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インディアナ神国で無双
アルマニ領を拡張します
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さてインディアナ神国の復興もひと段落して、アルマニ領に戻ってから数カ月が過ぎた。
この数カ月結構大変だったんだよね。
ひとつは来客対応。
死んだと思われていた俺が、インディアナ神国に現れた巨大ガメを単独で狩り、数の上で大差のあるスワリング教国に勝利したわけだよねえ。
俺とよしみをとっておきたい奴らや、武力での摩擦を恐れて下手に出てくる奴ら、政治的な駆け引きで自分達の味方につけようと画策する奴らとか。
いろんな奴らが近寄って来る。
当然持ち掛けられる縁談の数も数知れず。
中には娘を離縁させてまで、俺に嫁がせようとする強者まで出てきた。
イリヤ様との結婚も延期になってたから、そちらも急ピッチで進んでいるしね。
その他には新しく増床したショッピングモールに入店希望者が殺到して、また増床することになった。
そのうちアルマニ・シティ全体がショッピングモールになりそうな勢いだ。
そんなこんなで今日はイリヤとの結婚式です。
始めは王都でやる予定だったんだけど、外野がうるさそうだし、王様もアルマニ領を視察したいそうだから、結局アルマニ領でやることになった。
この数カ月、ステファンさん達は結婚式の準備に大忙しだったよ。
イリヤの服、えっ様が付いていないって?
他人行儀だってイリヤに怒られたから、インディアナから戻ってからは様を抜いているんだ。
やっと慣れてきたところかな。
それでイリヤのウエディングドレスなんだけど、ムーンの蜘蛛の糸で作った。
あの糸、細いくせにやたら丈夫だし、光に当たるとキラキラして綺麗なんだ。
ウエディングドレスにはぴったりだよね。
もちろん俺のお手製さ。
ついでにムーンの地下街で見つけた雑貨の中に髪飾りやネックレスがあったから、それも着けてもらった。
人工ダイヤとか真珠なんだと思うけど、こっちには無い輝きだから、さすがのイリヤも驚いてたよ。
1週間前から王家の方達や俺の後見人でもあり宰相のマクレガー様などがアルマニ領に来られて、街はいっそうのお祭り騒ぎ。
各国からの来賓も多く来ていて、マティスさん達悲鳴を上げてた。
もちろんインディアナ神国からはスマル様やスペルさん達御一行様、ジーポン王国からは王太子のハリス様と王太子妃でイリヤのお姉さんであるエレーヌ様が来られている。
スワリング教国は……それどころじゃ無いよね。出席者は無し。
その他他領の領主様達が多数来領されている。
今回の式を取り仕切るのはスマル様。
大陸で一番権威のある大神官様だし、この領内にも信者は多い。
あの巨大ガメの厄災により国としてほぼ壊滅状態にありながらスワリング教国を打ち破り僅かな期間で見事復興を成しえたインディアナ神国とエレクトス王国の間にかつてない強い絆を演出するのに、これほどの場面は他にないだろう。
特にインディアナ神国における俺の無双ぶりは吟遊詩人により世界中に伝わっているはずだ。
この両国につながりに合わせ、ジーポン王国もうまい具合に王太子とセレーヌ様を持ってきた。
2国による絆の演出に上手く入って今後の外交関係をうまく持って行きたい腹積もりだろう。
まあ、俺はどっちでもいいんだけど。
この演出が長期の平和に貢献してくれればそれで万々歳というものだ。
こうして、つつがなく結婚式も終了し、水面下での外交合戦も無事終了、今はエレクトス王国のデニス王とスマル様、マクレガー宰相、スペル様、そして俺で会談中だ。
会談の中心はスワリング教国の件について。
実はスワリング教国なんだが、教皇のアフロが圧政を敷いていたみたいで今回の敗北は民にとっては良いことだったみたい。
インディアナ神国であれエレクトス王国であれキチンとした国に政治を取って欲しいとのことで、国を吸収して欲しいとの打診が来ているようだ。
今回の件についてはインディアナ神国と俺がスワリングを撃退したのでエレクトス王国の意見を聞きたいとのことだった。
話し合いの結果、スワリング教国はスワリング共和国として民の代表により治めてもらうこととした。
ただどうしても併合を望む地域もあるため、インディアナ神国寄りの20%とエレクトス王国よりの20%はそれぞれの国が受け入れることとなり、エレクトス王国側はアルマニ領に併合されることに決まった。
これでアルマニ領の面積は従来の2倍近くになり、エレクトス王国最大の領地になったのだ。
併合に先立ち、その地域を視察して周ったが、その貧困ぶりにあっけにとられた。
まずキチンとした社会制度を導入して、産業を育てないと。
そうでないとせっかく領地が増えたのに片手落ちだしね。
先ずは住むところを整備して、それから当面の食糧問題を解決してっと。
やることは多いけど、暇よりは良いよね。
ところで、この世界ではスローライフを目指していたんだけど、なかなかスローライフは遠いんだよね。
この数カ月結構大変だったんだよね。
ひとつは来客対応。
死んだと思われていた俺が、インディアナ神国に現れた巨大ガメを単独で狩り、数の上で大差のあるスワリング教国に勝利したわけだよねえ。
俺とよしみをとっておきたい奴らや、武力での摩擦を恐れて下手に出てくる奴ら、政治的な駆け引きで自分達の味方につけようと画策する奴らとか。
いろんな奴らが近寄って来る。
当然持ち掛けられる縁談の数も数知れず。
中には娘を離縁させてまで、俺に嫁がせようとする強者まで出てきた。
イリヤ様との結婚も延期になってたから、そちらも急ピッチで進んでいるしね。
その他には新しく増床したショッピングモールに入店希望者が殺到して、また増床することになった。
そのうちアルマニ・シティ全体がショッピングモールになりそうな勢いだ。
そんなこんなで今日はイリヤとの結婚式です。
始めは王都でやる予定だったんだけど、外野がうるさそうだし、王様もアルマニ領を視察したいそうだから、結局アルマニ領でやることになった。
この数カ月、ステファンさん達は結婚式の準備に大忙しだったよ。
イリヤの服、えっ様が付いていないって?
