癒した手が人を殺すと知ったので、聖騎士団を辞めて辺境で薬屋を始めました

蒼月よる

文字の大きさ
7 / 8

第7話 樹海の中層へ

しおりを挟む
 空がまだ灰色のうちに、工房を出た。

 肩掛け鞄には銀葉草を持ち帰るための布袋と、採取用の小刀、それから念のための軟膏と鎮痛剤。水筒と干し肉も詰めた。革のエプロンを締め直し、鞄の紐を肩にかける。
 集落の入り口で、ルッツが待っていた。いつもの苔皮の上着に、蒼牙のナイフを腰に差し、弓を背負っている。矢筒を腰の後ろに下げた寡黙な猟師は、私を見て短く顎を引いた。
「行けるか」
 ルッツが短く聞いた。
「はい。お願いします」
「日が高いうちに戻る。中層に長居はしない」
「分かりました」
 ルッツが頷き、歩き出した。私はその後に続いた。

 集落の裏手から樹海の縁に入ると、すぐに空気が変わった。
 湿った土の匂い。蒼苔の青い香り。頭上を覆う蒼い葉が朝の光を濾して、地面に落ちる光はほの白い。足元の蒼苔が靴底に柔らかく沈む。
 縁は慣れた場所だった。薬草を摘み、蒼傘茸を探し、蒼苔を集めるために何度も歩いた道だ。蒼い下生えの間に見慣れた薬草の葉が覗いている。
 ルッツは迷いなく歩いた。獣道を選び、太い根を跨ぎ、蔦を避ける。その足取りには無駄がない。何年もこの樹海で狩りをしてきた人間の動きだった。

 一時間ほど歩いて、ルッツが足を止めた。
「ここからが中層だ」
 私は周囲を見た。

 ——蒼が、濃い。

 縁の蒼は、深い海を見下ろすような色だった。美しいけれど、どこか親しみのある蒼。
 中層の蒼は違う。闇に沈みかけた海の底の色だ。葉も苔も蔦も、全てが深く暗い蒼に染まっている。木々の幹さえ蒼黒い苔に覆われ、灰色の樹皮がほとんど見えない。
 光が減っていた。
 縁では蒼い葉の隙間から白い光が差し込んでいたが、ここでは天蓋が厚く、地面に届く光はぼんやりとした蒼白い靄のようなものだった。昼なのか夕方なのか分からない薄明が、あたりを満たしている。
 そして、魔素が濃い。
 肌で感じる。手の甲に、頬に、首筋に。大気の中に漂う魔素の密度が、縁とは明らかに違う。手を翳すと、指先がほんのりと温かかった。魔素が体の表面に触れて、微かな熱を生んでいる。
 音も変わっていた。
 縁では鳥の声や虫の音が聞こえたが、中層では静かだった。静かすぎた。風もなく、葉擦れの音もない。遠くで何かが——木の軋みか、それとも別の何かか——低く、ゆっくりと響いていた。
「足元に気をつけろ。根が太い」
 ルッツが言った。
 その通りだった。中層の木々は縁のものとは比較にならない大きさで、根が地面を這い回っている。人の腰ほどの太さの根が、うねるように地表を走り、その隙間に蒼い苔と見たことのないキノコが生えていた。
 キノコは傘が薄く透き通っていて、微かに光を放っていた。蒼よりもう少し白に近い、淡い燐光。
「あのキノコ……」
 思わず足を止めた。
「触るな。毒がある」
「いえ、毒ではなくて——あれは灯茸《ひだけ》じゃないですか。魔素を吸収して発光するキノコで、乾燥させると鎮静剤の素材になる……」
 ルッツが無言でこちらを見た。
「……すみません。今日は銀葉草ですね」
 素材を前にすると、つい。師匠にも同じことを言われた。「目的を見失うな」と。
 ルッツがかすかに口元を緩めたように見えた。

