリッと当たり、セルヴィの身体はビクンと跳ねた。
「はぁぁあん!!」
ビクンビクンと身体が痙攣し、しかし、自身の欲はもう吐き出せるほども残っていないのに、それでも痙攣が止まらない。セルヴィは訳が分からず涙目になった。
「俺ももう一度出させて」
「む、無理無理……無理だからぁ!! あぁぁん!!」
そう言いディークは背後からぎゅうっとセルヴィを抱き締め、そのまま腰を振った。そしてバチン! と、大きく打ち付けもう何度目かも分からない欲を吐き出した。
「ディ、ディークの馬鹿……無理って言ったのに……」
「プッ、ごめん、愛してる」
ムッとしてしまったセルヴィをあちこちチュッチュッと口付けしつつ宥め、ディークはプルプルと震えたままのセルヴィを抱き上げ、風呂で丁寧に洗い、甲斐甲斐しく世話をした。
そして二人は今後のことを話し合い、二人が出した結論は……。
「ディークさん、明日はセルヴィ様が王城へ登城される日です」
「あー、そっか、そうだったな。分かった、ありがとう、トルフさん」
トルフにそう声を掛けられ、ディークはセルヴィの予定を思い出し手を振った。ディークはそのまま書庫へと向かう。
書庫には下へと続く階段が現れている。その階段を降りると、そこには椅子に腰かけ眠るセルヴィの姿。人形のように綺麗な顔のセルヴィは、長い睫毛が光に煌めき、綺麗な銀髪はさらりと額から滑り落ちる。
ディークはそんなセルヴィの姿に微笑み、そっと手を伸ばし、すりっと撫でる。そして顔を近付けたかと思うと、チュッと唇を合わせた。そのままぺろりと唇を舐める。
「んん」
セルヴィがそれに反応するように、薄っすら目を開ける。
「セルヴィ、もう夕方になるぞ。こんなところで寝ていると風邪をひく」
そう言って再びチュッと唇を合わせると、セルヴィはフフッと微笑み、自分からもディークの唇に唇を合わせた。
「ディーク」
チュッチュッと口付けを交わしていると、お互い次第に熱い吐息となっていき、舌を突き出す。
「おーい!! ディーク!!」
これから、というときに塔の外からディークを呼ぶ声が聞こえた。イアンの声だ。そういえばイアンからも呼ばれていたのだ、ということを思い出す。
「はぁぁ」
「フフッ。一緒に行こう」
盛大に溜め息を吐くディークにおかしくなり、セルヴィは微笑みながらディークの手を取った。そしてその手を引きながら、皆のいる塔の外へと二人で向かったのだった。
ディークとセルヴィは話し合った結果、ミルフェン城へと戻った。今後、フェリオを支えていくということで、ミルフェン城にいるのが一番行動しやすいだろう、ということに落ち着き、二人でミルフェン城に戻ったのだ。
使用人たちは喜び、そして、二人がこれからは恋人として人生を共にする、ということを聞き、驚きつつも祝福をした。メイドたちの興奮は言うまでもない。
二人は照れながらも、皆が喜んでくれたことに幸せを感じ、そして、ミルフェン城の皆に見守られながら一生の愛を誓い合ったのだった……。
完
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これにて「呪われ王子は生意気な騎士に仮面を外される」完結です!
最後までお付き合いいただいた皆様ありがとうございました!
お気に入り登録や動画を見てエールや、いいねもたくさんありがとうございました!
今回、初めて三人称に挑戦してみたのですが……難しかったです(^^;)
なので、かなり拙い部分もあったかと思いますが、最後までお付き合いくださった皆様には感謝しかありません。
今回のお話はちょっと暗かったですかね(^^;)
ディークの人となりを意識的にしっかり描写したかったので、テンポが悪かったかなぁ、とか、
あまりコメディ要素のない感じになってしまい、いまいちだったかなーとか不安になりつつも、とにかく完結までは!と頑張りました!
作者的には一応やり切った感で満足です(笑)
今後は新作も考えておりますので、次回はコメディっぽいものになるかな、と思っております。
どうなるやらですが(^^;)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
また新作のときにはよろしくお願いします!
応援ありがとうございます!
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みんなの感想(4件)
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完結ありがとうございました~🙇🙇楽しく読ませていただきました~✨✨
ディーク、セルビー🤭🤭うーん羨ましい🤭🤭イチャイチャ甘々で💖💖お互い一途なところがまたそそられます〜〜〜〜🤭🤭番外編あると嬉しい〜🩷🩷🩷です。次回作も楽しみにしています😺😺
パンちゃん1号様!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます😆✨️
楽しんでいただけて嬉しいですー!✨️
イチャイチャ甘々で終わることが出来ました😊❤
一途なところを気に入ってくださり嬉しいです🤭❤❤
番外編!!まさかの嬉しいお言葉をいただけるとは✨️
全く考えてなかったですが、もしなにか思い付いたら挑戦してみますね✨️
次回作も楽しみにしてくださり嬉しいです✨️
読んでくださり、さらには嬉しい感想まで、ありがとうございました!!😆✨️✨️
続きが楽しみすぎる〜
パンちゃん1号様!
お読み下さりありがとうございます!✨️
楽しんでいただけているようで、めちゃくちゃ嬉しいです!
ラストまで後少しとなります!
最後までお付き合いいただける嬉しいです✨
感想ありがとうございました😆✨️
ルゥ様!
お読みくださり、さらには感想までありがとうございます!✨️✨️
二人が今後どうなっていくか、見守っていただけると嬉しいです😭
こうやって感想をいただけると励みになります✨️
ありがとうございます✨️