ラガー・チルドレン

栗金団(くりきんとん)

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【第11話】推薦入学者の苦労

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 同じ頃、北虎と一鷹のいる2組でも入部テストの結果が伝えられていた。
「ということで、合格だそうです」
「おい、俺の机に座るんじゃねぇ」
 規定ギリギリの短いスカートを履いた竜崎は、三つ編みの髪先を指で遊びながら北虎の机に座って業務的に話しかける。
 入部テストより口調や態度が柔らかいのは、「合否がわかるまでは、1年生には過度に接しないこと」という鬼山の指示だった。入部するかわからない以上、勘違いさせないのが優しさだというのが鬼山の考えだ。
 机の上には「合格」の文字が描かれたプリントが無造作に置かれ開かれていた。北虎は竜崎の雪のように白い太腿から目を逸らす。
「ところで、北虎くんは他の部活の入部テストも受けてたよね。
 もう部活は決めてるの?」
「ラグビー部に入る、鬼山にも伝えとけ」
「…鬼山さん、ね?
 ラグビー部で先輩を呼び捨てにしたら、鉄拳ものだよ。もちろん敬語もね」
「ちっ、いいからさっさとどけよ」
「部活は4時からだから、遅刻しないようにね」
「しねぇよ、あのチビじゃあるまいし」
 北虎はプリントを乱暴に掴むと、机の中に入れこんだ。竜崎が机から降りると、ふわりとスカートが舞った。
 
 そして一鷹はといえば、彼は猿曳に連れられて非常階段を下っていた。開閉禁止の文字を素通りして非常階段に出た猿曳に、先生に見つかったら面倒だと思いながらついていく一鷹。
 第2ボタンまで外して首元を開いた猿曳は、踊り場まで来ると周囲に誰もいないことを確認してようやく喋り出した。
「もう学校生活は慣れた?小鳥ちゃん」
「一鷹です。
 でもまぁ、同じ中学から来た友人も多いので、学校生活に不満はないです」
「それは良かった。
 入部テストの結果だけど、合格だよ。これ書類ね」
「…ありがとうございます、それを言うためにわざわざここまで?」
「ふん、かわいくないなぁ。
 もっと喜びなよ」
「いや、嬉しいですけど…これでも経験者ですから」
(それに、猿曳先輩は恐らく投票してくれると思ってたし)
 あっさりとした発表に、一鷹は拍子抜けしそうになる。彼は先輩に振り回されることに、だんだんと慣れ始めていた。一鷹の表情を観察していた猿曳は、つまらなさそうに「経験者」という言葉を繰り返した。
 一鷹も手すりに身体を預けた猿曳の態度を見るが、合格を祝いに来たわけではなさそうだ。
「これはオフレコにして欲しいんだけどさ」
「はい」
「入部テストの審査、一番投票が少なかったのは小鳥ちゃんだったよ」
「え」
(それってつまり、瓜坊や北虎よりも)
「ちなみに、次が北虎ね。
 最後のキックが無かったら、恐らく君は不合格になっていた。
 それだけ危うい状況だったんだよ」
「…そうですか」
 一鷹は、入部テストが終わった直後に猿曳に言われた言葉を反芻していた。
 部室棟の端の陰に呼び出した猿曳は、一方的に一言だけ
『いつでも飄々としているのは君の自由だけど、それじゃあすぐに追い越されるからね。
 気を付けた方がいいよ』
 と言った。そのときは一鷹も半信半疑だったが、審査の結果を聞いたら疑いようもない。
 こんなときでも、一鷹は取り乱したりしない。一鷹は自分の敗因をわかっていた。
(経験者と言っても、象蔵や狒々島の方が経験は上だ。
 俺には北虎のようなスピードや鹿威のような身長も、さらに瓜坊のような主体性もなかった。
 だから、この結果は正当なものだ)
「わかってるようなら、これ以上は言わないけど。
 たかが数年の経験なんてすぐに追い越されちゃうんだから、さっさとやる気出してね」
「…何で、それを俺にわざわざ?」
「何で、か。俺はただ、同じ中学の後輩にアドバイスしてあげようと思って。
 じゃ、俺は戻るから」
「はぁ、ありがとうございます…」
(オフレコと言っている以上、今後猿曳先輩が入部テストの話をすることは二度とないんだろうな)
 予鈴が鳴ると、猿曳は階段を再び上り始めた。アドバイスをし終え、さっさと教室に戻る気なのだ。
 一鷹は、自分と似て何を考えているのかわからない先輩の背中を見送る。猿曳はそんな後輩を見下ろして、高笑いをする。
 まだ幼い小鳥に、かつての自分の姿を重ねて。
「うきゃきゃ、まぁ精々頑張ってよ。
 これでも、一鷹には期待してるんだからさ」

 2日前、入部テスト審査の会場代わりの部室にて。
 選考の結果が出揃うと、鬼山は手を叩いた。
「よし、じゃあ瓜坊も合格ということで」
「良かったな、猪爪」
「おう!」
「…ひひっ」
 豹堂の言葉に元気に返事をした猪爪を、鰐口がニタニタと眺めて笑う。猪爪に睨み返されても、どこ吹く風という様子だ。
 間に挟まれた一角が、気まずそうに二人を交互に見る。
「へっ、良かっただ?