 中層を歩くのは、縁とは全く違う体験だった。
 足元が悪い。太い根と湿った蒼苔に覆われた地面は滑りやすく、何度か体勢を崩しかけた。ルッツは淡々と先を行く。彼はこの地形を知っている。どの根を踏み、どの苔を避ければいいか、体が覚えているのだ。
 巨大な蒼い木々が立ち並ぶ中を進む。幹の太さは大人が三人で抱えるほどもあり、見上げると蒼い天蓋が遥か頭上に広がっている。その天蓋の隙間から差し込む光は弱く、蒼白い筋となって地面に落ちていた。
 光の筋の中を漂う魔素が、肉眼でも見えるような気がした。ほんの微かに、空気が揺らいでいる。

 二時間ほど歩いた頃、ルッツが立ち止まった。
「沢がある。そのあたりに生えてないか」
 指差した先に、細い水の流れがあった。苔むした岩の間を、蒼黒い水がゆっくりと流れている。
 沢の縁に近づき、周囲を見回した。銀葉草の特徴は知っている。葉の表面に銀色の産毛があり、魔素を多く含む土壌にしか生えない。水辺を好み、半日陰の湿った場所に群生する。
 沢の縁を歩きながら、目を凝らした。蒼い苔の間に、蒼い草が生え、蒼いシダが広がり——蒼ばかりだ。全てが蒼い中から、銀の色を探す。
 十歩、二十歩。沢に沿って上流に向かう。

 ——あった。

 岩の陰、水しぶきがかかる位置に、小さな葉が群生していた。蒼い葉の表面に、細い産毛が銀色に光っている。蒼白い光の中で、その銀色だけが違う色をしていた。
「ルッツさん、ありました。銀葉草です」
 声を抑えて言った。中層で大声を出してはいけない。ルッツにそう教わったわけではないが、この場所がそうさせた。
 ルッツが近づいてきて、頷いた。
「摘むなら早くしろ。長居はしたくない」
「はい」

 銀葉草の前にしゃがみ、鞄から小刀を取り出した。
 だが、すぐには切らなかった。
 まず手を翳して、魔素の流れを感じた。銀葉草の葉に含まれる魔素の密度、根が吸い上げている土壌の状態。薬効が十分に蓄えられているかどうか、魔素操作で確かめる。
 指先に伝わる感覚。魔素の粒が細かく、密度が高い。葉の繊維の中に薬効成分がしっかりと詰まっている。いい状態だ。
「銀葉草は、根を残して葉だけを摘めば再び生えてきます。根元から三枚目の葉より上を切る……ここです」
 独り言のように呟きながら、小刀の刃を当てた。茎を傷つけないように、斜めに切る。魔素を刃に通して、切り口が酸化しないようにする。
 一本。布袋に入れる。
 二本目。同じように魔素を確かめ、丁寧に切る。
 三本目。四本目。群生の中から状態の良いものを選び、根を傷つけないように摘んでいく。
 六本。これだけあれば、煎じ薬を数回分作れる。エミルの再発防止には十分だ。
 布袋の口を紐で縛り、鞄にしまった。
「終わりました」
「よし。帰るぞ」
 ルッツが踵を返した。

 帰り道は、来た道を戻る。
 中層の蒼い薄明の中を、ルッツの背を追って歩いた。鞄の中の銀葉草が、歩くたびにかさりと小さな音を立てる。
 そのとき、ルッツが急に足を止めた。
 片手を上げて、私に「止まれ」の合図を送る。
 私は足を止めた。

