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第13章 魔獣と古代人
6 【魔方陣の謎1】
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<<マサル視点>>
ムラーク子爵から歓待を受けた後、俺は簡易転移門を使って自宅屋敷に戻った。
簡易転移門とは、持ち運びできるように小さく作った転移門で、登録してある10ヶ所まで転移が可能になる魔道具であり、亜空間バッグにいつも入れてある。
一応非公開にしているので、1人の時にしか使わないようにしているのだ。
こんなもの、誰でもが使えたら、国境なんて無いようなもので危険極まりないからな。
まあ、俺については各国に了承を得ているので問題ないが。
まず、地下の礼拝堂に入ってマリス様を呼ぶ。
「あら、マサルさんお久しぶり。元気でしたぁ?」
「ええ、マリス様もお元気そうでなりよりです。
ところでマリス様、この魔方陣をご存じないですか?」
俺は修復後の魔方陣をマリス様に見せる。
「ウーン、どっかで見たような見ないような…… あっ、これアレク君が作ったものに似ているわね。
そう、そうよ。多分間違いないわ。だってここの書き方が間違っているのは彼の特徴だったからね。
あの子ったらね、何回説明しても間違っていたのよね。懐かしいわ。
えっ、でもなんでマサルさんがこれを持っているの?」
俺はマリス様に経緯を説明した。
「あらそうなの。魔獣ねえ、なんか久しぶりに聞いたわ。
でもおかしいわね、魔獣の技術はだいぶ前に消したはずよ。
ちょっとこちらの倫理委員会に抵触しちゃったのよね。
マサルさん、新しい生物がなぜ発生するか知っている?
あなた達の元の世界では『進化論』とかって言って、『原始の生物が環境に適応するために特異的に進化して新しい生物が増えてきた。』って考えられているわよね。
でもね、それって半分正しくて半分間違いなの。
生物は勝手に進化するんじゃなくて、新しい環境に合わせて進化させていくのよ。わたし達が。
ほら、生物って食物連鎖するためにある程度の種類と数が必要じゃない。
でもね、数はともかく種類って増えないんだよね。
だからある程度異種交配や部位変異させることが必要になるのよ。
その中には、細胞移植や継ぎ部位なんていう手法もあったわ。
マサルさん達の元世界でも、植物に違う種類のものを接ぎ木して新しい品種を生み出したりしているじゃない。
あれと同じって考えてもらって構わないわ。
動物に接ぎ木をするようなものだからね。
実は魔獣っていうのはその細胞移植や継ぎ部位で作られた生物の事なの。
細胞移植や継ぎ部位は元々わたし達の管轄で、そちらの世界ではやらないことになっているの。
だって、変な生物がたくさんできてしまったら、生態系が無茶苦茶にになってしまうじゃない。
だから、使うのには特別な権限が必要なの。
ところが、3000年ほど前だったかな、魔獣をそちらの世界で作ってしまった子がいたの。
それがアレク君なのよ。
アレク君はあなたと同じでとっても優秀だったの。
だから彼の寿命が尽きる時、わたしは彼をわたしの元に呼び寄せて異世界管理者見習いにしたのよね。
あの頃はこの星も、まだまだ発展途上だったから、アレク君みたいな賢くて優しい子が欲しかったのよ。
もちろんアレク君にも新しい生物を作ってもらったの。
カンゴールなんかも彼の作品よ。
お腹にポケットを付けるなんて可愛いいじゃない。
あれは元々のカンゴールが弱い動物で、子供を連れていると、他の動物に襲われていたから、子供を守って逃げられるようにするためにポケットを付けたって。
おかげで、種族が滅ぶ危機は免れたみたい。
でも戦えるようになってから、強くなり過ぎちゃったけどね。
あのキックは、わたしでもダメージが入るんじゃ無いかしら。
ははははは。」
「マリス様、話しが脱線しすぎですよ。」
「ははははは、あっごめんごめん。
それでアレク君の話しだったわね。
アレク君の作る生物はどれもよく出来ていたから、わたしもその仕事はアレク君に任せっぱなしだったの。
でもね、わたしはアレク君の心に潜む病みを見つけられ無かったの。」
自宅でランスとイリヤを呼ぶ。
「ランス、イリヤ、少し手伝って欲しいことがあるんだがいいかな?」
「「お父様、面白い話し?」」
「そうだね、この魔方陣を調査して欲しいんだ。
今お父さんがモーグル王国で発生した魔獣の調査をしているのは知っているよね。
その魔獣が出た辺りで見つけたのがこの魔方陣跡なんだ。」
ふたりは頷きながら真剣に話しに聞き入っている。
「この魔方陣跡はだいぶかすれているんだが、再現したものがこれだ。
この魔方陣は3000年ほど前に作られた転移の魔方陣らしいんだけど、今は無くなった物らしい。
いつ頃、誰が作ったのかを調査して欲しい。」
子供達にお願いをしてから、砂漠のオアシスに戻る。
「さあ、今日も調査を頑張りましょうか!