 入部したらその瓜坊と同じポジションを巡って争うんだろ?
 お前、いつかあのチビにポジション取られんじゃねぇの?」
「相変わらず、鰐口は性格が悪いなぁ」
 腕を組んで猪爪をからかう鰐口に、大狼が苦言を呈す。だが、その程度で改善する鰐口ではない。何より、歪んだ性格から来る観察眼は鰐口の武器でもある。
 周囲もそれをわかっていて、猪爪が何を言い返すのか待つ。
「あ?客観的事実だろ」
「勘違いすんなよ、瓜坊に負けるつもりはねぇ。
 次こそあのステップを止めて見せるさ」
「ぎゃはは、出来るといいけどな」
「瓜坊くんはずっと個人練習で鍛えていたらしいからね、指導しがいがありそうだ。
 あの素直さと協調性だったら、心配いらないだろうし」
 それを聞いて、一角がソワソワと切り出す。
「逆に北虎は協調性皆無だったけどなぁ、本当に入れるのか?」
「瓜坊と鹿威がいるから大丈夫だろ、それに一鷹は同中だ」
 最後まで議論が白熱したのが、北虎の合否だった。球磨がどこかずれたフォローを入れるが、誰もが北虎の暴力的な性格を目の当たりにしている。
 鹿威と猿曳、狒々島が止めなければ、あのまま殴り合いになっていてもおかしくない。相手が瓜坊で幸運だったくらいだ。
「いやいや、1年の間ではそうだとしてもだ。
 俺はあんな狂暴な後輩、嫌だよ」
「言いたいことはわかるけど、狂暴っていうならうちの代にも何人かいるだろ」
「あ?誰の話だ?」
「「お前だよ!」」
 顎に手を当てた鰐口をフォワード全員が非難する。
 最終的に、北虎を合格にすべきとしたのは二人だった。そして、一角と同じように反対したのは二人。議論の末に、北虎は首の皮一枚繋がって合格になった。
 だが、不満が消えたわけではない。合格にすべきとした二人のうちの一人、鬼山が脱線し始めた話を戻す。
「一角の意見は尤もだよ。
 けど、あのスピードを逃すのは惜しい。
 同じポジションの豹堂が票を入れたんだから、それは間違いない」
「…悔しいけど、あいつは俺より速い。
 きっと、このチームに役立ってくれると思うんだ」
「大丈夫、いざとなったら手を講じるさ。
 更生させる手段も追い出す手段もいくらでもある」
「怖ぁ、監督が言うと冗談に聞こえないんだよな」
「んふふ、本気で言っているからね」
「監督がそう言うなら、俺も文句はないけどさ」
「んふふふ、もし何か不満があるならいつでも相談するといいよ。…キャプテンに」
「俺に!?