 静寂の中に、音が混じった。
 低い、唸り声。
 樹海の蒼い暗がりの奥から、それは聞こえてきた。一頭ではない。複数の、低く響く声が重なり合っている。
「蒼牙狼だ」
 ルッツが囁くように言った。その手が、腰の蒼牙のナイフにかかっていた。
 蒼牙狼。群れで行動し、魔素を介した連携で獲物を追い詰める魔獣。危険度D。銅牌の冒険者なら数人がかりで対処する相手だ。
 私の背筋が冷えた。薬師に戦闘能力はない。
「何頭くらい……」
「三か四。まだ遠い。こっちに気づいてるかは分からん」
 ルッツの目が、蒼い暗がりの一点を見据えていた。
「風上にいる。匂いはまだ届いていないはずだ。今のうちに迂回する」
 ルッツが方向を変え、元の道から逸れて太い根の間に入った。私は息を殺してその後に続いた。
 ふと、鞄の中に手を入れた。指先が苦香草の束に触れる。茎を折ると、鋭い苦い匂いが指の間から立ち上った。
「苦香草の匂いは蒼牙狼が嫌います」
 できるだけ小さな声で、ルッツに言った。ルッツがちらりとこちらを見て、短く頷いた。
 私は折った苦香草を地面に置きながら歩いた。三歩ごとに一本、茎を折って匂いを出し、足元に落とす。匂いの壁を作るように。薬師の知識が、今この瞬間に使える。そのことが、震える足を前に動かしてくれた。
 足音を立てないように、根を跨ぎ、苔を踏む。蒼い苔は柔らかく、足音を吸い込んでくれた。
 唸り声はまだ聞こえていた。だが、遠ざかっている——気がする。ルッツの判断が正しかったのだ。この人はこの樹海を知っている。どこに獣道があり、どこを通れば魔獣を避けられるか。
 十分ほど無言で歩いた。
 ルッツが足を緩めた。
「抜けた。ここからは縁に向かえる」
 私は息を吐いた。止めていた息が、白く曇って消えた。
 ルッツがちらりとこちらを見た。
「度胸あるな。苦香草を撒くなんて、咄嗟に出る判断じゃない」
 褒められ慣れていないので、どう返していいか分からなかった。「ありがとうございます」とも「そんなことないです」とも違う気がして、結局何も言えなかった。

 中層を抜けた瞬間、世界が変わった。
 蒼が明るくなった。光が増した。鳥の声が聞こえ、風が蒼い葉を揺らした。空気が軽い。肌にまとわりつくような魔素の密度が薄れて、自分の体がふっと軽くなるのを感じた。
「……戻ってきた」
 思わず呟いた。
 ルッツがちらりとこちらを見て、何も言わなかった。けれどその足取りも、少しだけ速くなった。

 集落に戻ったのは、日がまだ高い時間だった。
 ルッツが言った通り、日が高いうちに帰れた。
「助かりました。ありがとうございます」
 集落の入り口で頭を下げると、ルッツは短く言った。
「次に行くなら、前の日に言え」
 それだけ言って、背を向けかけた。
 だが、二歩ほど歩いたところで足を止め、振り返らずにぽつりと言った。
「そういえば、灰枝に来てた行商人が言ってたが、聖都のほうじゃ薬が不足してるらしい。軍の薬が効かなくなったとか」
 私は一瞬、息が止まった。
 聖都の薬。軍の薬。それは——聖騎士団の薬師室が作っていた薬のことだ。
「そうですか」
 短く返した。それ以上は何も言えなかった。
 ルッツは特に気にした様子もなく、そのまま歩いていった。背中が集落の通りの向こうに消えるまで、私はその場に立っていた。
 風が蒼い葉を揺らした。虫の声がどこかで鳴っていた。
 ——関係ない。もう、関係のないことだ。
 そう自分に言い聞かせて、工房に向かった。

