6 / 14
第一章 使徒王誕生
第6話
しおりを挟む
「ほう、これは美味いな。これが麦を作った後の畑で作れるようになると言うのか」
「はい、お父様。これは王家の別荘の裏に自生していた稲というものから取れた実で米と言います。
これなら、収穫量は麦よりも少し多めになりますし、麦の後に植えることで今よりも丸々収穫量を増やすことが出来るのです」
「......ジバ、お前この知識をどこで?」
「実は、昏睡していた1年の間、夢を見ていたようなのです。
そこには僕よりも少し年上の見知らぬ世界の子供がいました。
彼等の世界は凄く進んでいて、僕達とは全く別次元でしたけど、彼が学習していた内容は僕達にも使えそうなものが多かったんです。
米は彼らの主食でしたので特に作り方や食べ方については学べたのです」
「うーん、そなたは以前より聡明であったが、幸か不幸か今の我が国に最も必要な知識を神から与えられたということだな。」
「ジバ、とっても美味しいわ。
特にわたしはこの『おにぎり』と言うのが気に入りました。
これなら戦場にいるあの子達にも届けてあげられるわね。」
自分が産んだジバを殺されそうになったのに、仇の子供達を気遣える優しさを持つ王妃を王が優しく抱き寄せる。
「ではお母様、このおむすびには何も入っていませんでしたが、おむすびの中に『ガズの実』を入れたものを用意します。
夢の中の世界では『梅』と呼んでおりましたが、我が国のガズがそれに近いと思いますので。
殺菌効果があって、日持ちがするようです。」
「殺菌効果というのはよく分からぬが、傷の化膿止めにもなるガズの実なら、そういった効果もあるやもしれんな。
ジバよ、料理長に調理方法を教えて、兄達に届けてやってくれ。
頼んだぞ」
「はい、お父様。早急に送ることにします。」
「うむ、それとスミセス!
この度の活躍、ご苦労であった。
この米というのもの、急いで栽培出来るように準備を頼む。
スラムの再開発については宰相に対応させる。」
「はっ、承知いたしました。
早速掛らせて頂きたく思います。」
こうして、ジバの発案による経済対策とスラムの浄化による治安の回復が進むのであった。
「はい、お父様。これは王家の別荘の裏に自生していた稲というものから取れた実で米と言います。
これなら、収穫量は麦よりも少し多めになりますし、麦の後に植えることで今よりも丸々収穫量を増やすことが出来るのです」
「......ジバ、お前この知識をどこで?」
「実は、昏睡していた1年の間、夢を見ていたようなのです。
そこには僕よりも少し年上の見知らぬ世界の子供がいました。
彼等の世界は凄く進んでいて、僕達とは全く別次元でしたけど、彼が学習していた内容は僕達にも使えそうなものが多かったんです。
米は彼らの主食でしたので特に作り方や食べ方については学べたのです」
「うーん、そなたは以前より聡明であったが、幸か不幸か今の我が国に最も必要な知識を神から与えられたということだな。」
「ジバ、とっても美味しいわ。
特にわたしはこの『おにぎり』と言うのが気に入りました。
これなら戦場にいるあの子達にも届けてあげられるわね。」
自分が産んだジバを殺されそうになったのに、仇の子供達を気遣える優しさを持つ王妃を王が優しく抱き寄せる。
「ではお母様、このおむすびには何も入っていませんでしたが、おむすびの中に『ガズの実』を入れたものを用意します。
夢の中の世界では『梅』と呼んでおりましたが、我が国のガズがそれに近いと思いますので。
殺菌効果があって、日持ちがするようです。」
「殺菌効果というのはよく分からぬが、傷の化膿止めにもなるガズの実なら、そういった効果もあるやもしれんな。
ジバよ、料理長に調理方法を教えて、兄達に届けてやってくれ。
頼んだぞ」
「はい、お父様。早急に送ることにします。」
「うむ、それとスミセス!
この度の活躍、ご苦労であった。
この米というのもの、急いで栽培出来るように準備を頼む。
スラムの再開発については宰相に対応させる。」
「はっ、承知いたしました。
早速掛らせて頂きたく思います。」
こうして、ジバの発案による経済対策とスラムの浄化による治安の回復が進むのであった。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる