実は俺が二重人格で配信者?そんなわけねえだろw

らむす。

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♯2 はじまりはじまり

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『おいっす、Zer0でーす。
今日はこの〔虐児の学び舎〕やってくー』
彼があいさつをするとそれと同時に

【おいっすー】【おはよー】
【ホラゲーするのか】
リスナーのコメントが流れる。

『おはよーってお前、不健康すぎだろ。』
【社不なめんな小童】
【Zer0たん、会いに来たよ♡】

『まぁ最近暖かくなってきましたしね。
アホが出てくる時期になったという事で』

「ふふっ」
リスナーのコメントをばっさり切って配信を進める。彼とリスナーのこのようなやりとりは配信の醍醐味の一つだと思っている。

『ちょっと前にさ、良い感じのゲームないかなって思ってたらちょうど見つけてさ。
面白そうじゃね?このホラゲー』

【このゲーム知らないわ】【結構怖そう】

『そうそう、まだ有名ではない感じなのかな。
でもめっちゃ気になって思わず買っちまった』

「......おぉ」
買った理由までほぼ同じことでますます親近感が湧く。俺自身もこのゲームのグラフィックと雰囲気に惹かれ購入を決めた。
あと見た感じどことなく俺の高校に似てるし。
さらには値段もそこまで高くなく学生の財布に優しい。即決で買った。

【Zer0怖いのいけんの?】【ビビリ?】
【どうせすぐ叫ぶ】

『いーやナメんなよお前ら。俺レベルになるとホラゲーなんてちょちょいのちょいよ』

【数十分後が楽しみだな】【耳栓しときます】
【ほんと今までありがとう】

『はいはい、まぁ見てなって』
それと同時にGAME STARTをクリック。
画面が変わって、夜を学校を背景にシナリオが流れる。


『えーっと...なるほどね、明日提出の課題を学校に忘れ
たからそれを取りに来たのか...。
.......諦めてよくね?めんどいし明日にしようぜ。
あとは......はいはい、昔虐められてた子が自ら命を絶ってそれ以来学校で幽霊が出る噂が流れたと。結構怖そうだねぇ』

【課題なんてせんでええやろ】
【結構雰囲気ある】
【なかなか可哀そうな幽霊だ】

とりあえずのは課題を見つければ良いようだ。
一通り読み終えて主人公である男子高校生を動かせるようになる。

どうやらここは校庭らしい。
まずは校舎に入るため正面玄関に向かう。
それがセオリーだが。


『......ッチ、無理か』
彼は動かせるようになったやいなや、くるりと後ろを向き校門へダッシュした。

【何してんだよww】
【学校から出ようとすんなw】
【出れるわけねえだろw】【アホか】

ツッコミの言葉が大半である。コメントの流れるスピードが少し早くなったように感じる。

「そりゃ無理だろ」
思わず俺自身もツッコミの言葉が漏れる。こういったすぐボケるところが好きな理由の1つだ。

【すでにビビってますか?】
【怖いんならやめてもええんやで】
【やーいビビリ】
今度は煽りのコメントが多数を占めている。

『は、はぁ?ビビってねえし製作者を試したかっただけだし!やめるわけねえだろ行くぞ!』
訳のわからない言い訳をして玄関に向かう。


『意外と距離あんな』

【それな】【思った】
彼とリスナーの言った通り思ったよりも正面玄関が遠かった。まぁ彼が最初に校門まで行ったのもあるだろうが。

『うし、入りまーす。あら......鍵?』
どうやら施錠されているようで鍵がないと入れないらしい。リアルだ。

【そりゃそうか】【セキュリティばっちり!】
学校をモチーフにした通常のホラーゲームは校舎の中でスタートするので少し珍しいように思える。

『いやお前鍵なんていらねぇよ。
そんなもんな、扉ぶっ壊したったらええねん』

【脳筋】【唐突な関西弁】
正面玄関から離れ、校庭を見回しながら走る。

『いきなり探す系か。知恵貸せよリスナー』

【むり】【いやだ】【高くつくぞ】

『冷たすぎんだろ』
校庭の隅っこに着いて端から校舎の方向になぞるように走る。

『うーん......ん?なにあれ』
何かを見つけたようでふと止まった。

そこは体育で使われているのであろう砂場であった。そしてさらに近づくと


『動物の......置物?』








ーーーーーー
読んでいただきありがとうございます!
ご視聴ありがとうございました!
お伝えするのを忘れていましたが、括弧の使い方は、配信時の声を『』。配信時のリスナーのコメント及びネットの反応を【】。
そして動画時の声及びメール等の文面を[]で統一する予定です!多少間違えるかもしれないので、その時は教えていただけると幸いです!
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