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第3章 国際連合は活躍する
23【富めるモーグル王国と乗り遅れた2国 1】
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<<モーグル王国宰相カッパ視点>>
「本当に嫌になるな。アイツらはいつまで嫌がらせを続ける気だ。」
「奴らは、我が国が裕福になって来たことが羨ましいのですよ。
そして、自国民の不平不満が自分達に向けられることを恐れているのでしょう。
かつては、「死の国」とまで言われていた我が国を蔑み馬鹿にすることで、悪政を誤魔化して国民を騙してきたツケが回って来ただけですけどね。」
「そうは言っても、領土の一部を不法占拠したり、他国で我が国を貶めるプロパガンダをしたり、したい放題じゃないか!」
「そうですね。流石に最近の彼らにはわたしもほとほとあきれ果てて、憤りを感じています。
ここらで、鉱石の輸出を抑えますか。」
「そうだな100年以上前の戦争を理由に、いつまでも強請られるのもな。」
「陛下、せっかく国際連合に加盟したのですから、一度相談してみましょうか?」
「うむ、カッパ頼んだぞ。」
こうしてわたしは、キンコー王国にある国際連合の国際裁判所に赴くことになったのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
少し我が国の状況を説明させて頂く。
我が国モーグルは、2000年以上前に建国されたと言われる大陸最古の歴史を持っている。
もっとも神話レベルの話なので、信憑性は分からないが。
それでも、キンコー王国と同等かそれ以上の歴史はあると思う。
キンコー王国の最古の歴史書に我が国モーグルの名が登場しているのだから。
我が国は、大陸のほぼ中央に位置する砂漠に囲まれた小国だ。
それ故に、他国からの干渉を受け難かったので、単一王朝が長く続き独自の文化が綿々と続いてきたのだと思う。
昔は金や鉱石がたくさん取れたので、その交易で裕福な国だったそうだ。
周囲の砂漠も今ほど酷く無く、大陸各国との交易も盛んだったと歴史書に残っている。
しかし、数10年前に砂漠化が急速に悪化して、陸の孤島になってしまった。
砂漠化が進んでからは、自給自足の生活をせざるを得なくなり、独自の文化や技術が進歩してきた。
特に豊富に取れた鉱石を使った工業生産は、大陸一の技術力があると自負している。
その工業製品の輸出により、細々とした交易を通してそれなりの生活水準を維持出来ていた。
しかし、砂漠の急速な拡大による輸出量の減少と共に、国の財政も厳しくなってきた。
国民は、よく頑張って文化や伝統、技術を守ってくれている。
自分達で工夫して、裕福ではなくともしっかりとした生活基盤を作ってきてくれた。
おかげで、国は安定した状態を維持することができている。
しかしながらじり貧には変わり無く、なんらかの手を打たないとこの先に将来は見えない状況であることも確かだ。
そんな時、砂漠を介して隣接するトカーイ帝国から国際連合への加盟に関する打診を頂いた。
ここまで国民が守ってきた伝統や文化を育んだこの国を喪うわけにはいかない。
藁にも縋る思いで、国際連合に加盟することにした。
結果、我が国はしっかりとした自立を保ちながら裕福な国家へと再生することができた。
再生できた最大の理由は物流だ。
国際連合に加盟後、迅速に国際連合事務局が我が国の相談に乗ってくれた。
実際に我が国を訪れて、その文化や技術力を評価してくれた。
その上で、交易に必要な物流網の整備を提案してくれたのだ。
もし交易が行われるようになるのであれば、我が国は一気に再生できるだろう。
我が国に否応はなかった。
調査終了日の朝、我が国に1人の青年が訪れた。
砂漠に囲まれたこの国に1人でたどり着くなどあり得ないのだが、更に驚いたことにその青年は、2日前にキンコー王国を出て今到着したと言う。
彼の名はマサル。国際連合事務局が呼んだ者であり、彼は我が国の救世主となった。
彼は、わたしにカトウ運輸の物流網に参加し、大陸の中心としてハブ物流センターを設置させて欲しいと提案してきた。
