囚人鎮魂歌

風龍

文字の大きさ
2 / 2

刺客

しおりを挟む
所長室に連れてこられた赤木は
えらそうな態度をしている所長で
あろうとゆう中年のおやじと
向き合っていた


「君が赤木君だね..?」

葉巻を吸いながら所長が言った

「所長なのに拘束してる奴の名前も
    わかんないのか?あんた」

赤木が言うと所長はクスッと笑った

「道元会 火神組 若頭 赤木 心 知らないわけ
    がないだろう IQ200の天才ヤクザ
    その知能で道元会をでかくした張本人」

所長にそういわれても赤木は一切
表情を変えなかった

「んで、俺に何の用だよ?」

「まぁ話をきけ赤木、お前と対立していた澤村がいるだろう?」

「だからなんだよ...」

「命を狙われているから充分ヤツには気をつけろ」

この言葉を聞いた瞬間に赤木の脳裏に
いくつもの分岐点が出てきた

澤村が自分を狙っているならあの運動時間に
すぐにカタをつけるに決まっている
京成会トップの武闘派である以上、回り道などするはずがない

だが、所長の言葉も意味深ではある
狙っているとゆう情報と引き換えの見返りを
必ずしも赤木に求めているに違いない
そうでないと所長側のメリットは何一つとしてないのだ

「所長さん、ちょっといいか?なんでそれを俺に言う必要があるんだよ」

赤木は核心に迫るよう所長に言った

だか所長は顔色一つとして変えはしなかった

「簡単な事だ、面倒は困るからだよ 私もバカではない火神組の若頭が死んだとなれば一生怯えて生きていかなくてはならんからな」

赤木が死んだら何百人とゆう構成員が
動くとゆう事を言いたいのだろう

「あっそう、んで話は終わり?」

「おやおや、さすがは赤木君 なにも動じないとはな まぁいいとりあえず気をつけたまえ」

所長がそうゆうと傍にいた看守が赤木を
退出させる

ただ、赤木はこの何分かのやりとりで
すでにどっちが本当の敵か分かっていた
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

物語は始まりませんでした

王水
ファンタジー
カタカナ名を覚えるのが苦手な女性が異世界転生したら……

魅了の対価

しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

大好きなおねえさまが死んだ

Ruhuna
ファンタジー
大好きなエステルおねえさまが死んでしまった まだ18歳という若さで

皆が望んだハッピーエンド

木蓮
恋愛
とある過去の因縁をきっかけに殺されたオネットは記憶を持ったまま10歳の頃に戻っていた。 同じく記憶を持って死に戻った2人と再会し、再び自分の幸せを叶えるために彼らと取引する。 不運にも死に別れた恋人たちと幸せな日々を奪われた家族たち。記憶を持って人生をやり直した4人がそれぞれの幸せを求めて辿りつくお話。

悪役令嬢(濡れ衣)は怒ったお兄ちゃんが一番怖い

下菊みこと
恋愛
お兄ちゃん大暴走。 小説家になろう様でも投稿しています。

友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった

海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····? 友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))

婚約破棄された私と、仲の良い友人達のお茶会

もふっとしたクリームパン
ファンタジー
国名や主人公たちの名前も決まってないふわっとした世界観です。書きたいとこだけ書きました。一応、ざまぁものですが、厳しいざまぁではないです。誰も不幸にはなりませんのであしからず。本編は女主人公視点です。*前編+中編+後編の三話と、メモ書き+おまけ、で完結。*カクヨム様にも投稿してます。

もう捕まらないから

どくりんご
恋愛
 お願い、許して  もう捕まらないから

処理中です...