他人行儀だってイリヤに怒られたから、インディアナから戻ってからは様を抜いているんだ。
やっと慣れてきたところかな。
それでイリヤのウエディングドレスなんだけど、ムーンの蜘蛛の糸で作った。
あの糸、細いくせにやたら丈夫だし、光に当たるとキラキラして綺麗なんだ。
ウエディングドレスにはぴったりだよね。
もちろん俺のお手製さ。
ついでにムーンの地下街で見つけた雑貨の中に髪飾りやネックレスがあったから、それも着けてもらった。
人工ダイヤとか真珠なんだと思うけど、こっちには無い輝きだから、さすがのイリヤも驚いてたよ。
1週間前から王家の方達や俺の後見人でもあり宰相のマクレガー様などがアルマニ領に来られて、街はいっそうのお祭り騒ぎ。
各国からの来賓も多く来ていて、マティスさん達悲鳴を上げてた。
もちろんインディアナ神国からはスマル様やスペルさん達御一行様、ジーポン王国からは王太子のハリス様と王太子妃でイリヤのお姉さんであるエレーヌ様が来られている。
スワリング教国は……それどころじゃ無いよね。出席者は無し。
その他他領の領主様達が多数来領されている。
今回の式を取り仕切るのはスマル様。
大陸で一番権威のある大神官様だし、この領内にも信者は多い。
あの巨大ガメの厄災により国としてほぼ壊滅状態にありながらスワリング教国を打ち破り僅かな期間で見事復興を成しえたインディアナ神国とエレクトス王国の間にかつてない強い絆を演出するのに、これほどの場面は他にないだろう。
特にインディアナ神国における俺の無双ぶりは吟遊詩人により世界中に伝わっているはずだ。
この両国につながりに合わせ、ジーポン王国もうまい具合に王太子とセレーヌ様を持ってきた。
2国による絆の演出に上手く入って今後の外交関係をうまく持って行きたい腹積もりだろう。
まあ、俺はどっちでもいいんだけど。
この演出が長期の平和に貢献してくれればそれで万々歳というものだ。
こうして、つつがなく結婚式も終了し、水面下での外交合戦も無事終了、今はエレクトス王国のデニス王とスマル様、マクレガー宰相、スペル様、そして俺で会談中だ。
会談の中心はスワリング教国の件について。
実はスワリング教国なんだが、教皇のアフロが圧政を敷いていたみたいで今回の敗北は民にとっては良いことだったみたい。
インディアナ神国であれエレクトス王国であれキチンとした国に政治を取って欲しいとのことで、国を吸収して欲しいとの打診が来ているようだ。
今回の件についてはインディアナ神国と俺がスワリングを撃退したのでエレクトス王国の意見を聞きたいとのことだった。
話し合いの結果、スワリング教国はスワリング共和国として民の代表により治めてもらうこととした。
ただどうしても併合を望む地域もあるため、インディアナ神国寄りの20%とエレクトス王国よりの20%はそれぞれの国が受け入れることとなり、エレクトス王国側はアルマニ領に併合されることに決まった。
これでアルマニ領の面積は従来の2倍近くになり、エレクトス王国最大の領地になったのだ。
併合に先立ち、その地域を視察して周ったが、その貧困ぶりにあっけにとられた。
まずキチンとした社会制度を導入して、産業を育てないと。
そうでないとせっかく領地が増えたのに片手落ちだしね。
先ずは住むところを整備して、それから当面の食糧問題を解決してっと。
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