 工房に戻り、すぐに調合を始めた。
 鞄から銀葉草を取り出す。布袋を開くと、銀色の産毛をまとった蒼い葉が六枚。摘んでから時間が経っていないので、まだ瑞々しい。薬効が逃げないうちに加工する必要がある。
 まず葉を一枚ずつ広げ、乳鉢に入れた。乳棒で丁寧に潰していく。銀葉草は繊維が硬いので、魔素を通して柔らかくしてから潰す。指先に魔素を集中させ、葉の繊維に干渉する。硬い繊維がほどけ、中に含まれた薬効成分が染み出してくる。
 潰した葉に少量の水を加え、弱火にかけた。魔石コンロの小さな炎が、乳鉢の底をゆっくりと温める。沸騰させてはいけない。銀葉草の薬効は高温で壊れる。魔素で温度を感じ取りながら、適温を保つ。
 煮出すこと半刻。薄い銀色の液体が出来上がった。蒼苔の煎じ薬とは違う、澄んだ銀の色。匂いは青臭いが、苦みは蒼苔ほどではない。
 小瓶に移し、蓋をした。三回分の煎じ薬。朝に一回ずつ飲めば、エミルの喉と肺の炎症を鎮め、再発を防げるはずだ。

 夕方、マーラの家を訪ねた。
 エミルはもう寝台から出て、家の中を歩き回っていた。
「薬のお姉ちゃん!」
 戸口から覗いた顔が、ぱっと明るくなる。
「元気になったね」
「うん! でもお母さんがまだ走っちゃだめって」
「お母さんの言う通り。もう少しだけ、おとなしくしてて」
 マーラに銀葉草の煎じ薬を渡した。
「これを明日から三日間、朝に一回ずつ飲ませてください。苦みは少ないですが、はちみつを混ぜても構いません」
「中層まで行ってきたの……?」
 マーラが小瓶を両手で受け取り、私の顔を見た。
「ルッツさんが一緒でしたから。大丈夫でしたよ」
 嘘ではない。大丈夫だった。蒼牙狼の唸り声に肝が冷えたのは——まあ、言わなくていいだろう。
「……ありがとう」
 マーラの声が、少し震えていた。

 工房に戻る道すがら、空を見上げた。
 夕焼けの空の端に、蒼い樹海の稜線が黒く浮かんでいた。あの蒼い影の奥に、中層がある。さらにその奥に、深層がある。
 中層で見た景色を思い出した。闇に沈みかけた蒼。光る苔。銀色の葉。大気に満ちた魔素の密度。そして、蒼牙狼の遠い唸り声。
 縁で採れる素材だけでは、薬師として足りないことが分かった。銀葉草のような希少な薬草が、あの中層にはまだたくさんあるのだろう。灯茸もそうだ。乾燥させれば鎮静剤になる。他にも、図鑑でしか見たことのない素材が眠っているはずだ。
 ——そしてその奥には、深層がある。
 深層には銀牌以上の冒険者しか入れない。魔素濃度が桁違いに高く、上位の魔獣が棲む領域。けれどそこには、もっとすごい素材がある。樹海王蟲の体液は万能薬の原料になるという。霧蜘蛛の蟲糸は最高級の包帯になる。
 今の私には、手が届かない。
 けれど、知っている。あの蒼の奥に、薬師にとっての宝が眠っていることを。

 工房の戸を開け、中に入った。
 棚に並んだ調合道具。乳鉢、乳棒、小刀、布袋、量り皿。乾燥棚には蒼苔と薬草が吊るされ、蒼い香りが工房に満ちている。
 棚の端に、銀葉草の煎じ薬を作った乳鉢がまだ置いてあった。その底に残った銀色の液の痕を指で触れた。
 今日、一つ確かめたことがある。
 私は中層に行ける。ルッツの助けがあれば、必要な素材を採りに行ける。蒼牙狼は怖かった。けれど逃げ方を知っている人がいれば、薬師でも中層に踏み込める。
 自分の足で歩いて、自分の手で摘んで、自分の目で確かめる。それが辺境の薬師だ。