その内容は、実現の可否は別として、夢のような内容だった。
しかも、その実現に対する費用は、カトウ運輸が負担すると言う。
わたしは、その提案を決済するのに時間がかかる訳がなかった。
わたしがマサル殿に了承を告げると、マサル殿はニコッと笑みを浮かべ「では、早速作業を始めますね。」と言って、飛び立った。
唖然としているわたしの目の前には既に10メートル幅の道路ができている。
しっかりと固められた平坦な道だ。
道路脇には、高い木が近い距離で等間隔に並べて植えられ、砂の侵入を防いでいる。
道路は、あっという間に長くなり、マサル殿の姿はとうに見えなくなっていった。
半日も経った頃だろうか、遥か彼方の空からマサル殿の姿が見えてきた。
「カッパ様、すいません時間がかかってしまいました。
今10メートル道路をトカーイ帝国まで引いてきました。
これで、カトウ運輸の馬車も通れる様になりました。
あと、適当な間隔で井戸を掘り、オアシスを作っておきました。
密林の生命力の強い木も植えておいてあるので、少し経てば環境の変化があるかもしれません。
申し訳ありませんがオアシスを維持する為の人員配置をお願いできますか?」
わたしは訳が分からなかったが、とりあえず頷くと騎兵隊長に指示し、確認に行かせた。
「ありがとうございます。
後は物流センターの建設ですね。予定地までご案内頂けますか?」
先程決まったばかりの建設予定地に着くと、マサル殿は、予定地を一周して地面に線をいくつも描き込む。
「メイク」
マサル殿の掛け声と共に、地面に描かれた線が隆起し、高く上昇していく。
その高さが、30メートル程になった時、そこには巨大な倉庫と、それに隣接する集合住宅が出来上がっていた。
「内装や中の設備に関しては後でカトウ運輸の者を派遣して整えさせます。
カッパ様、後は従業員雇用ですが、スラムの住人や孤児院の子供達、引退した冒険者達を優先して雇用したいと思っておりますがいかがでしょう?
もちろん、こちらの集合住居を住居として提供しますし、食事も用意します。教育についてもこちらで面倒を見るつもりです。」
「マサル殿、本当にそれで良いのか?わたしとしては願ったり叶ったりだが。」
「他地域でもこの方針で進めています。よく働いてくれますし、教育次第では意外な才能の発掘もあるのですよ。
生活に困って夜盗になられるのも困りますし。」
「マサル殿すまないがよろしく頼む。王国としてもできる限りサポートさせて頂く。」
「では、早速お触れをお願いできますか。病気や四肢に欠損があっても構いません。治療させていただきますので。」
わたしは早速王国各地にお触れを出した。
送迎に騎士団を出したのだが、国民の1%に当たる2000人を超える人々が集まった。
襤褸を着て、足を引きずるその姿はこの国の現状を現わしていた。
集まった者達に向かってマサル殿は「ヒール、リペア」と唱えた。
光が辺り一面に広がり、彼らの病や欠損は完全に癒えていた。
彼らは跪きマサル殿に向かって拝礼をするが、マサル殿は困ったような顔をして、彼らに言うのだ。
「皆さん頭を上げて下さい。わたしは持てる力を使っただけで、拝まれるようなことはしていません。
それよりも、皆さん健康になられたと思います。
これからは皆さんの意思で自由に仕事を選んでいただけます。
カトウ運輸で働いても良いという方はこちらに残って下さい。それ以外の方は自由にしていただいて結構です。」
自分の仕事場を既に持つ者以外のほとんどはカトウ運輸での就労を望んだ。
こうしてモーグル王国は再生の機会を得て、発展の一途をたどることとなった。
後日、道路を調査に行った騎兵隊長が戻ってきて報告を受けた。
「カッパ宰相。マサル殿の言う通り、トカーイ帝国まで道が延々と続いておりました。
途中のオアシスには、日よけの建物や泉、草木が生え、一部地域では道路脇に木が芽吹いているところもありました。
更に驚いたことなのですが、途中にあるはずの巨大毛虫の巣が消えておりました。
これで何の憂いもなく、トカーイ帝国まで移動することが可能となります。」
全ては、マサルというあの青年から始まった。
全く不思議な青年だ。
彼を知る者は、「女神マリスの使徒」だと言う。