今日は昨日見つけた魔方陣後の周辺を徹底的に調査したいと思います。」
ムラーク子爵から歓待を受けた後、俺は簡易転移門を使って自宅屋敷に戻った。
簡易転移門とは、持ち運びできるように小さく作った転移門で、登録してある10ヶ所まで転移が可能になる魔道具であり、亜空間バッグにいつも入れてある。
一応非公開にしているので、1人の時にしか使わないようにしているのだ。
こんなもの、誰でもが使えたら、国境なんて無いようなもので危険極まりないからな。
まあ、俺については各国に了承を得ているので問題ないが。
まず、地下の礼拝堂に入ってマリス様を呼ぶ。
「あら、マサルさんお久しぶり。元気でしたぁ?」
「ええ、マリス様もお元気そうでなりよりです。
ところでマリス様、この魔方陣をご存じないですか?」
俺は修復後の魔方陣をマリス様に見せる。
「ウーン、どっかで見たような見ないような…… あっ、これアレク君が作ったものに似ているわね。
そう、そうよ。多分間違いないわ。だってここの書き方が間違っているのは彼の特徴だったからね。
あの子ったらね、何回説明しても間違っていたのよね。懐かしいわ。
えっ、でもなんでマサルさんがこれを持っているの?」
俺はマリス様に経緯を説明した。
「あらそうなの。魔獣ねえ、なんか久しぶりに聞いたわ。
でもおかしいわね、魔獣の技術はだいぶ前に消したはずよ。
ちょっとこちらの倫理委員会に抵触しちゃったのよね。
マサルさん、新しい生物がなぜ発生するか知っている?
あなた達の元の世界では『進化論』とかって言って、『原始の生物が環境に適応するために特異的に進化して新しい生物が増えてきた。』って考えられているわよね。
でもね、それって半分正しくて半分間違いなの。
生物は勝手に進化するんじゃなくて、新しい環境に合わせて進化させていくのよ。わたし達が。
ほら、生物って食物連鎖するためにある程度の種類と数が必要じゃない。
でもね、数はともかく種類って増えないんだよね。
だからある程度異種交配や部位変異させることが必要になるのよ。
その中には、細胞移植や継ぎ部位なんていう手法もあったわ。
マサルさん達の元世界でも、植物に違う種類のものを接ぎ木して新しい品種を生み出したりしているじゃない。
あれと同じって考えてもらって構わないわ。
動物に接ぎ木をするようなものだからね。
実は魔獣っていうのはその細胞移植や継ぎ部位で作られた生物の事なの。
細胞移植や継ぎ部位は元々わたし達の管轄で、そちらの世界ではやらないことになっているの。
だって、変な生物がたくさんできてしまったら、生態系が無茶苦茶にになってしまうじゃない。
だから、使うのには特別な権限が必要なの。
ところが、3000年ほど前だったかな、魔獣をそちらの世界で作ってしまった子がいたの。
それがアレク君なのよ。
アレク君はあなたと同じでとっても優秀だったの。
だから彼の寿命が尽きる時、わたしは彼をわたしの元に呼び寄せて異世界管理者見習いにしたのよね。
あの頃はこの星も、まだまだ発展途上だったから、アレク君みたいな賢くて優しい子が欲しかったのよ。
もちろんアレク君にも新しい生物を作ってもらったの。
カンゴールなんかも彼の作品よ。
お腹にポケットを付けるなんて可愛いいじゃない。
あれは元々のカンゴールが弱い動物で、子供を連れていると、他の動物に襲われていたから、子供を守って逃げられるようにするためにポケットを付けたって。
おかげで、種族が滅ぶ危機は免れたみたい。
でも戦えるようになってから、強くなり過ぎちゃったけどね。
あのキックは、わたしでもダメージが入るんじゃ無いかしら。
ははははは。」
「マリス様、話しが脱線しすぎですよ。」
「ははははは、あっごめんごめん。
それでアレク君の話しだったわね。
アレク君の作る生物はどれもよく出来ていたから、わたしもその仕事はアレク君に任せっぱなしだったの。
でもね、わたしはアレク君の心に潜む病みを見つけられ無かったの。」
自宅でランスとイリヤを呼ぶ。
「ランス、イリヤ、少し手伝って欲しいことがあるんだがいいかな?」
「「お父様、面白い話し?」」
「そうだね、この魔方陣を調査して欲しいんだ。
今お父さんがモーグル王国で発生した魔獣の調査をしているのは知っているよね。
その魔獣が出た辺りで見つけたのがこの魔方陣跡なんだ。」
ふたりは頷きながら真剣に話しに聞き入っている。
「この魔方陣跡はだいぶかすれているんだが、再現したものがこれだ。
この魔方陣は3000年ほど前に作られた転移の魔方陣らしいんだけど、今は無くなった物らしい。
いつ頃、誰が作ったのかを調査して欲しい。」
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「さあ、今日も調査を頑張りましょうか!
今日は昨日見つけた魔方陣後の周辺を徹底的に調査したいと思います。」
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