 板張りの床に座り、干し肉を齧った。水筒の水で流し込み、鞄の中身を一つずつ確認して元に戻す。明日の朝、エミルの様子を見に行こう。銀葉草の煎じ薬の飲み方を、もう一度マーラに説明しておきたい。
 窓の外で、虫の声が始まっていた。途切れることなく続いている。辺境の夜の音。
 目を閉じると、中層の蒼い薄明が瞼の裏に浮かんだ。あの深い蒼。あの静寂。あの、肌にまとわりつくような魔素の密度。
 怖かった。けれど、美しかった。
 樹海は恐ろしくて、豊かだった。
 あの奥にはまだ知らない素材が、知らない薬草が、知らない世界がある。
 薬師として、もっと知りたいと思った。
 でも今日は、ここまで。
 布を敷いて横になった。体が重い。中層を歩くのは、思った以上に体力を使うらしい。
 明日の朝、エミルが銀葉草の煎じ薬を飲んで、また「にが」と顔をしかめるだろう。マーラがはちみつを混ぜてやるだろう。ダルクが無言で息子の頭を撫でるだろう。
 その光景を思い浮かべて、私は目を閉じた。
 辺境の夜は、今日も静かだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして

みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。 きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。 私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。 だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。 なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて? 全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです! ※「小説家になろう」様にも掲載しています。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

嘘つきと呼ばれた精霊使いの私

ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

追放悪役令嬢、辺境の荒れ地を楽園に!元夫の求婚?ざまぁ、今更遅いです!

黒崎隼人
ファンタジー
皇太子カイルから「政治的理由」で離婚を宣告され、辺境へ追放された悪役令嬢レイナ。しかし彼女は、前世の農業知識と、偶然出会った神獣フェンリルの力を得て、荒れ地を豊かな楽園へと変えていく。 そんな彼女の元に現れたのは、離婚したはずの元夫。「離婚は君を守るためだった」と告白し、復縁を迫るカイルだが、レイナの答えは「ノー」。 「離婚したからこそ、本当の幸せが見つかった」 これは、悪女のレッテルを貼られた令嬢が、自らの手で未来を切り拓き、元夫と「夫婦ではない」最高のパートナーシップを築く、成り上がりと新しい絆の物語。

『冷酷な悪役令嬢』と婚約破棄されましたが、追放先の辺境で領地経営を始めたら、いつの間にか伝説の女領主になっていました。

黒崎隼人
ファンタジー
「君のような冷たい女とは、もう一緒にいられない」 政略結婚した王太子に、そう告げられ一方的に離婚された悪役令嬢クラリス。聖女を新たな妃に迎えたいがための、理不尽な追放劇だった。 だが、彼女は涙ひとつ見せない。その胸に宿るのは、屈辱と、そして確固たる決意。 「結構ですわ。ならば見せてあげましょう。あなた方が捨てた女の、本当の価値を」 追放された先は、父亡き後の荒れ果てた辺境領地。腐敗した役人、飢える民、乾いた大地。絶望的な状況から、彼女の真の物語は始まる。 経営学、剣術、リーダーシップ――完璧すぎると疎まれたその才能のすべてを武器に、クラリスは民のため、己の誇りのために立ち上がる。 これは、悪役令嬢の汚名を着せられた一人の女性が、自らの手で運命を切り拓き、やがて伝説の“改革者”と呼ばれるまでの、華麗なる逆転の物語。

追放された悪役令嬢、規格外魔力でもふもふ聖獣を手懐け隣国の王子に溺愛される

黒崎隼人
ファンタジー
「ようやく、この息苦しい生活から解放される!」 無実の罪で婚約破棄され、国外追放を言い渡された公爵令嬢エレオノーラ。しかし彼女は、悲しむどころか心の中で歓喜の声をあげていた。完璧な淑女の仮面の下に隠していたのは、国一番と謳われた祖母譲りの規格外な魔力。追放先の「魔の森」で力を解放した彼女の周りには、伝説の聖獣グリフォンをはじめ、可愛いもふもふ達が次々と集まってきて……!? 自由気ままなスローライフを満喫する元悪役令嬢と、彼女のありのままの姿に惹かれた「氷の王子」。二人の出会いが、やがて二つの国の運命を大きく動かすことになる。 窮屈な世界から解き放たれた少女が、本当の自分と最高の幸せを見つける、溺愛と逆転の異世界ファンタジー、ここに開幕!

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...