あれだけの力を持ちながらもどこか掴み所がなく、平和を愛する彼に相応しい呼び名に違いない。
「本当に嫌になるな。アイツらはいつまで嫌がらせを続ける気だ。」
「奴らは、我が国が裕福になって来たことが羨ましいのですよ。
そして、自国民の不平不満が自分達に向けられることを恐れているのでしょう。
かつては、「死の国」とまで言われていた我が国を蔑み馬鹿にすることで、悪政を誤魔化して国民を騙してきたツケが回って来ただけですけどね。」
「そうは言っても、領土の一部を不法占拠したり、他国で我が国を貶めるプロパガンダをしたり、したい放題じゃないか!」
「そうですね。流石に最近の彼らにはわたしもほとほとあきれ果てて、憤りを感じています。
ここらで、鉱石の輸出を抑えますか。」
「そうだな100年以上前の戦争を理由に、いつまでも強請られるのもな。」
「陛下、せっかく国際連合に加盟したのですから、一度相談してみましょうか?」
「うむ、カッパ頼んだぞ。」
こうしてわたしは、キンコー王国にある国際連合の国際裁判所に赴くことになったのだ。
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少し我が国の状況を説明させて頂く。
我が国モーグルは、2000年以上前に建国されたと言われる大陸最古の歴史を持っている。
もっとも神話レベルの話なので、信憑性は分からないが。
それでも、キンコー王国と同等かそれ以上の歴史はあると思う。
キンコー王国の最古の歴史書に我が国モーグルの名が登場しているのだから。
我が国は、大陸のほぼ中央に位置する砂漠に囲まれた小国だ。
それ故に、他国からの干渉を受け難かったので、単一王朝が長く続き独自の文化が綿々と続いてきたのだと思う。
昔は金や鉱石がたくさん取れたので、その交易で裕福な国だったそうだ。
周囲の砂漠も今ほど酷く無く、大陸各国との交易も盛んだったと歴史書に残っている。
しかし、数10年前に砂漠化が急速に悪化して、陸の孤島になってしまった。
砂漠化が進んでからは、自給自足の生活をせざるを得なくなり、独自の文化や技術が進歩してきた。
特に豊富に取れた鉱石を使った工業生産は、大陸一の技術力があると自負している。
その工業製品の輸出により、細々とした交易を通してそれなりの生活水準を維持出来ていた。
しかし、砂漠の急速な拡大による輸出量の減少と共に、国の財政も厳しくなってきた。
国民は、よく頑張って文化や伝統、技術を守ってくれている。
自分達で工夫して、裕福ではなくともしっかりとした生活基盤を作ってきてくれた。
おかげで、国は安定した状態を維持することができている。
しかしながらじり貧には変わり無く、なんらかの手を打たないとこの先に将来は見えない状況であることも確かだ。
そんな時、砂漠を介して隣接するトカーイ帝国から国際連合への加盟に関する打診を頂いた。
ここまで国民が守ってきた伝統や文化を育んだこの国を喪うわけにはいかない。
藁にも縋る思いで、国際連合に加盟することにした。
結果、我が国はしっかりとした自立を保ちながら裕福な国家へと再生することができた。
再生できた最大の理由は物流だ。
国際連合に加盟後、迅速に国際連合事務局が我が国の相談に乗ってくれた。
実際に我が国を訪れて、その文化や技術力を評価してくれた。
その上で、交易に必要な物流網の整備を提案してくれたのだ。
もし交易が行われるようになるのであれば、我が国は一気に再生できるだろう。
我が国に否応はなかった。
調査終了日の朝、我が国に1人の青年が訪れた。
砂漠に囲まれたこの国に1人でたどり着くなどあり得ないのだが、更に驚いたことにその青年は、2日前にキンコー王国を出て今到着したと言う。
彼の名はマサル。国際連合事務局が呼んだ者であり、彼は我が国の救世主となった。
彼は、わたしにカトウ運輸の物流網に参加し、大陸の中心としてハブ物流センターを設置させて欲しいと提案してきた。
その内容は、実現の可否は別として、夢のような内容だった。
しかも、その実現に対する費用は、カトウ運輸が負担すると言う。
わたしは、その提案を決済するのに時間がかかる訳がなかった。