 いや、あ、でも、俺はキャプテンだから…そうか、そうだよな」
 弱弱しいキャプテンに、鬼山はケラケラと楽しそうに笑う。本人は気付いていないが、からかわれて遊ばれている。鰐口と一角はキャプテンの情けない姿に呆れ、大狼は微笑ましい光景に笑う。
 唯一、それまで部屋の隅で大人しくしていた竜崎だけが長年の仇敵のように球磨を睨んでいた。鬼山と楽しそうに喋っているのが気に食わないらしい。運悪くそれを目撃した斎条が「ひっ」と悲鳴を上げる。
「しかし、象蔵と鹿威は全票獲得で合格とはね。狒々島も過半数獲得で合格と有望有望。
 次の練習が楽しみだよ」
「そして鰐口の言う通り、これからは同学年とも後輩とも争わなければいけないわけか」
「その通り、私はチームが勝つために厳しく人選をするからね」
「構わんさ、それで全国優勝できるなら」
「いやぁ、全国優勝か。
 1年生相手に24点も取れられているようでは、私はお前たちを泣く泣く痛めつけなければいけないなぁ」
「…泣く泣く?」
「…喜んでの間違いじゃないか?」
「…しっ、静かに!」
「とにかく、現状維持は即ち停滞だ。
 もっと強くなって、まずは私と竜ちゃん、コーチを全国まで連れてってくれ」
「「おっす!」」
 威勢のいい返事を受けて鬼山が気持ちよさそうに笑う。誰も全国優勝という目標を笑ったり動揺したりしない。鬼山だけではない、ここでは全員が同じ目標を共有し目指している。
 審査が終わると、個別で合否結果を知らせるために役割分担が始まる。鬼山は真っ先に名乗りを上げた。
「瓜坊と鹿威には、私が知らせに行くよ」
「鬼山さん自ら、ですか?」
「うん、瓜坊くんがクラスに馴染めているのか見てみようかと思って」
「瓜坊が?なんでだ?」
 竜崎はもちろん、猪爪まで反応する。
 彼の印象では、瓜坊の対人コミュニケーション能力は高いように見える。少なくとも試合中は、曲者の北虎や初対面の一鷹とも上手く協力をしていた。それだけに、鬼山の言葉が引っかかる。
「確信はないけど。
 あの子一人で掃除してたからさ、ちょっと気になって。
 ほら、私は顔が広いから」
「そうか、鬼山が行くなら安心だな」
「…じゃあ、私も行きます」
「竜ちゃんは北虎と一鷹と同じクラスでしょ?
 そっちを頼むよ」
「……はい」
 竜崎がブラックコーヒーを飲み干した小学生のような顔をする。鬼山の頼みだからと渋々飲み込んだのが、手に取るようにわかる。
 会話を聞いていた斎条と大狼が、ふと違和感を覚える。
「あ、そうか。竜崎はまだ1年生だっけか」
「え?でも、去年の冬から部活に参加していなかったか?」
「私は鬼山さんの傍にいるために、この学校に来ましたから。
 推薦で合格する前から、ラグビー部のマネージャーになるつもりでした。それで、」
 竜崎は鬼山と球磨の間にするりと入り込むと、鬼山の肩に頭を乗せた。もし竜崎が猫だったら、ゴロゴロと喉を鳴らしていただろう。
 一角が小さく「ユリだ」と呟く。
 一拍置いて、斎条と大狼が言葉の真意を理解する。
 竜崎は、ある冬の日に突然マネージャーとして働き出した。部活が始まる前にはボトルに水を入れて用意し、練習に合わせて用具やコーンを置いて片付け、部活終わりにはプロテインを準備する。
 まるで黒子のような、座敷童のような甲斐甲斐しさによって彼らは勘違いしていた。
 竜崎は推薦で合格が決まった後、ラグビー部の練習に勝手に参加していたのだ。高校男子の低い悲鳴が上がる。
「え!?じゃあ入学する前から部活に参加してたのか!?」
「はい」
「はい、じゃねぇよ!」
「な、何で?何でそんなことを?」
「鬼山が頼んだのか?」
「いや、私は竜ちゃんがこの高校を受けることすら知らなかったよ。
 びっくりしたよね、練習試合のために家を出たら竜ちゃんがいたんだもん」
「えへへへ」
「鬼山、騙されるな。それはストーカーだ」
「逃げろ!通報だ!」
「失礼な、私はただ鬼山さんの役に立ちたいだけです。
 鬼山さんが望むなら、全国優勝でも何でも手伝います」
 竜崎が鬼山一筋なのは部活内でも有名だ。だが、それ以外の印象といえば極々普通のかわいらしい女子高校生だ。部活内でも問題を起こしたことはなく、強面の先輩にも怯まず、毎日元気に挨拶をする人当たりの良さがある。
