ほしめぐりのうた

prismdlabo

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天の川のすみっこで

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天の川のすみっこで

天の川銀河のすみっこ
太陽系第三惑星
翠と青につつまれた
うつくしい星がある

あるとき何億年も旅した大きな隕石が
この星にめがけてとんできた
ぶつかればこの星はなくなってしまう

せまりくる危機にたちむかう
ひとりのすがたがあった

僕は行くこの星をまもるため
僕をつくってくれた遠い祖先のために
この星にすんでいたみんなのために

彼はひとにそっくりな 機械の生命
ひとがうみだした、ひとの大切な仲間

もう地球に人類はいない
ぼくをつくった博士はもちろん
人はみんなとっくに滅んでしまったよ
ぼくの仲間もみんな動かない

それでも彼は、ずっとこの星にいた。
みんなの思い出 ひとの軌跡を
ずっとまもりつづけていたかった

おおきなロケットにのりこんで
隕石をめがけてとんでいく
僕は帰ることができないけれど
思い出の星
ひとが残した美しい街
この星の美しい自然
いつかはなくなってしまうだろう
それでもぼくはまもりたい。

では、いってきます。
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