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前日譚
その3
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国を出たとしてもやることはそんなには変わらない
騎士の国を出て探索者の国と言われているカンデラリオン、という国に住み着くことにした
探索者の国と言われるように国のあちこちに迷宮が存在し、単純に探索者の数がこの大陸の中で1番に多いのだ
目的はギルド内で強い人の情報を集めながら襲うこと
そして復習をすること
強い人はだいたいパーティーを組むことが多い
調べた結果やはりBランク以上の探索者はそれ以外の者と一線を画す
つまり人外だ
さすがに人外を4人一気に相手取るのはキツい
しかも各々がしっかりとした実力を持った中で自分の1番の得意分野に特化しているのだ
ただの強い探索者を4人相手取るのとは訳が違いすぎる
だから分断して戦わなきゃいけない
今の僕が記憶を奪えるのは一日に一人が限界だ
しかもその記憶を整理して必要な技などをしっかり記憶するのにまた一日
そしてそれを身体に染み込ませるのに一月はかかる
だから襲う人間もしっかり選ばなきゃいけない
今の僕に倒せて、そして僕の糧になってくれそうな人
だからとにかく情報を集めることにした
それに際してFランクから半年もせずにソロでCランクまでランクを上げた
そうすることでギルドの受付嬢の口も緩くなるし高ランク探索者にむやみに話しかけても失礼をしなければ怪しまれない
この世界に来て初めて知ったが吟遊詩人と言われる者たちは音楽を奏でて旅をしながら生計を立てるだけではなく情報屋としての顔も持っている
さすがに高ランク探索者の情報は高かった
僕も割と稼いでる方だが普通にこの世界で家族が一月暮らせる額を要求してくる
高いと思ったがどうせこいつも始末することになる、と考え言われる額を毎回払った
そして吟遊詩人ルイス・フローレンスからBランクパーティ「隻眼の騎士」のリーダー、パーティー内では前衛を任される未来の英雄候補と言われるハリス・ベイダーと言う剣士の情報を数回も買った
フローレンスは最初子供が高ランク探索者の情報を大金をつぎ込んでまで買うことに対して
「顔を見せたくない大人が子供を使って情報を集めてる」
くらいにしか考えなかった
なぜならかなりの金額をふっかけてるにも関わらず何も表情を変えずに金を出すからだ
だが今目の前の光景を見てそれは間違いだったと後悔する
目の前にはいつもハリスの行動パターン、どのような戦い方をするのか、どんな性格か、などの情報を求めてきたガキ
ただのガキならいい
だが右手にはハリス・ベイダーの首がある
若手有望株の探索者だ
見間違えるはずが無い
つい先日隻眼の騎士が迷宮探索に失敗しリーダーであるハリスが行方不明と話題になった
だが彼は実力者だ
少し待てばケロッと帰ってくるだろうとみなが思っていた
それがこれだ
そしてこのガキの目はヤバい
数々の人間を見てきたがここまで瞳が濁っている人間は初めてだ
「ごめんねルイスさん
僕はまだバレる訳にはいかないの
さすがにまだ僕がハリス・ベイダーの情報を求めてた、なんて噂は広まってないけどルイスさんを逃がしたらどうなるか分からない」
「ま!、待て!
私は絶対にい、言わない、必ずだ
吟遊詩人として、いや情報屋として
顧客のことを言いふらすような真似はしない!」
「そうなの
でも無理かな
ルイスさんがいるってだけで僕に繋がっちゃうから
ほら、死人に口なしって言うじゃん
だからね、バイバイ」
ルイスが最後に見たのは自分の頭に何かが向かってくる光景だった-
騎士の国を出て探索者の国と言われているカンデラリオン、という国に住み着くことにした
探索者の国と言われるように国のあちこちに迷宮が存在し、単純に探索者の数がこの大陸の中で1番に多いのだ
目的はギルド内で強い人の情報を集めながら襲うこと
そして復習をすること
強い人はだいたいパーティーを組むことが多い
調べた結果やはりBランク以上の探索者はそれ以外の者と一線を画す
つまり人外だ
さすがに人外を4人一気に相手取るのはキツい
しかも各々がしっかりとした実力を持った中で自分の1番の得意分野に特化しているのだ
ただの強い探索者を4人相手取るのとは訳が違いすぎる
だから分断して戦わなきゃいけない
今の僕が記憶を奪えるのは一日に一人が限界だ
しかもその記憶を整理して必要な技などをしっかり記憶するのにまた一日
そしてそれを身体に染み込ませるのに一月はかかる
だから襲う人間もしっかり選ばなきゃいけない
今の僕に倒せて、そして僕の糧になってくれそうな人
だからとにかく情報を集めることにした
それに際してFランクから半年もせずにソロでCランクまでランクを上げた
そうすることでギルドの受付嬢の口も緩くなるし高ランク探索者にむやみに話しかけても失礼をしなければ怪しまれない
この世界に来て初めて知ったが吟遊詩人と言われる者たちは音楽を奏でて旅をしながら生計を立てるだけではなく情報屋としての顔も持っている
さすがに高ランク探索者の情報は高かった
僕も割と稼いでる方だが普通にこの世界で家族が一月暮らせる額を要求してくる
高いと思ったがどうせこいつも始末することになる、と考え言われる額を毎回払った
そして吟遊詩人ルイス・フローレンスからBランクパーティ「隻眼の騎士」のリーダー、パーティー内では前衛を任される未来の英雄候補と言われるハリス・ベイダーと言う剣士の情報を数回も買った
フローレンスは最初子供が高ランク探索者の情報を大金をつぎ込んでまで買うことに対して
「顔を見せたくない大人が子供を使って情報を集めてる」
くらいにしか考えなかった
なぜならかなりの金額をふっかけてるにも関わらず何も表情を変えずに金を出すからだ
だが今目の前の光景を見てそれは間違いだったと後悔する
目の前にはいつもハリスの行動パターン、どのような戦い方をするのか、どんな性格か、などの情報を求めてきたガキ
ただのガキならいい
だが右手にはハリス・ベイダーの首がある
若手有望株の探索者だ
見間違えるはずが無い
つい先日隻眼の騎士が迷宮探索に失敗しリーダーであるハリスが行方不明と話題になった
だが彼は実力者だ
少し待てばケロッと帰ってくるだろうとみなが思っていた
それがこれだ
そしてこのガキの目はヤバい
数々の人間を見てきたがここまで瞳が濁っている人間は初めてだ
「ごめんねルイスさん
僕はまだバレる訳にはいかないの
さすがにまだ僕がハリス・ベイダーの情報を求めてた、なんて噂は広まってないけどルイスさんを逃がしたらどうなるか分からない」
「ま!、待て!
私は絶対にい、言わない、必ずだ
吟遊詩人として、いや情報屋として
顧客のことを言いふらすような真似はしない!」
「そうなの
でも無理かな
ルイスさんがいるってだけで僕に繋がっちゃうから
ほら、死人に口なしって言うじゃん
だからね、バイバイ」
ルイスが最後に見たのは自分の頭に何かが向かってくる光景だった-
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