 しかし、今の竜崎の言動は話を盛ったり嘘をついたりしている様子が見られない。それが余計に恐怖を煽った。
「私の役に立つなら、北虎と一鷹に合否連絡もしてくれるよね?」
「もちろんです!」
「あ、それなら一鷹には俺が行かせてよ。同じ中学の先輩として話したいこともあるし」
「OK、じゃあ後は象蔵と狒々島だね」
「鬼山さん鬼山さん。あの二人は寮で暮らしているみたいですから、同じ寮生がよいのでは?」
「となると鰐口や斎条、面識はないが他にも何人か……こら、嫌そうな顔をするな。
 あ、逃げるな!」
 寮生の選手が蜘蛛の子を散らすように、部室を出ていった。鬼山の制止も聞かず、真っすぐに寮へ帰っていく。
 面倒ごとを嫌った選手がいなくなり、残ったのは実家暮らしか一人暮らしの生徒、あるいは一団に置いて行かれた者だ。鬼山が開け放たれた扉から目を逸らす。
「…一角、頼めるか?」
「別に良いぜ」
「ありがとう、助かるよ」
 これで、役割分担も済んだ。皆そぞろに帰路を歩み始めた。
 鬼山から2枚のプリントを受け取った一角に、大狼は「あれ?」とあることに気付いた。
「ていうか、一角は寮暮らしなんだろ?」
「うん、鰐口と野干と同室だよ」
「…その二人と同室やれてて、何を気にすることがあるんだよ」
「えぇ?」

 数時間後、猪爪と象蔵の部屋がノックされる。
 夕食と風呂を終えてくつろいでいた猪爪が象蔵を見るが、象蔵は素知らぬ顔で床にマットを敷いてストレッチを続けている。象蔵のマイペースに慣れ始めた狒々島は仕方なくベッドから立ち上がって、ノブを握った。
 そのまま扉を開いて訪問者を見て、顔を青くする。標準的な日本家屋と同じ大きさの扉が狭く感じる広い肩幅と身長、カミソリのように鋭い瞳と犬歯に、外を出れば三歩で職質されかねない顔立ち。
「よぉ、狒々島くん♪」
「わ、鰐口先輩…!?」
 池のほとりに小鹿を見つけた捕食者のような笑みを浮かべた、鰐口がそこにいた。
「邪魔するぜぇ~」
「えっ、あの」
 手には薄っぺらい紙が握られ、鰐口は断りもなく部屋に入り込んだ。鰐口の体重で床がメキメキと音を立てる。
 土足ではないとはいえ、狒々島からすれば土足で入り込まれた気分だ。
 狒々島はベッドの上の空間だけは死守すべく、両手を広げてスペースを主張した。しかし、口で文句を言う勇気まではない。
「もちろん、入部テストの合否だ。
わざわざ先輩が届けに来てやったんだから、感謝しろよ」
「合格…良かった」
 鰐口はゲラゲラ笑いながら「レッサーパンダの威嚇見てぇ」と呟くと、狒々島のベッドの上に持っていた紙を置く。さらに振り返って腕のストレッチに移った象蔵の頭の上にも紙を置く。
「これって、」
 狒々島は入部テストの結果を知ってほっと息を吐き、象蔵はそのまま腰のストレッチに移る。
 しかし、鰐口は一向に部屋を出て行かない。うろうろと部屋を散策しては、狒々島の教科書を見て「懐かしいな」と言う。象蔵のストレッチを眺めたり窓からの景色を見下ろしたり、しまいには勉強机の椅子に座って携帯を弄り出す。
 さすがの狒々島も、一言くらい言ってやろうと思う気にはなる。
「あの、先輩…?そろそろお帰りになったりは、」
「この時間は一角がアニメのリアタイとかで煩くてよぉ、しばらくお前らの部屋にいさせてもらうぜ」
「それってどのくらい…」
「あ?就寝時間までに決まってるだろ。
 何だ、先輩に文句があるのか?」
「な、ないです…」
 ある、だがそれを言えるわけもない。かといって、先輩を置いて部屋を出ていくと何をされるのかわからずに怖い。よって、逃げることもできない。
 象蔵はここまでされてもマイペースを貫いており、気にしているのは狒々島だけのようだった。
 もし仮に鰐口がこの部屋でバーベキューを始めても、彼は何も言わずにストレッチを続けるだろう。
 狒々島は泣く泣く苦手な先輩と同じ部屋で過ごす拷問を受け続け、心の中で叫んだ。
(これだから、寮生活は嫌なんだぁ!)
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