わたしがマサル殿に了承を告げると、マサル殿はニコッと笑みを浮かべ「では、早速作業を始めますね。」と言って、飛び立った。
唖然としているわたしの目の前には既に10メートル幅の道路ができている。
しっかりと固められた平坦な道だ。
道路脇には、高い木が近い距離で等間隔に並べて植えられ、砂の侵入を防いでいる。
道路は、あっという間に長くなり、マサル殿の姿はとうに見えなくなっていった。
半日も経った頃だろうか、遥か彼方の空からマサル殿の姿が見えてきた。
「カッパ様、すいません時間がかかってしまいました。
今10メートル道路をトカーイ帝国まで引いてきました。
これで、カトウ運輸の馬車も通れる様になりました。
あと、適当な間隔で井戸を掘り、オアシスを作っておきました。
密林の生命力の強い木も植えておいてあるので、少し経てば環境の変化があるかもしれません。
申し訳ありませんがオアシスを維持する為の人員配置をお願いできますか?」
わたしは訳が分からなかったが、とりあえず頷くと騎兵隊長に指示し、確認に行かせた。
「ありがとうございます。
後は物流センターの建設ですね。予定地までご案内頂けますか?」
先程決まったばかりの建設予定地に着くと、マサル殿は、予定地を一周して地面に線をいくつも描き込む。
「メイク」
マサル殿の掛け声と共に、地面に描かれた線が隆起し、高く上昇していく。
その高さが、30メートル程になった時、そこには巨大な倉庫と、それに隣接する集合住宅が出来上がっていた。
「内装や中の設備に関しては後でカトウ運輸の者を派遣して整えさせます。
カッパ様、後は従業員雇用ですが、スラムの住人や孤児院の子供達、引退した冒険者達を優先して雇用したいと思っておりますがいかがでしょう?
もちろん、こちらの集合住居を住居として提供しますし、食事も用意します。教育についてもこちらで面倒を見るつもりです。」
「マサル殿、本当にそれで良いのか?わたしとしては願ったり叶ったりだが。」
「他地域でもこの方針で進めています。よく働いてくれますし、教育次第では意外な才能の発掘もあるのですよ。
生活に困って夜盗になられるのも困りますし。」
「マサル殿すまないがよろしく頼む。王国としてもできる限りサポートさせて頂く。」
「では、早速お触れをお願いできますか。病気や四肢に欠損があっても構いません。治療させていただきますので。」
わたしは早速王国各地にお触れを出した。
送迎に騎士団を出したのだが、国民の1%に当たる2000人を超える人々が集まった。
襤褸を着て、足を引きずるその姿はこの国の現状を現わしていた。
集まった者達に向かってマサル殿は「ヒール、リペア」と唱えた。
光が辺り一面に広がり、彼らの病や欠損は完全に癒えていた。
彼らは跪きマサル殿に向かって拝礼をするが、マサル殿は困ったような顔をして、彼らに言うのだ。
「皆さん頭を上げて下さい。わたしは持てる力を使っただけで、拝まれるようなことはしていません。
それよりも、皆さん健康になられたと思います。
これからは皆さんの意思で自由に仕事を選んでいただけます。
カトウ運輸で働いても良いという方はこちらに残って下さい。それ以外の方は自由にしていただいて結構です。」
自分の仕事場を既に持つ者以外のほとんどはカトウ運輸での就労を望んだ。
こうしてモーグル王国は再生の機会を得て、発展の一途をたどることとなった。
後日、道路を調査に行った騎兵隊長が戻ってきて報告を受けた。
「カッパ宰相。マサル殿の言う通り、トカーイ帝国まで道が延々と続いておりました。
途中のオアシスには、日よけの建物や泉、草木が生え、一部地域では道路脇に木が芽吹いているところもありました。
更に驚いたことなのですが、途中にあるはずの巨大毛虫の巣が消えておりました。
これで何の憂いもなく、トカーイ帝国まで移動することが可能となります。」
全ては、マサルというあの青年から始まった。
全く不思議な青年だ。
彼を知る者は、「女神マリスの使徒」だと言う。
あれだけの力を持ちながらもどこか掴み所がなく、平和を愛する彼に相応しい呼び名に違いない。
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